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【研修事例】グローバル人材におけるコミュニケーション能力の重要性

国内市場の停滞が始まっている昨今では、事業の海外展開を行う企業が増えてきました。事業の海外展開を成功させる上で欠かせないのが、グローバル人材です。
グローバル人材には幅広い能力が求められますが、中でもコミュニケーション能力は、グローバル人材にとって非常に重要な能力です。
この記事では、グローバル人材に求められるコミュニケーション能力の重要性や伸ばし方、研修事例などを徹底的に解説します。


▼グローバル人材の能力開発におすすめの研修3選




目次[非表示]

  1. 1.グローバル人材とは
  2. 2.グローバル人材には語学力だけでなくコミュニケーション能力が不可欠
  3. 3.日本と海外のコミュニケーション能力の違い
  4. 4.グローバル人材におけるコミュニケーション能力の課題
  5. 5.グローバル人材に必要なコミュニケーション能力
  6. 6.海外でも通用するコミュニケーション能力を身につけるには?
  7. 7.グローバル人材のコミュニケーション能力を向上させるコツ
  8. 8.アルーが支援したグローバル人材の育成例
  9. 9.グローバル人材の育成ならアルーにお任せください
  10. 10.まとめ


グローバル人材とは

グローバル人材とは、グローバルな環境でビジネスを行うために必要な能力を備えた人材のことです。文部科学省は、文部科学省は以下の要素を兼ね備えた人材をグローバル人材として定義しています。


  • 語学力・コミュニケーション能力
  • 主体性や積極性、チャレンジ精神、協調性と柔軟性、責任感と使命感
  • 異文化に対する理解と、日本人としてのアイデンティティー


参考:資料2 グローバル人材の育成について

英語力だけでなく、主体性や積極性、異文化理解やアイデンティティといったマインド面も重視されていることがポイントです。

グローバル人材の定義や必要な能力、育成方法などは以下のページで詳しく解説しています。
【5分で理解】グローバル人材とは?定義・必要な能力・育成方法等を解説



グローバル人材には語学力だけでなくコミュニケーション能力が不可欠

グローバル人材には、語学力だけでなくコミュニケーション能力が必要です
グローバルな環境で活躍するためには、生まれ育った環境の異なるさまざまな人と信頼関係を構築する必要があります。もちろん語学力はコミュニケーションを行うために役立つ能力の一つですが、語学力を身につけているだけでは不十分です。相手の価値観や文化的背景を理解した上で、出身国や商習慣の違いを乗り越える力が求められます。

グローバル人材に求められるスキルについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
英語ができる社員=「グローバル人材」ではない。求められるスキルとは?




日本と海外のコミュニケーション能力の違い

日本と海外では、求められるコミュニケーション能力が異なります。
日本のコミュニケーションスタイルは、指示語が多く曖昧性の高い、いわゆる「ハイコンテクストなコミュニケーション」です。「察する」「忖度する」といった行動が重視される一方で、日本では曖昧な指示が許容される傾向があります。
反対に、欧米では指示語が少なく明確な表現を好む、「ローコンテクストなコミュニケーション」が主流です。曖昧な指示は好まれず、誰が聞いても内容を理解できるような具体性を持ったコミュニケーションが評価されます。グローバル人材として活躍するためには、こうしたコミュニケーションスタイルの違いについて理解することが欠かせません。

異文化コミュニケーションにおけるポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。
異文化コミュニケーションとは?ビジネスの場で大切な7つのポイント



グローバル人材におけるコミュニケーション能力の課題

グローバル人材におけるコミュニケーションには、以下のような課題があります。


  • 文化的背景の異なる相手と信頼関係を構築できない
  • 語学力が不足しており、的確な意思伝達ができない
  • コミュニケーションスタイルの違いに適応できない
  • 仕事の進め方や上司との関わり方の違いに直面し、困惑してしまう
  • 社員のコミュニケーション能力を伸ばす育成体系が整備されていない


特に初めて海外勤務を経験する社員は、文化的背景の違いに戸惑いがちです。自分自身と相手でコミュニケーションスタイルが違うということに気づくまでに時間がかかるケースもあります。



グローバル人材に必要なコミュニケーション能力

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グローバル人材に必要なコミュニケーション能力は、以下の通りです。


  • ネゴシエーションスキル
  • ロジカルコミュニケーションスキル
  • プレゼンテーションスキル
  • アサーティブコミュニケーション
  • ファシリテーションスキル
  • アクティブリスニング
  • リレーションシップビルディング
  • 部下コミュニケーションスキル


グローバル人材に求められるコミュニケーション能力について、一つずつ詳しく解説します。


ネゴシエーションスキル

グローバル人材には、ネゴシエーションスキルが必要です。
グローバルな環境でビジネスを行う際には、社内外の関係者とさまざまな場面で交渉を行います。このとき、十分なネゴシエーションスキルがないと、自分の意図を相手へ正確に伝えられません。交渉が失敗してしまった結果、相手からの協力関係を引き出せないこともあります。グローバル人材には高いネゴシエーションスキルを身につけさせ、交渉を円滑に進めてもらえるようになりましょう。

アルーのネゴシエーション研修については以下のページでご確認ください。
ネゴシエーション研修


ロジカルコミュニケーションスキル

ロジカルコミュニケーションスキルも、グローバル人材に必要なコミュニケーション能力の一つです。
海外では、論理的な主張が好まれる傾向があります。日本では感情に基づく主張や曖昧な主張が通用する場合もありますが、グローバルな環境ではそうした主張が受け入れられないことも少なくありません。グローバル人材のロジカルコミュニケーションスキルを伸ばすことで、文化的背景の異なる相手にも納得してもらえるような主張ができるようになります。

ロジカルコミュニケーションについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
ロジカルコミュニケーションとは|鍛える方法や研修のポイント


プレゼンテーションスキル

グローバル環境下でのプレゼンテーションでは、ボディランゲージ(表情やジェスチャー)も重要です。
日本人には、身振り手振りを使って相手に話を伝えるボディランゲージはあまりありませんが、欧米などの海外ではボディランゲージで自分の伝えたいことを話すのが一般的です。
グローバルな環境で説得力のあるプレゼンテーションを行うためには、ボディランゲージを積極的に取り入れましょう。
日本人の場合はプレゼンテーションを行う際に同じ場所で立ったまま、落ち着いたトーンで話すことが多いと思います。しかし、海外の取引先へプレゼンテーションをする際には、日本式の方法では関心を持ってもらいにくいです。
ボディランゲージでは、大きさや数字、熱意を表現することができます。数字を表すジェスチャーで具体的な情報を伝えれば聞き手も内容が伝わりやすいですし、表情や声のトーンで熱意を表して感情に訴えかけることも可能です。
双方のコミュニケーションがスムーズに行えるというメリットもあるので、積極的に取り入れたいスキルです。

アルーのプレゼンテーション研修について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
プレゼンテーション研修


アサーティブコミュニケーション

グローバル人材には、アサーティブコミュニケーションのスキルも必要です。
アサーティブコミュニケーションスキルとは、自分と相手をともに大切にするコミュニケーションの手法を指します。アサーティブコミュニケーションスキルが低い場合、以下のような課題が発生しがちです。


  • 自分を大切にできない……自己主張できず、いつも相手の言いなりになってしまう
  • 相手を大切にできない……相手をいつも感情的に言い負かしてしまう


アサーティブコミュニケーションを学ぶことで、自分と相手を抑圧することのない、バランスの取れたコミュニケーションができるようになります。

アサーティブコミュニケーションについては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
アサーティブコミュニケーションとは?職場での事例やデメリットを解説


ファシリテーションスキル

グローバル人材として活躍するためには、ファシリテーションスキルも必要です。
ファシリテーションとは、会議やディスカッションが有意義な場となるようにするための取り組みのことです。ファシリテーターは、アクティビティを実施したり参加者に意見を求めたりして、場のデザインを進めていきます。
生まれ育った環境の違うさまざまな人材が集まる場では、参加者同士が打ち解けるまでに時間がかかることも多いです。グローバル人材は積極的にファシリテーションを進め、話しやすい雰囲気を作る必要があります。

ファシリテーションスキルについては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
ファシリテーションスキルとは?必要な4つのスキルと向上させるコツ


アクティブリスニング

グローバル人材に求められるコミュニケーションスキルとして、アクティブリスニングも挙げられます
アクティブリスニングとは、相手の伝えたい本質的な感情や意図を汲み取り、主体的に内容を聞き出すことです。相手の話をひたすら聞き続けるだけでなく、共感を示したり、質問を投げかけたりしながら、相手の伝えたいことを引き出していきます。
アクティブリスニングのスキルがあれば、価値観の異なる相手からも必要な情報を素早く聞き出せるようになります。その結果、情報共有や信頼関係構築がスムーズに進むでしょう。


リレーションシップビルディング

リレーションシップビルディングも、グローバル人材に求められるコミュニケーションスキルの一つです。
事業を海外展開する上では、さまざまな関係者の協力を引き出す必要があります。グローバルな環境でビジネスを成功させるためには、相手との信頼関係構築が大切です。グローバル人材に高いリレーションシップビルディングのスキルがあれば、ビジネスの成功に必要な信頼関係をスムーズに構築できるでしょう。

リレーションシップビルディングなどを学べるアルーのマンツーマン英会話プログラムは、以下のページからご確認ください。
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部下コミュニケーションスキル

グローバル人材には、部下コミュニケーションスキルも必要です。
グローバルな環境で部下を牽引するためには、国内勤務の場合とは異なる部下コミュニケーションスキルが必要です。文化的背景の異なる部下の場合、上下関係に対する意識が日本とは異なる可能性もあります。
また、外国籍の部下との間では、コミュニケーションが希薄になりがちです。相手の価値観を尊重しながら、上下のコミュニケーションを積極的に取るマインドが求められます。



海外でも通用するコミュニケーション能力を身につけるには?

海外でも通用するコミュニケーション能力を身につけるためには、異文化理解を促したり、海外への偏見をなくしたりする必要があります。また、海外のことだけに目を向けるのではなく、自国理解を深めるのも大切です。
グローバルに活躍するためのコミュニケーション能力を身につけるためのポイントを解説します。


異文化理解を促す

海外でも通用するコミュニケーションを身につけさせるためには、異文化理解を促すことが大切です。
日本国内のみで生活していると、どうしても日本特有の文化を「常識」だと思いこんでしまう場合があります。しかし、自分とは異なる行動をする相手を「非常識」だと決めつけてしまうと、グローバルな環境でのコミュニケーションはうまくいきません。
自分と相手は異なる文化的背景を持っていることを意識して、自分とは異なる文化を尊重する態度を養う必要があります。

異文化コミュニケーションの概要やポイントは、以下の記事で詳しくご覧ください。
異文化コミュニケーションとは?ビジネスの場で大切な7つのポイント


海外への偏見をなくす

海外への偏見をなくすのも、海外で通用するコミュニケーション能力を身につけるポイントです。
社員の中には、「自分は海外に対して偏見などを持っていない」と思いこんでいる人もいるかもしれません。しかし偏見は、本人の気づかないうちに発生しているものです。
海外の文化や価値観に触れる機会を増やすことで、こうした偏見を是正することができます。無意識のうちに抱いている固定概念から脱却することは、海外でも通用するコミュニケーション能力を身につける大きな一歩です。


自国文化に関する理解力も重要

海外で通用するコミュニケーション能力を養うためには、自国文化の理解も求められます。
グローバルに活躍する能力というと、異文化理解ばかりが重要視されがちです。しかし、自国文化について正しく理解できていないと、自分自身の文化的背景を客観視できません。
自国の文化や伝統を学ぶことで、自分と相手でどのような点が似ていて、どのような点が違うのかを正確に把握できます。また、海外の方から日本文化について質問された際にしっかり受け答えができれば信頼を獲得できますし、コミュニケーションを取るきっかけにもなるでしょう。

アルーでは日本文化の知識習得​に役立つ「日本文化リベラルアーツオンライン研修」を提供しております。興味のある方は、以下のページをご覧ください。
日本文化リベラルアーツオンライン研修


語学力を伸ばす

語学力も、グローバルなコミュニケーション能力を伸ばす上で大切です
最低限の語学力がなければ、相手へ必要な情報を伝えることができません。また、相手の伝えたい内容を理解するのも難しくなってしまいます。語学力が足りないために信頼関係が構築できないのは、非常にもったいないです。英会話レッスンや海外留学などを積極的に活用しながら、語学力を伸ばしていく必要があります。

社員の語学力を高めたいとお考えの方は、以下の記事もぜひご覧ください。
語学力とは?社員の語学力を高める方法


外国人とコミュニケーションする時間を増やす

外国人とコミュニケーションを取る時間を増やすことも、グローバルなコミュニケーション能力を身につけるためには大切です。
グローバルなコミュニケーションでは、言葉遣いや価値観など、さまざまな違いに直面します。外国人とコミュニケーションを取る時間を増やせば、こうした違いへ徐々に適応できるようになるでしょう。
具体的には、海外現地へ在住したり、長期の語学留学を経験させたりすることが有効です。オンラインで教育を実施する場合は、1日6時間以上を目安に、語学学習へ毎日取り組んでもらいましょう。



グローバル人材のコミュニケーション能力を向上させるコツ

グローバル人材のコミュニケーション能力を向上させるためには、以下のような点を意識しましょう。


  • グローバル環境でぶつかる壁を知る
  • 目に見える・見えない違いを意識する
  • 日本人のコミュニケーションを客観視する
  • コミュニケーションスタイルの違いを理解する
  • 時間感覚の違いを理解する
  • 信頼関係の築き方の違いを理解する
  • 非言語的コミュニケーションの違いを理解する


ここからは、グローバル人材のコミュニケーションを伸ばす際に意識したいポイントを解説します。


グローバル環境でぶつかる壁を知る

グローバルなコミュニケーション能力を向上させるためには、グローバルな環境でぶつかる壁を知ることが大切です。
グローバルな環境では、さまざまな壁に直面します。例えば仕事に対する感覚や優先度が日本と異なることに困惑する社員は多いです。また、仕事の期限や時間を守ってもらえず、想定通り仕事が進まないと感じる社員もいます。
グローバル人材を育成する際には、こうした海外でありがちな「壁」を事前に理解させることが大切です。事前に理解していれば心の余裕が生まれ、解決策を知っていればスムーズに仕事が進みます。


目に見える・見えない違いを意識する

文化的な違いには、目に見えるものと目に見えないものがあります。両者の違いを意識することも、グローバルなコミュニケーション能力を伸ばす上で大切なポイントです。
目に見える違いと目に見えない違いの代表的な例としては、以下のようなものが挙げられます。


  • 目に見える違い……挨拶やジェスチャー、アイコンタクト
  • 目に見えない違い……問題解決の方法や価値観、意思決定のプロセス、リーダーシップに対する考え方


目に見える部分だけでなく、目に見えない部分にも違いがあることを理解させましょう。目に見えない部分も含め、意識的にこうした違いへ適応していくマインドが必要です。


日本人のコミュニケーションを客観視する

グローバルなコミュニケーション能力を伸ばすためには、日本人のコミュニケーションを客観視することも大切です。
日本人のコミュニケーションはハイコンテクストであると言われています。日本語では、欧米と比べると指示語が曖昧な表現が多用されることが特徴です。こうした自分自身のコミュニケーションを客観視できていないと、日本特有のスタイルを「当たり前のもの」であると誤解してしまうため、注意が必要です。


コミュニケーションスタイルの違いを理解する

グローバル人材は、コミュニケーションスタイルの違いを理解することが欠かせません。
コミュニケーションスタイルの違いを理解させるとともに、違いに適応する方法を教えましょう。また、前述したように日本人としてのコミュニケーションを客観視させることも、海外との違いの自覚を促すことにつながります。


時間感覚の違いを理解する

グローバル人材を育成する際には、時間感覚の違いを理解させることも大切です
海外の人材に時間や期限を守ってもらえないというのは、異文化コミュニケーションにおいてありがちなトラブルです。
日本では時間を厳格に守ることが重要視されており、特にビジネス面では5分前行動が当たり前です。遅刻したり締め切りを守らなかったりすると、「この人は常識がないな」と思われてしまうでしょう。このように時間を守ることを重要視する文化をモノクロニック文化と呼び、反対に時間感覚が比較的悠長な文化をポリクロニック文化と呼びます。モノクロニック文化とポリクロニック文化の人が一緒に仕事をすると、時間感覚の違いからトラブルが発生しやすいです。
例えば、ポリクロニック文化の国の人はバスや電車の遅延や道路の渋滞などの合理的な理由があれば遅刻しても仕方がないと考えたり、締め切りが設定されている場合でも就業時間を過ぎた仕事は翌営業日や次週に持ち越したりすることがあります。
また、会議の開始時間は厳しいが終了時刻が曖昧な日本と、開始時刻はゆるいが終了時刻は厳しい一部の海外などの違いも、トラブル回避のために知っておく必要があるでしょう。

異文化コミュニケーションにおいては、日本人と海外の人には時間感覚の違いがあることを理解することが大切です。
アポイントメントの日程が遠い場合には前日に改めてリマインドする、締め切りがある場合は「何時間後・何日後」と具体的な期限を伝える、スケジュールの柔軟性をもつなどを意識すると良いでしょう。


信頼関係の築き方の違いを理解する

グローバル人材は、信頼関係の築き方の違いも理解する必要があります。
ビジネスにおいて、信頼関係の構築は非常に重要なプロセスです。しかし、信頼関係の構築方法は、国や文化によって異なります。例えば、以下のような方法が代表的です。


  • 頭で信頼する、タスクベースの考え方
  • 心で信頼する、関係ベースの考え方


タスクベースの場合は、ビジネスに関連した活動によって信頼を獲得します。良い仕事をすることが、信頼関係の構築につながることが特徴です。一方で関係ベースでは、一緒に食事をするなど、プライベートな時間を共有することで信頼関係を構築します。
タスクベースはアメリカやヨーロッパで主流なスタイルで、関係ベースはインドやサウジアラビアに多いです。もちろん、どの国でも企業が欧米系か現地系か日系かによってスタイルは異なります。日本では、どちらかといえば関係ベースで信頼関係が構築されます。


非言語コミュニケーションの違いを理解する

グローバル人材を育成する際には、非言語コミュニケーションの違いを理解させましょう。
非言語コミュニケーションは、どの国でも行われています。しかし、文化圏によって受け取り方に差があります。自分の身振りが、想定通りに伝わるとは限らないのです。
例えば日本では、相手の目を見続けることは失礼に当たります。一方で日本以外の文化圏では、目を見ないことが「自信のなさの現れ」と捉えられることも少なくありません。こうした違いを事前に理解しておくことが、グローバルな環境でスムーズな信頼関係を構築するのに役立ちます。

非言語コミュニケーションの具体例やビジネスでの活用事例は、以下のページをご覧ください。
非言語コミュニケーションとは?ビジネスでの活用事例や注意点



アルーが支援したグローバル人材の育成例

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人材育成を手掛けているアルーでは、これまでにさまざまな企業でグローバル人材の育成を支援してきました。ここからは、アルーがこれまでに支援したグローバル人材育成の事例から、特に参考となるものを3つピックアップして紹介します。


株式会社三菱UFJ銀行様

株式会社三菱UFJ銀行様では、グローバルに仕事を展開するために必要な能力を養うための研修を実施しました。本事例では、アルーの提供している「ALUGO」と「ALUGO BOOT CAMP」という2つのプログラムを活用しています。
ALUGOでは、モバイル英会話トレーニングを通じて語学力の強化を行いました。ALUGO BOOT CAMPでは2ヶ月間のフィリピン滞在を行い、グローバルに活躍するための基礎力の強化に取り組んでいます。
これらのプログラムでは、ビジネス英語の「本質」を測る信憑性の高い指標としてアルーが開発した指標「ALUGO LEVEL」で現状の英語力と課題を可視化できます。

「ALUGO」と「ALUGO BOOT CAMP」2つのプログラムを受講したシステム開発運用部の2人は、ALUGO LEVELがLEVEL1からLEVEL9、LEVEL3からLEVEL7までレベルアップしました。
研修前に受けたALUGO ASSESSMENTでは全然聞き取れなかった長文の問題が、研修後半では理解出来るようになり、ディスカッションのパートでも論理的に意見が述べられるようになったというお声をいただいています。

英語力だけでなく、ビジネススキルやマインド全般に渡る能力育成に取り組んだ事例です。

本事例の詳細は、以下のページからご確認ください。
視線の先には、日本の未来・世界の未来がある(株式会社三菱UFJ銀行導入事例)


帝人株式会社様

帝人株式会社様では、海外派遣研修を通じて、異文化を受容する姿勢を形成しました。
帝人株式会社様の海外派遣研修は新入社員の段階で実施していることも特徴です。早い段階で海外の文化や習慣を経験することにより、早期に目線を外に向け、グローバル人材として活躍できるようになることを目的としています。海外派遣研修は中国、タイ、ベトナム、インドネシアの4カ国で実施しており、社員は現地へ赴き、企業訪問やフィールドワークを通じて、グローバルに活躍するための能力を養いました。現地でのビジネス体験を通じて「意図したコミュニケーションが取れる」という成功体験を積んでもらい、海外での活躍を見据えたマインドの醸成を行った事例です。

本事例の詳細は、以下のページからご覧いただけます。
【帝人株式会社導入事例】異文化を受容し、自己成長を実現する


ミズノ株式会社様

ミズノ株式会社様では、海外子会社と日本本社間のコミュニケーションが希薄であるという課題がありました。
そこで、海外子会社のHRマネージャー以上を日本に集め、対面でのコミュニケーションを促進するプログラムを実施しています。親しみを持ってもらえるよう、カンファレンスの前日には「Day0」を設け、打ち解けた雰囲気で話せる場をデザインしました。カンファレンス中ではミズノのミッションやビジョンの共有を行い、グローバルチームの一員であるという役割認識を深めています。

本事例の詳細は、以下のページからご確認ください。
【ミズノ株式会社導入事例】グローバル事業強化の要として、本社と海外現法のHRが One Team となるためのGlobal One HR Conference

▼事例資料をダウンロードする

  『ミズノ株式会社Global One HR Conference導入事例』資料ダウンロード ミズノ株式会社様にアルーがご支援した、本社と海外現法のHRが One Team となるための Global One HR Conferenceをご紹介します。 アルー株式会社



グローバル人材の育成ならアルーにお任せください

グローバル人材の育成なら、ぜひアルーへお任せください。長年人材育成を手掛けているアルーでは、グローバル人材育成のノウハウが豊富に蓄積されています。また、研修後の行動変容や、育成成果の見える化をサポートすることも可能です。
この記事の最後に、アルーの提供しているグローバル人材育成の特長を紹介いたします。


グローバル人材育成のポイントをおさえた研修を行います

アルーでは、グローバル人材育成のポイントをおさえた高品質な研修を実施します。
グローバル人材を育成するためには、この記事で解説したような幅広い能力を獲得させる必要があります。語学力や異文化理解力やコミュニケーション力といったスキルだけでなくチャレンジ精神といったマインド面も重点的に磨くのが大切です。
長年人材育成を手掛けてきたアルーでは、豊富なグローバル人材育成のノウハウが蓄積されています。スキル面とマインド面の双方にアプローチする、高品質な育成施策の実施が可能です。


研修後の行動変容をサポートします

アルーでは、研修後の行動変容も徹底的にサポートします。
研修後の行動変容を起こすためには、研修実施後のフォローを継続的に行い、グローバル人材として求められる行動を定着させる必要があります。
アルーでは研修と合わせて、研修後の行動変容をサポートする施策も実施いたします。チェックシートの活用やフォローアップ研修の実施に加え、必要に応じて管理職を巻き込んだ施策を提案し、行動の定着を促します


研修結果の見える化を支援します

アルーでは、研修結果の見える化も支援します。
アルーでは、研修成果の見える化を支援する「Compath」というツールを提供しています。「Compath」を活用すれば、研修前後でどのような能力の伸びがあったのかを把握することが可能です。
さらに、「Compath」上では育成の成果がグラフを通じてひと目で把握できます。そのため、研修の成果を経営層へ報告する際もスムーズです。社員のタレントマネジメントには、ぜひ「Compath」をご活用ください。

Compathについて詳しく知りたい方は、以下のページをご確認ください。
Compath(行動変容にこだわる職場学習支援システム)

▼サービス資料をダウンロードする

  『compathのご紹介』資料ダウンロード 行動変容にこだわる職場学習支援システムのご紹介資料です。 アルー株式会社



まとめ

グローバル人材に求められるコミュニケーション能力について解説しました。
海外と日本の間には、コミュニケーションスタイルや価値観、文化的背景にさまざまな違いが存在します。上下関係や時間に対する感覚も異なるため、外国籍の社員とのコミュニケーションがうまくいかないと悩む社員も少なくありません。
こうした課題を克服するためには、研修を通じたグローバル人材の育成が有効です。

アルーの提供しているグローバルビジネスコミュニケーションスキル研修については、以下のページからご確認いただけます。
グローバルビジネスコミュニケーションスキル研修

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  『グローバルビジネスコミュニケーションスキル研修』ダウンロード 異なる文化やビジネススタイルの国で成果を出すために基本となる3つのヒューマンスキル学ぶ研修です。 アルー株式会社

グローバルなコミュニケーション能力を正しく理解した上で、グローバル人材の育成を積極的に進めていきましょう。



アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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