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ビジネスマナー研修の目的は?研修内容・厳しい研修を行う理由・背景を解説

ビジネスマナー研修とは、ビジネスパーソンとしてのマナーを習得するための研修のことです。社会人としてのマナーを習得する目的はもちろんのこと、関係者との信頼構築のためや、会社のイメージの向上のためにもビジネスマナーは習得する必要があります。今回は、ビジネスマナー研修の大まかな内容についてや、ビジネスマナー研修実施の方法を紹介します。



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ビジネスマナー研修



目次[非表示]

  1. 1.そもそもビジネスマナーとは
  2. 2.【無料でテンプレートをプレゼント!】新人教育育成計画書
  3. 3.ビジネスマナー研修とは
  4. 4.ビジネスマナー研修の目的
  5. 5.ビジネスマナー研修の重要性
  6. 6.ビジネスマナー研修の内容
  7. 7.ビジネスマナー研修の資料を自社でつくる際の注意点
  8. 8.ビジネスマナー研修は厳しくすべきか?
  9. 9.新入社員にビジネスマナーが身につかない原因3つ
  10. 10.ビジネスマナー研修を成功させるコツ
  11. 11.ビジネスマナー研修の実施方法
  12. 12.アルーのビジネスマナー研修
  13. 13.アルーのビジネスマナー研修の事例
  14. 14.まとめ

そもそもビジネスマナーとは

ビジネスマナーとは、ビジネスにおける作法や態度など、社会人として働く上で必要とされるマナーのことです。
ビジネスマナーにおいて大切なことは、全ての作法を覚えて実践することではなく、その場に応じて適切な対応が取れるかということです。
相手に対する気持ちや思いやりが表れるよう、相手や状況に合わせた考え方や判断力が必要になります。


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ビジネスマナー研修とは

ビジネスマナー研修とは、さまざまな世代に共通する、ビジネスパーソンとしてのマナーを習得するための研修のことです。 社会人としてのマナーを習得する目的で行われるため、新入社員研修や内定者研修に組み込まれることが多くあります。
また、ビジネスマナー研修では、形式や形だけを伝えるのではなく、「なぜこのマナーが必要なのか」を理解させたうえで、実践で使える判断力や考え方を身につけるという流れで実施することが大切です。


ビジネスマナー研修の目的

前項でビジネスマナー研修の目的は、社会人としてのマナーを習得する点にあると紹介しました。しかし、ビジネスマナー研修をする目的はそれだけではありません。本項では、ビジネスマナー研修をする5つの目的について紹介していきます。


  • 社会人としての思想・考え方を身につけるため
  • 仕事を円滑に進めるため
  • 関係者との信頼関係の構築のため
  • 会社のイメージ向上のため
  • CS(顧客満足度)向上のため


以下にて、詳しく内容を見ていきましょう。


ビジネスマナー研修


社会人としての思想・考え方を身につけるため

ビジネスマナーは、社会人として持つべき必要最低限の常識です。単に礼儀正しさやマナーの型を学ぶだけでなく、相手を尊重し、理解するための考え方を学ぶことが必要です。
特に、若手社員や新卒社員は社会人としての経験が浅いため、自分の行動がどのように相手に映るかをまだ判断することができません。
例えば、オンライン研修中に勝手に離席してしまう、肘をつくなど、これまでオンラインで授業を受けることが多かった学生にとっては、それが普通となってしまっていることもあるでしょう。
ビジネスの世界にも文化やマナーがあることを知り、適応するための考え方を研修で身につけることが大切です。


仕事を円滑に進めるため

大手求人サイト【エン転職】がユーザーを対象にビジネスマナー意識調査を実施したところ、98%が「ビジネスマナーは必要」と回答しています。
参考:8000人に聞いた「ビジネスマナー」意識調査-ユーザーアンケート-

ビジネスマナーは、相手への気遣いを行動に表すものです。ビジネスマナーができていない人は顧客だけでなく、上司や同僚といった相手にも信頼されなくなってしまいます。挨拶や連絡など、基本的なマナーは社内の人に対しても大切です。相手の信頼を獲得できないと、仕事を円滑に進めることができません。
ビジネスマナー研修は社内の仕事を円滑に進めるために必要なのです。


関係者との信頼関係の構築のため

たとえば、企業に商材を販売する仕事を行っているAさんがいるとします。巧みなトークで商材の魅力をアピールし、商材には好印象を持ってもらうことができました。しかし、Aさんは商談の最中に足を組んだり、敬語を使わなかったりと、ビジネスマナーで失礼がありました。そのため、企業はAさんと信頼関係を築くことはできないとし、その場は解散、Aさんは実績につなげることができませんでした。 いくら商材の魅力を伝えることができていても、基本的なビジネスマナーが欠けていれば、実績につながらないことがあります。ビジネスマナーは、関係者との信頼関係構築のために非常に重要なトリガーとなるのです。


会社のイメージ向上のため 

受付対応や電話対応を行った際に、ビジネスマナーを身につけていない社員が対応していると、「あの会社の教育はどうなっているんだ」「信用できない」と思われ、会社のイメージが損なわれてしまう危険性があります。
受付や電話対応は企業側の人間として対応する最初の社員ですので、いわば「会社の顔」です。どのような方でも好印象を与えられるように、最低限のビジネスマナーは全社員が覚えておくべきでしょう。


CS(顧客満足度)向上のため

最低限のビジネスマナーを身につけていないと、顧客対応の過程で顧客に不快感を与えてしまう可能性があります。例えば、営業として顧客を訪問した際、スーツが汚い、名刺交換のマナーがなっていないなどのことがあれば、その会社からの提案がどれだけ良くても、マイナスな印象が残ります。
きちんとマナーを守って対応すれば、「また頼みたい」「他の人にも紹介したい」と思ってもらえることもあるでしょう。
自分の取った行動で顧客が会社に抱く印象は左右されます。そのため、ビジネスマナー研修では社員一人一人が顧客に対して良い印象を与えるための基本的なマナーを身につけることも目的の一つです。

ビジネスマナー研修の重要性

昨今では、

  • 先輩・後輩の上下関係が薄れてきている
  • 社員の平均年齢の若い会社が増えてきている
  • チャットでのコミュニケーションが主流になってきている
  • リモートワークが増えてきている


などの時代背景から、ビジネスマナー研修に意味があるのか?と疑問に感じる方もいるかもしれません。しかし、時代が変わってきた今だからこそ、ビジネスマナーの重要性も高まっています。ここでは、今の新入社員に教えるべきマナーは何か、気を付けることは何かを説明します。


ビジネスマナーを教える際の心構え

今の新入社員には、「周囲からの印象を自らの意識で管理し、誰から見ても、信頼感・安心感を持ってもらえる状態を保つこと」が以前よりも、重要になってきていることを理解してもらう必要があります。現代では、より多様な価値観を持った人や様々な立場の人と協働する機会が増えてきています。そのため、相手の印象をもとに「一緒に働きたいかどうか」が判断されます。どの振舞いが相手に悪影響を与えてしまっているかを知らずにいると、いつのまにか無用な誤解を生み、関係性を築けない危険があることを伝えるとよいでしょう。


Z世代に必要なビジネスマナー

リモートワークの影響で、対面で人と会う機会が減ったため、必要なマナーの型も変わってきています。名刺交換や電話応対、訪問応対などの機会も減っているため、実践の機会が少なくなった結果、昨今の新入社員は基本的なビジネスマナーが定着していない可能性があります。しかし、業務の中で、顧客訪問をする機会やお客様が自社を訪れる機会はいつ発生するか分かりません。相手に失礼の無いよう事前に備えておく必要があります。
アルー株式会社で発行している2024年の新入社員レポートでも、「社会人としてのモラルが身についているか」の数値は低下傾向にあり、「時間は厳守できていた」「周囲からの見え方を踏まえ、適切な行動がとれていた」というカテゴリの数値が2018年以前と比べて低くでています。


Z世代の新入社員の特徴として、「必要だと理解した事柄を取り入れる柔軟さ」をもっています。マナーの意義を腹落ちして理解できれば、型の定着に前向きに取り組むことができるでしょう。現代の新入社員にあったビジネスマナー研修を実施することが重要です。
2024年度新入社員レポートの内容を知りたい方は以下からダウンロードいただけます。

  「2024年度新入社員レポート~Z世代と働くヒント~」ダウンロード アルーでは、2024年度3月~ 4月の2カ月間で新入社員約2.7万人に研修プログラムをご提供しました。研修を通じて見えてきた2024年度の新入社員の傾向をまとめた資料をダウンロードいただけます。 アルー株式会社



 ▼アルーのビジネスマナー研修についてはこちらのページもご覧ください。
ビジネスマナー研修


ビジネスマナー研修


ビジネスマナー研修の内容

研修

ここからは、ビジネスマナー研修でなにを行うかをまとめていきます。


  1. 言葉遣い
  2. ビジネスメール
  3. 電話応対
  4. 挨拶
  5. 名刺交換
  6. 身だしなみ
  7. 訪問・来客・席次
  8. 表情
  9. 立ち居振る舞い
  10. ちょっとした気配り


以上、10の項目について、詳しく内容を見ていきましょう。


1.言葉遣い

人柄は言葉遣いに表れる、という考え方があります。ビジネスの世界では、人柄が言葉遣いから読み取られることも多々あるのです。言葉遣いが悪いと、人柄まで悪く見られてしまう場合もあることを知っておきましょう。 また、丁寧な言葉遣いを心掛けるだけでなく、正しい敬語を使う必要もあります。ビジネスマナー研修では「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」についての説明や言い回し、使い分けについての説明も行いましょう。敬語の間違いは、普段の会話やメールのやり取りではわざわざ指摘されないことも多いでしょう。ビジネスマナー研修を行うことで、今まで気づけなかった間違いに気づくことができます。 敬語は、「相互尊重」の気持ちを表す自己表現ともいわれます。相互尊重とは、相手の人格も自分の人格も尊重するという考え方です。相互尊重の考え方に則って、相手や自分にとって心地よい自然な言葉遣いを心がけるように研修で伝えるとよいでしょう。


2.ビジネスメール

ビジネスマナー研修におけるビジネスメールのマナーには、三つの心構えがあります。


  • 急ぎの用件には使わない
  • 重要な用件では電話確認も入れる
  • 複雑な用件はメールと電話を併用する


まず「急ぎの用件には使わない」は、メールの場合、相手がすぐに確認するとは限らないため適切ではないということを教えます。
続いて「重要な用件では電話確認も入れる」は、メールが何らかのトラブルにより不達となる可能性を考え、重要な用件の場合はメールが届いているかの電話確認を入れるというマナーです。
最後に「複雑な用件はメールと電話を併用する」は、文面だけでニュアンスの伝わらない複雑かつ重要な内容は、電話で話しながら文面を確認してもらうという心構えです。特に、「お金」「価値観」「考え方」の三点について伝える場合、電話とメールを併用することが良いといえます。


3.電話応対

ビジネスマナー研修では、電話をかける際のマナーや心構えについても教えます。たとえば、電話をかける際の三つのマナーとして、以下のようなものがあります。


  • 相手の都合を考える
  • 事前準備をしてからかける
  • 電話の内容は記録を残す


始業直後やお昼休みの時間帯など、相手が電話に出にくいシーンに電話をかけることは適切ではありません。また、電話で伝える用件に関係のある資料などを手元に用意してから電話をかけると良いでしょう。
重要な事柄について電話で話した場合、電話を切った後でメールを送ると更に丁寧です。決定した内容と、いつどのように決定したかの覚書となります。


4.挨拶

ビジネスマナー研修では、挨拶やお辞儀の基本も教えます。たとえば挨拶の基本は、以下のような四点に分けることができます。

  • あ→明るく(笑顔で元気に)
  • い→いつでも(忘れずに)
  • さ→先に(自分から進んで)
  • つ→続けて(一言添えて)

挨拶を忘れることなく、相手より先にを心がけ、明るい声色で、会釈のみにならないように。この四点が挨拶にとって重要な要素となります。
また、お辞儀についてもビジネスマナー研修では取り上げましょう。お辞儀には「会釈」「敬礼」「最敬礼」の三種類があり、それぞれ上体を傾ける角度や目線の位置が異なります。基本的な立ち方から学んでもらうことで、より実践的な研修を実施することができるでしょう。


5.名刺交換

ビジネスマナー研修では、名刺交換についても触れることが多くあります。名刺はビジネスパーソンにとって「顔」とも呼べる大事なものであり、相手の名刺を相手と同じように大切にする心持ちが重要となります。 自分の名刺を切らさないことや忘れないこと、名刺が汚れていないか確認することで、相手への敬意を示す意味合いを持ちます。日本独特の文化であるため、海外の人と交流をする際はこの限りではありませんが、相手への敬意を示すという心持ちは共通のものといえるでしょう。


6.身だしなみ

身だしなみは、ビジネスマナー研修で必ず取り上げるべき項目です。ここでは、「男性用」「女性用」「共通で大切なこと」の三つのポイントに着目して見ていきましょう。 男性の身だしなみで特に重要なポイントは、髭をきちんとそっているかどうかです。近年は髭もアイデンティティのひとつとして可としている企業もありますが、清潔感のあるビジネスパーソンでいたいのであればそっておいた方が無難でしょう。 女性の身だしなみで特に重要なポイントは、スカート丈が短すぎないかどうかです。スーツの着丈があっていないなど、意図せずスカートの丈が短すぎてしまうこともあります。スーツは仕事着であるとともに、運動着でもあります。丈が短すぎで運動しにくいスーツは、選ばないように注意しましょう。 共通で大切なことは複数ありますが、ここでは五つに絞って紹介していきます。

  • スーツのズボンに折り目がついているか?
  • シャツの色は派手すぎないか?
  • 寝ぐせがついていないか?清潔感はあるか?
  • 爪が伸びていたり、汚れたりしていないか?
  • 時計はビジネス仕様か?

ズボンに折り目がついているか、シャツの色は派手すぎないか、しっかりと確認する癖をつけましょう。また、清潔感はビジネスにおいて重要なポイントです。寝ぐせや爪の手入れは忘れないようにしましょう。また、時計などの装飾品も華美になりすぎずビジネスを邪魔しないものを選択すると良いでしょう。


7.訪問・来客・席次

訪問・来客・席次に関しても、ビジネスマナー研修でよく取り上げられる項目です。ここでは、一つずつ簡単に説明をしていきます。 まず訪問時には、相手に時間をとっていただいたことに対する感謝を忘れず、失礼のないように振る舞う必要があります。会社の代表として訪問していることを忘れず、相手に不快感や違和感を与えないよう心を配ることの大切さを教えます。 続いて来客対応ですが、本記事でも紹介しているように、ビジネスマナーは会社のイメージ向上にも役立ちます。来客に気持ちよく過ごしてもらうことは、会社のイメージ向上につながり、ひいてはビジネスの成功にもつながるのです。 最後に席次ですが、席次を意識する必要性は「目上の方やお客様への敬意やおもてなしの心」にあります。「出入口から遠い方が上座」「風景や庭が見えるときは、景色の見える席が上座」「座りづらい席、入りにくい席は一言かけて下座とする」の基本三か条を押さえ、 おもてなしの心を伝える席次の決め方を研修します。 これらは、社会人として知っておくべき常識です。ビジネスマナー研修では、動画教材やグループでのロールプレイングなどを活用して実践的な研修を行いましょう。


8.表情

ビジネスマナー研修では、「表情」についても教えます。表情、とくに笑顔は、相手に好印象を与えるために重要な要素です。笑顔の主な効果は以下の三点にあります。


  • 人の心を和ませ、会話を弾ませる
  • 笑顔が笑顔を呼び、雰囲気を変えることができる
  • 表情は心の鏡として感情を映し出す


自分自身の素直な感情を映し出す鏡として、笑顔は効率的に効果を発揮します。好感を与える笑顔を駆使すれば、ビジネスを円滑に進めることができるのです。


9.立ち居振る舞い

立ち居振る舞いまで学ばせることができるのは、ビジネスマナー研修のメリットなのではないでしょうか。なかなか教えてもらうことのない立ち居振る舞いですが、メラビアンの法則によるとコミュニケーションの55%を占める”視覚情報”に影響を与えます。 「歩く姿勢」「座り姿勢」「指し示し」「ドアの開け閉め」「物の受け渡し」に代表される立ち居振る舞いは、相手に与える印象に大きな影響を与えます。たとえば、悪気なく、人差し指を立てて指し示しを行ったとします。相手は不快感を覚え、あなたの行動はビジネスの場に不必要な違和感を与えてしまうかもしれません。 てのひらを表に向けて指し示しを行えば、このような不和は起こりません。ほんの少しの立ち居振る舞いの注意で、ビジネスを円滑に進めることができるということを実例とともに伝えましょう。


10.ちょっとした気配り

ビジネスを円滑に進めるためには、ちょっとした気配りが必要不可欠です。ビジネスマナー研修では、この「ちょっとした気配り」が何に当たるのか具体的な説明を行うことで、何をすればいいのかが明確に伝わります。 たとえば、上司や先輩に呼ばれた時はメモとペンを持っていくことや、陰口や悪口には便乗しないことなどがあります。ちょっとした気配りがあることで、周囲も自分も働きやすい環境になることを伝えましょう。 アルーでは、これらのポイントを網羅したビジネスマナー研修をご提供しています。座学で学ぶだけでなく、実践することでビジネスマナーを自然にできるようにサポート致します。

▼アルーのビジネスマナー研修についてはこちらのページをご覧ください。

ビジネスマナー研修


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ビジネスマナー研修の資料を自社でつくる際の注意点

自社でビジネスマナー研修の資料を作る場合、上の章で述べた10個のマナーを網羅的に掲載しましょう。 その上で、それぞれのマナーについて次の情報を記載することが望ましいです。


  • いつまでに身につけるか
  • どこまでのレベルを求めるか
  • なぜそのビジネスマナーが必要なのか
  • イラストや図解を用いた分かりやすい説明


いつまでに身につけるか、どこまでのレベルを求めるかについては新入社員の配属先にヒアリングして決めましょう。配属時にどれくらいのレベルになっていてほしいのか、すり合わせることが重要です。
現場とのすり合わせや分かりやすい資料作成は非常に骨の折れる業務です。人事担当者や現場社員の必要な工数を計算すると、人件費もそれなりにかかってくるでしょう。
そのため、多くの企業では外部の研修会社の教材を利用することがほとんどです。
アルーのビジネスマナー研修では、受講者が納得しやすいようにそれぞれのビジネスマナーがなぜ必要なのか、具体的にはどのような行動が求められているのかを教材に落とし込んでいます。
アルーのビジネスマナー研修について詳しくは「ビジネスマナー研修」のページをご覧ください。


▼ビジネスマナー研修の資料はこちらからダウンロードできます。

  『ビジネスマナー研修』資料ダウンロード 「ビジネスマナー研修」の資料をダウンロードいただけます。一人ひとりが会社の代表として相手に信頼感・安心感を与える必要があることを理解し、印象管理(身だしなみ、挨拶、表情、立ち居振舞い、言葉遣い)や実務マナー(名刺交換、電話応対、メール応対、訪問・来客・席次など)を身につけます。 アルー株式会社



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ビジネスマナー研修は厳しくすべきか?

ビジネスマナー研修を実施する際に悩むのが、挨拶やお礼などの声の出し方や立ち居振る舞いなどのマナーを徹底してもらうために、厳しく指導すべきかという点です。ここでは、新入社員に厳しくビジネスマナーを指導することのメリットとデメリットを紹介します。


厳しいビジネスマナー研修のメリット

厳しいビジネスマナー研修を行うことのメリットとしては、マナーの型を身につけやすいという点が挙げられます。例えば、印象のよいはきはきとした声量であったり、敬語の使い方、お礼の角度など、普段意識して行動しにくいものでも、講師による徹底的なフィードバックを通じて正しいマナーを身につけることができるでしょう。


厳しいビジネスマナー研修のデメリット

厳しいビジネスマナー研修を行うことのデメリットとしては、マナーの型は身についても、なぜマナーを身につけておく必要があるかまで理解しにくいことが挙げられます。本来、ビジネスマナーは、社会人として異なる価値観や考え方の人とも協働していくために、相手に信頼感・安心感をもってもらう目的で身につけておく必要があります。このようなマナーを身につけるうえでの心構えを理解していないと、新入社員の中には、「なぜここまで厳しく指導されているのだろう」「研修の時間さえ正しくできれば、現場ではそこまで必要ないのでは?」という考えをもつ人もでてきてしまいます。
アルー株式会社では、社会人にビジネスマナーが求められる理由や背景を新入社員が腹落ちして理解したうえで、企業で必要なマナーの水準に合わせて、マナーの型を身につけることをお勧めしています。


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新入社員にビジネスマナーが身につかない原因3つ

ビジネスマナー研修を行っても、新入社員にマナーが身につかない、配属先から「マナーができていない」と言われる場合、次のような原因が考えられます。研修内容を見直す参考にしてください。


ビジネスマナーを身につける目的を理解されていない

一つ目に、マナーの型だけをいきなり押し付けて指導してしまい、マナーを身につける意義が伝わっていない可能性があります。特に、Z世代の新入社員は自分のためにならないことや意味を感じないことには真剣にならない傾向があります。また、ネットを中心としたコミュニケーションが多いことから、外部に対する意識が低下していることも、ビジネスマナーの重要性に気が付けない要因となっています。まずはマナーを身につける意義を理解してもらうことから始めましょう。


合格ラインを明確に伝えていない

二つ目に、どこまでできれば合格ラインかを明確に伝えていない可能性があります。例えば、現場配属の前までには、電話応対に必要な敬語が自然と使えている、名刺交換がスムーズにできるようになっているなど、いつまでにどれぐらいの基準でできているとよいかを明確に伝えると良いでしょう。合格水準に達しているか判定テストなどを行うのも効果的です。


実践量が足りていない

三つ目に、実践量が足りてない可能性があります。ビジネスマナー研修は導入研修期間の初期に位置づけられることが多いため、配属前には忘れてしまっているということも起こりえます。例えば、翌日以降の研修で、ビジネスマナー研修で学んだ内容ができているかフィードバックするなど、実践機会とフィードバックの機会を定期的に取り入れるとよいでしょう。


ビジネスマナー研修


ビジネスマナー研修を成功させるコツ

新入社員にビジネスマナーが身につかない原因を踏まえて、ビジネスマナー研修を成功させるコツを解説します。


ビジネスマナーを身につける意義を伝える

一つ目はビジネスマナーを身につける意義を伝えるとよいでしょう。先述の通り、ビジネスマナーを身につける必要性としては、「周囲からの印象を自らの意識で管理し、誰から見ても、信頼感・安心感を持ってもらえる状態を保つこと」が挙げられます。ただし、研修においてはこのようなメッセージを伝えるだけではなく、新入社員が自分なりに必要性を感じられることが必要になります。例えば、自社で実際にあったマナーにおける成功事例や失敗事例を伝えたり、実際に新入社員にマナーができていないことでどんなデメリットがあるか、できていることでどんなメリットがあるかを考えてもらったりすると、自分なりに理解することができるでしょう。


合格ラインに達するまで何度も実践してもらう

合格ラインに達するまで、何度も実践してもらうとよいでしょう。マナーの型の定着においては、反復練習が一番の近道です。研修内での実践に加えて、ペアで自主的に練習し、相互にフィードバックをするなどの機会を取り入れると定着しやすいです。また、判定テストの合格を目指してもらうという手法もあります。


配属後のフォローを行う

三つ目は、配属後にビジネスマナーを実践できているかどうか、上司や先輩社員にヒアリングを行い、必要であればフォロー研修を実施するとよいでしょう。フォロー研修では、ヒアリングの結果わかった課題に応じて、実践度合いを振り返ってもらったり、復習の機会を設けたりすると効果的です。また、現場で実践するなかで出てきた悩みを解消するために、実践のコツを受講者同士でシェアすることも有効でしょう。
また、現場でのフォローも重要です。上司や先輩社員に新入社員へのフィードバックのコツを伝えて、現場での実践を通して身につくようにサポートしてもらうことも有効です。



ビジネスマナー研修



ビジネスマナー研修の実施方法

オンライン研修

ビジネスマナー研修を成功させるポイントは、求められるビジネスマナーの基準は相手の価値観によって異なるということを受講者に理解してもらうことです。相手がビジネスマナーに厳しい人であった場合、こちらも厳しくビジネスマナーを徹底する必要があります。

この心構えを説明した上で、反復練習を行い”型”の定着を支援しましょう。講義で学ぶだけでは、いざ実践しようとしても自然に行動できないケースも多いです。

では、社員に対してビジネスマナー研修を実施する場合、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。

ビジネスマナー研修の実施方法は、以下の四つの方法があります。


  • 講師派遣型研修
  • オンライン研修    
  • 公開講座    
  • eラーニング


以下にて、詳しく内容を見ていきましょう。


講師派遣型研修

講師派遣型のビジネスマナー研修とは、講師やトレーナーが依頼された企業に出向き、研修を行う方法です。研修会場の設営などの準備は、依頼をした企業が行います。

希望の日時や場所で研修を行うことができ、参加した社員全員が研修を共通言語として認識することができます。
また、マナー習得のための実践練習ができるため、定着が早いことや、講師からの客観的なフィードバックが貰えることもメリットです。
一方で、設営を自社で行わなければならない点や、受講者全員が自社社員であることから研修にメリハリがつきにくいという点はデメリットです。


オンライン研修

オンライン研修型のビジネスマナー研修とは、PCやスマートフォン、タブレットなどを使って、指定の時間に講義を受ける研修の方法です。「Webセミナー」「ウェビナー」「WEB研修」とも呼ばれます。

遠方に住む社員の研修に活用できたり、録音や録画ができたりするメリットがあります。

ただし、一定水準以上の通信環境がない場合はその整備の補助をしなければならないことや、受講者同士のコミュニケーションの減少などデメリットもあります。    

アルーのビジネスマナー研修は、集合研修とオンライン研修のどちらにも対応しています。オンライン研修だからと言って、知識を学んで終わりではありません。動画を活用し、受講者のビジネスマナーについて講師が直接フィードバック致します。
研修で学んだビジネスマナーを職場できちんと実践してもらいたい、とお考えの人事担当者さまにおすすめの研修です。

▼アルーのビジネスマナー研修についてはこちらのページをご覧ください。
ビジネスマナー研修


公開講座型

公開講座型のビジネスマナー研修とは、研修を提供する企業が会場を準備し、そこにさまざまな企業から受講者が来場する方法です。


  • 研修参加対象者が少ない場合でも研修に参加できる
  • 異業種間でさまざまな人と交流を持てるため刺激を得られる
  • 研修会場の設営の手間がかからない


といったメリットがあります。

一方で、スケジュールに融通が効かないことや研修に上限人数が定められていることもあること、受講後のフォローアップが難しいことなどデメリットもあります。


動画などを用いたeラーニング

eラーニングとは、PCやスマートフォン、タブレットを使ってインターネットで研修を受ける学習方法のことです。インターネット環境があれば時間や場所を問わずにいつでも学習ができ、隙間時間の活用にもなります。

いつでもどこでも学習ができる一方で、モチベーションの維持が難しいことや、ロールプレイなどの実践練習ができないというデメリットもあります。

アルーでは、学習管理システム(LMS)「etudes」を通してビジネスマナーのeラーニング教材を学ぶことができます。
etudesの教材内容について詳しくは『ビジネスマナー』をご覧ください。


eラーニングでマナー研修を受ける際の注意点

動画コンテンツやeラーニングを用いた学習は、「いつでも受けられる」メリットがある一方で、その分、自発的に学べる人材でないと効果的に学べないというデメリットがあります。受講を後回しにしてしまう新入社員もでてくるでしょう。

解決策としては、人事部や配属先部署が学習の時間を確保しておくことが挙げられます。eラーニング受講に充てる時間を確保し、他の研修や業務を詰め込まないようにしましょう。特に、現場配属後のeラーニング受講は業務の都合で後回しにされる可能性があるため、現場との協力体制を構築することが重要です。

また、動画だけで完結させるのではなく、オフラインでのロールプレイングも併用しましょう。新入社員が正しくビジネスマナーを理解できているか、スムーズに実践できるかを丁寧に確認してください。



ビジネスマナー研修



アルーのビジネスマナー研修

アルーでは、新入社員向けのビジネスマナー研修をご用意しています。社会人としてふさわしいマナーを職場やお客さま先で体現することを目指し、行動習慣としてのビジネスマナーの定着化を図ります。


アルーのビジネスマナー研修のプログラム

テーマ

概要

イントロダクション

グランドルールと研修目的の確認

マナー理解度テスト

  • マナーの基礎知識を確認するテストを実施
  • ラーニングポイントに沿って自己紹介動画を撮影し、動画を自己採点する

マナーを体現するための心構え

社会人にとってのマナーとは何か、なぜ大事かを確認し、「一人ひとりが会社の代表として相手に信頼感・安心感を与える」というマナーの心構えについて理解する

講義「印象管理」

身だしなみ、挨拶、表情、立ち居振る舞い、言葉遣いをテーマに、周囲から信頼感・安心感を持ってもらえる状態をどのように作るかを学ぶ

実践演習「印象管理」

  • 尊敬語、謙譲語、丁寧語、普通語に関してチェックテストを行う。「ら抜き言葉」、「二重敬語」など、よくある間違いについて確認する
  • 再度自己紹介動画を撮影し、チェックする

講義「実務マナー」

職場ですぐに実践するマナーとして、名刺交換、電話応対、メール応対、来客・訪問・席次について学ぶ

実践演習「実務マナー」

  • 1対1の名刺交換
  • 複数人の名刺交換
  • 電話対応
  • 来客対応のシミュレーション

講義「マナーと人間関係」

気持ちよく働くための環境づくりと、人間関係の構築として、会食・宴会でのマナーについて学ぶ

実践演習「マナーと人間関係」

会食・宴会中に起こりえるアクシデントについて、自分ならどのように対応するかをテストする

まとめ

職場での実践に向けて研修での気付きをまとめ、目標を立てる

上記プログラムは一例です。自社の業種や働き方に合わせて、内容のカスタマイズが可能です。


アルーのビジネスマナー研修の特徴

アルーのビジネスマナー研修では、まずはマナーの必要性を理解することに重きを置いています。Z世代の新入社員は、必要性を理解したものに対しては素直に学び、実践する傾向にあります。そのため、マナーの必要性を理解してもらい、学ぶ動機づけを行なうことを重視しています。
また、知識としてインプットするだけでなく、ビジネスマナーが定着することを研修のゴールとしています。そのため、プログラムには実践演習や判定試験を多く取り入れています。実践演習を繰り返すことで、意識しなくてもビジネスマナーを実践できる状態で配属できるようなプログラムになっています。
リモートワーク中心の企業向けのビジネスマナー研修にも対応しています。ビデオミーティングでのマナーやチャットでのマナーなど、リモートワークだからこそ知っておくべき知識もお伝えします。また、リモートワークではビジネスマナー実践の機会が減ってしまうため、実践ドリルを用いた自習も支援します。


ビジネスマナー研修



アルーのビジネスマナー研修の事例

アルーでは、ビジネスマナー研修を大手企業を中心とした多くの企業様に導入いただきました。事例をご紹介します。


株式会社NTTドコモ様の事例

アルーでは、株式会社NTTドコモ様へビジネスマナー・スキル研修の支援をしています。
2020年4月、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、初めて、教室研修ではなくオンラインでのビジネスマナー研修を実施しました。
オンライン研修でありがちな講師から受講者への一方通行のコミュニケーションに陥ることもなく、電話対応のプログラムではまるで本物の電話対応をしているような状態を実現することができました。
受講者の研修満足度、研修理解度ともに5点満点中4.6点と高い評価を頂いた研修です。

▼事例の詳しい内容はこちらからご覧ください。
学生から社会人への変革(オンライン研修)(株式会社NTTドコモ)


マナーの意義を再確認した研修事例

通信業のA社では、コロナウイルスの影響からリモートワーク中心の働き方にシフトしました。すると、ビジネスマナーの実践機会が減少し、マナーの意識が下がっているという課題がうまれてしまいました。
改めてマナーの意義を理解し、身につけてもらう必要を感じ、アルーのビジネスマナー研修を導入いただきました。
その場しのぎのマナーにならないよう、マナーが自身のキャリアに影響を与えるのだということを認識してもらうよう研修を設計したことがポイントです。個別フィードバックを通して受講者全員が型を習得したあとは、現場の先輩社員も巻き込んで継続的な実践とフィードバックを繰り返せるようにしました。
9割以上の受講者が、社会人としての基本的な心構えを再認識し、職場で活用できる学びを得ることができました。

▼事例の詳しい内容はこちらからご覧ください。
社会人として求められる基本的な心構えを再度認識し、ビジネスマナーを定着させる


ビジネスマナー研修


まとめ

ビジネスマナーは、人と人との交流の中で生まれます。相手を尊重し、自分も尊重する。相互尊重の意思を持って、相手を大切にすることこそがビジネスマナーだといえるでしょう。相手や自分を大切にしないビジネスは円滑に進みませんし、お互いに気分のいいビジネスとはいえません。だからこそ、ビジネスマナー研修はすべての企業にとって必要なのです。

アルー株式会社は、人材育成の分野で約20年の実績を持つ人材育成会社です。取引企業総数約1,493社に及ぶ豊富な経験をもとに、貴社のビジネスマナーの課題を解決いたします。

ビジネスマナー研修の実施を検討している、またはお困りのことがある企業様は、是非アルー株式会社にご連絡ください。私たちとともに、ビジネスマナー研修を実施し、施策を成功に導きましょう。

▼アルーのビジネスマナー研修について詳しくはこちらのページもご覧ください。
ビジネスマナー研修

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ビジネスマナー研修


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20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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