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新入社員研修でeラーニングを活用するメリットとデメリットと対策をわかりやすく解説

リモートワークが進んだ昨今、新入社員研修をeラーニングで実施したり、集合研修とeラーニングを併用したりする企業が増えてきています。
 
eラーニングで新入社員研修を実施すれば、いつでもどこでも気軽に学習してもらえるといったさまざまなメリットがある反面、モチベーション維持など対策すべき点があるのも事実です。
 
この記事では、新入社員研修でeラーニングを活用する際のメリットや注意点、事例や成功のためのポイントを徹底的に解説します。


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目次[非表示]

  1. 1.【テンプレートプレゼント!】新人教育育成計画書
  2. 2.新入社員研修にeラーニングを導入する企業が増加
  3. 3.新入社員育成におけるeラーニング活用方法5選
  4. 4.新入社員研修でeラーニングを活用するメリット
  5. 5.新入社員研修でeラーニングを活用する際のデメリットと対策法
  6. 6.新入社員研修のeラーニングを成功させるポイント
  7. 7.eラーニングを使ったアルーの新入社員研修のプログラム例
  8. 8.eラーニングの形式の種類
  9. 9.eラーニング教材を手配する方法
  10. 10.アルーのeラーニングプログラムのサンプル
  11. 11.eラーニングを活用した新入社員研修の事例
  12. 12.新入社員研修のeラーニング活用ならアルーにお任せください

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新入社員研修にeラーニングを導入する企業が増加


eラーニング戦略研究所の調査によると、2021年には新入社員研修にeラーニングを導入している企業は72%に及びます。2018年時点では38%だったことを踏まえると、新入社員研修にeラーニングを導入する企業が大きく増加していることがわかります。

新入社員研修でのeラーニング利用状況

参考:新入社員研修に関する調査報告書(2021年度) | eラーニングのデジタル・ナレッジ




新入社員育成におけるeラーニング活用方法5選

eラーニングは、集合研修と組み合わせることで様々な活用ができます。ここでは、eラーニングを新入社員育成に取り入れる際の主な5つのパターンをご紹介します。


集合研修の事前課題・テストに取り組んでもらう

まず、集合研修の事前課題やテストをeラーニングで配信する方法が挙げられます。
たとえば、コンプライアンス研修の前に「コンプライアンス違反によるトラブル事例を調べる」といった課題を出せば、コンプライアンス研修の意義を理解し、主体的に研修を受講することに繋がります。
集合研修を受ける前の理解度をテストでチェックするのもおすすめです。事前にテストを行うことで、研修後にどれだけ知識やスキルが身に付いたか比較することもできます。
事前課題やテストを出す際には、必ず取り組むように全ての受講者に促しましょう。「やってもやらなくてもよい」としてしまうと、研修当日の受講者の足並みが揃わず、研修の効果が十分に発揮されません。


集合研修の前に基礎知識をインプットしてもらう

集合研修の前にeラーニングで基礎知識をインプットしてもらうのも有効です。
たとえば、ビジネスマナー研修を実施する前に動画で名刺交換やお辞儀の方法を見て学んでもらうとよいでしょう。eラーニングで事前学習に取り組んだあと、集合研修でロールプレイング中心の講義を組むことで、ビジネスマナーの定着がスピーディーに進みます。


集合研修後の事後課題・テストに取り組んでもらう

集合研修後の事後課題・テストにeラーニングを活用するケースもあります。eラーニングシステム上で課題の提出状況やテストの点数を管理できるため、人事部側も研修の効果測定を行いやすいというメリットがあります。
研修後にeラーニングで事後課題やテストを出す場合は、期日を明確に定めることがポイントです。研修当日の熱量が失われないうちに取り組んでもらいましょう。


導入研修後、定期的に動画を見直してもらう

新入社員導入研修が終わり配属された後、eラーニングで定期的に動画を見直してもらうことも有効です。
受講者が自分の復習したいタイミングで動画を見直すことができるのがeラーニングの特徴です。実際に顧客と接する機会が増えてきた頃にビジネスマナー研修の動画を見直してもらったり、忘れてしまった内容を思い出すために活用してもらったりするとよいでしょう。
また、一年目の夏頃には少しずつ業務に慣れてきて、中だるみしてしまう新入社員も見られます。導入研修で学んだ内容を今一度思い出して初心に帰ってもらうことで、中だるみの時期を乗り越えることができるでしょう。


eラーニングのみで講義とテストを完結させる

集合研修と組み合わせずに、eラーニングのみで講義とテストを完結させることもできます。コンプライアンス研修や個人情報保護研修など、知識のインプットが中心となる講義の場合はeラーニングのみでも研修効果を発揮できるでしょう。
ただし、ビジネスマナーにおける名刺交換などは実践を積み重ねることも重要です。ロールプレイングの機会を必ず設け、eラーニングでインプットした知識が行動として定着するまでフォローすることが必要です。




新入社員研修でeラーニングを活用するメリット

新入社員でeラーニングを活用するメリットは、大きく分けて5つ挙げられます。
実際、リモートワークの普及に伴いeラーニングを新入社員研修で活用する企業も増えてきました。
 
まずは、新入社員研修でeラーニングを活用するメリットを確認していきましょう。


場所・時間を問わず実施が可能

従来の対面型研修では、社員へ一堂に会してもらっていました。集合研修では決められた場所と時間で学んでもらう必要があるため、移動や宿泊などさまざまな手間がかかってしまいます。
 
eラーニングを活用すれば、場所や時間を問わず研修を実施することができます。
新入社員が、仕事の合間や会議の待ち時間など、隙間時間を使って自分のペースで学習できるため、効率的に知識をインプットすることが可能です。
また、eラーニングは自宅からでも受講できるため、リモートワークを導入している場合でも活用しやすいというメリットもあります。


予習・復習がしやすい

対面形式で実施する研修では、研修中に浮かんだ疑問点などをその場で確認する必要がありました。
後から講師へ連絡を取って質問をすることもできますが、手間がかかってしまいますし、講師も後日の質問に必ず対応できるとは限りません。
 
一方、eラーニング上で配信された教材はいつでも視聴することが可能です。そのため、内容が理解できるまで何度も繰り返し視聴でき、事前に予習をしたり必要なタイミングで復習をしたりすることもできます。自分のペースと理解度に合わせて学習をすれば、知識が定着しやすくなるでしょう。


教育の質を均等にできる

大人数の社員を対象として実施する対面型の研修では、クラスを分けて同じ内容を繰り返し実施するケースも多いです。
複数回研修を実施する場合、担当する講師によって内容や質に幅が出てしまうことがあります。また、来年度以降も同じ研修内容を継続的に提供できるとは限りません。
 
eラーニングを活用すれば、教育の質を均等にできます。
一度高品質な教材を作成すれば、同じ教材を繰り返し使い続けることも可能です。
特に新入社員研修の場合、ビジネスマナーやOfficeツールの使い方など、同じ内容を繰り返し教育するケースが多いでしょう。
eラーニングを活用すれば、高品質な教育を継続的に提供できます。


学習の進捗を把握しやすい

対面形式で研修を実施する場合、紙のアンケートやテストを実施して、別途それを集計する必要があります。
しかし、紙のデータの集計は時間がかかりますし、何よりそれぞれの社員の到達度を細かく把握することには限界があるでしょう。
 
eラーニングを使えば、テストの結果や教材への取り組み具合など、社員の学習の進捗をひと目で把握できます。社員の動画教材の視聴履歴を秒単位で記録できるものも存在します。
こういったツールを使えば、社員がどこまで学べていて、どのような内容でつまずいているのかを即座に把握することができるでしょう。


研修コストを削減できる

対面形式で研修を実施する場合、事前に会場を押さえておく必要があります。講師や研修運営スタッフの日程調整も必要です。
 
eラーニングを活用すれば、こうしたコストを一気に削減できます。もちろんeラーニングで研修を実施する際にも一定のコストはかかりますが、対面研修と比べると金銭的にも時間的にも、さまざまなコストを削減できることは間違いありません。
特に昨年度の教材を活用できる2年目以降は、研修運営の負担が大きく軽減するでしょう。


自分のペースで学べる

eラーニングにおける大きなメリットの一つは、学習ペースの自由度です。受講者は、自分の理解度やスケジュールに合わせて、学習する内容やその量を自由に決められます。もし特定のトピックの理解が難しい場合は、その内容を繰り返し学ぶことが可能です。
集合研修では、決まった時間に決まった場所に集まる必要があります。また、講義の進行の妨げになることを恐れ、分からない部分を質問できない新入社員もいるかもしれません。eラーニングは自分のペースで学ぶことができるので、一人ひとりの学習効果を高め、効率的な学びにつながります。




新入社員研修でeラーニングを活用する際のデメリットと対策法

eラーニングを新入社員研修に活用することにはさまざまなメリットがありますが、一方でいくつか気をつけたいポイントが存在するのも事実です。効果的なeラーニングを実施するためには、どういった点に注意すればよいのでしょうか。
 
新入社員研修でeラーニングを活用する際のデメリットと、その対策法を解説します。


モチベーション維持が難しい

eラーニングでは、いつどれくらい学習を進めるのかが本人に委ねられています。そのため、学習の進捗がそれぞれのモチベーションに左右されてしまうのがデメリットです。
集合研修と違って一人で取り組むため、周りに勉強をする仲間がいないのもモチベーション維持の難しさに拍車をかけてしまいます。
 
こうしたデメリットを解決するためには、eラーニングを集中的に行ってもらう時間を取るのがおすすめです。
研修期間中にeラーニングを進める時間を設けたり、「〇月までにここまで終わらせてください」といった期限を設定したりするのがよいでしょう。


受講者の環境整備が必要

eラーニングを実施する際には受講環境を整える必要があります。
例えば容量を気にせず使えるインターネット環境が必要ですし、教材を視聴するタブレット端末やパソコンを別途支給する場合もあるでしょう。
 
受講者の環境整備が必要な点も、eラーニングのデメリットといえます。受講者の環境整備を行うためには、事前の周知を徹底することが重要です。eラーニングの受講のためにどのようなデバイスとネットワーク環境が必要なのかをあらかじめ伝えておき、必要に応じてサポートを提供しましょう。


実習が必要な研修には向いていない

eラーニングの大きなデメリットとして、実習が必要な研修は行いづらいという点が挙げられます。
例えば新入社員研修であれば、ビジネスマナーを学ぶためのロールプレイングなどはeラーニングでは実施できません。
 
このデメリットを解決するためには、eラーニングと集合研修と組み合わせて実施するブレンディッドラーニングの活用がおすすめです。eラーニングで事前学習を行い、集合研修ではディスカッションやロールプレイングを実施する流れのことを反転学習とも呼びます。

反転学習とは

eラーニングで知識をインプットして、集合研修でそれをアウトプットするという流れを作り、双方のメリットを活かした研修を実施しましょう。


ブレンディッドラーニングについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
【事例あり】ブレンディッドラーニングとは?効果的な方法や注意点を徹底解説


教材作成が必要になる

eラーニングを実施する際には、動画教材やスライドなどを作成する必要があります。
しかし、ノウハウがゼロの状態から質の高い動画教材を作るのは難しいものです。録音や録画などに予想以上の手間がかかってしまうケースもあるでしょう。
 
eラーニングでは、自社での講演記録やセミナーの録画など、すでにある教材を使える場合もあります。こうした既存のアセットを活用すれば、教材作成の手間を削減できるでしょう。
 
なお、アルーでは自社オリジナル教材の作成支援を行っております。オリジナルでの教材作成をご検討の場合は、ぜひ人材育成のプロであるアルーにご相談ください。
アルーの自社オリジナル教材の作成支援については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
eラーニング教材
※アルーのLMS「etudes」の公式サイトへ遷移します。


コミュニケーションが取りづらい

eラーニングのデメリットとして、双方向的なコミュニケーションが取りづらい点が挙げられます。画面にボタンを表示してクイズに回答してもらうといったやり取りは可能ですが、ディスカッションのような複雑なやり取りはeラーニング上ではそもそも不可能です。
 
こうしたデメリットを解決するためには、集合研修と組み合わせるブレンディッドラーニングの活用がおすすめです。対面形式でのディスカッションを取り入れたり、フォローアップ研修を実施したりして、必要なサポートを行いましょう。
また、上司がeラーニングでの研修について定期的に声掛けするのもおすすめです。eラーニングを進める中で困ったことがあれば、すぐに相談できる環境を整えておくとベストです。


受講者側・人事側ともにITリテラシーが必要

eラーニングを受講するためには、ネット回線への接続や情報端末の操作が必要です。eラーニングをスムーズに受講するためには、新入社員側に一定のITリテラシーが必要です。
また、eラーニングを提供する人事側にもITリテラシーが必要です。教材をアップしたり、課題の提出状況を管理したりと、eラーニングツールを使用しての業務に慣れる必要があります。




新入社員研修のeラーニングを成功させるポイント

	作業する女性

新入社員研修のeラーニングを成功させるためには、いくつか気をつけておきたいポイントが存在します。例えば、アクティブラーニングを取り入れたり、集合研修と組み合わせたりすると有効でしょう。
 
eラーニングを取り入れた新入社員研修を成功させるポイントを3つ紹介します。


アクティブラーニングを取り入れる

アクティブラーニングとは、社員の主体的な学ぶ姿勢を引き出しながら実施する研修手法のことです。テーマ別研修や職種別研修ではもちろん、主体性の構築が重要な新入社員研修でもよく取り入れられています。
 
eラーニングを実施した新入社員研修を実施する場合には、アクティブラーニングの手法を取り入れるのが有効です。アクティブラーニングを実施すればeラーニングへのモチベーションを維持できるため、前向きな姿勢でeラーニングに取り組んでもらいやすくなります。
例えば現場での実践期間を設けて主体的な行動を促したり、学んだスキルを使って取り組むワークショップを実施したりするのが有効です。


集合研修と組み合わせる

eラーニングの課題として、実践的な演習ができなかったり、コミュニケーションが取りづらかったりといった点がありました。こうした点を克服してeラーニングによる研修を成功させるためには、集合研修と組み合わせるのが効果的です。
 
例えばビジネスマナーを身につける研修では、eラーニングで基本をインプットして、集合研修でロールプレイングに取り組んでもらうといった活用法が考えられます。
また、Officeツールなどの使い方を教える際も、eラーニングで使い方を説明する動画を配信し、対面研修で実際にWordを使った文書作成に取り組んでもらうといった実践が可能です。


受講後のフォローも大切

eラーニングを使った研修にありがちな失敗例が、研修後に何もフォローアップを行わないというものです。フォローアップを行わない場合、新入社員が研修内容を振り返る機会がなくなってしまいます。そのため、いつでも内容を復習できるというせっかくのeラーニングの利点も活かされません。
 
eラーニングを実施した後には、必ず受講後のフォローを実施しましょう。例えば「動画教材の中で分かりづらい部分はなかったか」といったヒアリングやアンケートを実施すれば、社員が内容を思い出すきっかけになります。加えて、eラーニングで配信した教材の改善点を見つける機会にもなるでしょう。




eラーニングを使ったアルーの新入社員研修のプログラム例

企業への新入社員研修導入実績No.1のアルーのeラーニングはアウトプット中心でさまざまな新入社員研修プログラムをご提供しています。受身の姿勢ではなく、本気で自分で考えて解かなければ合格できないアウトプット中心のカリキュラムが特徴のため、学んだことを定着させたい企業におすすめです。

アルーの提供している、新入社員研修のプログラム例を3つご紹介します。


新入社員/内定者向けeラーニングのプランの全体像とプランの違い

アルーの新入社員/内定者向けeラーニングはビジネスパーソンとしての基礎がバランスよく身につく9種類のプログラムで構成されたライトプランと、新入社員に必要なスキル・マインドを網羅した15種類のプログラムのスタンダードプランの2つがあります。自社の予算や、何を新入社員に身につけたいかという目的によって選べるようになっています。



ライトプラン

スタンダードプラン

eラーニングプログラム

学生から社会人への意識転換

他者の受容・尊重

ロジカルシンキング

ビジネスマナー

ビジネス文書

Microsoft Excel ベーシック編

Microsoft Excel アドバンス編

Microsoft Word ベーシック編

Microsoft Power Point ベーシック編

自己改善サイクル


相手の期待に応える


段取り


報告・連絡・相談


仕事の進め方


問題解決思考ドリル


利用期間

1年間

1年間

価格(税抜)

3,000円/1名

5,000円/1名

サービスページ


新入社員/内定者向けeラーニング <スタンダードプラン>

新入社員や内定者向けのスタンダードプランでは、学生から社会人への意識転換や自己改善サイクルを中心とした、合計10種類以上のコースを学んでもらうことができます。
マインド面とスキル面の両方で、学生から社会人へのステップアップを実現するカリキュラムなのが特徴です。
 
また、WordやExcel、PowerPointなどビジネスに必須のツールを使いこなせるようになるためのコースもそれぞれご用意しています。

新入社員・内定者向けのスタンダードプランは、以下のページから詳しくご確認ください。
新入社員/内定者向け<スタンダードプラン>


 
新入社員/内定者向け <ライトプラン>

新入社員や内定者向けのライトプランは、スタンダードプランに含まれるコースの中から、特に重要なものを厳選してピックアップしたプランとなっています。
学生から社会人への意識転換はもちろん、ロジカルシンキングやビジネスマナーなどビジネスパーソンとしての基礎がバランスよく身につくカリキュラムなのが特徴です。
 
なおライトプランでも、WordやExcel、PowerPointを使いこなせるようになるためのコースが充実しています。

新入社員/内定者向けのライトプランは、以下のページから詳しくご確認ください。
新入社員/内定者向けeラーニング <ライトプラン>



新入社員研修

人材育成を専門に手掛けているアルーでは、新入社員研修をトータルでサポートしています。
自立した社会人になるために必要なスキルやマインドをまとめて獲得できる研修カリキュラムをご用意しているため、ぜひお気軽にご相談ください。
 
eラーニングについては、集合研修のサービスラインナップに合わせたコンテンツをご用意しています。
アウトプット中心の研修となっているのが特徴で、集合研修と連動したブレンディッドラーニングにもぴったりです。
 
アルーの実施している新入社員研修の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
新入社員研修


eラーニングの形式の種類

eラーニングにはいくつかの種類があります。それぞれにメリット、デメリットがあり、適した研修テーマも異なります。どの形式を選ぶべきか、慎重に判断しましょう。eラーニングの形式について4つご紹介します。


資料アップロード


eラーニングの形式の一つ目は資料アップロードです。PowerPoint等で作成した研修資料をアップロードし、受講者には資料を読み進める形で学んでもらいます。
この形式のメリットは、研修教材の準備が簡単だという点です。集合研修で使用した教材やセミナー資料など、既存の資料をアップロードするだけで教材として使える場合もあるでしょう。その場合、教材準備の手間はほとんど不要になります。
一方、資料を読むだけになるため、受講者が飽きやすく、内容を読み飛ばしてしまう可能性があります。受講後に理解度テストを実施するなどの対策が必要です。



動画による講義形式


動画による講義形式も、eラーニングではよく使われます。講師の講義を録画し、配信する形式です。
資料を読むだけの受講形式より、受講者が集中して取り組めるというメリットがあります。
講師に講義をしてもらい、動画撮影をする必要があるため、教材の準備にはやや手間がかかります。集合研修やセミナーの様子を撮影しておき、eラーニング教材として活用するなど、準備にかかる手間を減らす工夫をしてみましょう。



アニメーション形式


アニメーション形式のeラーニングでは、資料に動きや音声をつけた教材を使用します。目と耳の両方から情報を得ることができるため、「文字だけ」、「音声だけ」の教材より知識が定着しやすいことが特徴です。アニメーションにより緩急が生まれるため、大事な学習ポイントを読み飛ばしてしまったり、聞き流してしまったりといった状況も起こりづらいです。
教材制作には手間がかかり、効果的なアニメーションにするには専門知識も必要です。社内にアニメーション作成の知見がある社員がいない場合は、外注を検討しましょう。



クイズ・テスト形式


クイズやテスト形式も、eラーニングではよく使われます。単体で使われるケースは少なく、これまで説明した教材と組み合わせるのが一般的です。
クイズやテスト形式のeラーニングであれば、受講者は自分の頭で考え、主体的に学習に取り組むことができます。講義後の理解度チェックとしてはもちろん、教材の始めや途中に挟むのもおすすめです。


eラーニング教材を手配する方法


eラーニング教材を手配する方法には、「自社で作成する」「既製品を購入する」「既製品を一部カスタマイズする」「オーダーメイド教材を作成依頼する」の4つがあります。
それぞれ手配にかかる時間や費用が異なります。自社の状況や課題に合わせて、最適な方法を選びましょう。


自社で作成する


一つ目の方法は、自社で作成することです。教材作成や録画、編集、理解度テストの作成など、全ての工程を自社内で作成します。
教材の内容を自由に決められるため、企業理念浸透や業界知識の習得などを目的としたeラーニングではこの方法がおすすめです。ただし、教材制作に時間がかかるため、十分な制作工数や人員を確保しましょう。


既製品を購入する


二つ目の方法は、既製品を購入することです。研修会社や動画制作会社が販売している動画を購入し、自社でのeラーニング教育に使用します。販売元によって価格は異なりますが、後述するカスタマイズやオーダーメイドを行わないため、比較的安く教材を購入できるのがメリットです。また、制作の手間がかからないため、教材制作に工数をかけられないという会社におすすめです。
ただし、教材の内容をアレンジすることはできません。購入前に教材の中身を確認し、新入社員に学んでほしい内容が必要十分に含まれているかどうか、確認しましょう。


既製品の一部をカスタマイズする


既製品をカスタマイズした上で購入するという方法もあります。ただ購入するだけより費用はかかりますが、自社の新入社員に学んでほしい内容をある程度盛り込むことができます。「ワークを多くしたい」といった要望も叶えられるでしょう。
なお、教材の販売元によって、カスタマイズできる範囲やカスタマイズ費用は異なります。希望するカスタマイズができるか、どれくらいの費用がかかるかを確認しましょう。


教材をオーダーメイド教材を作成依頼するする


外部の研修会社や動画制作会社に、一からオーダーメイドの教材を作ってもらう方法もあります。この場合、自社の新入社員に学んでほしい内容をきちんと取り入れることができるので、想定通りの教材になりやすいというメリットがあります。
一方デメリットとしては、教材内容の企画や制作に時間がかかること、費用が高くなりやすいことが挙げられます。



アルーのeラーニングプログラムのサンプル

ここでは、アルーのeラーニングプログラムがどういうeラーニングかわかりやすく説明した動画をご紹介します。

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eラーニングを活用した新入社員研修の事例

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アルーでは、これまでにさまざまな企業の新入社員研修をサポートさせていただきました。
ここでは、アルーが以前に実施した新入社員研修から、eラーニングを取り入れる際に参考となる2つの事例を厳選してご紹介いたします。
新入社員研修でeラーニングの導入をご検討の場合は、ぜひ参考にしてください。


ブレンディッドラーニングを活用した事例

通信業のA社では、新入社員が4月にビジネスマナーを学んでいたものの、配属前に忘れてしまって現場で活用できていなかったという課題がありました。そこで、アルーでは新入社員を対象としたブレンディッドラーニングの取り組みをサポートしました。
 
事前に基礎知識をeラーニングでインプットした上で実践に取り組んでもらい、配属前に実地テストを行いました。さらに、配属後も実践ドリルや実践シートなどを導入し、継続的な取り組みを後押ししました。その結果、現場でのマナーの定着に成功し、研修で実践した内容を現場でスムーズに活かせるようになりました。

アルーのブレンディッドラーニングを活用した研修事例については、以下のページで詳しくご確認いただけます。
【研修事例】ブレンディッドラーニングを活用し、配属前にマナーが定着している状態を作る

▼事例資料ダウンロードはこちら

  『ブレンディッドラーニングを活用し、配属前にマナーが定着している状態を作る新入社員研修事例』資料ダウンロード 通信業社の研修事例集です。新入社員が4月にマナーを学んでいるものの、配属前に忘れてしまい現場で実践できていない事が課題だった。 上記経緯より、 研修後も実践を行いながら配属前にマナーテストを行う事で、マナーを定着させる研修を行った。 アルー株式会社

なお、ブレンディッドラーニングについて詳しくは、以下のページで確認いただけます。
【事例あり】ブレンディッドラーニングとは?効果的な方法や注意点を徹底解説


研修運営効率化を叶えた新入社員研修事例

インフラ業のB社では、毎年400名規模の新入社員を採用していました。25名ずつの16クラスに分けて研修を実施していましたが、新型コロナウィルスの影響で研修の運営コストが増えたことをきっかけにLMSの導入を検討しました。アルーの提供している「etudes」を使って、複雑な研修カリキュラムの管理を実現しました。
 
システム導入後は社員が自分に必要なコースへすぐアクセスできるようになったため、これまでメール添付で送信していた研修資料の管理も一気に効率化されました。
研修運営にかかっていた時間が浮いただけでなく、その時間を使って研修内容そのもののブラッシュアップにもつなげることができた成功事例です。




新入社員研修のeラーニング活用ならアルーにお任せください

アルーは、新入社員研修を始めとした階層別研修やテーマ別研修を数多く実施している人材育成のプロです。
 
新入社員研修でeラーニングの活用をご検討の場合は、ぜひアルーへお任せください。アルーでは、使いやすいUIが特徴のLMSである「etudes」や、導入後すぐに役立つeラーニングのコース一式なども提供しております。アルーの提供する新入社員向けのeラーニング・プログラムについては、以下のページから詳しくご覧ください。
新入社員/内定者向け <スタンダードプラン>
 
ぜひこの記事の内容を参考にして、新入社員研修でのeラーニングの導入を成功させましょう。



アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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