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新入社員研修の内容と作り方を解説。オンライン研修にも対応

企業が業績を伸ばしていくためには、業務を円滑に進められる人材を早い段階で教育していく必要があります。そのためには新入社員研修が欠かせません。新入社員研修と一言で言っても実施すべき内容は数多くあり、目的が達成できる研修の実施方法を研修前にしっかりと考えていく必要があります。
この記事では、新入社員研修を初めて担当する人事担当者や、今までの新入社員研修を改めたいと考えている方に向けて、研修カリキュラムの決め方と研修の種類をまとめました。新入社員研修の基礎的な知識を学べるようにポイントをまとめておりますので、最後までぜひ目を通してみてください。


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目次[非表示]

  1. 1.【テンプレートプレゼント!】新人教育育成計画書
  2. 2.新入社員研修は内容を決める前に目的・カリキュラムを明確にする
  3. 3.新入社員研修の内容とその目的
  4. 4.新入社員研修の内容・カリキュラムの作り方
  5. 5.新入社員研修の形式にはどんなものがある?
  6. 6.新入社員が楽しめる研修にするには
  7. 7.グループワーク・ロールプレイングの緊張をほぐす方法
  8. 8.新入社員研修を成功させるポイント
  9. 9.新入社員研修は内製と外注どちらがよい?
  10. 10.オンライン研修を成功させるには
  11. 11.オンライン研修のメリット
  12. 12.人材育成会社に外注するのもおすすめ
  13. 13.アルー株式会社の人材育成
  14. 14.新入社員研修の成功例
  15. 15.まとめ


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新入社員研修は内容を決める前に目的・カリキュラムを明確にする

新入社員研修と一言でいっても、従事する仕事の内容に合わせて、研修の目的や内容が異なります。

例えば、テレアポが中心の営業職向けに、テレアポに必要なトークスクリプトが話せるようになることを目的にするのであれば「ロールプレイング形式」が効果的であり、製造業の現場の仕事に従事する社員に対して、現場で必要となるオペレーションを身につけることを目的にするのであれば、最低限の知識を「講義形式」で学んだ後、OJTで実際に現場で教えていく方が効果的です。

その研修を通してどんな成長を期待したいのか、研修担当者と実際の現場の担当者間で共有しておくとカリキュラムが組みやすいでしょう。




新入社員研修




新入社員研修の内容とその目的

ここでは新入社員研修を行う目的について、代表的な5つの目的を紹介していきます。

  • 企業についての理解を深める
  • 学生から社会人へ意識を切り替える
  • ビジネスマナーを習得する
  • 新入社員同士や先輩とのコミュニケーションを行う
  • 実際の業務を体験する


以上5つの目的のうち、どれを中心に取り組むかに関しては企業によって異なります。とはいえビジネスにとってどれも必要な項目になりますので、カリキュラムを組む際は最低限の内容だけでも伝えるように心がけてください。

まずは、それぞれの目的について詳しく見ていきましょう。


企業についての理解を深める

一般的に、新入社員が仕事を覚えて一通りできるようになるまで1年はかかると言われています。完全に独り立ちするには3年程度かかるでしょう。したがって、入社した新入社員が3年以内に早期退職してしまうと、企業は採用に掛かった費用や人件費の回収ができません。

早期退職につながらないように、企業としては経営理念や今後のビジョンを伝え、共感してもらう必要があります。共感できる部分があれば帰属意識が培われ、自社の理解とともに今後のモチベーションアップにつながるでしょう。


学生から社会人へ意識を切り替える

新入社員研修は、社会人としての自覚を持たせるための研修でもあります。

働いていくうえでは、社会人としてのモラルや組織の規則・ルールを遵守しつつ、相手視点をもって行動し、組織の一員として周囲に馴染むことが求められます。特に、モラルを守ること、責任を果たすこと、相手を尊重することの3つは「与えられる側」から「与える側」に変わった新入社員がまず身につけるべき意識です。

これらの大切さを学べるような講義やケーススタディを組み入れましょう。


ビジネスマナーを習得する

ビジネスマナーとは、ビジネスに関わる人々がお互いに気持ちよく円滑に仕事を進めるための礼儀作法のことをいいます。

社会人としてふさわしいマナーを、職場や取引先で体現できるようなカリキュラムを組んでください。

一人一人が会社の代表として相手に信頼感・安心感を与える必要があることを理解し、印象管理(身だしなみ、挨拶、表情、立ち居振舞い、言葉遣い)や、実務マナー(名刺交換、電話応対、メール応対、訪問・来客・席次など)を身につける必要があります。

ビジネスマナーを身につけると職場の先輩や取引先だけでなく、仕事で関わる全ての人に対し、敬いの気持ちを持って接することができるようになるでしょう。



新入社員同士や先輩とのコミュニケーションを行う

学生から社会人に切り替わったばかりの時期は、想像以上に緊張しているものです。

特に上司や新入社員教育の担当者は、新入社員が「自社の一員として受け入れられている」と安心できるように接していくべきです。他部署に配属になる新入社員とも同じスケジュールで研修を行う場合は、グループワーク形式などを組み入れることで新入社員に横のつながりを持たせることができます。


実際の業務を体験する

社員研修を実施すると、働きやすい環境が整うという効果もあります。講義形式の座学であっても、業務知識があれば社員同士や部署同士の連携が取りやすくなるでしょう。簡単な作業であっても、実際の業務の一部を体験させていくことで、業務で使用するソフトに慣れたり、自社に貢献しているという気持ちを持たせたりする効果が期待できます。



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新入社員研修の内容・カリキュラムの作り方

ここからは、カリキュラムを作る方法をお伝えしていきます。

企業としてどんな風に成長をしてほしいか、働くうえであるべき人物像を設定し、そのための目標を定めるところからスタートしましょう。以下で具体的に解説しますので、参考にしてください。


あるべき人材像を設定する

まずは、企業側がどんな風に育ってほしいかといった「あるべき人材像」を設定するところから始まります。人事制度で等級基準や必要なコンピテンシーを定めている場合には、その枠組みを参考にしながら、新入社員レベルではどのような行動が求められるかを定義し、社内で共有を行いましょう。

具体的に決まっていない場合は、経営者やリーダーといった責任者から意見を募ることがおすすめです。他には、SPIテストの結果や社内の理想的なハイパフォーマーの行動を観察し、行動特性を拾い上げるといった方法もあります。両方を組み合わせて、あるべき人材像を設定するとよいでしょう。


新入社員の傾向とレベルを把握する

効果的な新入社員研修を行うためには、今の新入社員の傾向を把握して、カリキュラムや研修の進め方を工夫する必要があります。

例えば、近年の新入社員は自身が周囲からどのように見られているか、「見られ方」に意識が及ばない傾向にあると言えます。そのため、新入社員研修において、どう見えているのかを細かくフィードバックするセクションを入れるなどの工夫をすると良いでしょう。


現場にヒアリングする

せっかく研修担当者がカリキュラムを決めたところで、配属予定の部署に必要のないカリキュラムが多くなってしまっては研修を行う意味がありません。お互いの齟齬をなくすためには、新入社員が配属予定の部署にどのようなスキルを身につけてほしいかヒアリングを行いましょう。指揮命令者である上司の意見はもちろんですが、直属となる先輩や同僚の意見も取り入れると、求めるスキルが更に鮮明になります。


研修の目的と目標を設定する

新入社員がただ受講するだけで終わってしまっては、研修が成功したとはいえません。研修実施後に、新入社員のマインドや行動に変化が起こっていることが望ましいでしょう。変化があったかどうかはかるためにも、効果測定と振り返りができる目標を設定することが大切です。たとえばロールプレイング形式の研修なら、最後に応用レベルの課題を用意しておき、その状況でも対応ができるかをはかると研修の成果が見えてくるでしょう。

また、目標設定の際は研修だけに限らず、OJTやOff-JT、自己啓発などの打ち手を整理して検討しましょう。

Off-JTとは、職場や通常の業務から離れ、特別に時間や場所を取って行う教育・学習をさします。仕事の進め方やビジネスマナーなど、仕事を進めるうえで必要な考え方の基盤をつくることができます。自社で行うには時間と労力を要する研修に関しては、外部講師に依頼するのもおすすめです。


研修期間を設定する

新入社員研修で実施できる研修内容は、研修を実施できる期間によって異なってきます。

その為、研修内容を決める際は、どのくらいの期間を使って研修を行うことが可能なのかを確認する必要があります。

平均的な新人研修期間は約3ヶ月と言われていますが、企業によって設定している研修期間は異なりますので、その期間内で実施できる研修内容にしましょう。


研修の方法を決定する

研修には、場所を準備し直接開催するパターンと、WEB会議ツールやeラーニングを活用してオンラインで実施する2つのパターンがあります。

直接開催する「実地研修」は、対面で研修ができるため学習に集中させやすく、ロールプレイング形式の研修にも対応できるというメリットがあります。一方で、業務の状況によっては参加できない社員が出てしまう、研修場所の確保にコストがかかるといったデメリットもあります。

オンライン研修やeラーニングは会場の準備が不要で、まとまった時間がなくても実施できます。オンラインで配信される教材なら各自で何度も復習できる点もメリットといえるでしょう。しかし、研修の進み具合が受講者ごとの主体性に左右されてしまうという点では実地研修の方が優れています。

このように、研修方法ごとにメリット・デメリットがあるため、目的に応じて方法を使い分けるのが良いでしょう。


内容とスケジュールを決定する

ここまで準備が整ったら、あとはスケジュールを組んで研修の内容を決めていきます。

新入社員研修のスケジュールと内容を決める際には、以下のポイントを押さえましょう。


  • 配属前に自社や業界について学ぶ機会を取り入れる
    • 新入社員が各部署に配属される前に、自社や業界についての知識をあらかじめ身につけられる研修内容を入れましょう。
    • 自身が配属された部署で行う業務がどのような役割を担っているのか、全体のイメージを理解した上で実務に取り組ませることができます。


  • フォローアップの場を設ける
    • 新入社員研修のスケジュールには、必ずフォローアップの時間も組み込みましょう
    • 新入社員研修は受けたら終わりの場ではありません。研修の知識や身につけたスキルを定着させ、今後につなげていく必要があります。研修担当者やメンターとの定期的な面談を行い、どのようなスキルが身についたか、研修において不安や不満を感じる点はないかを聞き取ります。
    • このようなフォローアップは、企業としての新入社員研修カリキュラムの改善にも活かせるでしょう。


アルーでは新入社員研修と併せて新人フォローアップ研修もご提供しています。

▼それぞれ詳しくはこちらのページをご覧ください。

新入社員研修

新人フォローアップ研修


新入社員研修


新入社員研修の形式にはどんなものがある?

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ここまで新入社員研修のカリキュラムとその組み方について詳しく解説をしてきました。

ここからは、新入社員研修におすすめの研修方法を7つご紹介していきます。どれか一つのみを取り入れるのではなく、いくつも組み合わせて使うことがおすすめです。いくつもの形式を組み合わせることで研修にメリハリが生まれ、新入社員も最後まで集中力を切らさずに主体的に参加しようという意識をもってくれるでしょう。


講義形式

講義形式は、研修の参加者が多い場合によく使われる手法です。業界の知識や企業の経営理念・今後のビジョンについて、一対多数で説明することができます。多くの知識をまとめて伝えることができるので、進行のコントロールがしやすい点もメリットといえるでしょう。

一方で発信者側と受信者側に分かれてしまうため、受講者が積極的に参加しづらいというデメリットもあります。受講者が研修内容を理解できていないまま進んでしまう可能性があるため、理解度の確認をこまめに行いましょう。おすすめの方法はグループワークの場を設けることです。講義で学んだ内容を踏まえたグループワークを設定することで、受講者の主体的な学びを促進できるでしょう。


ケーススタディ形式

ケーススタディとは、過去の事例やよくある事例を元にテーマを決めて学ぶ手法です。

過去に起きた事例を使うことで、似たようなシーンに出くわした際に適切な対応ができるようになります。一般的にはスライドに過去の事例を表示し、そのことについて10分程度の時間を取り数人で意見を交換し、結論を発表することが多いです。

事例の考察を通じて、問題解決に役立つポイントを受講者が見つけ出すことができるので、同様のケースが出てきた場合にも瞬時に判断できるようになります。


ロールプレイング形式

ロールプレイング形式とは、受講者に役割を与え、場面を想定して疑似練習をする形式の研修です。新入社員研修だけでなく、若手社員研修や中堅社員研修などでもよく実施されます。電話対応や営業のテレアポ、商品紹介の練習など、模擬体験をしながらスキルを習得していきます。

初めに講師や先輩社員がロールプレイングの見本をみせてから実践させることで、実務に役立つスキルを身につけさせることができます。


シミュレーション形式

実際にビジネスの現場で起こるシチュエーションの一場面を想定し、業務の一連の流れをシミュレーションする形式の研修です。

新入社員研修の中に組み込むのであれば、研修の後半の日程で組み込むことをおすすめします。これまで学んだビジネスマナー・電話応対・報連相をはじめとしたコミュニケーションの復習にもなります。


ワークショップ形式

ワークショップ形式とは、一般的にグループワークとも呼ばれる形式の研修を指します。

与えられた課題に対し、参加者それぞれが意見を出し合い、共有して結論を出していく手法のひとつです。コミュニケーション能力も磨くことができるため、企業では研修スタイルのひとつとして定着しつつあります。結論を出す際には全員の同意を得る、発言を否定するような言葉は使わないなど、基本的な決まり事を最初に決めておくとスムーズに意見を交換できるでしょう。

全員の同意を取るには、なぜこう思ったか、こうは思えないかと議題に大してひとつひとつ紐といて説明をしていく必要があります。相手の理解度に合わせて話す必要が出てきますので、伝える練習にもなるのです。


実技&フィードバック形式

研修カリキュラム内で実演を行い、身につけるべき観点が実践できているかを確認するのが「実技&フィードバック形式」です。

例としては、ビジネスマナー研修の名刺交換や電話応対、プレゼンテーションなどの判定試験が挙げられます。実技をさせるだけではなく、必ずフィードバックまで実施することが重要です。


テスト形式

テスト形式は、新しい知識を学ぶ際に、○×テストや穴埋めテストを実施し受講者の理解度を確認する形式です。

受講者が理解できている点といない点を洗い出し、フィードバックを行います。研修で理解できなかった部分は改めてOJTを通して教えていくことが重要です。



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新入社員が楽しめる研修にするには

新入社員が主体的に参加できるようなカリキュラムがあれば、新入社員も楽しく学習ができ、知識やスキルの定着につながります。

そのためには、先ほどご紹介した形式の中から以下の3つの形式を取り入れると効果的です。

  • ロールプレイング形式
  • シミュレーション形式
  • 実技&フィードバック形式

早く他の人の意見を聞きたい、もっと多くの事例を知りたいというように、自発的に動きたくなるカリキュラムを用意することも重要となるでしょう。


ロールプレイング形式

お辞儀、電話応対、名刺交換の仕方などのビジネスマナー研修は、ロールプレイング形式で行うとよいでしょう。一人でのイメージトレーニングでは、新入社員は今の言動で大丈夫だったのか客観的に判断ができません。疑似練習をする新入社員とその相手、評価者の3人で行うのが理想的です。3人で行うことが難しければ、相手の方が判断をするようにしましょう。


シミュレーション形式

シミュレーション形式の研修では、実際の業務フローの流れを体験するとよいでしょう。たとえば、顧客へのヒアリング→提案書作成→プレゼンといった一連の営業フローを経験する研修が考えられます。

時間制限を設けることで、締め切りを厳守することへの意識や業務の効率的な進め方について学ぶことができます。


実技&フィードバック形式

実技&フィードバック形式で楽しく研修を実施するには、グループごとに実技を発表し、他のグループからフィードバックをもらうといったグループワークスタイルで行うとよいでしょう。もちろん、最終的なフィードバックは研修担当者が行います。

研修を通して新入社員同士がお互いの良い面を見つけたり、改善すべき面を伝え合うことで、「どのように見えているのか」をより意識させることができます。



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グループワーク・ロールプレイングの緊張をほぐす方法

グループワークやロールプレイングを研修に取り入れることは、定着度を高めるためにとても効果的な手法です。しかしながら、初めて会った相手や上下関係がある相手とペアやグループを組む場合には、関係性が浅く、緊張してしまうこともあるかもしれません。
実際に研修を行う際には、ファシリテータ―がアイスブレイクをはさんで、緊張をほぐしながら、進行していくことが大切です。

研修で使えるアイスブレイクの方法について詳細を知りたい方は以下からご覧ください。
研修で使えるアイスブレイク11選!新入社員研修にもオススメ

ただし、アイスブレイクを研修に取り入れながらファシリテーションするには専門性が必要になるので、手法だけ取り入れてもうまくいかないことがあります。研修会社に所属する外部講師にファシリテーションを依頼するのがおすすめです。



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新入社員研修を成功させるポイント

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会社が設定した目標を達成し、研修で教えた知識やスキル、マインドが身についていなければ、研修が成功したとはいえません。

設定した目標を達成し、かつ新入社員には主体的な参加を促し、学びを定着させるにはどのようにしたらよいかよく理解した上でカリキュラムを考えることが重要です。

研修の場では、教える知識やスキルが今後仕事にどう関わってくるのか、背景や必要性を伝えていくべきでしょう。正しく理解ができていないと、その場では覚えることができても短期的な記憶としていずれ忘れてしまいます。

以下では、新入社員研修を成功させるためのポイントを解説します。


最新の新入社員の傾向に合わせたカリキュラムにする

昨今の新入社員は、自分からフィードバックを求めたり、フィードバックに対して修正・改善する力が高い傾向にあります。一方で、周囲からどのように見られているかへの意識が及びにくい傾向もあるようです。

とは言え、企業によって新入社員の傾向は異なるでしょう。一般的な内容はあくまでも参考程度にとどめ、自社の新入社員の傾向を踏まえて研修での関わり方を決めていく必要があります。

カリキュラムを設計した研修担当者側の狙いに対して、新入社員の到達度が足りていない場合には、翌日以降の連絡配信方法や関わり方を変えていくよう軌道修正するとよいでしょう。


研修後にフォローアップを行う

配属されたばかりの新入社員は業務の進行にあたり、「わからないことがわからない状態」に陥ることがあります。

また、「本人ができていると思っていても、本当はできていないこと」を教えてあげるのも人事部や先輩社員の役割です。

そのため、研修終了後にフォローアップを行い、できていることとできていないことを伝えてあげる必要があるでしょう。

振り返りを行うことで、PDCAサイクルをスムーズに回すことができるようになり、振り返りを通じて成長と課題を明確化することができるようになります。

新入社員研修を行った後は3ヶ月、6ヶ月、1年など一定の期間で、フォローアップの機会を設けるようにすることが理想です。


上司やOJTトレーナーの意識・行動変容も促す

新入社員が早期に活躍していくためには、「オンボーディング=組織になじむこと」から始めていく必要があります。そのためには、新入社員からの働きかけだけでなく、組織からの働きかけも大切です。

特に上司やOJTトレーナーは、新入社員が「チームに受け入れられている」、「チームの一員として貢献できている」という実感をもてるようにサポートしていく必要があります。

上司やOJTトレーナーが、組織全体で新入社員をサポートしていく意識や組織風土を作っていくことが、新入社員の早期戦力化のポイントとなります。



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新入社員研修は内製と外注どちらがよい?

新入社員研修は、カリキュラムによって内製と外注を使い分けていくとよいでしょう。

たとえば、ビジネスマナー研修は外部委託したいが、経営者が経営理念や今後のビジョンを伝える場は内製で設けたいというように内製化と外部委託が混在するパターンもよく見られます。

「初日は企業について学び、グループワークを中心にコミュニケーションを図る場」「2日目は社外セミナーで学ぶ場」など、内製化する部分と外部委託する部分で日程を分けておくと進行がスムーズになるはずです。


内製で新入社員研修を行うメリット・デメリット

内製で新入社員研修を行うメリットは主にコスト面や自社にあった研修を行うことができる点です。デメリットは、研修担当の負担が大きい、教育内容に差が出る、といった点です。

以下で詳しくお伝えしていきます。


メリット①コストが抑えられる

外注しない場合、自社の社員が研修を担当するため、あまりコストはかかりません。ただし、研修担当になったことで残業が発生し、残業代がかさむケースはよく聞きます。


メリット②ノウハウが蓄積される

研修後に人事部と講師の間で振り返りを行うことで、研修の内容は年々よくなっていきます。研修の講師を担当する社員の意識向上にもつながるでしょう。


メリット③自社の行動指針や組織風土に合った教育を行うことができる

自社の行動指針や組織風土に沿った研修を行うことができるので、自由度が非常に高いことも内製で新入社員研修を行うことのメリットのひとつです。


デメリット①人によって教え方に差が出る

研修担当が毎年同じ社員とは限らないため、年によって教える内容や分かりやすさが変わってしまう可能性があります。そのような場合には、研修担当用のマニュアルが必要です。

新入社員の成長度合いも、研修担当によって左右されるところが大きくなるためです。


デメリット②研修準備や運営に手間がかかる

これまでもご紹介してきたように、新入社員研修を行う際はカリキュラムの作り方や社員に適した研修方法など、さまざまなポイントを意識して準備しなければなりません。新入社員研修を内製で行う場合には、なにより研修準備の手間がかかるという点もデメリットのひとつです。

また、自社の会議室で行えない規模の場合、会場をレンタルする必要があります。開催規模によっては、直前の予約だと会場が空いていないなどのリスクもあるでしょう。


外注で新入社員研修を実施することのメリット・デメリット

外注の人材育成会社の提供するサービスには、オンラインを活用して実施できるものもあります。テレワーク導入企業や新入社員が遠方にいる企業の場合は、無理に遠方からきてもらう必要がなくなるので上手に活用していきたいところです。


メリット①最適な研修資料や講師を準備してもらえる

研修専門の外注であれば、蓄積されたノウハウに基づく研修資料やプロの講師に担当してもらうことができます。内製ではフォローできない部分まで教えてもらえるので、新入社員の学びも大きくなるでしょう。

例えば、ロジカルシンキングや問題解決のような思考スキルを実践できるレベルまで引き上げるには、実践演習での反復と個別フィードバックを繰り返す必要があります。このために必要な演習の用意や講師からのフィードバックの観点、研修の設計方法のノウハウは研修専門の会社だからこそ持っている知見です。学びの定着が早くなる手法や受講者間の学びの質のばらつきを少なくするための手法など、研修効果を上げるためのノウハウを持っているのも研修会社の特徴です。

また、講師の受講生への関わり方も社内講師と専門の講師では変わってくるでしょう。研修講師には、多くの心構えと研修を進める技術が求められます。例えば、以下のような技術が必要となります。


  • 現場を意識した姿勢をアドバイスする
  • 実践者として自身の体験や学びを伝える
  • 受講者の将来のために耳の痛いことも伝える
  • 研修の目的に沿って学習内容の意義付けをする
  • 受講者を受容し、尊重する


上記のようなスタンスや技術を持っている講師から教えてもらうことで、受講者の理解度や納得度、現場で実践してみようと思う度合いも高まるでしょう。研修専門の会社に依頼すると、先述したような心構えや技術を持ち合わせたプロの講師から学ぶことができ、高い成果を発揮することが期待できます。


メリット②自分たちでは気づかない課題や解決法を提示してもらえる

研修を内製で毎年行っていると、毎年同じようなカリキュラムになりがちです。また、自分たちだけではそのカリキュラムの良しあしが分からず、効果の薄い研修を続けてしまう可能性もあります。

そこで、第三者視点として研修のプロの意見を取り入れることが有用です。研修会社は様々な業界、従業員規模の企業の研修を企画・運営してきているため、多くの知見を蓄積しています。外注の研修会社に相談すれば、これらの知見や人材育成の最新理論を活用した解決策を提案してもらえるでしょう。


デメリット①コストがかかる

内製に比べて外注はコストがかかります。しかし、会場や講師を自分たちで用意したり、研修講師として現場社員の時間を割いたりする必要はなくなります。内製することによる負担も考慮し、新入社員研修を外注させることは必要なコストであるかどうか検討する必要があるでしょう。


デメリット②講師や研修の雰囲気を自社の社風と合わせる必要がある

外注する会社によっては、自社の雰囲気と合わない可能性があります。たとえば、冷静にてきぱき仕事をこなす社風の会社に熱血指導の講師が派遣されてしまうと、研修の雰囲気と実際の職場の雰囲気の違いに新入社員は戸惑ってしまうことでしょう。

新入社員や現場の混乱を招かないためにも、外注先の研修会社には自社の社風や企業理念などをしっかりと伝えることをおすすめします。



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オンライン研修を成功させるには

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近年は、新型コロナウイルスの影響もあり、オンライン研修を導入する企業が多くなりました。

初めてオンライン研修を取り入れるという企業は、以下のことに注意しましょう。


操作方法を事前に予習・人材育成会社を吟味

WEB会議ツールなどの使い方が分からないと、そもそも実施することができません。事前に研修担当者が試して操作が難しくないかどうかチェックし、難しい点があれば補足資料を配布するとよいでしょう。

また、人材育成会社によってはオンライン研修の実績が少ない可能性があります。その場合、講師の教え方がオンライン研修に最適化されていなかったり、トラブルが起こり満足に受講できない受講者が出てしまったりする可能性があります。

人材育成会社を選ぶ際には、オンラインでの研修をどれくらい実施しているか確認した方がよいでしょう。また、当日の運営スタッフ体制や講師との質疑応答の方法なども事前に確認し、きちんと対応してもらえるかをチェックすることがおすすめです。



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オンライン研修のメリット

ここではオンライン研修のメリットについて解説していきます。

なお、ここにあげた項目以外にも、自宅から参加ができるので交通費など会社が負担する費用が減るといったメリットもあります。


録画できるのでいつでも見返すことができる

オンライン研修の内容を録画しておけば、いつでも見直すことができます。また、事情があって参加できなかった受講者への共有も簡単です。


社員間の教育格差が生まれない

オンライン研修には、社員ごとの勤務地や雇用形態による教育の格差が生まれないというメリットがあります。

研修といえば集合研修のみであった時代は、地方の支社に勤めている社員は研修のたびに本社へ出張しなくてはなりませんでした。業務との兼ね合いから、研修の受けにくさを感じ教育に格差が生まれてしまっていたのです。オンラインで研修を開催すれば、全ての社員に学びの機会が拡がります


受講者の意見を集めやすい

チャットや投票機能などを活用することで、受講者の意見やアイデアを集約しやすいのもオンラインならではの機能です。受講終了後のアンケートもその場で回答して送ってもらえれば、容易に回収ができます。



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人材育成会社に外注するのもおすすめ

オンライン研修は、専用の資料の準備や受講者向けのWeb会議システムの使い方説明などに手間がかかります。また、ITリテラシーの高い社員やファシリテーション能力が高い講師が必要になるでしょう。したがって、社内でまかなうには事前準備と研修前教育に時間が取られてしまいがちです。

そこで、効率的に研修を実施したい場合は人材育成会社に外注するのもひとつの手です。



新入社員研修


アルー株式会社の人材育成

アルー株式会社では、新入社員研修や新人フォローアップ研修、若手研修、中堅・リーダー研修、管理職研修と階層別に分かれた研修を行っています。

自律的に学び行動するプロフェッショナル人材の育成に力を入れているため、今までの研修では期待したほどの効果が出てこなかった企業には特におすすめです。

eラーニングシステムでのオンライン研修から集合研修まで取り揃えているため、学ばせたい学習内容に合わせて柔軟にプログラムを選択することができるでしょう。


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新入社員研修の成功例

アルーがご提供し、成果を収めた新入社員研修の例を紹介します。
A社では、入社から3年間で一人前の社員となることを目的に新入社員を育成しています。その最初のステップとして、基本動作の定着を重要視した新入社員研修を実施していました。ところが、現場から「新入社員研修を受けても、社会人としての基礎の習得にバラつきがある」という不満がでてしまったのです。

実際、社会人としての基礎やビジネスマナーについては研修を行っていたものの、職場に出た後に行動ができているか、という点については人ごとにバラつきがある状況でした。そこで、「フィードバックされた内容の吸収力が高い」「協調性が高い」という近年の新入社員の強みを活かした新入社員研修を実施しました。

研修のゴールとして、新入社員全員が、社会人としての基本行動が「定着」し、自信を持って配属先で働けることを目指しました。
ゴール達成のポイントに向けた工夫は次の3つです。


  • 研修期間の途中で基本行動に対する個別フィードバックを実施。受講者の改善点を明確にする
  • 実践ドリルによる自主練の時間を設け、自ら練習に取り組む機会を設ける
  • 中間試験、最終試験を設け、「最後は全員合格する」という目的を定め、新入社員が協力しながらも、主体的に練習に取り組む環境を作る


結果として、最終的に全員が最終試験をクリアし、社会人としての基本行動が定着した状態で現場への配属を迎えました。
長い時間を使い、練習時間の確保と最終試験合格という目的を置いたことで、新入社員が主体的に基本動作の習得に励むことができました。また、研修期間を通して同じ講師が担当したことにより、受講者の変化を見逃さずフィードバックすることができ、受講者のモチベーション維持、基本動作の習得促進につなげることができました。


新入社員研修


まとめ

新入社員研修と一口で言っても、内容や形式が多岐にわたるため、内製だけで行うと効果が出づらい時代に変わってきています。社員研修を効率的・効果的に行うなら、自社の説明や専門的な分野の知識伝達は自社で行い、その他の研修は簡単に高品質な研修が実施できる外部の人材育成会社に依頼するのがおすすめです。

アルー株式会社では、『自己変容』『業務・課題への取り組み』『人や組織へのかかわり』『ビジネススキル』の4つの観点から研修を提供しています。また、毎年実施する新入社員研修を通して新入社員の傾向を分析し、新入社員の強みや弱みを把握した上でカリキュラムを組むことで、効果の高い研修が可能です。

どれも新入社員の成長を促すために重要なものですので、興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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