研修中に自覚できた、変化と成長
Q. 中国研修前と現在(海外派遣研修終了時)で感じている変化はありますか?
マテリアル技術本部 配属 Taisei Kojima 様(以下、敬称等略 Kojima)
まず、同じ事象に関しても、それぞれにとらえ方が違うという多様性を学びました。相手を受け入れることの大切さや、積極的に伝えようとするという態度・スタンスが豊かになったと感じています。
在宅医療機器営業 配属 Mizuki Daimon 様(以下、敬称等略 Daimon)
日本にいる時に、私自身が中国に対して多少偏ったイメージを持っていました。しかし、実際に中国の方と直接お話しすると、今まで理解できなかったことが、その理由(文化や風習の違い)を知ることで異文化を素直に受け入れられたように思います。それが大きな変化だと思います。
Q. 研修を通じて成長を感じた具体的な行動は?
Kojima:どちらかというと、今までは「自分が頑張らなきゃ」という意識が強く、自分がリードしなければという想いが強かったです。でも、研修のグループワークでは1週間という短い時間で成果を出さなければならず、私一人が頑張っても限界がありました。
そんな中で役割を分担し、誰かを信頼して取り組むと大変効率的だし、知識もアイディアも発信力も、一人だけでは成し得ない大きな成果に繋がりました。みんなと協力し、積極的に取り組むことの重要性を知り、信頼し合うことで成果に繋がることを学べたことが成長できた点だと思います。
Daimon:私の場合は、最初はかなり英語に対する抵抗があったので、学生バディに対しても、また、街頭インタビューで現地の方に話しかけるのも自分からはなかなか話しに行けませんでした。環境に慣れて抵抗がなくなってくると、単純に中国の方と話すと色々なことを知ることができて楽しいと感じ、もっと話したいという気持ちが強くなり、つたない英語だけれど臆せずコミュニケーションを取りたいという姿勢、行動に変わりました。
Q. ビジネスの現場で活かせることは何か?
Kojima:私はそれほど感じてはいませんでしたが、普段から我々日本人は、中国より日本の方が進んでいるという固定観念があるのではないか?と思う場面があります。しかし実際には全然そんなことは無くて、中国の方が発展している面もあるという「今そこにある現状」を、リアルに自覚できたのがこの海外派遣研修の成果のひとつでした。恐らく、この経験があるからどんな仕事に携わることになっても、文化的背景の異なる方と関わっていく際にこれまでと異なる視点で物事を捉えようと努められると思います。それを大事にしていきたいですね。
Daimon:私は、海外派遣研修を通じて「中国」という世界を見たことで、私の知らなかった世界の素晴らしさを多く感じることができたのが大変嬉しいことでした。中国の方には、私たちの研修の内容や取り組みを見てもらい、会話を重ねることで、日本のことへの理解を深めてもらえたのではないかと思います。私は配属後には日本国内で仕事をすることになると思いますが、相手を知ろうとすること、そしてどんなことでも誠実に取り組むこと、私の意見を率直に相手に知ってもらおうと伝える努力をすることなど、忘れずに実践していきたいと思います。
Q. 現地での食生活や体調管理は?
Kojima:きちんと十分に食べていましたので、元気に研修を乗り切ることができました。どちらかというと自分に合う食べ物が多くて、すべて美味しかったです。(笑)中国で暮らし、仕事をすることも無理なくできるなと思いました。
Daimon:最初はテーブルに並ぶたくさんの料理を前に、少ししか食べられませんでしたが、食べずに避けていたものを「挑戦してみようかな」と積極的に食べてみたら意外と美味しく、きちんと食べられるようになりました。
特に体調を崩すこともなく、元気に研修最終日を迎えることができました。
Q. 総括した感想は?
Kojima:もちろんよかったです。会社にも、研修に関わってくださったすべての方、仲間にも感謝しています。
Daimon:はい、よかったです。こうして改めてお話ししてみると、短い期間で私が変わったことがこんなにあったんだなと気が付きました。