若手社員研修におすすめのカリキュラム13選|内容や事例を含めて紹介
優秀な若手社員を育成することは、企業の未来を担う重要な課題です。ただ、若手社員に向けて研修をするにしても、どのようなカリキュラムを実施すればよいか悩んでいる人事担当者は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は若手社員研修におすすめのカリキュラムについて、内容や事例を含めて13種類紹介します。
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若手社員研修の必要性
現代は少子高齢化のため、人手不足に悩まされている企業が多い中で、若手社員が離職することは企業にとって大きな痛手となります。また、若手社員がスキルアップし業務を円滑に回し、チームの中心的存在に成長することも企業の目標達成において重要です。。以下では、若手社員研修の必要性について解説します。
チームの中心となる社員を育てるため
若手社員は、今後チームの中心となる可能性が高い存在です。積極的に教育していくことで、新しい知識やスキルをいち早く吸収していくことが期待できます。
また、企業にとっても若手社員は新人時代の業務指示を受けるだけの立場から、チームの目標達成を視座に入れて自ら行動を起こせるように成長してもらう必要があります。若手社員が早期に生産的なメンバーになれば、企業はより効率的に業務を行い、成果を上げられるでしょう。
部下育成のための基礎スキルを付けてもらうため
若手社員がOJTトレーナーやメンターとして、後輩を指導するケースもあるでしょう。そのため、若手社員はコミュニケーションスキルやコーチングスキルなど、部下育成に必要とされるスキルを体系的に学ぶ必要があります。将来部下を持った際にスムーズに育成ができるという意味でも、若手社員のうちから部下育成の基礎スキルを身につけてもらうことがおすすめです。
定着率向上のため
若手社員がきちんとした研修を受けて成果を上げられれば、仕事に対する自信ややりがいを感じるようになります。若手社員に自己効力感や成功体験があれば、成長しているという感覚や、より学びを得て成長したいというポジティブな意欲にもつながります。また、スキルを身につけることによって今まで以上にさまざまな業務を行うことができ、やりがいも感じやすくなるでしょう。若手社員が職場に定着すれば、企業にとっては優秀な人材を確保できることになります。
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若手社員研修におすすめの研修プログラム
若手社員研修におすすめの研修プログラムは多岐にわたりますが、以下の4つのテーマを軸に考えるとよいでしょう。
- 自己変容をテーマにしたプログラム
- 業務・課題への取り組みをテーマにしたプログラム
- 人や組織への関わりをテーマにしたプログラム
- ビジネススキルをテーマにしたプログラム
プログラムごとに詳しく解説します。
若手社員の自己変容をテーマにしたプログラム
若手社員の自己変容をテーマにしたプログラムは、下記の3つです。
- 志の獲得
- 自己マスタリー
- 自分から動くリーダーシップ
一つずつ詳しく解説します。
志の獲得
「志の獲得」は、志を持って仕事に取り組み、周囲の期待を超える価値を生み出すことを目的とした研修です。仕事に対する志を明確に持っていないと、相手の期待を超える価値を生み出すことが難しくなってしまいます。
アルーの「志の獲得」研修では、仕事に取り組む際の自分の志を明確にし、志の実現に向けて、業務に対するこだわりを見つけていきます。また、志を明確にすることで業務へのモチベーション向上にもつながるでしょう。
「志の獲得」研修プログラム
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自己マスタリー
「自己マスタリー」とは、自分自身が心底から望むビジョンや目的の実現に向けて、真剣に生きようとするプロセス(過程)です。自分の力量や成果などの現実を直視しつつも、常に自分の描く理想の姿に向けて高い目標を掲げて学び続けるための成長戦略を描きます。
アルーの「自己マスタリー」研修では、専門性を高め、活躍の幅を広げていくためのキャリアの描き方を下記の5つのステップで学べます。
- ありたい姿を描く
- 自分から経験を選んで呼び込む
- 経験から最大限学ぶ
- 成長機会を自らデザインする
- 停滞の乗り越え方を知る
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自分から動くリーダーシップ
若手社員の中には、仕事ができたとしても受身の構えで積極性が足りないと上司から指摘をされている人もいるのではないでしょうか。仕事は指示待ちではなく、自分がイニシアティブを発揮することが大切です。若手社員といえど、職場で主体性を発揮しチームを引っ張っていくためのリーダーシップを企業から求められる可能性が高いでしょう。
アルーの「自分から動くことで人を動かすリーダーシップ100本ノック」研修では、権限がないリーダーでも発揮できる「自分から動くことで、人を動かすリーダーシップ」について、下記の3つの観点で学びます。
- 切り拓く力(自分のためだけではなく、皆のために動く)
- 巻き込む力(ゴールを一緒に創り出す、理解してから理解される、対立を乗り越える)
- 育てる力(ティーチング、コーチング)
「自分から動くことで人を動かすリーダーシップ100本ノック」研修プログラム
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若手社員の業務・課題への取り組みをテーマにしたプログラム
若手社員の業務・課題への取り組みをテーマにしたプログラムは、下記の3つです。
- 業務本来の目的の達成
- 選択肢の案出・決定
- 担当業務の改善
一つずつ詳しく解説します。
業務本来の目的の達成
若手社員の中には、業務本来の目的達成につながるゴールの設定の仕方を知らない人がいるかもしれません。依頼される仕事の目的・ゴールは、依頼者が明確に答えを持っているものだと思い込んでいる可能性もあります。
アルーの「業務本来の目的の達成」研修では、本来価値を発揮すべき相手が「最終受益者」だと認識をした上で、最終受益者の立場に立って検討する方法を学びます。
「業務本来の目的の達成」研修プログラム
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選択肢の案出・決定
やるべきことを明確にしていないが故に、作業に抜けモレが出てしまったり無駄な待ち時間が発生したりと、非効率的な進め方をしている若手社員もいるのではないでしょうか。また、あらかじめリスクを考えていないため、トラブルが発生したときに都度対処して時間を浪費しがちになっていることもあるでしょう。
アルーの「選択肢の案出・決定」プログラム研修では、複雑性の高い仕事のプラン(計画)の立て方を学びます。目的とゴールから逆算して、最終成果物を決める方法を理解し、自分が行う業務のイメージを具体的につけることができるようになります。
「選択肢の案出・決定」研修プログラム
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担当業務の改善
目の前の仕事に注力して短期的な目標に向かって取り組んでいるものの、継続的に目標達成するための工夫を行っていない若手社員は多いのではないでしょうか。
アルーの「担当業務の改善」研修では、継続的な目標達成につながり戦略的に担当業務を実行していくための業務改善の方法を学びます。また、長期的な目線で仕込む活動を決めるため、下記の3つのプロセスを理解します。
- 注力する領域を決める
- 手を付けるべき活動を決める
- 指標に落とす
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若手社員の人や組織への関わりをテーマにしたプログラム
若手社員の人や組織への関わりをテーマにしたプログラムは、下記の2つです。
- ネットワーキング
- メンタリング
一つずつ詳しく解説します。
ネットワーキング
社内の人脈を広げていく方法を知らない若手社員は多いのではないでしょうか。相談する相手は自部署内・自チーム内に限らず他部署・他チームも含めるなど、組織の力をうまく活用すると高い成果を上げられる可能性が高くなるでしょう。
アルーの「ネットワーキング」研修では、積極的にネットワークの範囲を広げ、他部署・チームにも協力・支援を仰げる関係を築いていく方法を学びます。
「ネットワーキング」研修プログラム
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メンタリング
若手社員の中には新入社員の育成にかかわる自信がなく、新入社員の業務遂行にとって不適切な対応をとってしまうことで悩んでいる人もいるでしょう。新入社員の育成に関して、職場で自分が期待されている役割を理解していないと、取るべき行動が取れない可能性があります。
アルーの「メンタリング」研修では、経験の浅いメンバーへの簡易な実務指導を担いつつ、悩みや不安の相談に乗るなど心理的にも支えるために必要な心構えとスキルを学びます。
「メンタリング」研修プログラム
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若手社員のビジネススキルをテーマにしたプログラム
若手社員のビジネススキルをテーマにしたプログラムは、下記の6つです。
- ロジカルシンキング
- 問題解決
- プレゼンテーション
- アサーティブコミュニケーション
- マーケティング
- ティーチング
一つずつ詳しく解説します。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、物事を深くスピーディに考えた上で、それをわかりやすく伝えるため、体系的に筋道立てて考える力のことです。顧客や上司へ報告する際に伝えるべきことが整理できていなかったり、何かを検討する際、下調べが不十分で何度も調べ直していたりする若手社員は多いのではないでしょうか。
アルーのロジカルシンキング研修では、分かりやすい口頭報告や簡潔でポイントを押さえたビジネス文書作成など、さまざまなビジネスの場面で役に立つロジカルシンキングの基本的な思考プロセスを学びます。
ロジカルシンキング研修
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問題解決
職場で問題解決を実践していくためには、問題解決のスキルに加えて解決に向けて周囲を巻き込む力も必要です。上司からの指示待ちではなく、自分で問題を見つけられる若手社員は企業において重宝されるでしょう。
アルーの問題解決力研修では、周囲へ働きかけるコミュニケーションスキルも鍛え、職場で実践できる問題解決力を身につけていきます。
問題解決力研修
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プレゼンテーション
相手の心をつかみ、動かすことがプレゼンテーションの大原則です。相手に伝えたいことがうまくまとめられなかったり、相手の興味関心に合わせて話ができなかったりする若手社員は多いのではないでしょうか。
アルーのプレゼンテーション研修では、相手を動かすプレゼンテーションの基本動作を学びます。具体的には、下記の5つです。
- ゴール(目的と相手の期待を確認する)
- ストーリーライン(相手に伝わりやすいストーリーを作る)
- シンプルスライド(メッセージをスライドに落とす)
- リハーサル(言葉と身体の準備を整える)
- インタラクティブ(聴き手を巻き込む)
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アサーティブコミュニケーション
アサーティブコミュニケーションとは、相手の立場や意見を尊重しつつ自分の主張を正確に伝える表現方法です。若手社員の中には、自分の言いたいことを相手にかまわず言ってしまったり、相手の感情や態度を優先してしまい自分の本当の気持ちを言わずに我慢してしまったりする人が多いのではないでしょうか。
アルーのアサーティブコミュニケーション研修では、自分を大切にし相手を大切にする心構えのもと、思い込みがあれば変えてみる必要があることを学びます。
アサーティブコミュニケーション研修
マーケティング
「マーケティング」とは、商品やサービスが売れる仕組みをつくることです。マーケティングの重要性や自分の業務とのつながりを認識できていなかったり、マーケティングの知識はあっても業務に活用できていなかったりする若手社員もいるでしょう。
アルーのマーケティング研修では、マーケティングの戦略立案に必要な下記の4つのポイントを網羅的に学べます。
- 事業環境分析
- 市場機会の見極め
- 戦略立案
- PDCA
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ティーチング
ティーチングとは、自分が持っている知識やスキル、心構えを相手に教えることです。効果的なティーチングを行うには、自己流ではなく正しい心構えや方法を学んでもらうことが必要です。特に、若手社員でも新入社員の教育を担当することになった社員には必要でしょう。
アルーのティーチング研修では、説明するよりも前に「まずやって見せてから相手に説明し、相手にやらせてみて褒める」といった基本的かつ効果的な型を徹底的に学ぶことで我流の教え方から脱却を目指します。
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若手社員研修を成功させるポイント
若手社員研修を成功させるためには、下記のようなポイントをおさえることが重要です。
- 若手社員の特徴・傾向に合わせた指導をする
- 若手社員個人の習熟度に応じた研修を設計する
- 多様な学習手段を検討する
- スキルだけでなく価値観の変容も促す
- 仕事・研修の意義や目的を伝える
- 褒める・期待をかけるなどポジティブなフィードバックをする
- 具体的に指示を出し、フォローに徹する
- 研修後のフォローアップを行う
若手社員研修を成功させるポイントは、以下のページで詳しく紹介しています。
『若手社員の育成ポイント|若手社員の特徴と課題とは』
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アルーの若手社員研修の事例
若手社員をチームの中心とするため、アルーでは数々の若手社員研修を実施しています。以下では、その具体例を2つ紹介します。
- 自身の個性や強みを活かして主体的に行動するための研修
- コミュニケーション研修事例
一つずつ詳しく解説します。
自身の個性や強みを活かして主体的に行動するための研修
A社は新卒入社後3年間を育成期間としていて、3年目社員には「自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる」という役割を期待していました。そのため、入社3年目の若手社員に対し、求められる役割・スキル・スタンスを理解してもらう研修を実施しました。
受講生の多くから「今後のキャリアのイメージが沸いた」という声が多く見られ、研修を通じて職場で活用できる学びを得られました。
詳しい事例は、以下のページから確認いただけます。
【研修事例】自身の個性や強みを活かし、課題解決に向けて主体的に行動できる
▼事例資料をダウンロードする
コミュニケーション研修事例
B社では、若手社員が職場の中堅者として職場の課題解決をするため、上司・メンバーからの支援を得られるようなコミュニケーションスキルが必要だと考えていました。そのため、上司の助言を受けつつ業務を遂行し、職場の目標達成に大きく貢献する為のコミュニケーションを学ぶ研修を行いました。
9割以上の受講者が「研修で学んだ事を現場で実践出来そうだ」と回答し、仕事におけるミュニケーションについて学習できています。
詳しい事例は、以下のページから確認いただけます。
【研修事例】上司、メンバーに働きかけ支援を得られるコミュニケーションの考え方とスキルを学ぶ
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若手社員研修ならアルーにお任せください
若手社員研修を行うなら、アルーの研修プログラムの採用をおすすめします。アルーをおすすめできる理由を以下で解説します。
課題に沿った研修をご提供します
アルーでは、研修を始める前にクライアントの現状や課題をヒアリングして、課題に合わせた研修を設計していきます。そして、現場の声を反映して具体的なビジネスシーンでの対応策を学べるようにします。また、アウトプットの場を設けられるように演習も多く取り入れているため、職場ですぐ活かせるスキルを習得できるのも特徴です。
eラーニングやオンライン研修も活用いたします
アルーでは集合型研修のみではなく、オンライン研修やeラーニングにも対応しています。また、集合型研修やオンライン研修、eラーニングを組み合わせた「ブレンディッドラーニング」も対応できます。
そして、アルーではeラーニングの受講管理が容易になるLMS「etudes」を提供しています。etudesもあわせて利用することで研修にかかる工数を減らし、作業の効率化が図れるでしょう。
etudes(エチュード)で社内教育の課題を解決|LMS・クラウド型eラーニングシステム
研修企画~研修後の効果測定まで支援します
研修を実施するだけで終わってしまっては、研修の効果があったかどうかの判断が難しいでしょう。そのためアルーでは、研修企画〜研修後のフォローや効果測定の支援も行っています。上記で紹介したLMS「etudes」に加えて、職場学習の支援ツール「compath」などを活用し、成果が一目でわかるような工夫を行っています。育成成果を可視化することで、学習の定着度や行動変容をスムーズに把握できます。
職場学習の支援ツール「compath」
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まとめ
今回は若手社員研修におすすめのカリキュラムについて、内容や事例を含めて13種類紹介しました。
優秀な若手社員を輩出することは、企業の未来において重要な課題です。若手社員が成長し、将来の管理職・幹部候補として活躍してもらえるようになれば、企業の発展につながります。そのため、若手社員研修を行うことは重要であり、さらに若手社員を教育する管理職の育成も必要となるでしょう。
若手育成で悩んでいる人事担当者は、ぜひ一度アルーにご相談ください。
若手社員研修
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