catch-img

企業研修の種類を方法別・形式別に解説【完全版】

Off-JTや集合研修を始めとして、企業研修には数多くの種類があります。最近では越境学習やeラーニングなどを取り入れた人材育成に取り組む企業も少なくありません。
こうしたさまざまな企業研修の種類を適切に使い分けるためには、それぞれの種類の特徴やメリット、デメリットを正しく理解することが大切です。この記事では、企業研修の種類を方法別・形式別に完全解説します。研修の種類について理解を深めたい担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


【人事担当者の皆様へ】教育体系の見直しを検討中ですか?


研修会社の選び方10のポイント




目次[非表示]

  1. 1.企業における研修の目的
  2. 2.研修方法の種類は主に5つ
  3. 3.研修形式の種類は大きく分けて5つ
  4. 4.階層別研修の種類・内容
  5. 5.テーマ・スキル別研修の種類・内容
  6. 6.職種別研修の種類・内容
  7. 7.選抜研修の種類・内容
  8. 8.公募研修の種類・内容
  9. 9.研修内で取り入れられる学習手法の種類
  10. 10.研修以外の育成手法
  11. 11.アルーは豊富に研修の種類をご用意しています
  12. 12.まとめ


企業における研修の目的

そもそも、企業では何を目的として研修が行われているのでしょうか。
企業における研修の目的は、組織側と社員側それぞれの観点から捉える必要があります。研修の目的を、組織側と社員側それぞれの観点から確認していきましょう。


組織全体としての目的は人材育成や教育

組織全体の視点としては、人材育成や教育が研修の主な目的です。
日本では、働き手人口の減少により採用コストが増加しています。こうした状況では、現在企業に在籍している人材の能力をいかに伸ばせるかが大切です。
企業側の教育体制を整えて効果的な人材育成を実施すれば、営業力やマーケティング力、コミュニケーション力や部下指導力といった社員のさまざまな能力を伸ばすことができます。社員の能力開発に力を入れれば、将来的な競争力の向上や業績改善につながるでしょう。


社員側の目的はスキルアップ

社員側の視点としては、スキルアップが研修の主な目的です。
研修に参加して自分自身の能力を伸ばすことで、これまで担当できなかったような業務が担当できるようになります。その結果、将来のキャリアの幅が広がったり、担当業務のパフォーマンスが改善したりするでしょう。
また、役割認識を深めたり、視点の切り替えをしたりといった精神的な成長を達成することも、研修に参加する目的の一つです。



研修方法の種類は主に5つ

研修方法の種類は、主に以下の5つです。


  • Off-JT(集合型研修)
  • オンライン研修
  • 海外派遣研修
  • 越境学習(インターン研修)
  • eラーニング


研修テーマに合わせて、最適な研修方法を選択するのが大切です。5つの主要な研修方法について詳しく解説します。

研修会社の選び方10のポイント

Off-JT(集合型研修)

Off-JTとは、職場を一時的に離れて行う教育プログラムを指します。具体的には、座学での研修に参加してもらったり、ワークショップを開催したりするのが一般的です。
業務を実践しながら指導を受けるOJTとは異なり、Off-JTには教育のムラが生まれにくかったり、理論的な内容を効率的に教えやすかったりするメリットがあります。一方で、概念やフレームワークのインプット中心で実施してしまうと、現場での行動変容に繋がりづらいというデメリットもあります。
OJTとOff-JTの違いや、メリットとデメリットは以下の記事でさらに詳しく解説しています。
OJTとOFF-JTの違いは?それぞれのメリットや組み合わせ方を紹介


講師派遣型研修

講師派遣型研修は、外部から派遣された講師に研修を実施してもらうOff-JTの一種です。
社内に講師を呼ぶため、希望の日程や場所で実施できる、受講者の課題や現状にあわせた研修設計ができるといったメリットがあります。また、同じ企業の社員同士で研修を受講することができるため、受講後に全社員が共通認識を持つことができます。専門性が高いことはもちろん、他企業で指導経験をもつ講師が多いので社内にないノウハウを学ぶことができます。
ただし、後述する公開講座と比べると、会場手配などの運営にコストがかかりやすいといったデメリットもあります。研修内容が自社特有のものであったり、オリジナリティの高い研修プログラムを提供したい場合はおすすめの形態です。


公開講座

公開講座は、外部で開催されているセミナーに社員が出向いて参加するOff-JTの一種です。
参加する社員が1人であっても受講できるため、対象となる社員が少ない場合でも教育機会を担保できるメリットがあります。また、普段顔を合わせない他社との人脈形成ができる、研修運営のコストが少ないという点もメリットです。
一方、講師派遣型研修と比べると、日程や内容の面で研修の自由度は低いです。ポータブルスキルなど、一般的な内容を教育したい場合に向いている手法といえます。


オンライン研修

オンライン研修は、ZoomやMicrosoft Teamsなどのツールを活用してオンライン上で実施する研修スタイルです。
新型コロナウィルスの流行によるリモートワークの普及によって、オンライン研修を実施する企業は大きく増加しました。オンラインで研修を実施すれば、会場費や交通費などのコスト削減につながるほか、オンライン上で教材や提出物を管理しやすくなるため、研修運営が効率化します。また、研修の様子を録画しておけば、後から内容を振り返ることも可能です。
オンライン研修のメリットや実施する際のポイント、成功事例などは以下の記事で詳しく解説しています。
オンライン研修とは?効果的な実施方法やメリット、成功事例を解説


研修会社の選び方10のポイント


海外派遣研修

海外派遣研修は、その名の通り社員を海外へ派遣して、一定期間、現地でグローバルな体験を積んでもらうことを目的とした研修です。海外派遣研修にはさまざまな種類があり、自社の海外現地法人にトレーニーとして赴任する海外トレーニー派遣もあれば、1-2週間現地でのフィールドワークを中心とした短期海外派遣研修、語学留学、MBA留学など期間も目的も様々です。
現地でしか味わえないような「修羅場体験」を積むことで、社員の人間的な成長を促すことができます。また海外派遣研修へ真剣に取り組めば、英語力を始めとしたグローバルなコミュニケーション力や異文化対応力も飛躍的に向上するでしょう。

アルーの提供する短期海外派遣型研修の詳しいプログラムは、以下のページをご覧ください。
短期海外派遣型研修のプログラム詳細

▼サービス資料をダウンロードする

  短期海外派遣研修サービス資料ダウンロード 短期海外派遣研修サービス資料をダウンロードいただけます。外国人の多いアウェイ環境に身を置くことにより、外国人と切磋琢磨する異文化対応力強化プログラムです。 アルー株式会社


越境学習(インターン研修)

越境学習は、他社や自治体への派遣、ワーケーションの実施などを通じて、企業という枠を飛び越えた学びを実現する研修手法です。
越境学習を実施する際には、他社や自治体、NPOなどが実施しているプロジェクトに組織の一員として参加し、自社では得られないような経験を積んでもらいます。普段の業務とは異なる体験を通じて価値観がアップデートできたり、自社だけでは身につかないような知識やスキルが獲得できたりする点がメリットです。

越境学習の具体的な実施方法や、越境学習を実施する際のポイントは以下の記事をご覧ください。
【事例あり】越境学習とは?効果やデメリット、プログラム例を解説


eラーニング

eラーニングは、インターネットを通じて動画などの教材を用いて学ぶ学習方法です。
eラーニングを活用すれば、社員はいつでもどこでも自分の好きなペースで学習を進められるメリットがあります。また、最近ではeラーニングと対面形式の研修を効果的に組み合わせるブレンディッドラーニングに力を入れる企業も多いです。
eラーニングの実施方法やメリットとデメリットは、以下のページで詳しく解説しています。
【簡単解説】eラーニングとは?企業研修で活用するメリット・デメリット



研修形式の種類は大きく分けて5つ

ここまで、さまざまな研修の実施方法について解説しました。ここからは、階層別やテーマ別といった研修形式について詳しく解説します。
主要な研修形式は、以下の5つです。


  • 階層別研修
  • テーマ・スキル別研修
  • 職種別研修
  • 選抜研修
  • 公募研修


それぞれの研修形式の特性を細かく見ていきましょう。


階層別研修の種類・内容

階層別研修は、社員を役員や管理職、中堅社員、若手社員、新入社員といった階層ごとに分けて実施する研修方法です。
新入社員にはビジネスマナー、管理職にはマネジメント力など、社員にはそれぞれの階層に応じたスキルを身につけてほしいものです。階層別研修を実施すれば、それぞれの階層で必要なスキルを効率的に身につけさせ、階層ごとの足並みを揃えることができます。

階層別研修の目的や内容などは、以下のページで詳しく解説しています。
階層別研修の目的や内容、体系図の作り方やおすすめカリキュラム例をご紹介

また、アルーの提供している階層別研修の一覧は以下のページからご覧ください。
階層別研修一覧

ここからは、階層別研修の具体的な内容を解説します。


新入社員・若手社員研修

新入社員や若手社員を対象とした研修では、ビジネスマナーやビジネスコミュニケーションといった、基礎的なビジネススキルを身につけてもらうのがおすすめです。また、コンプライアンスについて学んでもらい、新入社員や若手社員にありがちなトラブルを防ぐのもよいでしょう。
ビジネスマナー、コミュニケーション、コンプライアンス意識の全てに共通して、「学生から社会人へ意識を切り替えること」も大切です。社会人としてのマインドセットを最初に行うことで、研修の意義を伝えることができ、研修効果を高められるでしょう。

新入社員研修の内容や効果的な作り方は、以下のページをご覧ください。
新入社員研修の内容と作り方を解説。オンライン研修にも対応

新入社員・若手社員におすすめの研修テーマ例を紹介します。


ビジネスマナー研修

新入社員向け研修として必須なのが、ビジネスマナー研修です。
身だしなみの整え方や挨拶の方法、表情や立ち居振る舞いといった基本的な部分から学んでもらうとよいでしょう。知識をインプットしたら、名刺交換や電話応対といった具体的な場面を想定したロールプレイングに取り組んでもらうのがポイントです。

アルーの提供しているビジネスマナー研修のプログラム概要は、以下のページをご覧ください。
ビジネスマナー研修

▼サービス資料をダウンロードする

  『ビジネスマナー研修』資料ダウンロード 「ビジネスマナー研修」の資料をダウンロードいただけます。一人ひとりが会社の代表として相手に信頼感・安心感を与える必要があることを理解し、印象管理(身だしなみ、挨拶、表情、立ち居振舞い、言葉遣い)や実務マナー(名刺交換、電話応対、メール応対、訪問・来客・席次など)を身につけます。 アルー株式会社

また、新入社員に伝えるべきビジネスマナーの一覧などは以下のページにまとめています。

新入社員に伝えるべきビジネスマナーの一覧と大切なこと


ビジネスコミュニケーション研修

ビジネスコミュニケーションも、新入社員や若手社員にぜひ身につけてほしい内容の一つです。
業務を円滑に進めるためには、職場でしっかりと必要な情報を共有するのが大切です。一方で新入社員や若手社員の場合、情報共有の意識が希薄で思わぬトラブルやミスを招いてしまう場合があります。
報連相を始めとした、ビジネスで求められるコミュニケーション方法について学んでもらい、現場での実践を促しましょう。

ビジネスに必要なコミュニケーションである「ホウ・レン・ソウ」などを学ぶ研修については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
プロフェッショナルスタンスコミュニケーション ホウ・レン・ソウ7つ道具編

▼サービス資料をダウンロードする

  プロフェッショナルスタンスコミュニケーションサービス資料ダウンロード 「プロフェッショナルスタンスコミュニケーション~ホウ・レン・ソウ7つ道具編~」のサービス資料をダウンロードいただけます。職場におけるコミュニケーションの重要性を理解し、ビジネスコミュニケーションの基本となるホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)ができるようになることを目指します。 アルー株式会社


コンプライアンス研修

コンプライアンスも、新入社員や若手社員へ重点的に身につけてほしい内容の一つです。
最近では、情報漏洩やハラスメントといったコンプライアンス違反が大々的に報道され、企業の信頼を大幅に落としてしまうケースが増えてきています。また、SNSに起因する若手社員のトラブルも多いです。
コンプライアンスを高めることは、企業にとってのリスクヘッジになります。研修を通じて新入社員や若手社員のコンプライアンス意識を高めましょう。

コンプライアンスを扱う重要性や、研修のポイントは以下の記事で詳しく解説しています。

新入社員研修でコンプライアンスを扱う重要性|テーマや効果的に行うポイント

研修会社の選び方10のポイント


中堅社員研修

入社後4年目から管理職手前までの中堅社員には、OJTトレーナー研修やセルフマネジメント研修がおすすめです。また、問題解決力を磨いてもらうのも、実務が忙しくなりがちな中堅社員に役立ちます。
中堅社員研修の具体的な内容を見ていきましょう。なお、中堅社員研修におすすめの内容は、以下のページから詳しくご覧いただけます。
(「301. 中堅社員研修」のリンク)

アルーが実施している中堅社員研修については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
中堅・リーダー層研修

▼サービス資料をダウンロードする

  『中堅・リーダー層研修』サービス資料ダウンロード 「中堅・リーダー層研修」の資料をダウンロードいただけます。チームの主戦力となり、他部署と連携をしながらより大きな成果を出すためのスキルとマインドを修得し、管理職に向けた準備を進めます。 アルー株式会社


OJTトレーナー研修

中堅社員には、OJTトレーナー研修がおすすめです。
OJTは、業務にすぐ役立つスキルを効果的に身につけることのできる学習スタイルです。一方で、OJTトレーナーの力量によって教育の質にムラが生まれやすく、教育効果に差が出やすいというデメリットがあります。
OJTトレーナーを担当する中堅社員を対象にOJTトレーナー研修を実施すれば、こうしたムラを防ぎ、高品質なOJTを実現することが可能です。OJTにおける心構えや指導のポイントなどを学んでもらい、OJTトレーナーとしての力量を磨いてもらいましょう。

OJTトレーナー研修のプログラムは、以下のページから確認いただけます。
OJTトレーナー研修

▼サービス資料をダウンロードする

  OJT指導力100本ノックサービス資料ダウンロード 「OJT指導力100本ノック」のサービス資料をダウンロードいただけます。プログラムの目的やカリキュラム、実施形態などが掲載されています。 アルー株式会社


セルフマネジメント研修

セルフマネジメント研修も、中堅社員におすすめの研修内容です。
セルフマネジメントとは、自分の感情や時間の使い方、行動などを自己管理することです。セルフマネジメントを正しく実践できれば、優先順位をつけながら業務を効率的にこなしたり、感情に流されない合理的な判断ができるようになったりします。
中堅社員にはセルフマネジメント研修を実施して、自己管理力の向上を促しましょう。

業務に慣れが生じてモチベーションが低下しがちな中堅社員には、特にモチベーションを自分でマネジメントする力が必要になります。
詳しくは、以下の資料でご確認いただけます。

  『プロフェッショナルモチベーションマネジメント100本ノック紹介資料』ダウンロード プロフェッショナルモチベーションマネジメントのサービス紹介資料をダウンロードいただけます。モチベーションをセルフコントロールするためのコツを学ぶことができます。 アルー株式会社


問題解決能力研修

実務に追われることの多い中堅社員には、問題解決力を磨いてもらうのもよいでしょう。
問題解決力を磨けば、職場で直面するさまざまな問題を効果的に解決し、業務改善やパフォーマンスの向上につなげることができるようになります。また、潜在的な問題を素早く特定し、問題解決に向けた根本的な対策を練ることも可能です。
中堅社員には、個人の業務上の問題解決だけでなく、チームレベルの問題解決力です。周囲を巻き込む力もあわせて習得してもらうとよいでしょう。

アルーが実施している問題解決力研修については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
問題解決力研修


管理職研修

管理職を対象とした研修では、部下育成力やリーダーシップ、コーチング力などを鍛えるのがおすすめです。管理職を対象とした階層別研修のテーマ例を解説します。
なお、管理職を対象とした研修の目的や内容、具体的な研修事例などは以下のページで解説しています。
『【事例あり】管理職研修の目的とおすすめの内容は?3つの成功ポイント』

アルーの管理職研修プログラムについて詳しくは以下のページをご覧ください。
管理職研修

▼サービス資料をダウンロードする

  管理職研修サービス資料ダウンロード 管理職研修のサービス資料をダウンロードいただけます。管理職におすすめの研修プログラムのご紹介のほか、管理職研修の設計のポイントもお伝えします。 アルー株式会社


部下育成研修

管理職を対象とした研修では、部下育成力を磨いてもらうのがおすすめです。
効果的な部下育成のためには、最近の若手社員の特性を正しく理解した指導が求められます。一方で、「自分の時代はこうだったから」といった思い込みにとらわれた指導をしてしまい、課題に直面する管理職も少なくありません。
部下育成力研修では、最近の若手社員の傾向や仕事に対する価値観を踏まえた、ニューノーマル時代の育成スキルを鍛えてもらうのが大切です。アルーの提供している部下育成力研修は、以下のページからご覧ください。
部下育成力研修のプログラム詳細


リーダーシップ研修

リーダーシップ研修も、管理職を対象とした研修におすすめのテーマです。
外部環境が目まぐるしく変化するVUCAの時代、組織には至るところで多様性が求められています。多様性を持った組織を一つの方向へ導くためには、管理職の高いリーダーシップが必要です。
リーダーシップ研修を通じてリーダーシップの発揮方法やリーダーの役割を学んでもらい、組織をまとめるのに役立ててもらいましょう。
アルーが実施しているリーダーシップ研修については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
リーダーシップ研修


コーチング研修

管理職を対象とした研修では、部下指導の際に必要となるコーチング力も伸ばしましょう。
コーチングとは、部下の自発的な気づきを引き出すことによって成長を促す指導方法のことです。ティーチングとは異なり、部下に直接答えを提示することはありません。あくまでも、部下の気づきを促すような質問やフィードバックを繰り返して、自発性を尊重した教育を行います。
主体性を持った部下を育成するためには、コーチングが大切です。管理職が高いコーチング力を身につけていれば、主体的に行動できる社員を育成でき、組織のパフォーマンスが向上するでしょう。

アルーが実施しているコーチング研修は、以下のページで詳しくご確認いただけます。
コーチング研修


研修会社の選び方10のポイント


テーマ・スキル別研修の種類・内容

	プレゼンする男性

研修形式において、階層別研修と並んでメジャーなのがスキル別研修です。スキル別研修では、ITスキルや情報スキル、ロジカルシンキングといったテーマ別に研修を実施します。
スキル別研修の種類や内容を解説します。なお、アルーの提供しているテーマ別研修の一覧は以下のページからご覧ください。
テーマ別研修一覧

▼サービス資料をダウンロードする

  ビジネススキル研修サービス資料ダウンロード ビジネススキル研修のサービス資料をダウンロードいただけます。ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル、キャリア・リーダーシップそれぞれのおすすめプログラムをご紹介します。 アルー株式会社


ビジネススキル強化研修

テーマ別研修では、ITスキルなど業務に直接役立つビジネススキルを学んでもらうケースが多いです。ビジネススキルを強化する研修の具体例を解説します。


ITスキル・情報セキュリティ研修

ビジネススキル強化研修では、ITスキルや情報セキュリティなどを学んでもらうのがおすすめです。
最近では業務で使う情報をデジタル化して管理しているケースがほとんどなため、ITスキルはすべての社員にとって必要不可欠なスキルです。また、情報のデジタル化に伴って、情報セキュリティの重要性も増しています。社員が正しい情報セキュリティの知識を身につけていなければ、情報漏洩を始めとした思わぬトラブルが発生するかもしれません。
テーマ別研修を通じてITスキルや情報セキュリティについて学んでもらい、デジタル技術を効果的に活用できる環境を整えましょう。

セキュリティ研修を実施する目的や内容、おすすめのテーマ例などは以下のページで詳しく解説しています。
セキュリティ研修の目的や内容を解説。おすすめのテーマや実施方法


思考力に関する研修

テーマ別研修では、ロジカルシンキングを始めとしたさまざまな思考力を伸ばすための研修を実施するのもおすすめです。思考力を伸ばすために実施されるテーマ別研修の具体例を解説します。


ロジカルシンキング研修

思考力を伸ばすためのテーマ別研修としては、ロジカルシンキングがおすすめです。
ロジカルシンキング力を高めれば、論理的に筋道だった思考を展開できるようになります。その結果、プレゼンテーションの説得力が増して企画が採用されやすくなったり、上司への情報共有がスムーズになったりといった効果が期待できるでしょう。

アルーが実施しているロジカルシンキング研修については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
ロジカルシンキング研修

▼サービス資料をダウンロードする

  『ロジカルシンキング研修』資料ダウンロード 「ロジカルシンキング研修」の資料をダウンロードいただけます。分かりやすい口頭報告や簡潔でポイントを押さえたビジネス文書作成など、あらゆるビジネスの場面で役に立つロジカルシンキングの基本的な思考プロセスとスキルを身につけます。 アルー株式会社


ラテラルシンキング研修

テーマ別研修として、水平思考を鍛えるラテラルシンキング研修を実施する場合もあります。
ラテラルシンキングとは、物事を捉える際の角度を変えることによって、幅広い観点から柔軟に発想する思考法です。ビジネスで直面するさまざまな問題に対処する際も、固定概念や前例にとらわれることなく、多角的に考察することができます。
テーマ別研修でラテラルシンキングを鍛え、効果的な問題解決や柔軟な発想を促しましょう。


クリティカルシンキング研修

批判的な観点を磨くクリティカルシンキング研修も、テーマ別研修におすすめです。
クリティカルシンキングとは、「本当に正しいのだろうか?」という疑問を投げかけることによって、合理的な結論を導く思考法です。ただし、「間違っている」「おかしい」といったように、むやみに主観的な批判をすればよいわけではありません。あくまでも、問題解決につながる本質的な観点から、中立的な立場で疑問を投げかけるのが大切です。
クリティカルシンキングを磨けば、前提にとらわれない思考ができるようになり、イノベーションが生まれやすくなります。

ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違いや、両者の組み合わせ方は以下のページで詳しく解説しています。
ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの違いや組み合わせ方

▼クリティカルシンキング研修のサービス資料をダウンロードする

  『クリティカルシンキング研修サービス資料』資料ダウンロード クリティカルシンキング研修のサービス資料をダウンロードいただけます。アルーのクリティカルシンキング研修は、難しい理論を説明するのではなく、受講者に「今すぐ使えそう」と感じていただくことを重視しています。 アルー株式会社


研修会社の選び方10のポイント


職種別研修の種類・内容

研修形式としては、職種ごとに分けて実施する職種別研修も主流です。具体的には、以下のような職種別研修が考えられます。


  • 営業……営業研修・ソリューション営業研修・テレアポ研修
  • マーケティング……マーケティング研修・SNS研修・ブランディング研修
  • コンサルタント……問題解決研修・ロジカルシンキング研修
  • 販売……接客研修
  • 人事……採用研修・人事制度設計研修
  • コールセンター……オペレーター研修・クレーム対応研修


職種ごとに研修を実施することで、業務に役立つスキルを効率的に身につけることができます。それぞれの職種に配属された直後の新入社員を対象に実施するほか、中堅社員や管理職などポジションを絞って実施するのもよいでしょう。

アルーでは、営業に対しての研修やコンサルタント向け研修の実績が豊富です。
新人営業担当者への研修については、以下の記事で詳しくご確認いただけます。
即戦力になる新人営業の育て方|目標の立て方や育成方法

コンサルタントの育成方法・研修については、以下の記事で詳しくご確認いただけます。
コンサルタントの育成を成功させるコツと効果的な研修


研修会社の選び方10のポイント


選抜研修の種類・内容

選抜研修は、将来の活躍が期待される一部の優秀な社員を選抜して、研修に参加してもらう研修形式です。
選抜研修は、主に幹部育成や管理職育成の際に活用されます。将来組織を牽引することが期待されるリーダー候補に対し、経営幹部のそばで集中的に経験を積んでもらったり、トップに必要なマインドを身につけてもらったりするのが有効です。

選抜研修を実施する目的や効果的に導入するためのポイントなどは、以下の記事で詳しく解説しています。
【事例あり】選抜研修とは?目的や効果的に導入するポイントを解説


研修会社の選び方10のポイント


公募研修の種類・内容

社員の自主性を尊重した研修を実施したい場合におすすめなのが、公募型での研修実施です。
公募型研修では、テーマを社内へ周知した上で、それぞれの研修を受講したい社員が自由に参加します。モチベーションの高い社員が研修に参加するため、研修内で実施するディスカッションやグループワークが有意義になりやすかったり、参加者同士で刺激を得やすい点がメリットです。

公募型研修を社内で浸透させる方法やポイントは、以下の記事をご覧ください。
公募型研修とは|社内で浸透させる方法や効果的に行うポイント


研修会社の選び方10のポイント


研修内で取り入れられる学習手法の種類

研修内では、ロールプレイングやグループワーク、個人ワークといったさまざまな学習方法を取り入れることができます。また、eラーニングを活用して効率的に研修を進めるのもおすすめです。
研修で取り入れられる学習方法の具体的な種類を解説します。


ロールプレイング

ロールプレイングは、実際の業務で直面するような状況を擬似的に研修で作り出し、役割を演じることで能力を習得する学習方法です。
例えばビジネスマナー研修では、名刺交換や電話応対といった場面を想定したロールプレイングが組み込まれます。この他にも、接客研修では店舗での応対を想定したロールプレイングを実施したり、営業研修で商談のロールプレイングを実施したりなどと、活用方法は多彩です。業務で直面する場面をシミュレーションできるため、研修で学んだ知識を現場での実践へつなげやすくなる効果が期待できます。

研修でのロールプレイングのやり方や内容については、以下の記事で詳しくご確認いただけます。
研修でのロールプレイングのやり方は?種類や事例、効果的に行うポイント


グループワーク

グループワークは、参加者が複数名のグループに分かれ、研修内で設定したテーマに対してディスカッションや課題解決などを行う学習方法です。グループワークには、以下の3種類があります。


  • 自由討論型……与えられたテーマに対してグループで自由に討論する
  • 課題解決型……与えられた課題に対してグループで協議して、解決を目指す
  • ディベート型……1つのテーマを設定し、グループ対抗でディベートを実施する


グループで学習すれば、互いに知識を共有し合いながら学びを進められるため、一つのテーマに対して理解が深まりやすいという特徴があります。また、グループで協力する過程で、コミュニケーションスキルやリーダーシップ、問題解決力などを磨くことも可能です。


個人ワーク

個人ワークは、与えられたテーマに対して一人で取り組む学習方法です。
具体的には、自分自身の今までの経験を振り返るシートを記入したり、自己分析のためのMBTI®(※注) を実施したりする個人ワークがあります。また、グループワークの前に一旦自分だけで意見を練ってもらう個人ワークを導入すれば、グループワークでの議論が深まりやすくなるでしょう。

※注:MBTI is a registered trademark of the Myers&Briggs Foundation in the United States and other countries.

​​​​​​​

理解度テスト

理解度テストは、研修で学んだ内容が身についているかを研修終了後などに確認する学習方法です。
理解度テストを実施すれば、受講者が研修で何を理解し、何を理解できなかったのかがひと目で把握できます。運営側は理解度テストの結果を見て、次回以降の研修内容をブラッシュアップできるでしょう。また、理解度テストの結果次第では、必要に応じて追加のサポートを提供することも可能です。


eラーニング

eラーニングの実施も、有効な学習方法の一つです。
eラーニングを実施してLMS上で学習を進めてもらえば、社員一人ひとりにあったペースで学びを深めてもらえます。また、研修場所までの移動時間もないため、通常の研修でネックとなりがちな負担を軽減することも可能です。
ただし、eラーニングを実施する際には高品質な動画教材を作成する必要があるなど、いくつか注意点もあります。eラーニングを企業研修で活用する際のメリットやデメリット、ポイントは以下の記事で詳しく解説しています。
【簡単解説】eラーニングとは?企業研修で活用するメリット・デメリット


研修会社の選び方10のポイント


研修以外の育成手法

	テレアポを手伝う女性上司

企業における人材育成手法には、研修以外にもさまざまなものが考えられます。例えば、OJTを実施すれば現場ですぐに役立つ知識を効果的に習得できますし、自己啓発支援を実施すれば社員の自主性を引き出すことができるでしょう。
ここからは、研修以外の育成手法を紹介します。


OJT

OJTは、業務を進めながら必要な知識を獲得していく育成施策です。
OJTを実施する際には、上司や先輩がOJTトレーナーとして配属され、実際の業務を題材にしながら知識やスキルを伝えていきます。現場を離れて実施するOff-JTと異なり、業務に直結する実践的な知識を手早く身につけられる点がメリットです。
デメリットとしては、OJTトレーナーが忙しかったり、指導スキルが身についていなかったりすると、放置になってしまうことが挙げられます。
OJTとOff-JTの違いやそれぞれのメリット、両者の組み合わせ方は以下の記事で詳しく解説しています。
OJTとOFF-JTの違いは?それぞれのメリットや組み合わせ方を紹介


自己啓発支援

自己啓発支援は、社員の自主性を引き出すための育成施策です。具体的には、以下のような方法が考えられます。


  • 副業や兼業の許可
  • 自己啓発休暇制度
  • 書籍購入費補助制度
  • 資格取得支援制度
  • 外部セミナーや勉強会への参加費補助


こうした制度を充実させれば、社員の「学びたい」という意欲を尊重した育成が実施できます。特に最近では、資格取得や書籍購入に補助を出して社員の自主的な学びを促進する企業が多いです。
自己啓発支援の具体的な方法や実施企業事例などは、以下の記事で詳しく解説しています。

自己啓発とは?自己啓発支援の方法や具体例・実施企業事例をご紹介


職場学習

人材育成を行う際には、職場学習を充実させるという方法もあります。
職場学習では、実際の業務を通じてスキルや知識を身につけ、キャリアアップや精神的な成長を促します。OJTのように明示的なトレーナーが存在するわけではありませんが、上司や同僚、人事部などさまざまな関係者のサポートを充実させることで、職場での学習を充実させるのが特徴です。
職場学習とOff-JTやOJTを組み合わせて、点ではなく面での育成施策を行うことが重要です。
職場学習を充実させるためには、育成施策の効果を可視化した上で、体系的な人材育成耐性を整えるのが大切です。育成施策の効果を可視化するアルーのツール「Compath」は、以下のページからご覧ください。
Compath(行動変容にこだわる職場学習支援システム)の詳細

▼サービス資料をダウンロードする

  『compathのご紹介』資料ダウンロード 行動変容にこだわる職場学習支援システムのご紹介資料です。 アルー株式会社


研修会社の選び方10のポイント


アルーは豊富に研修の種類をご用意しています

人材育成を手掛けているアルーでは、豊富に研修の種類をご用意しています。
アルーでは、新入社員研修や若手社員研修、中堅社員研修や管理職研修といった階層別研修が充実しているのが特徴です。特に新入社員研修は毎年20000人を超える方に受講していただいており、最新の新入社員の傾向を踏まえた内容に毎年アップデートしています。
また、テーマ別研修やeラーニングを活用した研修も充実しています。お客様の抱える企業の課題に合わせ、最適な育成施策を提案することが可能です。研修のことなら、なんでもお気軽にアルーまでご相談ください。

アルーが実施している研修サービスの一覧は、以下のページで詳しくご確認いただけます。
人材育成・研修サービス一覧


研修会社の選び方10のポイント


まとめ

人材育成の方法や形式について、幅広く解説しました。
人材育成には、Off-JTやオンライン研修、海外派遣研修や越境学習などさまざまな方法があります。また、階層別研修やテーマ別研修、公募型研修など、育成の形式も幅広いです。人材育成施策を成功させるためには、こうした多くの研修スタイルの特徴を正しく理解して、テーマや自社の状況に最適なものを選択する必要があります。

アルーの提供している人材育成・研修サービスの一覧は、以下のページからご覧ください。
人材育成・研修サービス一覧

ぜひこの記事の内容を参考に研修スタイルへの理解を深め、自社に最適な人材育成施策を実現してください。


研修会社の選び方10のポイント

アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
お問い合わせ
無料資料請求
メガメニュー格納セクション

おすすめセミナー

人気記事ランキング

タグ一覧

お問い合わせ
ページトップへ戻る