良い上司の特徴とは?職場に与える影響・良い上司を育てる方法を紹介
部下に慕われて、社内で評判が良い上司を「良い上司」だと思う人は多いのではないでしょうか。ただし、社内で評判が良い上司が必ずしも「良い上司」とは限りません。
そこでこの記事では、自社に良い上司を増やして新入社員や若手社員を成長させていきたいと考えている企業の人事担当者に向けて、良い上司の特徴と良い上司が職場に与える影響や良い上司を育てる方法を解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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良い上司の特徴とは?
部下に慕われて信頼される「良い上司」になるためには、どのような行動や考えをするべきなのでしょうか。良い上司の特徴は、以下のとおりです。
- 成長意欲がある
- 責任感がある
- 部下の話を傾聴できる
- 判断が迅速で的確
- 意見に一貫性がある
- リーダーシップがある
- 上位目標を咀嚼して伝えている
- 業務遂行のためのモニタリングとサポートをしている
- 部下の成長を見据えた業務アサインをしている
- チーム内のコミュニケーションを促進している
一つずつ詳しく解説します。
成長意欲がある
良い上司の特徴としてまず挙げられるのが、成長意欲があることが挙げられます。成長意欲とは、与えられた職務や役割を積極的にこなして自分の能力を高めようと考えることです。自分の仕事と積極的に向き合い、学ぶことを楽しむ姿勢を持つ人が成長意欲が高いと言えるでしょう。大切なことは、業務を遂行する際に成果物の精度を及第点よりも高く維持しようとする考え方です。業務スキルや自身のマインドを常に向上させようと努力している上司ならば部下は尊敬できるでしょう。
ビジネス環境で成果を残すためには、自律型人材の育成管理が大切です。企業が支援する自律学習は、以下の記事で詳しく解説しています。
『自律学習とは?企業が支援するメリットとポイント』
責任感がある
仕事に対して責任感があり行動できる上司は、良い上司と言えます。結果を出そうとする熱意は部下にも伝わるでしょう。また、責任感がある上司がいれば部下は失敗を恐れず仕事に取り組めます。部下にとって、いざというときに守ってくれる上司は頼りになります。トラブルや部下の失敗があったとしても、責任者としての役割を全うできる上司は、部下のみではなく多くの人に慕われるでしょう。
部下の話を傾聴できる
良い上司の特徴として、部下の話を傾聴できることも挙げられます。
傾聴とは、相手の言うことに対して善悪・優劣・好き嫌いといった自分の価値観を交えて判断せず、ありのままを受け止めて聴くコミュニケーションスキルです。上司が部下の話を傾聴することは、部下の自律の促進にもつながります。また、上司が部下の悩みや相談を聞くなど、育成やマネジメントの場でも傾聴を行うことで相手の成長を促す効果があります。
傾聴力については、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職の傾聴力を高める育成方法とは?傾聴力を高めるメリットと目的』
判断が迅速で的確
良い上司の特徴として、判断が迅速で的確なことも挙げられます。
ビジネスでは迅速な判断が求められる場合があります。一般的に、仕事ができる人は決断力があり、判断するスピードも早いと言われています。状況を的確に把握し物事に優先順位をつけられるため、選択肢の中から正しい判断を迅速にできるのです。上司が判断に迷ったり、判断がコロコロ変わったりしているようでは、部下が不安になってしまいます。良い上司には、迅速で的確な判断力が必要です。
管理職の意思決定力については、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職の意思決定力を向上させるには?うまくいかない理由と必要なスキル』
意見に一貫性がある
良い上司の特徴として、指示や意見に一貫性があることも挙げられます。
もし、言葉と行動が一致していなかったり言っていることが二転三転変わったり矛盾が生まれていたりしたら、部下から信頼できない上司だとみなされる可能性があります。有言実行を心がけ、口に出したことは最後までやり遂げるようにしましょう。状況が変わって有言実行が難しくなった場合には、経緯や言動の不一致について説明した方が良いでしょう。
リーダーシップがある
良い上司は、部下のモチベーションを正しい方向へ導くリーダーシップを持っています。上司がリーダーシップをとらないとチーム全体の方向性を示せなくなり、メンバーの方向性がバラバラになってしまう可能性があります。組織としてのパフォーマンスの低下につながるでしょう。また、チーム内に頼れる人材がいなくなってしまうため、メンバーの心理的負担を招いてしまいます。このような事態を避けるためにも、上司はリーダーシップを発揮して部下を正しい方向へ導くことが必要です。
管理職が持っているべきリーダーシップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職が持つべきリーダーシップとは?マネジメントとの違いや研修事例』
上位目標を咀嚼して伝えている
良い上司は、上位目標をそのまま伝えるのではなく、チームの役割や自身の仕事への思いを踏まえ咀嚼(そしゃく)して部下に伝えています。
上司がメンバーの目標を決める際は、上位目標をそのままメンバーの目標にしてはいけません。また、上位目標と無関係な目標を設定するのも不適切です。チーム全体、さらには企業全体が掲げている方針や目標に沿ってメンバーの目標を決め、メンバーが納得できる形で説明する必要があります。そのため、良い上司には上位目標を咀嚼するスキルが必要なのです。
業務遂行のためのモニタリングとサポートをしている
良い上司の特徴として、業務遂行のためのモニタリングとサポートをしていることも挙げられます。部下のモニタリングには、部下の仕事ぶりや行動などをよく観察し、変化に気づく観察力や言葉の裏にある本音などを引き出す傾聴力・解決策を導き出す分析力などが必要です。1on1ミーティングや目標設定・定期的なフィードバックなどを行い、部下のモチベーションを高めて仕事への意欲を維持しましょう。モニタリングやサポートがないと問題点や課題に気づかず、部下の成長の妨げとなり仕事の質や意欲が低下する恐れもあります。
そして、良い上司は部下の業務が滞りなく進んでいるか業務遂行のためのモニタリングと、必要なタイミングでサポートができるようにしています。
部下の成長を見据えた業務アサインをしている
部下の成長を見据えた業務アサインをしていることも、良い上司の特徴です。
良い上司は、各メンバーの「やりたいこと」と会社から「期待されていること」を統合しつつ、中長期的なキャリア形成を意図してメンバーへ業務アサインするスキルを有しています。上司はメンバーの成長につながるような仕事を割り振り、メンバーに成長機会を提供していくことが重要です。
チーム内のコミュニケーションを促進している
良い上司には、チーム内のコミュニケーションを促進している傾向が見られます。
職場の心理的安全性を高め、チームメンバー同士や上司とメンバーが率直にコミュニケーションできる環境を整えているのが特徴です。職場でのコミュニケーションが活発になれば業務効率が上がり、生産性向上も期待できます。また、メンバーの誰もが発言しやすい雰囲気が生まれるため、業務上のミーティングにおいても活発な意見交換が行われやすくなるでしょう。
職場のコミュニケーションの重要性については、以下の記事で詳しく解説しています。
『職場のコミュニケーションの重要性と活性化のための具体例8選』
良い上司が職場に与える影響
職場に良い上司がいることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。良い上司が職場に与える影響は、以下の3つです。
- 部署全体のモチベーションが上がる
- 風通しの良い環境ができる
- 心理的安全性が高い職場になる
上司が職場で良い影響を与えることで、チームのメンバーにとって幸福度の高い職場環境を築けるでしょう。一つずつ詳しく解説します。
部署全体のモチベーションが上がる
良い上司が同じ部署やチームにいれば、たとえ仕事が忙しかったとしても部下の士気は保たれます。そして、部下は上司のために仕事を頑張りたいと思うため、部署全体の空気が良くなりモチベーションアップにつながります。能力の高くて尊敬できる点の多い上司が身近にいると、同じように高いスキルを身につけたいと努力する姿勢を持ち、職場の生産性向上にもつながるでしょう。
モチベーションについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『モチベーション研修とは|おすすめのゲームやカリキュラム例を紹介』
風通しの良い環境ができる
良い上司がいる職場は、風通しの良い環境と言えます。風通しの良い職場とは、縦横のコミュニケーションが活発に行われており、肩書や役割にとらわれずに率直な意見を言い合えるフラットな人間関係の職場です。
良い上司がいれば相談しやすい環境ができます。些細なことから業務に関することまで相談できる環境があれば、安心して業務に取り組めるのです。一般的に、良い上司は部下から話しかけやすく、相談しやすい雰囲気をもっていて頼りがいもあるでしょう。
風通しの良い職場については、以下の記事で詳しく解説しています。
『風通しの良い職場とは?施策例や事例、よくある勘違いをご紹介』
心理的安全性が高い職場になる
一般的に、良い上司は部下が話したことや行ったことを、頭ごなしに否定したり感情的に怒ったりしません。意見を聞いた上でしっかりとした指摘や指示をくれるため、心理的安全性が高い職場になります。
心理的安全性とは、他人の反応を必要以上に気にしたり、恥ずかしがったりすることなく率直に意見表明したり、ありのままの自分をオープンにできるような安心感の高い環境です。心理的安全性が高ければ部下に主体性が生まれ、生産性向上につながるでしょう。
心理的安全性については、以下の記事で詳しく紹介しています。
『心理的安全性とは?高める方法や人事が行うべき施策について』
良い上司に必要なスキル
良い上司になるためには、上司としての役割を果たすためのスキルをじっくり時間をかけて習得していく必要があります。具体的には、以下の7つのスキルです。
- リーダーシップ
- コミュニケーションスキル
- 意思決定力
- コーチングスキル
- ストレス耐性
- 組織マネジメント力
- 部下育成力
一つずつ詳しく解説します。
リーダーシップ
リーダーシップとは、さまざまなメンバーが在籍するチームを一つの方向へ導くために、メンバーとの信頼関係を構築しながら組織全体をまとめあげ、目標達成へ向けて牽引していくスキルです。チームとして目標達成を目指すためには、チーム全体の指針を示すリーダーの存在が不可欠です。良い上司は公平性や一貫性を保ち、自ら率先して行動するリーダーシップを持っています。組織全体を成功に導くための目標を明確にし、部下の意見を積極的に聞き、サポートしてください。そのため、リーダーシップはリーダーの役割を果たすための能力全般を指すものと理解しておきましょう。
リーダーシップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『リーダーシップとは?種類やリーダーシップがある人の特徴、身につける方法』
コミュニケーションスキル
良い上司には部署メンバーとの円滑な関係を築くために、コミュニケーションスキルが必要です。部下の意見を聞き入れ、正しい方向に導く必要があります。上司がコミュニケーション能力を伸ばすことで、周囲との信頼関係の構築や部下の育成、評価に役立ちます。また、上司は社内外の幅広い関係者と接する機会が多くなるため、さまざまな種類のコミュニケーション能力の習得が必要です。
上司に求められるコミュニケーションスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職に必要なコミュニケーションスキルとは|コツやスキルの身につけ方を解説』
意思決定力
良い上司に必要なスキルとして、意思決定力も挙げられます。
上司は、人の上に立つものとして決断を迫られる場面が多くあります。普段は信頼の置けるメンバーに意識決定を一任しても、企業の運命を左右する決断は上司が下さなければいけません。物事の結末を左右する重要な局面で判断するのは、上司の役割です。上司の意思決定力が、同じゴールへ向かうチームの統一感や士気の高みを目指すことにつながるでしょう。
意思決定力については、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職の意思決定力を向上させるには?うまくいかない理由と必要なスキル』
コーチングスキル
良い上司に必要なスキルとして、コーチングスキルも挙げられます。
部下の人材育成には、コーチングスキルが必要です。コーチングとは、質問の投げかけやフィードバックを通じて、相手の主体的な学びを促進する取り組みです。コーチングは上下関係がなく、部下と対等な関係を意識しながら成長を促します。
本人の主体性を尊重しながら成長を促がせる教育手法のため、ビジネス以外にもスポーツや芸術などさまざまな分野で活用されています。上司にコーチングスキルがあると部下の成長促進やモチベーション向上や信頼関係が構築できるメリットがあります。また、組織全体のパフォーマンスの向上や自身の成長につながるでしょう。
コーチングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『コーチングとは|メリット・デメリットや必要スキルについて紹介』
ストレス耐性
良い上司は、部署全体の結果を出さないといけません。上司本人の仕事もありながら、部下のタスクを管理しないといけないなど、上司はストレスがかかる立場と言えるでしょう。思いがけないトラブルなども発生する場合も考えられます。そのため、上司にはプレッシャーがかかる場面でも冷静に対処するストレス耐性が必要です。ストレスやプレッシャーがかかる場面でも力を発揮できることは、良い上司に必要なスキルです。ストレスやプレッシャーがある状態だと余裕がなくなってしまうようでは、部下たちはついてこなくなってしまうでしょう。
ストレス耐性をつけるには、レジリエンス力を鍛えるのがおすすめです。
レジリエンス力については、以下の記事で詳しく解説しています。
『レジリエンスとは?ビジネスで注目される理由や高めるポイントを紹介』
組織マネジメント力
組織マネジメント力も良い上司に求められるスキルです。組織マネジメント力とは、適材適所な経営資源の配分を実現することで組織の持つポテンシャルを引き出し、組織の業績の最大化を行う力です。
組織マネジメントは、主に3つの要素から構成されています。
- 業績の最大化
- 人の育成
- 職場づくり
効果的な組織マネジメントを行えば、メンバー個人の持つ実力を超える成果をチームとして出すことができます。3つの要素を通じて、組織を効果的に動かすのが組織マネジメントです。
組織マネジメントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『【研修事例】組織マネジメントとは?フレームワークや管理職に必要なスキル』
部下育成力
良い上司には、部下育成力も必要です。
部下育成力とは、中長期的な視点に立って部下のキャリアプランを立案し、実現に向けた実行・軌道修正を行う力です。
良い上司はまず、部下のやりたいことやなりたい姿を知ろうとします。そして会社から与えられた役割と部下の希望を重ねていくことで、部下を中長期的に育成していくのです。また、短期的な目標達成だけでなく、メンバーのやりがいや中長期的なメンバーの成長に目を向けて、成果と成長を両立する重要性と方法を理解しています。
良い上司を育てる方法
では、部下の理想の上司となるためにはどうしたら良いのでしょうか。良い上司を育てる方法は、以下のとおりです。
- 上司としての役割を認識してもらう
- エンパワーメントを実施する
- 360度フィードバックの実施
- eラーニングを活用する
- 外部研修を実施する
- コーチをつける
一つずつ詳しく解説します。
上司としての役割を認識してもらう
良い上司になるためには、上司に求められる役割やスキル、心構えなどの認識が必要です。悪い上司は、プレイヤー意識が抜けずに部下に仕事を任せられなかったり、部下を叱責することでしか指導できなかったりと課題が多い傾向にあります。そのため、管理職としての価値観やあるべき姿を知ってもらい、自分自身のマネジメントスタイルを再考する機会を提供しましょう。
管理職の役割やあるべき姿については、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職の役割やあるべき姿とは?育成方法も紹介』
エンパワーメントを実施する
エンパワーメントとは、メンバーに業務権限を与えることを指します。「力を与える」「権限を与える」という意味の単語「empower(エンパワー)」の名詞形です。悪い上司は、部下に対して目標達成するための方法までも指示する傾向にあります。良い上司になるには、一定の裁量を部下に与え、自ら考えて行動させるようにしましょう。
人事担当者の立場としては、部下が権限を持って仕事をしやすい環境整備や適切なフィードバックを与え支援することが重要になります。また、管理職が「この仕事は自分でないとできない」「自分のやり方でないとこの仕事は成功しない」といった思い込みを持っている可能性があります。このような管理職の思い込みを取り除くためには、管理職が自分の偏った価値観に気づけるようなワークショップを開催するとよいでしょう。
360度フィードバックの実施
360度フィードバックとは、一人のメンバーに対して、同僚や上司、部下など複数人の視点からフィードバックをもらう評価手法です。複数人からフィードバックをもらうことで、主観的になりがちな評価に客観性を持たせられることに特徴があります。360度フィードバックの実施によって、上司が自己成長のための改善点や強みを把握できるため、成長につながっていくことが期待できます。
eラーニングを活用する
eラーニング とは、インターネットやコンピュータを使って学習を行うことです。時間や場所の制約がないため、自分の都合に合わせて学習できることがメリットです。また、eラーニングは個人の学習スタイルに合わせてカスタマイズできるため、効率的な学習ができます。良い上司になるために必要なスキルは幅広く、集合研修だけでは全ての習得は難しいと言えます。eラーニングを活用すれば、忙しい上司でもすき間時間で学習できます。
管理職におすすめのeラーニングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職研修におすすめのeラーニングコンテンツ6選。効果を高める方法』
外部研修を実施する
良い上司を育てるためには、外部研修を実施することも一つの手段です。
研修を実施する際には、インプットだけでなくアウトプットの機会を設けることが重要です。たとえば、集合研修において受講者同士でロールプレイングや意見交換を行うことで、実務上でも実行することができるようになります。
管理職研修やマネジメント研修、リーダーシップ研修などを実施し、良い上司になるための方法を模索してもらうこともよいでしょう。
管理職におすすめの研修プログラムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『管理職研修におすすめの研修プログラム21選|研修選びのポイントや方法について』
コーチをつける
コーチングとは、質問の投げかけやフィードバックを通じて、相手の主体的な学びを促進する取り組みです。上司に対してコーチをつけることで、価値観や仕事の進め方、部下育成の方法などを個人の課題に合わせて解決していけるようになります。また、コーチングは受ける側が主体になるので、上司も「やらされ感」もなく学んでいけるでしょう。
コーチングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
『コーチングとは|メリット・デメリットや必要スキルについて紹介』
良い上司を育てる研修ならアルーにお任せください。
人材育成を専門としているアルーでは、良い上司を育てるための研修プログラムを豊富に用意しております。
良い上司を育てるための研修の実施をご検討の場合は、ぜひアルーへお任せください。
アルーでは、研修内容の企画段階から丁寧に伴走いたします。お客様それぞれのビジネス課題に合わせた、柔軟なカスタマイズも可能です。eラーニングやオンラインでの研修も組み合わせながら、お客様に最適化された研修プログラムを提案いたします。
アルーの管理職の研修は、以下で詳しく解説しています。
管理職研修
アルーの上司向け研修事例
人材育成を専門に手掛けているアルーでは、上司をはじめとするリーダーを対象とした研修を数多く実施してまいりました。以下ではアルーの実施した研修事例として、特に参考になるものを3つ紹介いたします。
- コスモ石油株式会社
- Wismettacグループ
- 株式会社ネットドリーマーズ
研修の外部委託をご検討の際は、ぜひ参考にしてください。
コスモ石油株式会社
コスモ石油株式会社では、新任ライン長を対象としたリーダーシップ研修を実施しました。「他責から自責」といった、リーダーに必要不可欠な思考を磨いた研修です。
技術系の社員と事務系の社員をグループワークであえて混合させたため、ライン長同士の交流を促進できました。また、ライン長としてのプライドを抜きにした等身大で研修に臨んでもらうため、コスモ石油株式会社側からのリクエストに応え、あえてピリッとした雰囲気を演出して実施しています。
コスモ石油株式会社の研修事例は、以下の記事で詳しく解説しています。
信じて任せる。人をマネジメントする新任ライン長研修の意義とは。(コスモ石油株式会社研修導入事例)
Wismettacグループ
Wismettacグループでは、マネジメント層がメンバーの成長を支援する力を身につけるための研修を実施しました。研修では「共創型のリーダーシップ」を学んだり、メンバーの成長課題と業務アサインの方法について理解したりしてもらっています。
「70:20:10の法則」を意識しながら、業務を通じたメンバーの成長を促す姿勢が身についた研修事例です。
Wismettacグループの研修事例は、以下の記事で詳しく解説しています。
多様な「個」の特性や能力を活かし、部下の成長を支援するマネージャー育成(Wismettacグループ研修導入事例)
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株式会社ネットドリーマーズ
株式会社ネットドリーマーズでは、マネージャーの持つ評価に関する知識を平準化し、評価体制を整えるために研修を実施しました。
本研修では、マネージャーに評価の方法やメンバーとの向き合い方、目標設定の方法について学んでもらっています。研修後には、研修内容をチームで実践するマネージャーが見られたり、評価に対するマネージャーの不安や要望を把握できたりと効果が上がっています。
株式会社ネットドリーマーズの研修事例は、以下の記事で詳しく解説しています。
知識の平準化とマネージャー陣の目線合わせを実現した評価者研修(株式会社ネットドリーマーズ研修導入事例)
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まとめ
良い上司の特徴と良い上司が職場に与える影響や良い上司を育てる方法を解説しました。部下に慕われて信頼される良い上司の特徴は、以下のとおりです。
- 成長意欲がある
- 責任感がある
- 部下の話を傾聴できる
- 判断が迅速で的確
- 意見に一貫性がある
- リーダーシップがある
- 上位目標を咀嚼して伝えている
- 業務遂行のためのモニタリングとサポートをしている
- 部下の成長を見据えた業務アサインをしている
- チーム内のコミュニケーションを促進している
以上のような特徴を持つ上司が職場にいることで部署全体のモチベーションが上がったり、風通しの良い環境となったり、心理的安全性が高い職場になります。
そして、良い上司を育てるためには、以下のような方法を実施しましょう。
- 上司としての役割を認識してもらう
- エンパワーメントを実施する
- 360度フィードバックの実施
- eラーニングを活用する
- 外部研修を実施する
- コーチをつける
良い上司を育てるためには研修が必要だと感じている企業の人事担当者の方は、アルーの管理職研修をぜひご検討ください。
アルーの管理職の研修は、以下で詳しく解説しています。
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