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『3年目の壁』を乗り越える3年目社員研修|目的やおすすめのプログラム


モチベーションの低下やキャリアアップへの不安など、入社3年目の社員は課題を抱えやすいです。
そこで、3年目社員の課題にアプローチする3年目社員を対象とした研修を紹介します。
この記事では、3年目社員研修を実施する目的やおすすめのプログラム、3年目社員研修の事例などを徹底解説します。
3年目社員を対象とした研修の実施をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。


より深く知るための『オススメ』お役立ち資料


「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



目次[非表示]

  1. 1.3年目社員向けの研修とは
  2. 2.3年目社員研修の目的
  3. 3.3年目社員が持ちがちな悩み・課題
  4. 4.3年目社員研修におすすめのプログラム
  5. 5.3年目社員研修を成功させるポイント
  6. 6.アルーの3年目社員研修の事例
  7. 7.3年目社員研修ならアルーにお任せください


3年目社員向けの研修とは

3年目社員向けの研修とは、入社してから3年目の社員を対象として実施するキャリア自律やモチベーション管理、ビジネススキルなどに関する研修の総称です。
一通りの業務を経験して慣れの出てきた3年目社員は、さまざまな課題に直面します。3年目社員研修は、このようないわゆる「3年目の壁」を突破するのに欠かせない研修です。「せっかく一人前になってきたのに離職してしまった」などの事態を防ぐため、3年目社員研修でさまざまな課題にアプローチする必要があります。


入社3年以内の離職率は約3割

厚生労働省の公表しているデータによると、入社してから3年以内の離職率は約3割に及びます。厚生労働省が公開しているデータによると、令和2年卒の社員では、高卒だと37.0%、大卒では32.3%が3年以内に離職しています。どちらも前年度より離職率が挙がっています。


入社3年以内の離職率



多くの企業が若手社員の離職防止策を講じていますが、新入社員の3割程度は3年以内に離職してしまうのです。

参考:新規大卒就職者の事業所規模別離職状況

人材採用コストの高い昨今では、若手社員の離職をいかに防止するかが、人材マネジメントの上でとても大切な観点です。

若手社員の離職を防止する方法や早期離職の原因、対策方法などは以下のページでも詳しく解説しています。
若手社員の離職を防止するには?早期離職の原因と対策方法


管理職になりたくないと考えている若手社員は多い

「管理職になりたくない」と考える若手社員は少なくありません。実際、マンパワーグループの実施した調査では、「今後、管理職になりたい」と回答した社員は20代で28%、30代で23%にとどまりました。こうしたデータを見ても、若手社員に対していかに管理職へ前向きな考えを持ってもらうかが大切なことがわかります。


今後、管理職になりたいと思っている割合



同調査では、管理職になりたくない理由として「責任が重い仕事をしたくない」「報酬面でのメリットが少ない」「業務負荷が高い」などが挙げられています。
参考:8割超の一般社員が「管理職になりたくない」と回答。その理由とは?

若手社員が管理職になりたくないと考えていると、組織のリーダーシップ層が不足し、組織の成長や変革を推進させる力を損なう事にもつながります。また、組織の文化や制度に問題があり、管理職になりたくないと考えている若手社員が多い場合には、従業員満足度やエンゲージメントが低く、早期退職につながる可能性もあるでしょう。
研修や人事制度の見直しを通じて、こうした点へアプローチすることが必要です。

社員が管理職へなりたくないと思う原因や、人事部ができる対策については以下の記事で詳しく解説しています。
社員が管理職になりたくないと思う理由と人事部が行うべき対応


3年目社員研修の目的

3年目の社員を対象とした研修を実施するには、役割認識やキャリア自律、部下育成スキルの習得などさまざまな目的があります。以下の4つは特によく、目的として取り上げられます。


  • 3年目社員に求められることの再認識
  • 自身のキャリアを主体的に考える
  • 後輩・部下育成のスキルを身につける
  • チームへの貢献ができる力を身につける


以下の項目で、3年目社員研修を実施する目的を整理していきましょう。

「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修


3年目社員に求められることの再認識

3年目社員研修の目的として、3年目社員として求められることの再認識が挙げられます。
3年目社員は、1〜2年目社員に用意されている手厚いサポートを卒業し、徐々に自走を進めていく時期です。こうした背景から、3年目社員には「自分は何をするべきなのか」「何を求められているのか」を研修でしっかり伝える必要があります。
特に最近ではリモートワークが増え、上司とのコミュニケーションが減っている企業も多いでしょう。3年目社員へのフォローが減少しがちな昨今だからこそ、改めて役割認識を深めてもらう必要があります。



自身のキャリアを主体的に考える

自分自身のキャリアを主体的に考えてもらうことも、3年目社員研修を実施する目的の一つです。
画一的な教育体系が主流だった従来は、パターン化されたキャリアを歩む社員がほとんどでした。しかし、人材の流動性が増し、キャリアの多様性が高まっている昨今では、社員一人ひとりが自律的にキャリアを選択する必要があります。
3年目というのは、キャリア自律について改めて考え直すのにちょうどよいタイミングです。一通り業務を経験した時期だからこそ、何が自分に向いていて、自分は何をやっていきたいのかを考え直してもらう必要があります。

キャリア自律に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【事例あり】キャリア自律とは?企業が支援するメリット・デメリット


後輩・部下育成のスキルを身につける

3年目社員研修でテーマとして取り入れることで、後輩や部下育成のスキルを身につけることができます。
3年目社員となると、徐々にOJTトレーナーなどの教育業務を担う場面が出てきます。新入社員と年齢も近いため、3年目社員が人材育成の中で果たす役割は大きいです。
3年目社員研修を通じて、OJTの際の心構えや指導の際のポイントなど、後輩や部下育成のスキルを獲得してもらいましょう。早い段階から育成スキルを身につけておけば、将来管理職となったときにも役立ちます。

OJTについては、以下の記事で詳しく解説しています。
OJTとは?OFF-JTとの違いや効果的な方法をわかりやすく解説



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



チームへの貢献ができる力を身につける

3年目社員研修を実施する目的として、チームへの貢献ができる力を身につけてもらうという点も挙げられます。
1〜2年目の社員は、目の前の仕事をこなすことで精一杯です。自分自身に与えられた仕事をいかに正確にこなせるかが1〜2年目社員に求められる役割であり、まずは自分の仕事を覚えるというのが目下の課題となります。
しかし、3年目社員は徐々にチーム視点を身につけるべきです。どのように動いたらチームとしてのパフォーマンスを最大化できるのかを考えながら、チーム単位での問題解決を実践する必要があります。また、チームの方針を踏まえた業務改善や後輩指導も求められるでしょう。研修を通じて、こうしたチームへの貢献力を高めてもらう必要があります。

チームレベルの問題解決についての研修は、以下のページで詳しくご確認いただけます。
チームレベルの問題解決・標準化

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  『チームレベルの問題解決・標準化』資料ダウンロード 『チームレベルの問題解決・標準化』の資料をダウンロードいただけます。こちらの研修ではチームレベルの問題解決の必要なスタンスとスキル(プロセス)を学びます。本資料では、実際の研修で扱うアジェンダやワーク資料などをご紹介しています。 アルー株式会社



3年目社員が持ちがちな悩み・課題

「3年目の壁」と言われるほどさまざまな悩みを抱えがちなのが3年目の社員です。たとえば、3年目社員が抱える悩みには以下のようなものがあります。


  • モチベーションの低下
  • 業務について理解したと勘違いし、飽きてしまう
  • 責任が重くなりプレッシャーを感じる
  • 仕事の進め方を更新できない
  • 自ら機会を見出そうとしない
  • 成長実感がない
  • キャリアアップへの不安がある


3年目社員が持ちがちな悩みや課題を詳しく解説します。


モチベーションの低下

3年目社員が直面しがちな課題の一つに、仕事に対するモチベーションの低下が挙げられます。
入社後1〜2年目の時期は、新しいことが一つできるようになるだけでやりがいを感じ、モチベーション向上につながるものです。しかし、一通りの業務を経験して「慣れ」が出てきた3年目社員は仕事に対するマンネリ化が起きてしまい、モチベーションが低下してしまいます。キャリアについて先が見えず、「本当にこの企業で働き続けてよいのだろうか」と不安を感じる新入社員も少なくありません。

若手社員の直面しがちなモチベーションの低下を解決する方法は、以下の記事でも詳しく解説しています。
若手社員のモチベーションを上げるために人事・企業が行うべきこと

「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修

業務について理解したと勘違いし、飽きてしまう

業務を理解したと勘違いして、働くことに対して飽きが出てきてしまうのも、3年目社員の直面しがちな課題です。
3年目ともなると、多くの仕事を経験しており、完全に新しいことへ取り組む場面は減ってきます。そのため、3年目社員が「業務を完全に覚えた」と誤解してしまうのも無理はありません。仕事がある程度スムーズにこなせるようになったため、同じような業務の繰り返しだと感じてしまい、飽きてしまうのです。
責任が重くなりプレッシャーを感じる
3年目社員では責任が重くなるため、プレッシャーを感じてしまうケースもあります。
多くの企業では、1年目社員や2年目社員は手厚いサポートを受けられます。研修も豊富に用意されており、上司やメンターからのフォローがこまめに入ることも多いでしょう。
3年目社員は徐々に自走を始める時期で、責任のある仕事を任される場面も増えてきます。その一方で、上司からのフォローや研修の機会は減る傾向にあります。プレッシャーのかかる業務に直面する中で、漠然とした不安を感じてしまうのです。


仕事の進め方を更新できない

仕事の進め方を更新できず、すでに覚えたやり方に頼ってしまうのも3年目社員が直面しがちな課題です。
IT化やグローバル化の進んだ昨今では、時代やテクノロジーの変化にあわせて柔軟に仕事のスタイルを変えていく必要があります。しかし、業務に慣れてきた3年目の社員は、すでに覚えた仕事のスタイルにこだわってしまい、新しい方法へ挑戦することを避けてしまうのです。
こうした傾向があると、周囲から「これ以上の成長はできない」と思われてしまい、本人の成長機会が減少してしまいます。


自ら機会を見出そうとしない

自ら機会を見出そうとせず、自分自身のキャリアを積極的に考えなくなってしまうことも3年目社員によくある課題です。
新入社員の頃は上司やチームから「この仕事に取り組んで」と指示されることも多いですが、3年目ともなると自分自身で積極的に仕事を探す必要があります。また、自分のキャリアについて自分自身で考えるキャリア自律も欠かせません。こうした視点が抜け落ちてしまい、「仕事を任せてくれない会社や環境が悪い」と周囲のせいにしてしまうのです。


成長実感がない

成長実感がなくなってしまうことも、3年目社員が直面する課題です。
新入社員の頃は初めて取り組む業務が多く、目の前の仕事がこなせるようになったというだけで達成感がありました。しかし新しいことへ取り組む機会の減少する3年目社員では、こうした成長実感が薄れてしまいます。
また、3年目社員は徐々に役職やポジションなどで周囲と差がつき始める時期でもあります。「〇〇さんはもうリーダーを任されているのに」など周囲と比較してしまい、自分の成長に目を向けられなくなってしまうのもよくあるケースです。


キャリアアップへの不安がある

3年目社員が直面しがちな課題として、キャリアアップへの不安も挙げられます。
管理職になりたくないと考える若手社員は70%近くに及びます。「責任のある仕事を任されたくない」「自分に管理職が務まる気がしない」といった理由から、昇任の機会を自ら避けてしまう3年目社員も多いです。
また、最近では働き方に対する感覚も変化しており、管理職にありがちな長時間労働によいイメージを持たない若手社員も増えています。引っ越しを伴う異動に対してマイナスの印象を持っている若手社員も多いでしょう。



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



3年目社員研修におすすめのプログラム

	説明を行う男性上司

これまで、3年目社員が抱える悩みなどを紹介いたしました。
モチベーションの低下や成長実感がないといった悩みや課題を解決するためには、研修を行うことが有効です。
新しい知識や考え方を身につけることで、成長実感を感じてもらうことができるでしょう。また、新たな仕事の進め方を見つけることで、新鮮な気持ちを取り戻すことにもつながります。
ここでは、3年目社員におすすめの以下の研修を紹介いたします。


  • ロジカルシンキング研修
  • 問題解決力研修
  • マーケティング研修
  • チームビルディング研修
  • リーダーシップ研修
  • OJTトレーナー研修
  • ティーチング研修
  • アサーティブコミュニケーション研修
  • キャリアデザイン研修
  • 志の獲得
  • 自己マスタリー
  • ネットワーキング


ロジカルシンキング研修

3年目社員におすすめの研修プログラムとして、ロジカルシンキング研修が挙げられます。
ロジカルシンキングは、すべてのビジネススキルの基礎となる重要な能力です。例えば上司や同僚へ情報をわかりやすく伝達する際にもロジカルシンキングが役立ち、相手に納得してもらえるようなプレゼンテーションを行うためにもロジカルシンキングが求められます。
幅広い役割を担うようになる3年目社員だからこそ、今一度ロジカルシンキングについて学び直してもらいましょう。


▼ロジカルシンキング研修のカリキュラム例

項目

概要
進め方

イントロダクション

研修目的を確認する


アイスブレイク(頭の体操)エレベータートーク

  • 狙い:ロジカルシンキングに対する苦手意識を取り払う
  • 学び:ピラミッド構造を使えば、簡単に情報を整理することができる
  • 新商品の生産委託先の検討結果を上司に報告する場面。上司は多忙のため30秒で報告する必要がある

ペアワーク

ロジカルシンキングの原則を学ぶ

ピラミッド構造と4つのルール(グルーピング、メッセージ、根拠付け、MECE)について学ぶ


ケーススタディ①
論理関係の把握

  • 狙い:説得力のある報告やプレゼンには、しっかりとした根拠が必要となることを理解する
  • 学び:グルーピング、メッセージ、根拠付けのルールを活用した論理関係の整理方法
  • 「人件費を削減するためには1人あたりの残業時間を削減するべき」と、上司に提案をするため、その根拠となる情報を整理する演習

グループワーク

ケーススタディ②
メッセージ・論点の分解

  • 狙い:抜けモレがあると、説得力が欠けることを理解する
  • 学び:MECEの考えで整理すれば抜けモレが減り、説得力のある根拠となる
  • 依頼された調査を進めていると、意思決定に必要な検討が抜けていることが判明した場面。どこの検討が抜けているかを特定し、何を追加調査する必要があるかを考える演習

グループワーク

ケーススタディ③
議事録の作成

  • 狙い:文字の羅列では読み手に伝わりにくい文書になることを理解する
  • 学び:ピラミッド構造で整理し、意味のある順序に並べると、読み手に配慮した分かりやすい文書になる
  • 競合商品に関して上司と議論し、バラバラに散らばった議論を議事録にまとめ、販売好調の要因を抽出する演習

グループワーク

ケーススタデ④
会議のファシリ
テーション

  • 狙い:脈絡なく話していては、参加者と認識を合わせながら議論を前に進めることはできないことを理解する
  • 学び:ロジカルシンキングの考え方で論点を整理・メッセージを抽出していくことで、会議を進行することができる
  • お客様へ自社商品のプレゼンを行ったものの、反応が悪く、社内で振り返りをしている場面。紛糾した議論の内容をホワイトボードに整理し、次の提案に向けて議論すべきポイントを抽出する演習

グループワーク

ケーススタディ⑤
ショッピングモール事業を立て直せ!

  • 狙い:論理構造が弱いと、適切な問題解決に至らないことを理解する
  • 学び:4つのルールを駆使することで、問題解決をしていくことができる
  • 経営しているショッピングモールの業績悪化の原因と、その解決策についてお客様から相談された場面。業績悪化の問題を特定して、その原因と解決策を考える演習

グループワーク

まとめ

振り返り、質疑応答



アルーの提供しているロジカルシンキングの研修プログラムの詳細は、以下のページからご覧いただけます。
ロジカルシンキング研修のプログラム詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  『ロジカルシンキング研修』資料ダウンロード 「ロジカルシンキング研修」の資料をダウンロードいただけます。分かりやすい口頭報告や簡潔でポイントを押さえたビジネス文書作成など、あらゆるビジネスの場面で役に立つロジカルシンキングの基本的な思考プロセスとスキルを身につけます。 アルー株式会社


問題解決力研修

3年目社員研修では、問題解決力研修を盛り込むこともおすすめです。
ビジネスは、問題解決の連続です。課題を乗り越えるためにどのようなアプローチが有効なのかを考え、解決に向けて周囲を巻き込む能力はさまざまな場面で役立ちます。
3年目の社員にはぜひ問題解決力を磨いてもらいましょう。問題解決力は業務プロセスの改善などに活かせるため、3年目社員の直面しがちな業務のマンネリ化へアプローチする上でも有効です。


問題解決力研修のカリキュラム例

1日目

2日目

課題形成力

  • 講義
    • 問題解決の5つのステップ
  • 実践演習
    • ケーススタディ①残業削減策を検討せよ
    • ケーススタディ②飲食店の利益低迷に手を打て
    • ケーススタディ③ショッピングモールを立て直せ
    • ケーススタディ④寿樹の売り上げを回復せよ
    • ケーススタディ⑤自社新規事業を黒字化せよ

課題遂行力

  • 実践演習
    • 問題を認識し共有する
    • 問題の所在を特定する
  • 講義
    • 進捗確認と改善
  • 実践演習
    • 実行のためのコミュニケーション


アルーの問題解決力研修のプログラム詳細は、以下のページをご覧ください。
問題解決力研修のサービス詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  問題解決ワークショップサービス資料ダウンロード 「問題解決ワークショップ」のサービス資料をダウンロードいただけます。この研修では、日常業務での問題を解決し、あるべき姿に近づくための「問題解決䛾プロセス」を身につけることを目指します。 アルー株式会社


マーケティング研修

マーケティング研修も、3年目社員に受けてもらいたい研修の一つです。
マーケティングでは、「いかに顧客の課題を解決できるか」という観点が大切です。マーケティング研修を実施して正しいマーケティングの知識を身につければ、顧客の問題解決に効果的なアプローチを習得できます。マーケティング職の社員はもちろん、営業を始めとしたマーケティング職以外の社員にも、身につけてもらいたい考え方です。


▼マーケティング研修のカリキュラム例

1日目

項目
概要
進め方

イントロダクション

研修目的を確認する

ワーク①
マーケティングとは

マーケティングの定義、領域、必要性等を学び、本研修で学ぶマーケティングの4つの基本(事業環境分析、市場機会の見極め、戦略立案、G-PDCA)について理解する

講義・グループワーク

ワーク②
外部環境分析

外部環境分析のための4つのポイント(市場規模の変化、収益性の変化、顧客ニーズの変化、競合環境の変化)を学び、実際に分析する

講義・グループワーク

ワーク③
内部環境分析

バリューチェーン分析を通じて、会社の強みと弱みを分析する

講義・グループワーク

ワーク④
SWOT分析

SWOT分析をし、機会や強み、脅威や弱みを考え、提言する

講義・グループワーク

ワーク⑤
セグメンテーション・ターゲティング

セグメンテーションの軸の妥当性を判断する材料として、4R(Rank、Realistic、Reach、Response)を使いながら、セグメンテーションをする

講義・グループワーク

まとめ

振り返り、質疑応答



2日目

項目
概要
進め方

イントロダクション

前日の振り返り

講義・グループワーク

ワーク⑥
セグメンテーション・ターゲティング

セグメント自体の魅力度(市場規模の変化、収益性の変化)、自社にとっての魅力度(目標達成の見込み、自社の強み、自社の弱み)を総合的に見て、ターゲットを絞り込む

講義・グループワーク

ワーク⑦
ポジショニング

誰もいないポジションを作る、競合が取りづらいポジションを取る、自社の他商品とカニバリを起こさないようにするというポイントをもとに、選定の2軸を選び、ポジショニングマップを描いて検討する

講義・グループワーク

ワーク⑧
マーケティング・ミックス

4P(Product、Price、Place、Promotion)の観点で、お客様がとるべきマーケティング・ミックスを検討する

講義・グループワーク

ワーク⑨
G-PDCA

戦略のプロセスを一つひとつ見直し、原因仮説から考えられる修正のポイントと、その理由を検討する

講義・グループワーク

学びの実践

2日間で学んだ内容を整理し、今後、マーケティングを実務でどのように活用していくのかを明確にする

グループワーク


アルーのご用意しているマーケティング研修は、以下からご覧ください。
マーケティング研修のサービス詳細



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



チームビルディング研修

3年目社員を対象とした研修では、チームビルディング研修も盛り込みましょう。
チームビルディングとは、チームとしての目標を達成するため、メンバー間の信頼関係を構築したり、協力して働ける環境を整えたりするための取り組みを指します。
徐々にチームでも中心的な役割を担う場面が増える3年目社員にチームビルディングを学んでもらえば、チーム運営が今までよりも円滑に進むでしょう。

チームビルディング研修を実施する目的や、チームビルディングにおすすめのゲーム例などは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
【事例あり】チームビルディング研修の目的やおすすめのゲームを紹介


リーダーシップ研修

3年目社員研修では、リーダーシップをテーマとして扱うこともおすすめです。
1〜2年目の社員とは異なり、3年目の社員は自発的に業務へ取り組む必要があります。「上司からの指示がないと動けない」という状態を脱却し、自分なりに工夫を施すことが必要です。
リーダーシップ研修を実施して、人を巻き込みながら仕事をする姿勢を獲得してもらいましょう。現在リーダーを担当しているかどうかに関わらず、3年目社員全員に身につけてもらいたい内容です。

▼リーダーシップ研修のカリキュラム例

1日目

テーマ

概要

進め方

イントロダクション

  • 研修目的を確認する

導入ワーク
登山ルートを決定せよ!

  • 狙い:リーダーに対する自身の固定概念を確認する
  • 学び:リーダー(リーダーシップを発揮する人であり、役割として与えられるものではない)、リーダーシップ(自分から動くことで人を動かすこと)
  • チームで登山をする設定。時間内に登山ルートを決める演習を行う

グループワーク


講義

  • リーダーシップ:自分から動くことで、人を動かすこと
  • リーダーシップ発揮のために必要な3つの力:切り拓く力、巻き込む力、育てる力

ノック1本目
目的の持ち方

  • 狙い:人を動かすために、どのような視点で物事を考えているかを確認する
  • 学び:「自分のため( For Me )」だけではなく、「皆のため( For Us)」に動く
  • 企業の採用支援や就活サイトを運営する会社に所属している設定。毎日上司への報告書を作成しているが、大きな負担となっているため、この業務の改善提案をする演習を行う

ノック2本目
始めの一歩の踏み出し方


  • 狙い:一歩を踏み出す際にとらわれていることや、できていることを確認する
  • 学び:できないことにとらわれるのではなくできることに目を向ける、できることを見つけるための4つのテクニック(人の力を借りる、自分ができることを周囲に聞いてみる、できる人のサポートに回る、できないことをできる大きさまで切り分ける)
  • 結束力を高めるため、チームビルディングを行うという設定。ルールを全て知っている事務局(指示を出す側)、何をするのか分からないイベント側(動く側)、連絡係(事務局とイベント側の連絡窓口)に分かれて、体感ワークを実施。クラス全体の目標達成を目指す

グループワーク


ノック3本目
ゴールの創り方


  • 狙い:人を動かすゴールとは何かを確認する
  • 学び:ゴールを一緒に創り出す、誰から見ても同じイメージを持てるゴールにする
  • 新しい就活サイトの企画書ができあがり、関係者へ協力依頼のプレゼンを実施したが、関係者の反応はイマイチであったという設定。どのように巻き込めばよかったのかを考える演習を行う

個人ワーク


ノック4本目
相互理解をして、共に歩み始める方法


  • 狙い:人を動かすために、相手をどれぐらい理解しようとしているかを確認する
  • 学び:相手には相手の文脈があることを認識し、「理解してから理解される」ために「聞くではなく聴く」
  • 企画を進めるため、開発担当に協力を依頼するが、開発はできないと相手にされなかったという設定。どのように巻き込めばよいか考え、コミュニケーションを取る演習を行う

ペアワーク


まとめ

振返り、質疑応答


2日目

イントロダクション

  • 前日の振返り

ノック5本目

  • 狙い:交渉をどのように捉えているか、表面的欲求と本質的欲求に目を向けているかを確認する
  • 学び:win-winの関係構築のための5つのツール(全体パイの拡大、抵抗の原因の軽減、MUST / Want の入れ替え、折衝対象以外の報酬、双方の要望の組み合わせ)
  • 学生の声を反映したサイトへのSNSサービスの追加について企画を進めていたが、急にサービス開発納期を延期させてほしいという要望がきた設定。相互にどのような背景があるか確認し、時間内に話し合って結論を出す演習を行う

ペアワーク、グループワーク


ノック6本目
教える技術(ティーチング)


  • 狙い:相手(後輩)からの評価により、自身の指導方法について理解を深める
  • 学び:やってみせ、言って聞かせて、させてみて褒める
  • 育てる力を「相手に教え、相手から引き出しながら、共に歩む力」と定義し、ノック6本目と7本目に取組む
  • 集中作業をしている中、指導している後輩が突然報告・相談をしてきた設定。相談内容に一通り応えた上で、ホウ・レン・ソウの仕方を指導する演習を行う

グループワーク


ノック7本目
引き出す技術(コーチング)


  • 狙い:相手(後輩)からの評価により、自身の聴くスキルについて理解を深める
  • 学び:聴くスキル(熱心に聞く、理解を示す)、聞く基本ステップ(GROWモデル)
  • 異動してきた後輩が、最近元気がないように見えるという設定。業務に集中できるよう、コーチングをする演習を行う

グループワーク


ノック8本目
総合演習
リーダーシップを発揮せよ


  • 狙い:これまでの学びの振返り
  • 学び:周囲の人の信頼に支えられたリーダーシップの発揮
  • 新サービスの導入が決まったが、サービスの名称と営業担当者への説明会の人員体制が未確定という設定。関係部署が互いの考えや背景を持ちながら折衝する

グループワーク


まとめ
  • 振返り、質疑応答


アルーのご用意している若手社員向けのリーダーシップ研修は、以下のページからご覧ください。
自分から動くことで人を動かすリーダーシップ100本ノックのサービス詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  自分から動くことで人を動かすリーダーシップ100本ノックサービス資料ダウンロード 本ページでは、「自分から動くことで人を動かすリーダーシップ100本ノック」のサービス資料をダウンロードいただけます。若手社員が職場で主体性を発揮し、チームを引っ張っていくための「率先垂範のリーダーシップ」について学べます。 アルー株式会社


OJTトレーナー研修

3年目社員には、OJTトレーナー研修を受けてもらいましょう。
OJTでは、3年目前後の社員がOJTトレーナーとして配属され、新入社員のサポートを行うことも多いです。しかし、OJTの質は、トレーナーの力量に大きく左右されてしまいます。OJT実施前にトレーナーを対象とした研修を実施して、スキルの平準化を行うことが必要です。
3年目社員にはOJTトレーナー研修を受けてもらい、指導の際の心構えや効果的なコミュニケーションの方法を学んでもらいましょう。

▼OJTトレーナー研修のカリキュラム例

研修当日

フォローアップ研修(半年後)

OJTトレーナーとしての基礎力を身に付ける
 

  • 講義
    • OJTトレーナーのミッションと役割
    • OJTトレーナーに必要な心構え
    • 経験学習理論
    • OJTトレーナーがやれること
    • 関係性構築のコミュニケーション
    • フィードバックのポイント
    • イソロク指導
    • コーチング
    • OJT活動計画の考え方
  • 実践演習
    • 業務の依頼
    • 仕事以外の話をする
    • 効果的なティーチング

OJT活動の振り返り

  • 講義
    • 導入研修の振り返り
  • 実践演習
    • OJT活動を行う中でよかったこと
    • OJT活動を行う中で大変だったこと、工夫したこと
    • 今後、OJT活動を行う上で改善したいこと
    • OJTトレーナーの役割の再度考える

 
今後のOJT活動計画の策定
 

  • 講義
    • コーチングスキルとは
  • 実践演習
    • コーチングスキルを身につける
    • OJT行動計画のブラッシュアップ


アルーが提供しているOJTトレーナー研修は、以下のページから確認いただけます。
OJTトレーナー研修のサービス詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  『OJT指導』資料ダウンロード 『OJT指導』の資料をダウンロードいただけます。こちらの研修ではOJTトレーナーとしての期待役割を学び、新人を支援するための方法を理解する方法を学びます。本資料では、実際の研修で扱うアジェンダやワーク資料などをご紹介しています。 アルー株式会社


ティーチング研修

3年目社員研修では、ティーチング研修を扱うこともおすすめです。
ティーチングとは、自分自身の持っているスキルや知識を相手へ伝達することです。一見簡単なように思えますが、いざ指導の場面に直面すると上手く情報を伝えられない社員も少なくありません。特に、新人指導の経験が浅い3年目の社員ではなおさらです。
3年目社員研修でティーチング研修を実施して、ティーチングの準備のポイントや考え方を伝えるスキル、相手へ実践させるスキルなどを磨いていきましょう。


▼ティーチング研修のカリキュラム例

項目

概要
進め方

イントロダクション

グランドルールと研修目的を確認する


講義
ティーチングとは

学び:ティーチングの心構え、ティーチングの基本の型(イソロク指導)

講義

ワーク①
上司へのお詫び方法の指導


  • ティーチングの基本の型を実践
  • 先輩役と新人役に分かれて演習を行う
  • 新人が始業時間に遅刻した時の、上司への適切なお詫びの仕方について指導する。

ペアワーク


ワーク②
トラブル時の相談方法の指導


  • 先輩役と新人役に分かれて演習を行う
  • トラブルがあった際の報告方法について指導する設定
  • 演習後、新人役から先輩役へ指導内容に対するフィードバックを行う

ペアワーク


ワーク③
ティーチングのTIPS

  • 今までの経験をもとに、ティーチングに役立つTIPSを共有

グループワーク


まとめ

振り返り、質疑応答



アルーのティーチング研修は、以下のページからご覧いただけます。
ティーチング研修のサービス詳細


アサーティブコミュニケーション研修

アサーティブコミュニケーション研修も、3年目の社員のスキル向上に役立つ研修の一つです。
アサーティブコミュニケーションとは、相手の考えを尊重しながら自分の考えも抑圧せずに伝える、効果的な自己主張のためのコミュニケーション方法です。このスキルを身につければ、いつも相手の言いなりになってしまったり、あるいはいつも相手を言い負かそうとしてしまったりといった事態を防ぐことができます。
担当する仕事の増える3年目社員は、必ずしも利害の一致しない相手とコミュニケーションする機会も多いです。アサーティブコミュニケーションは、そのような難しい局面での話し合いに役立つでしょう。

▼アサーティブコミュニケーション研修のカリキュラム例

午前
午後

イントロダクション
アサーティブコミュニケーションとは?
心構え ~自分も
相手も大切にする~
リクエストを明確にする

相手に配慮して伝える
受け止めてから伝える
相手の傾向に応じたコミュニケーションをとる
まとめ


アルーが提供しているアサーティブコミュニケーション研修は、以下のページから詳しくご覧いただけます。
アサーティブコミュニケーション研修のサービス詳細



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



キャリアデザイン研修

3年目社員には、キャリアデザイン研修を実施しましょう。
3年目社員の直面しがちな壁として、キャリアに対する不安がありました。こうしたキャリアの不安は、早期離職を決断する決め手となることも少なくありません。キャリアに対する不安を感じがちな3年目社員だからこそ、キャリアデザイン研修を通じて今後のキャリアの可能性を認識してもらうことが大切です。先回りしたアプローチを行い、3年目社員のキャリアに対する不安を軽減していきましょう。


▼キャリアデザイン研修のカリキュラム例

1日目

テーマ

概要
進め方

イントロダクション

  • グランドルールと研修目的を確認する

ワーク1:
自身のキャリアに
ついての振り返り

  • 可能性を拡げるとは
  • キャリアの可能性を拡げるためのポイント
  • これまでの社会人生活の中で、キャリアの課題に対して、どう解決してきたかを振り返る

講義
個人ワーク


ワーク2:
キャリアの効果性の現状把握

  • 現状を知るとは
  • 現状を知るためのポイント
  • キャリアの効果性(成功度)のセルフチェックシートを用いて自身の現状を数値化する

講義
個人ワーク


ワーク3:
キャリアの効果性の読み解き

  • 自身のキャリアの現状を読み解く前に事例をもとに読み解き方を理解す
  • その後、自身のキャリアの現状を読み解く


個人ワーク


ワーク4:
ライフキャリアからワークキャリアを考える

  • 方向性を捉えるとは
  • 方向性を捉えるためのポイント
  • ライフ・キャリア・レインボーの作成を通し、長期的視点でライフキャリアからワークキャリアを考えてみる。その後、現在の役割と30代~40代の役割を比較し、中期的視点でキャリアを考える

講義
個人ワーク


ワーク5:
動機・価値観(キャリア・アンカー)の明確化

  • 課題図書を用いて、自身の動機・価値観(キャリア・アンカー)について理解する

個人ワーク


ワーク6:
経営理念との接続

  • 各自の動機・価値観(キャリア・アンカー)と経営理念のつながりについて考える

個人ワーク


2日目

テーマ

概要
進め方

ワーク7:
強みを知る①

  • 経験を蓄積するとは
  • 経験を蓄積するためのポイント
  • 事前課題(ストレングス・ファインダー)について共有し、質疑応答

講義
グループワーク


ワーク8:
強みを知る②

  • ストレングス・ファインダーの34の強みの資質について理解を確認するテストを実施する

個人ワーク


ワーク9:
強みを活かす①

  • 強みの活かし方の問題を解く

個人ワーク


ワーク10:
強みを活かす②


  • 自分の具体的な仕事内容や役割などに対して、自分の強みをどう活かしていくかを考える

ワーク11:
自分との約束


  • 2日間の研修の総まとめ(※キャリアの可能性を拡げるために、キャリアデザイン力を伸ばしていく。そのためにキャリアの現状を知り、方向性を捉え、経験を蓄積していく)
  • 今後の仕事において、自分の強みをどう活かしていくかを明らかにする
  • 2日間の学びを、研修後も継続させる


アルーが提供しているキャリアデザイン研修は、以下のページから詳しくご覧いただけます。
キャリアの可能性を拡げる 20代社員向けのサービス詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  キャリアの可能性を拡げる 20代社員向けサービス資料ダウンロード 「キャリアの可能性を拡げる 20代社員向け」のサービス資料をダウンロードいただけます。受講者が、所属企業において、キャリアの可能性を拡げるために、強みを活かして仕事䛾経験を蓄積していくことを目指します。 アルー株式会社


志の獲得

志の獲得も、3年目社員に身につけてほしい内容です。
仕事に対するモチベーション低下を経験しがちな3年目社員に対しては、自分自身の「志」を今一度獲得し直してもらう必要があります。研修を通じて、仕事を自分自身の手で創造する意識を持ってもらい、志の獲得につなげていきましょう。
志を獲得できれば、「理解したと思い込んでいた仕事にもまだ工夫の余地があるな」と気づくことができ、マンネリ化の防止にもつながります。


▼志の獲得研修のカリキュラム例

テーマ
概要
進め方

イントロダクション

  • 研修目的とグランドルールを確認する

皆さんに期待されること

  • 狙い:仕事に対する「志」を持つことが期待されていることを理解する
  • 仕事を取り巻く環境の変化を理解し、仕事に対する「志」を持つことの意義を感じる
講義

仕事に対する志を見出す

  • 狙い:自分の仕事に対する「志」を明確にする
  • 学び:志には「自分への想い」と「他者への想い」の両方が含まれている
  • 入社してからこれまで取り組んだ仕事を振り返るなど5つのワークを通して、仕事に対する「自分への想い」と「他者への想い」=「志」を言語化する(※事前課題を使用する)

個人ワーク&
グループ共有


志の実現に向けてこだわりを持つ


  • 狙い:志の実現に向けて、自分の担当業務及び個々の仕事に対するこだわりを明確にする
  • 学び:こだわりを持って仕事に取り組む
  • 「自己満足」と「こだわり」の違いを意識しながら、自分の担当業務及び個々の仕事に対するこだわりを言語化する

個人ワーク&
グループ共有


総括セッション


振り返り、質疑応答



アルーが提供している「志の獲得」研修は、以下のページをご覧ください。
『志の獲得』プログラムの詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  志の獲得 『志の獲得』の資料をダウンロードいただけます。こちらの研修では「志」を持って仕事に取り組み、周囲の期待を超える価値を生み出す方法について学びます。本資料では、実際の研修で扱うアジェンダやワーク資料などをご紹介しています。 アルー株式会社


自己マスタリー

3年目社員を対象とした研修では、自己マスタリーを扱うのもよいでしょう。
自己マスタリーとは、自分の力量や成果などの現実を直視しつつ、自分の将来的な成長に向けた道筋を描く取り組みです。
3年目社員は、「5年後、10年後にこうなっていたい」といったイメージを見失ってしまうことが少なくありません。自己マスタリーを実施すれば、自分の得意なことや特性が見えてくるため、目指していく将来像が明確化します。


▼自己マスタリー研修のカリキュラム例

テーマ
概要
進め方

イントロダクション

グランドルールと研修目的を確認する


導入講義

  • 狙い:自分が極めたい分野で熟達するための能力開発の必要性とそのための方法を知る
  • 学び:専門性を高め、活躍の幅を広げていく
  • すでに受講生は自分の担当業務では成果を出すことができるようになっているが、意識して自分の能力を高めていかないと成長の失速したそこそこの人材になってしまう可能性がある。中長期的に自分の伸ばしたい能力について考え、能力開発していくことで、自らの力で優れた仕事をしていけるようになる

グループワーク


①ありたい姿を描く

  • 狙い:自分の「ありたい姿」を描くことで、ありたい姿到達のために必要な能力を知る。また、ありたい姿に向かうための動機づけを行う
  • 学び:自分らしい活躍のイメージを描く
  • 未来インタビューを通して、自分の未来(5~10年後)のありたい姿を描く。その未来の自分が備えている能力を、「知識/スキル/志向・態度」×「水準」に分けて考える

グループワーク


②自分から経験を
選んで呼び込む


  • 狙い:ありたい姿到達のために、自分が得たい経験を呼び込むための方法を知る
  • 学び:自分にとっての「良い機会」がくるように戦略的に働きかける
  • 自分にとっての「ありたい姿」が備えている能力を確認し、その能力を得ることができる経験を考える

グループワーク


③経験から最大限
学ぶ

  • 狙い:すべての学習スタイルを活用し、経験学習の質を高める必要性と方法を学ぶ
  • 学び:学習の柔軟性を高める
  • コルブの学習スタイル理論を用いる。まず、ワークシートを使い自分の好む学習スタイルを知る。次に、自分の苦手な学習スタイルを知り、自分の苦手な学習スタイルを活用してすべての学習スタイルを柔軟に活用していくための方法を学ぶ

グループワーク


④成長機会を自ら
デザインする

  • 狙い:与えられた仕事をそのまま実行するのではなく、自分の能力向上のために仕事の難易度や実行プロセスを検討し、デザインする方法を学ぶ
  • 学び:自分の能力を高めるための課題・プロセスを自らデザインする
  • 今取り組んでいる業務の挑戦水準と能力水準を確認する。そのバランスがとれていないときに、どのようにしたら業務を挑戦水準と能力水準のバランスがとれる最も学びの大きい領域に持っていくことができるかを考える

グループワーク


停滞を乗り越える


  • 継続的に能力を高め続けるために、「成長が停滞した」と感じたときの乗り越え方を知る
  • 振り返り、行動指針の作成、質疑応答


アルーが提供している自己マスタリー研修は、以下のページから詳しく確認いただけます。
『自己マスタリー』プログラムの詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  自己マスタリー 『自己マスタリー』の資料をダウンロードいただけます。こちらの研修では自分の力量や成果など、現実を直視しつつも常に自分の描く理想の姿に向けて高い目標を掲げて、学び続けるための自分の成長戦略を描く方法について学びます。本資料では、実際の研修で扱うアジェンダやワーク資料などをご紹介しています。 アルー株式会社


ネットワーキング

ネットワーキングも、3年目社員研修で扱いたい内容です。
ネットワーキングとは、自分から積極的に動いて周囲と関わり、新たなビジネスチャンスにつながる人脈を構築することです。
ネットワーキングは、自らが積極的に動かなければ成功しません。3年目社員の中には「いつか相手から話しかけてくれるだろう」といった考えに陥っている社員もいるでしょう。ネットワーキング研修を実施すればこうした状態から脱却し、担当業務の成果を出すためにさまざまな社員と日頃から積極的に関わることができるようになります。

▼ネットワーキング研修のカリキュラム例

テーマ

概要
進め方

イントロダクション

  • グランドルールと研修目的を確認する

導入講義

  • 狙い:社内の様々な人の知恵を活用して、仕事をうまく進めることの必要性を知る
  • 学び:組織の総力をうまく活用する



①ネットワークを広げる

  • 狙い:他部署・他チームの人・知恵が自分の業務の役に立つことを実感する
  • 学び:社内の「相談先」を増やす
  • 自分の困っていること・解決したいと思っていることをグループに提示する。次に、グループの他の人がその悩みに対して自分ができそうなこと・役に立ちそうなアイデアやアドバイスを付箋に書いて渡す。もともと受講生が思いもよらぬ人やアイデアが出てくることで、ネットワークをつくり、活用していくことの動機付けを行う(互恵ワーク)

グループワーク


②ネットワークを深める


  • 狙い:必要となったときにだけ声をかけるのではなく、普段からお互いに小さなGIVE&TAKEを積み重ねることで良好な関係性をつくっていくことの必要性を方法を理解する
  • 学び:お互いに小さなGIVE&TAKEを積み重ねることで頼り・頼られる関係をつくる
  • 相手の役に立つ、かつ自分ができることを考え、自分が周囲に対してどのようなGIVEをすることができるのかを考える

グループワーク


③相手へ協力を依頼する


  • 狙い:他部署・他チームに具体的な依頼・相談をする際のポイントについて理解する
  • 学び:前提情報を丁寧に伝える
  • 他部署・他チームの相手に対して、1回目は「アドバイスをいただきたい」、2回目は「提出物を早めに提出してほしい」という設定。他部署・他チームの相手への依頼方法を実践し、練習する

ペアワーク


④引き受けてもらいやすくする


  • 狙い:相手に協力を引き受けてもらいやすくするための、事前準備の必要性と方法を理解する
  • 学び:相手が意思決定しやすいよう依頼前にあらかじめ準備をする
  • 自分の仕事において、依頼前にあらかじめどのような準備をすることができるのかを考える

個人ワーク
グループ共有


総括セッション


振り返り、質疑応答



アルーの提供しているネットワーキング研修のプログラム詳細は、以下のページから確認ください。
『ネットワーキング』プログラムの詳細

▼サービス資料ダウンロードはこちら

  『ネットワーキング』資料ダウンロード 『ネットワーキング』の資料をダウンロードいただけます。こちらの研修では組織の力をうまく活用して高い成果をあげるためのネットワーキングを学びます。本資料では、実際の研修で扱うアジェンダやワーク資料などをご紹介しています。 アルー株式会社



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



3年目社員研修を成功させるポイント

3年目社員研修を成功させるためには、現状の課題を確認する、1年目や2年目に実施した研修内容を振り返るといったポイントに気をつけるとよいでしょう。


  • 現状の課題を確認する
  • 1年目、2年目に実施した研修内容を振り返る
  • 上司向けの研修も大切
  • 中長期的な目標を設定する
  • 適応課題にフォーカスする
  • 多様な学習手段を検討する


3年目社員研修を成功させるために意識しておきたいポイントを詳しく解説します。


現状の課題を確認する

3年目社員を対象とした研修を実施する際には、現状の課題を確認するところからスタートしましょう。
一言で3年目社員といっても、3年目社員が抱えている課題は会社によって異なります。また、同じ会社でも部署やチームによって異なる課題を抱えているケースも多いです。
研修実施前に経営層や管理職へヒアリングやアンケートなどを実施して、3年目社員にどのような課題があるのかを把握してください。事前の課題把握に力を入れることで、正しい研修の方向性を決定しやすくなります。


1年目、2年目に実施した研修内容を振り返る

3年目社員を対象とした研修では、1年目や2年目に実施した研修内容を振り返りましょう。
若手社員を対象とした研修は、1年目、2年目、3年目と徐々にステップアップしていくことが理想です。できる限り1年目の段階から、3年目までの成長を見据えた研修設計を行っておきましょう。難しい場合には、3年目研修の段階で1〜2年目までに学んだことを振り返るのが重要です。3年目社員にどのようなスキルやマインドが足りていないのかを確認し、そこから研修を組み立てていきましょう。


上司向けの研修も大切

3年目社員を対象とした研修を実施する際には、上司向けの研修を行うことも大切です。
3年目社員研修は、単発の施策で終わらせてしまっては効果が発揮されません。研修実施後に職場での実践期間を設け、上司からのフィードバックを受けながら知識やスキルを定着させる必要があります。
上司のフィードバックスキルやティーチング、コーチングスキルを磨いておけば、こうした現場での実践がスムーズになります。また、3年目社員研修の内容を上司へしっかり共有しておくことも忘れないようにしましょう。


中長期的な目標を設定する

キャリアに対する不安を抱きがちな3年目社員を対象とした研修では、中長期的な目標を設定しましょう。
5年後、10年後の成長を考えながら研修を設計することで、3年目社員の未来を見据えた成長を促せます。将来どのようなフィールドで活躍し、どういった役割を担ってほしいのかを考えながら、現在育成するべきスキルを逆算しましょう。
また、3年目社員の中には「新入社員時代は終わったのに、なぜ今さら研修を受けるのだろうか」と感じる人もいるはずです。研修では中長期的な成長目標も伝えながら、研修の意義を納得してもらいましょう。


適応課題にフォーカスする

適応課題にフォーカスすることも、3年目社員研修では重要なポイントです。
適応課題とは、自分自身の持っている価値観や考え方に起因する問題のことです。対義語は技術的課題で、こちらは自分自身のスキルや知識を原因とする問題を指します。

ビジネスの場面における課題には、技術的課題と適応課題の2つの側面がある

研修では技術的課題だけがフォーカスされがちですが、3年目社員の人間的な成長を促すためには適応課題にフォーカスすることも欠かせません。特にキャリア自律や期待役割の理解などは、適応課題から捉えるのが重要です。
研修では適応課題と技術的課題をバランスよく取り入れ、両面からアプローチしていきましょう。

適応課題については、以下の記事でも詳しく解説しています。
適応課題と技術的課題の例を紹介。研修で適応課題にアプローチする方法


多様な学習手段を検討する

多様な学習手段を検討することも、3年目社員研修を成功させるポイントの一つです。
従来は研修といえば教室での対面研修でしたが、近年ではオンライン研修やeラーニングによる研修を取り入れる企業も増えています。
また、eラーニングで知識のインプットを行い、対面形式でグループワークの実践に取り組んでもらうといった「ブレンディッドラーニング」も注目を浴びています。研修内容に合わせて、適切な学習手段を選定しましょう。

ブレンディッドラーニングの効果的な取り入れ方については以下の記事をご覧ください。
【事例あり】ブレンディッドラーニングとは?効果的な方法や注意点を徹底解説



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



アルーの3年目社員研修の事例

	話し合う女性社員3人

人材育成のプロフェッショナルとして幅広い企業を支援してきたアルーでは、これまでに数多くの3年目社員研修を実施しています。
ここからは、アルーがこれまでに実施した3年目社員研修の中から、特に参考となる事例を3つ紹介します。3年目社員研修のプログラム例事例を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。


個性や強みを活かした課題解決力を身につけた研修事例

サービス業のA社では、3年目社員に対して「自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる」という役割を期待していました。そこで、この期待役割を軸に複合的なスキル・マインドを獲得する研修を実施しました。

自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる

研修当日は自己マスタリーや担当業務の改善、ネットワーキングといった内容について、実践も交えながら学んでもらいました。研修前には事前課題として「10年後のありたい姿について考える」「ありたい姿の奥にある価値観や働き方を考える」などの内容に取り組んでもらっており、研修当日の学びを引き出しています。

本事例の詳細は、以下のページから確認いただけます。
【事例】自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる

▼事例資料ダウンロードはこちら

  『自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる若手社員研修事例』資料ダウンロード サービス業社の研修事例資料です。新卒入社後3年間を育成期間としており、3年目社員には「自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる」という役割を期待していた。 上記経緯より、「自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる」という期待役割を軸に、複合的にスキル・スタンスを学ぶ研修を行った。 アルー株式会社


メンターとして必要な心構えと知識とスキルを学んだ研修事例

小売業のB社では、3〜4年目社員に新入社員のメンターを担当してもらいたいと考えていました。そこで、3年目社員を対象としてメンターとしてのスキルや知識を獲得する研修を実施しています。

メンターとして必要な心構えと知識とスキルを学び、アクションプランを立てる

研修当日は、メンターのミッションや心構えを学んでもらい、最後にメンター活動計画の策定へ取り組んでもらいました。
研修で学んだ内容をもとにして実践的な計画を立ててもらうことで、現場での実践と研修をスムーズに接続しています。

本事例の詳細は、以下のページで詳しく紹介しています。
【事例】メンターとして必要な心構えと知識とスキルを学び、アクションプランを立てる

▼事例資料ダウンロードはこちら

  『メンターとして必要な心構えと知識とスキルを学び、アクションプランを立てる若手社員研修事例』資料ダウンロード 小売り業社の研修事例資料です。メンターとして必要な心構え、知識とスキルを学び、これからメンティにどう接していくかアクションプランを立てる研修事例をご紹介します。 アルー株式会社


自律的なキャリア形成を行う研修事例

若手社員の自社エンゲージメントを高めたいと考えていた小売業のC社では、3年目社員を対象に自律的なキャリア形成を行うための研修を実施しました。

自己肯定感を高め、自律的なキャリア形成の動機づけを行う

研修当日は入社からこれまでを振り返るところからスタートし、その後、志を見出したり、自分から経験を呼び込む姿勢を学んでもらったりしました。「上司からの手紙」で上司からの期待を伝えてもらい、研修の学びを上司と共有する面談も事後課題として設けました。受講者の上司を巻き込み、職場での実践を手厚くフォローした事例です。

本事例の詳細は、以下のページでご確認ください。
【事例】自己肯定感を高め、自律的なキャリア形成の動機づけを行う

▼事例資料ダウンロードはこちら

  『自己肯定感を高め、自律的なキャリア形成の動機づけを行う若手社員研修事例』資料ダウンロード 小売業社の研修事例資料です。社員が自社へのエンゲージメントを高め、自律的に成長しキャリアを形成していく様になって欲しいと考えた。 上記経緯より、自社で自律的なキャリアを築くためにこれまでを振り返るとともに、これから求められることを理解して今後のアクションを定める研修を行った。 アルー株式会社



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修



3年目社員研修ならアルーにお任せください

3年目社員を対象とした研修なら、アルーへお任せください。
アルーは人材育成を専門に手掛けている企業であり、これまでにさまざまな企業で3年目社員の研修を支援してまいりました。アルーでは研修の企画段階から丁寧にヒアリングを実施するため、自社に最適な施策を実現可能です。
また、オンライン研修やeラーニング研修といった多様な学習手段にも対応しています。
3年目社員研修のことなら、アルーまでお気軽にご相談ください。

アルーの若手社員向け研修の詳しい内容は、以下のページでご紹介しています。
若手社員研修

ぜひこの記事を参考に3年目研修の理解を深め、効果的な育成を進めていきましょう。



「3年目の壁」に対する最適解!若手社員研修




アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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