-今回研修に参加するにあたって目標・目的はどういったものでしたか?
西尾 「実際にお客様を訪問した時にどう実践できるか」を目標に取り組みました。というのも、私は昨年8月ごろから営業活動をしており、お客様へ伺った際にどう対処していいか分からなかったことがありました。研修の演習にもあった同様のトラブルにも遭遇した経験から、身を入れて受講しました。
富田 営業は対人の仕事のため、お客様に迷惑をかけないような立ち居振る舞いや、言動を心がけていますが、研修ではさらにスキルを向上させることを念頭におき参加しました。
立松 「新卒だから」で許してもらえる程度のマナーしか身に付いていないと自覚していましたので、社会人としてきっちりとしたマナーを学びとる気持ちで臨みました。
-今回、研修に実際の上司が参加したことについてどのような印象を持たれましたか?
西尾 研修前までは上司とうまくコミュニケーションが取れていませんでした。長々と報告をつづける行動をしてしまっていたのですが、ホウレンソウの具体的な方法が学べ、上司と一緒に受講したことで、双方の心構えが理解できたことは収穫でした。
問題が起こった時も、お互い共通言語で報告できるようになり、最近のトラブルでは早急に対処できた事例があります。
富田 名古屋支店は比較的年齢層が若く、プライベートの相談も気軽にできるような和やかな雰囲気なので、ホウレンソウについて課題感はありませんでした。しかし、他の支店では「新人がなかなか報告してこない」という状況だと聞きました。
新人からしてみたら「報告しやすい環境にしてくれているのか」という疑問がありましたので、今回の研修は、上司の意識改善に繋がることに期待が持てる内容でした。
立松 異動してきたばかりの社員と一緒に受講しましたが、上司への報告の仕方という同じ課題で取り組めたことと、お互いアドバイスしながらできたことが印象に残りました。
-2日間の研修を経て、成長実感や気持ちの変化はありますか?
西尾 本当に簡単なことですが、意識が高まったのが名刺交換のやり方です。名刺ケースの向きから名刺の渡し方、受け取り方に至るまでの一連の作法をロールプレイで学べたことを、そのまま実践に活かしています。
富田 お客様へ伺うときはまずアポイントを取るようになったことです。僕は少し考え方が古いのかもしれませんが、それまでは「営業は飛び込みありき」というイメージがあり、アポイントを取らずにとにかく1軒でも多く回って名刺を置いてくる営業スタイルをとっていました。アポイントを取るようにしてからは、お客様がいらっしゃる時間に訪問するようになり、営業効率が格段に向上しました。
立松 マナー研修中のディスカッションで「お客様を車に乗せる際にどの座席にご案内すればいいか」という題材がありました。私は、どこに案内するといいのか全然分からなかったのですが、研修を通じて基本的な席次などのビジネスマナーを理解し、営業時に実践にまでつなげられました。
-研修を振り返ってみた感想をお聞かせください
西尾 ロールプレイが多い研修でした。座学で学ぶ研修だと、時間が経つとやっと1割覚えているかいないかでしたが、今回の研修マナーやホウレンソウのやり方などがロールプレイ中心で行われたため、今でもしっかり覚えていますので、受講してよかったと思います。
富田 この研修を受ける前までは現場至上主義が頭にありましたので、研修を受けるより、1軒でも多くお客様を訪問した方が実践できて学びも早いという思いが強くありました。しかし、実際研修を受講してみると、自分の知らないビジネスマナーがあることを知り、また名刺の受け渡しをはじめとして間違ったマナーを実践してしまっていたことに気づかされました。ロールプレイングで、実際に体感することで、改善することができました。
立松 エレベータートークの難易度が高かったのですが、上司にアドバイスをもらいながらロールプレイしたことで、理解を深められたことが自分の中で一番の収穫になっています。