新入社員向けコミュニケーション研修の内容|事例や成功させるコツを紹介
社員のコミュニケーションスキルを磨くのに役立つのがコミュニケーション研修です。
そのなかでも、新入社員を対象としたコミュニケーション研修では報連相やビジネスマナーといった基礎的なスキルを磨く必要があります。
本記事では、新入社員向けコミュニケーション研修で扱いたい内容や研修の事例を紹介します。
研修を成功させるためのコツなども解説するので、ぜひ参考にしてください。
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新入社員に実施すべきコミュニケーション研修の種類
新入社員のコミュニケーション能力を伸ばすには、基礎となるマインドセット、業務上必要なコミュニケーション能力、人との関わり方の3つの観点から研修を実施するとよいでしょう。それぞれ、どのような研修を実施すべきか解説します。
マインドセット研修
まず、社会人として必要なマインドセットを研修で身につけてもらいましょう。
学生時代は自分の気持ちを優先してコミュニケーションをとっても大きな問題はありませんでした。しかし、社会人は「会社の代表である」という自覚を持ち、モラル意識をもってコミュニケーションすることが求められます。
相手がどのように考え、感じているのかに配慮した言動をとり、自分から周囲と関わって関係構築をしていく必要があるのです。
社会人としてのマインドセットがあれば、社内外問わず適切なコミュニケーションを取ることができるようになります。新入社員にコミュニケーション研修を行う際には、知識や「型」だけではなくマインドセットの醸成にも取り組みましょう。
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学生から社会人への意識転換
業務をスムーズに進めるためのコミュニケーション研修
現場で業務をスムーズに進めるためのコミュニケーションスキルも研修で取り上げる必要があります。具体的には、仕事を受ける際に相手の期待を確認すること、分かりやすい報連相を心掛けることを学んでもらいましょう。
組織で働く上司や先輩、同僚によって指示の仕方や明瞭さが異なるため、新入社員の解釈によっては、仕事の依頼主の期待と異なったアウトプットを提出したり、進捗報告のタイミングに認識の齟齬が起こったりすることがよくあります。
どのようなタイプの社員と働いたとしても業務をスムーズに進めるための基本的な型を研修で学べれば、現場に配属されてからスムーズに業務に取り組むことができます。研修では型の習得とシミュレーション演習を行い、「わかる」だけでなく「できる」状態になることを目指しましょう。
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周囲と関係をよくするためのコミュニケーション研修
新入社員には周囲との関係をよくするための関係構築型のコミュニケーションについても学んでもらいましょう。
学生時代は、自分と同じような属性・価値観の相手と関わることが多かったかもしれません。しかし、ビジネスの場では自分とは考え方や文化が大きく異なる相手と関わることも少なくありません。自分とは異なる価値観を受容して自分からコミュニケーションを取ることの重要性を伝えましょう。
また、言いづらいことを相手に配慮しながら伝える力も必要です。新入社員自身が言いたいことを我慢してしまったり、配慮のない伝え方で周囲との軋轢を生んでしまったりすることのないよう、コミュニケーションスキルを学んでもらいましょう。
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新入社員が身につけるべきコミュニケーションスキル
新入社員が身につけるべきコミュニケーションスキルは報連相やビジネスマナー、ロジカルコミュニケーションなど、多岐にわたります。
また、他者を受容して尊重する姿勢や相手の期待に応える姿勢など、適応課題へのアプローチも重要です。
時期別に内容をまとめると、以下のようになります。
導入研修(4月前後) |
1年目フォロー研修(10月) |
|
マインド |
||
スキル |
ここでは、新入社員向けのコミュニケーション研修で取り上げたい具体的なコミュニケーションスキルの例を解説します。
他者の受容・尊重
新入社員研修では、他者を受容して尊重する姿勢を養ってもらいましょう。
社会人経験の浅い新入社員は、周囲と協働しながら作業を進めていく意識を十分に持てていない場合が多いです。
また、仕事において周囲と関係構築を進めていく重要性を感じていない人も少なくありません。
研修では、周囲と良い関係を築くことの重要性について学んでもらい、協力を得やすくするために働きかける姿勢を身につけてもらいましょう。
他者の受容・尊重を学べる研修のプログラムは、以下のページで詳しく解説しています。
「他者の受容・尊重」プログラムの詳細
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アサーティブコミュニケーション
新入社員を対象としたコミュニケーション研修では、アサーティブコミュニケーションも扱うと良いでしょう。
アサーティブコミュニケーションとは、自他ともに大切にするコミュニケーションスタイルです。
アサーティブコミュニケーションを学べば、「いつも相手の言いなりになってしまう」「いつも相手を言い負かそうとして感情的になってしまう」といった事態を防ぐことにつながります。
アサーティブコミュニケーションにはDESC法などのフレームワークがありうます。研修を通じて学んでもらうのが良いでしょう。
アサーティブコミュニケーション研修の詳細は、以下のページをご覧ください。
アサーティブコミュニケーション研修のプログラム詳細
報連相研修
報連相も、新入社員を対象としたコミュニケーション研修では取り上げたい内容の一つです。
報連相はビジネスを進めていく上で基本となるスキルです。
一見簡単そうに思えますが、正しい報連相を実践するためにはいくつかのコツを学ぶ必要があります。
研修で正しい報連相のやり方を伝え、定期的に練習を積んでもらいましょう。
早い段階から習慣化を促し、意識せずとも日常業務で実践できる状態にしておくことが大切です。
アルーの報連相研修は、以下のページから詳しく確認できます。
「報告・連絡・相談」プログラムの詳細
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相手の期待に応える
相手の期待に応える意識を持ってもらうことも、新入社員を対象としたコミュニケーション研修では重要な内容です。
新入社員にありがちな課題として、「自分の思い込みで仕事の範囲を決めている」「自分の知らない言葉を相手へ確認せず仕事を始める」といったことが挙げられます。
相手の期待するアウトプットを出すためには、仕事に取りかかる前にアウトプットのイメージと方向性を相手とすり合わせることが大切です。
研修を通じて上述した姿勢の獲得を促し、相手の期待に応える意識を持ってもらいましょう。
相手の期待に応えるスタンスを学ぶ研修は、以下のページからご覧ください。
「相手の期待に応える」プログラムの詳細
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問題を整理して報告・相談する
問題を整理して報告し、相談する姿勢も、新入社員を対象としたコミュニケーション研修で養ってもらいましょう。
新入社員は仕事で経験した失敗の原因を特定できなかったり、自分から報告や相談をしなかったりする場合があります。
このような事態を防ぐためにも、研修では問題の所在を特定する方法や問題を自分から報告して相談する能力を身につけてもらいましょう。
問題を整理して報告し、相談する能力は、本格的な問題解決力を身につける際に必要となる能力です。
問題を整理して報告・相談する能力を身につける研修は、以下のページをご覧ください。
「問題を整理して報告・相談する」プログラムの詳細
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ビジネスマナー
ビジネスマナーも、新入社員を対象としたコミュニケーション研修で取り上げたい内容です。
まずは、自分の印象をコントロールする方法や身だしなみなどの基本的な内容から扱い、名刺交換や電話応対などの具体的な場面を想定した演習も取り入れていきましょう。
新入社員のなかには、ビジネスマナーの意義を理解できていない人も少なくありません。
ビジネスマナーの具体的な説明に入る前に、ビジネスマナーが存在する意味について触れることもおすすめです。
アルーの提供しているビジネスマナー研修は、以下のページをご覧ください。
ビジネスマナー研修のプログラム詳細
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ロジカルコミュニケーション
新入社員を対象としたコミュニケーション研修では、ロジカルコミュニケーションも身につけてもらいましょう。
ロジカルコミュニケーションとは、物事を深くスピーディーに考えた上で、相手に分かりやすく伝えるコミュニケーションスタイルです。
ロジカルコミュニケーションができていない場合、「相手の求める答えを上手く発信できない」「知りたい情報を引き出す質問ができない」といった問題が発生します。
ロジカルコミュニケーションを実践するためには、ピラミッド構造などのロジカルシンキングのフレームワークが応用できます。
研修を通じてこのような方法を学んでもらい、普段から論理的な意思疎通を心がけてもらいましょう。
アルーが行っているロジカルシンキング研修は、以下のページで詳しく確認いただけます。
ロジカルシンキング研修のプログラム詳細
▼サービス資料をダウンロードする
ティーチングスキル
応用した内容ではありますが、ティーチングスキルも新入社員の段階から身につけさせると 効果的な場合もあります。
特に、新入社員であっても指示をしないといけない業務を担う企業の場合は、導入研修や現場配属後のタイミングにティーチング研修を行うこともあります。
また、来年度以降の新入社員を指導する立場になる場合は、1年目の後半に取り扱うのがおすすめです。
ティーチングを実践するためには、ティーチングのための正しい心構えや方法を学んでもらうことが重要です。
研修では、ティーチングの準備を行う際のポイントやティーチングの際の考え方、やり方を提示するスキルなどを身につけてもらいましょう。
ティーチングスキルを学べる研修は、以下のページから詳しくご覧ください。
ティーチング研修のプログラム詳細
新入社員にコミュニケーション研修を行うメリット
そもそも新入社員にコミュニケーション研修を行うことにはどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、新入社員向けのコミュニケーション研修を実施する主なメリットを3つ解説します。
離職率を減らす
新入社員を対象としてコミュニケーション研修を実施すれば、離職率を減らすことが可能です。
一般的に離職を検討する一番の理由は、職場の人間関係にあるといわれています。
具体例として、同僚や上司などと適切なコミュニケーションが取れず、徐々に関係に歪みが生じて職場の居心地が悪くなってしまうことが挙げられます。
新入社員の段階で適切なコミュニケーション能力を身につけてもらえば、周囲との円滑な関係構築を促せます。
その結果、職場の居心地や働きがいが向上し、離職を検討するきっかけを減らせるでしょう。
業務の生産性の向上
業務の生産性を向上できることも、新入社員を対象としたコミュニケーション研修を実施するメリットの一つです。
新入社員という早い段階で報連相を定着させれば、周囲と適切に状況を共有しながら仕事を進められるようになります。
問題が発生した際も上司が早く気づけるようになるため、必要なフォローを提供しやすくなります。
そのため、大きな失敗やコミュニケーションミスによる業務の手戻りなどが少なくなり、生産性向上につながるでしょう。
社内外との関係性の向上
社内外との関係性が向上することも、新入社員を対象としたコミュニケーション研修を実施する大きなメリットです。
新入社員は、周囲と関係構築を行う重要性を十分に理解できていないことが少なくありません。
研修を通じて関係構築の重要性を伝えれば、関係性の向上のための行動を積極的に取ってくれるようになるでしょう。
その結果、社内の心理的安全性が向上したり、思わぬビジネスチャンスが獲得できたりといった効果が期待できます。
新入社員向けコミュニケーション研修のゴール
新入社員向けのコミュニケーション研修では、明確にゴールを設定することが重要です。新入社員がどのような状態になったらゴールを達成したと言えるのか、明確に決めておきましょう。また、設定したゴールは研修の冒頭で新入社員に伝えるようにしてください。ゴールが明確になることで、何を学べばよいのか、どのような言動が求められるのかを新入社員も理解しやすくなります。
具体的なゴールの例をマインド面、業務遂行面、周囲との関わりの面の3つの観点でご紹介します。
マインド面のゴール
マインド面では、次のようなゴール設定をするとよいでしょう。
- 社会人としての自覚を持ち、会社の立場で物事を考えられている
- 「会社の代表」としてモラル意識を持った行動ができている
- 自分の仕事について、責任感を持って取組めている
- 自分の考え方だけではなく、相手がどのように考え、感じているのかに配慮した言動をしている
- 自分に与えられた仕事だけではなく、周囲に貢献できることがないか自分から確認している
学生時代の意識からどのように変化することが求められるのかを明文化しましょう。
業務遂行面のゴール
業務遂行にあたって必要なスキルを学ぶ研修では、次のようなゴール設定をするのがおすすめです。
- 相手の期待を確認する方法を理解し、現場で実践するイメージがついている
- 仕事に着手する前に、仕事の目的、アウトプットイメージ、納期を確認する必要性と方法を理解し、現場で実践するイメージがついている
- 自分から報告・連絡・相談を行い相手と状況の共有をする
- 事実と意見を振り分け、相手に正しく情報を伝える
- 相談時には自分の考えを持って行うことができる
知識や型の理解だけでなく、現場で実践するイメージがついていることを目的とするのがポイントです。「わかる」ではなく、「できる」状態をゴールに設定しましょう。
周囲との関わり面でのゴール
周囲との関わり方を身につけてもらうコミュニケーション研修では、以下のようなゴールを設定しましょう。
- 相手を変えるのではなく、相手との関係性を変えることを意識し、自他ともに尊重し合うコミュニケーションを自分からとり始めている
- 「一緒に働きたくなる信頼感のある振舞い」「相手が気持ちよく話したくなる話の聴き方」「自分から相手に対しての話しかけ方」「フィードバックを受けるときの建設的な受け止め方」を身につけている
現場配属後にコミュニケーション研修を実施する場合は、その時の課題に合わせて以下のようなゴール設定をすることもおすすめです。
- 自分から周囲に働きかけ、周囲とより良い関係性構築をしていこうとしている
- 自分の想定外の反応が相手からあった際にも、相手の立場や都合を慮り行動しようとしている
- 最も相手に伝わる伝え方を検討し、相手の好むコミュニケーションスタイルに応じて伝え方を変えようとしている
- 自分が相手にどのような行動を望むのかを明確に把握し、相手に率直に伝えようとしている
- 伝えづらいことを伝えるときに、相手に最大限配慮した伝え方を行おうとしている
新入社員向けコミュニケーション研修の事例
人材育成を専門としているアルーでは、新入社員を対象としたコミュニケーション研修をこれまでに数多く支援してきた実績を誇っています。
ここでは、そのなかでも特に参考となる事例を3つ紹介します。
新入社員向けのコミュニケーション研修を検討している際は、ぜひ参考にしてください。
株式会社NTTドコモ様
株式会社NTTドコモ様では、新入社員向けの導入研修のうち、ビジネスマナーやビジネススキル研修のインプット部分についてアルーが支援しました。
従来は対面形式で実施されていましたが、新型コロナウイルス感染症流行の影響などを鑑み、オンラインで研修を実施しています。
本研修ではビジネスマナーやビジネススキルの基本的な内容を伝え、「基本行動」「ビジネスマナーの型」「ビジネススキル」などの軸に沿って判定試験を実施しました。
判定試験前には実践ドリルも配布し、各自で演習できる環境を整えています。
本事例の詳細は、以下のページから詳しくご覧ください。
学生から社会人への変革(オンライン研修)(株式会社NTTドコモ導入事例)
第一生命保険株式会社様
第一生命保険株式会社様では、「つながり」「たくましさ」「しなやかさ」の3つのテーマを掲げ、新入社員の育成に取り組みました。
本施策は全部で2週間かけて実施され、1週間目では社会人として求められるマインドや知識のインプットを行っています。
アルーでは、「社会人として求められるマインドセット」などのインプット部分を中心に支援しました。
リモート勤務でこれまで以上に主体性が求められるようになったことも踏まえ、社員の積極性にアプローチする内容となっています。
最終日には今まで手を挙げなかった社員が発言するといった光景も見られるなど、主体性を持った社員の育成に成功した研修事例です。
本事例の詳細は、以下のインタビュー記事をご覧ください。
「つながり」「たくましさ」「しなやかさ」を備えた新入社員への育成(第一生命保険株式会社導入事例)
伊藤忠商事株式会社様
伊藤忠商事株式会社様では、学生から社会人への意識転換を促すための研修を実施しました。
全部で4日間にわたる新入社員研修で、1日目では社会人としての基本動作の徹底に取り組んでいます。
「モラルを守る」「責任感を持つ」「相手を尊重する」といった内容を演習を通じて学んでもらいました。
2日目では報連相や段取り、チーム意識を扱い、3日目では相手に分かりやすく伝える基本原則を扱っています。
4日目ではこれまでの学びを踏まえた総括を行い、今後のアクションプランを宣言してもらいました。
それぞれの研修日の間には実践期間が設けられており、現場とのスムーズな接続を意識した事例です。
本事例の詳細は、以下のページから詳しくご覧ください。
【伊藤忠商事株式会社事例】相手の期待を徹底的に考え行動できる新入社員へ
新入社員向けコミュニケーション研修を成功させるコツ
新入社員向けのコミュニケーション研修を成功させるためには、関係の質に働きかけることや心理的安全性を正しく理解することが重要です。
また、外部の研修会社を活用することも良いでしょう。
ここでは、新入社員向けのコミュニケーション研修を成功させるコツを解説します。
成功の循環モデルを踏まえ、まずは関係の質に働きかける
新入社員を対象としたコミュニケーション研修を成功させるためには、成功の循環モデルを踏まえた上で関係の質に働きかけることが大切です。
成功の循環モデルとは、MIT組織学習センターの共同創始者であるダニエル・キム氏によって提唱されたモデルです。
組織が継続的に成果を出していくためには、「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」を循環させていくことが必要だといわれています。
そのなかでも、特に「関係の質」が改善されることで職場の心理的安全性や居心地が向上し、成果を出せる組織風土が醸成されていきます。
心理的安全性を正しく理解する
心理的安全性を正しく理解することも、新入社員を対象としたコミュニケーション研修を成功させるためのポイントです。
心理的安全性とは、「何をいっても受け入れてもらえる」という組織に対する安心感のことです。
しかし一方で、心理的安全性が高いチームのことを「ぬるま湯組織」と混同しているケースも少なくありません。
心理的安全性の高い組織では適度な緊張感があり、馴れ合いが多いぬるま湯組織とは異なります。
心理的安全性を正しく理解した上で、居心地の良い職場づくりを目指しましょう。
心理的安全性を高める方法や人事が行うべき施策は、以下のページで詳しく解説しています。
『心理的安全性とは?高める方法や人事が行うべき施策について』
I’m OK, You’re OKを身につける
新入社員向けのコミュニケーション研修を成功させるためには、「I’m OK, You’re OK」の心構えを身につけてもらうことも大切です。
I’m OK, You’re OKとは、自他ともに大切にする姿勢を指します。
仮にI’m OKだけを優先してしまうと、いつも自分の意見を押し通そうとする状態になってしまいかねません。
一方、You’re OKだけを意識している場合、常に自分を抑圧して相手へ同調してしまいます。
ビジネスコミュニケーションの経験が浅い新入社員は、どちらかの状態に陥ってしまいがちです。
研修では、“I’m OK”と”You’re OK”を両立させる方法を学んでもらうように意識しましょう。
外部研修会社に依頼するのも手
新入社員向けのコミュニケーション研修を実施する際には、外部の研修会社に依頼することも一つの手です。
新入社員研修では多くの内容を扱うのでどうしてもコストがかかってしまいがちですが、外部の研修会社を活用すれば研修運営の負担を大きく軽減できます。
依頼の際にコストは発生しますが、人材育成を専門としている講師が分かりやすく研修を実施してくれます。
社内にはない新たな視点から、新入社員のコミュニケーションを改善してもらえる可能性があるでしょう。
研修を外部委託する際の判断基準や、委託先を選定する際のポイントは以下のブログ記事で詳しく解説しています。
『研修は外部委託すべき?委託している割合や委託先選定のポイント』
新入社員の先輩社員・上司がコミュニケーション面で気を付けること
新入社員が職場で円滑なコミュニケーションを行うためには、周囲の先輩社員や上司側の心がけも重要です。新入社員の配属先の社員に対して、以下のようなポイントを伝えておくとよいでしょう。
- 質より量を重視する
- 傾聴する
- ポジティブな声掛けを心がける
- 報連相のタイミングを決めておく
- ローコンテクストを心掛ける
新入社員向けコミュニケーション研修ならアルーにお任せください
新入社員向けのコミュニケーション研修は、ぜひアルーへお任せください。
アルーは、人材育成施策を数多く手掛けている人材育成のプロフェッショナルです。
新入社員を対象としたコミュニケーション研修の実施事例も豊富であり、さまざまな業種・業界を対象として支援を実施してきました。
アウトプットを重視した研修プログラムとなっているため、現場でもスムーズに研修内容を実践できるのが特徴です。
オンラインでの研修はもちろんのこと、eラーニングを活用した研修にも対応しています。
新入社員を対象としたコミュニケーションのことなら、アルーまでお気軽にご相談ください。
アルーが行っている新入社員向け研修は、以下のページで一覧で確認いただけます。
新入社員研修のプログラム詳細