報連相の報告と連絡の違いは?適切に行うポイント、スキル向上施策も解説
報告と連絡はビジネスシーンで非常に重要です。状況に応じて適切に「報告」と「連絡」を使い分ける必要があります。
社内の報告と連絡がうまくいっていないと感じている企業の人事担当者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、報告と連絡の違い、報告と連絡ができないことで起きてしまう失敗例とその解決策や、ビジネス上での報告と連絡を適切に行うポイントなど、網羅的に解説しています。
企業ができる具体的な施策も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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「報告」と「連絡」の違いとは
ビジネスにおける「報告」とは、関係者に対して業務に関わる内容を一方的に伝えることです。一方「連絡」とは、相手と情報をやり取りし、お互いの理解を深めることを言います。
つまり、「報告」は依頼者への一方通行の情報提供であり、「連絡」は依頼者以外の関係者との情報のやり取りだと言えます。
この両者の違いを認識することは、ビジネスシーンで非常に重要です。なぜなら、状況に応じて適切に「報告」と「連絡」を使い分ける必要があるためです。
「報告」と「連絡」は伝える相手や目的が異なるため、明確に区別されるべき概念なのです。
「報告」と「連絡」について、以下の項目で掘り下げていきましょう。
「報告」とは
上述したように、「報告」とは、指示を出した上司や業務の依頼者に対し、業務の進捗状況や結果を正確に知らせることです。
報告の目的は大きく分けて三つあります。
- 業務の状況を共有すること
- 上司からの指示や承認を得ること
- 結果に対する責任の所在を明確にすること
報告を行う際は、「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」という5W1Hの観点から状況を整理し、簡潔かつ正確に伝えることが重要です。
「連絡」とは
「連絡」とは、仕事の依頼者かどうかは関係なく、連絡内容に関係する人に情報を共有することです。報告とは異なり、相手先が仕事の依頼主かどうかは問いません。またその連絡内容についての評価や判断は含まれません。
例えば、「午後3時の会議が1時間延長されます」と会議参加者の全員に伝えるのは連絡です。
連絡は簡潔に、情報共有を目的とした情報伝達です。一方で、報告は事実に加えて背景や経緯、考察などの解説を含み、依頼者に対する説明責任を伴います。
このように、報告と連絡は情報の性質や目的、相手が異なります。報告と連絡の違いを正しく認識し、状況に応じて使い分けることが重要です。
報告と連絡の違いを認識することはなぜ重要?
仕事上で報告と連絡を適切に行えるかどうかは、業務効率やコストに大きな影響を与えます。報告と連絡を混同してしまうと、情報の伝達漏れや、相手側の混乱を招いてしまう恐れがあるのです。
報告と連絡の違いを認識することは、円滑なコミュニケーションと業務の質を高める上で極めて重要です。以下の表でしっかり確認しておきましょう。
連絡 |
報告 |
|
目的 |
情報伝達 |
承認・指示を仰ぐ |
内容 |
状況説明 |
経過・結果・対策 |
相手の関与度 |
低い |
高い |
報告ができない場合の失敗例・解決策
次に、社員がきちんと「報告」ができない場合の失敗例と解決策を紹介します。
業務上で報告のミスがあると予期せぬ大きな問題に発展しかねません。
失敗例1:進捗報告が遅れたケース
「ある重要な業務の期限が大幅に遅れそうになったことに気づいたが、言い出しにくく感じてしまい上長へ伝えるタイミングを伺っているうちに、報告が遅れてしまった。クライアント様の信頼を損ね、契約打ち切りとなってしまった。」
上記のような進捗報告の遅れには、以下の解決策が有効です。
- 定期的な進捗確認の機会を設け、遅延が発生した時点ですぐに報告できる環境を整える
- 重大な進捗遅延は発生次第、適宜報告するというルールを作る
失敗例2:トラブル報告の内容が不十分
「システムトラブルが発生した際、単に『トラブルが発生した』と報告したのみで原因や対応状況の報告が不十分だった。詳細を説明しなかったことで、上長が適切な指示を出せなかった」
上記のようにトラブル報告の内容が不十分である場合には、以下の解決策が有効です。
- トラブルの5W1H(いつ、どこで、誰が、何が、なぜ、どのように)を整理し、経緯や対応状況をわかりやすく報告するように指導する
- 可能な限り、根本原因の特定を行った上で報告するようにルールを作る
失敗例3:報告態度が不適切
「クレームが入った際の報告で、報告者の言葉遣いが不適切で、情報が足りなかったり資料の準備が不十分だったりしたため、上長に正しく理解してもらえなかった」
上記のように報告態度が不適切である場合には、以下の解決策が有効です。
- 冷静な態度で事実をベースに伝える(慌てない、責任転嫁をしない等)
- 状況を説明する資料や視覚資料を用意する
- 5W1HやPREP法などのフレームワークを活用する
報告は上長との重要なコミュニケーションです。失敗例を参考に、報告の質を高めることで、適切な指示を受けられるようになります。
連絡ができない場合の失敗例・解決策
社員がきちんと「連絡」をしなかった場合、以下のような失敗につながる可能性があります。
失敗例1:上司や関係者に重要な情報が伝わらず、連携不足を指摘されるケース
「顧客との打ち合わせ日程が前倒しになっていたが事前に関係者に連絡しておらず、打ち合わせの準備が間に合わなかったり参加できないメンバーがいたりした。顧客から社内の連携不足を指摘され、信頼を失ってしまった」
上記のような連絡の失敗を防ぐには、以下の対策が考えられます。
- 定期的な連絡の機会を設ける(朝礼や週次ミーティングなど)
- コミュニケーション不足を解消するための1on1ミーティングの実施
失敗例2:期限に遅れが生じ、工程に遅延が生じたケース
「資料の作成遅れが連絡不足によって放置され、最終納品に間に合わなかった」
こうした失敗を防ぐには、以下の対策が考えられます。
- 期限管理ツールの活用と自動アラート設定
- 連絡が必要なケースを洗い出し、ルールとして設定する
失敗例3:他部署や関係者との間でミスコミュニケーションが生じ、手戻りや作業の無駄が発生したケース
「営業部門と製造部門で納品期日のすり合わせができず、期日までに納品ができなかった」
こうした失敗を防ぐには、以下の対策が考えられます。
- 関係者間でのすり合わせ会議の実施と議事録の共有
- 定期的な状況・情報共有ミーティングの開催
関係者間での連絡は業務の効率と品質を左右します。連絡不足が原因でミスコミュニケーションが生じると、作業が二転三転し、手戻りのロスが発生しかねません。
こうしたリスクを避けるため、関係者間での連絡も徹底する必要があります。
連絡の遅延やミスコミュニケーションが発生しても早期に発見し、適切に対応できれば被害を最小限におさえられます。
自社内のルールの設定見直しや報告・連絡に関する研修を実施し、連絡の重要性を周知することが大切です。
ビジネス上での「連絡」「報告」を適切に行うポイント
ビジネスにおいて連絡や報告を適切に行うためには、以下のポイントに気をつける必要があります。
- 相手と目的をすり合わせてから本題に入る
- 用件を伝え、結論から簡潔に話す
- 相手に依頼したいネクストアクションまで伝える
- 悪いニュースはすぐに報告する
- 積極的傾聴を行う
- 相手の話を聞いたあと、自分の理解を確認する
- 自らフィードバックをもらい、改善したことを報告する
- ビジネスシーンでは一方的に話すのではなく、「対話」を心がけることが大切になります。以下の項目で一つずつ確認していきましょう。
- 相手と目的をすり合わせてから本題に入る
報告や連絡を行う際は、「場のすり合わせ」も重要です。
場のすり合わせとは、コミュニケーションの目的や位置づけについて、自分と相手の前提認識を合わせることを指します。
自分と相手の認識が異なれば、コミュニケーションが成立せず、無駄な誤解が生じてしまいます。そこで、場のすり合わせの際は、
- 時間を取ってもらうことに対するお礼
- 用件
- 位置づけ
- 所要時間
などを伝え、議題の全体像を提示することが重要です。そして、他に論点がないかも確認しましょう。
例えば、上司に進捗を報告する場合は、「〜の件で10分ほど報告があるのですが、よろしいでしょうか?」と一言添えれば、上司も報告を聞く準備ができます。
連絡をする場合も、「〜の件で連絡です」など、最初に目的を説明しましょう。
このように場のすり合わせをすることで、目線を合わせて仕事を前に進められ、 無駄な誤解を防ぎ、気持ちよく働くことができます。
つまり、場のすり合わせはコミュニケーションを円滑にし、生産性の向上にもつながる、コミュニケーションの2つの目的とも合致したスキルなのです。
用件を伝え、結論から簡潔に話す
報告や連絡を行う際は、結論から簡潔に話すことも重要です。
「本日は去年の営業成績についてご報告があります。」 「〇〇プロジェクトの進捗に関する連絡事項がございます。」
このように用件を最初に示せば、相手に話を聞く体制ができます。
その上で、結論から話を始めましょう。長々と前置きするよりも、結論を先に示した方が簡潔でわかりやすくなります。
「去年の営業成績は、目標を20%下回りました。」
「〇〇プロジェクトは、当初の予定から2ヶ月遅れています。」
このように結論を先に示し、そのあとに詳細を説明すれば、何が問題なのかが相手にも伝わりやすくなります。
報告や連絡は、ポイントを絞って行うことが重要です。3分程度の短い時間でも、重要なポイントを簡潔に伝えられるよう心がけましょう。
慣れないうちは、以下のような報連相フォーマットに事前に記載をし、伝えたい内容をまとめてから連絡や報告をするのがおすすめです。
相手に依頼したいネクストアクションまで伝える
報告や連絡の際には、自分が相手に求めるネクストアクションを明確に伝えることが重要です。 例えば、「今後の対応策を検討いただけますか」「次回の会議でこの件を審議してください」など、相手に次に取ってほしい行動を明示することで、スムーズなコミュニケーションが可能となります。
一方で、ネクストアクションを明確に示さないと、以下のような失敗が起こりかねません。
- 報告した内容に対する次の行動がなく、放置される
- 相手が自分なりの解釈でアクションを起こし、食い違いが生じる
- 相手が混乱し、不要な確認作業が発生する
報告や連絡の際には必ず「相手に求める次のアクション」を具体的に示すことをおすすめします。
悪いニュースはすぐに報告する
悪いニュースを隠し立てすると、問題が深刻化する前に対策を立てられなくなる恐れがあります。早期に報告すれば、上司や関係者と一緒に対応を検討し、被害を最小限に食い止められます。
例えば、プロジェクトの進捗遅延などを隠し立てしていれば、時間が経つとさらに事態が大きくなってしまいます。 一方、速やかに報告すれば以下の対応が可能です。
- 優先順位の見直しやスコープ調整
- 追加リソース投入
- ステークホルダーへの説明と理解醸成
遅滞なく報告することで、組織全体で知恵を結集し、軌道修正できます。悪いニュースでも、そのあとの対応次第で被害は最小化できるのです。
積極的傾聴を行う
相手の話を丁寧に聞くことも、報告や連絡を適切に行う上で重要です。相手の話を最後まで集中して聞かない限り、内容を正確に理解することはできません。
積極的傾聴を行うことで、相手の依頼事項の聞きモレがなくなり、かつ相手と信頼関係が構築できます。相手が言いたいことを100%理解する聞き方をすることを心がけましょう。
具体的には、以下のような点に留意しましょう。
- 相手の話に集中し、相槌を打つなどしてアクティブリスニングを心がける
- 相手の話を遮らず、最後まで聞く
- 聞き逃した部分があれば、そこを確認する
- 話の要点はメモを取るなどして、内容を整理する
相手の話を最後まで丁寧に聞くことで、初めてその本質が理解できます。聞き手側の集中力が欠けていると、伝えたいことを正確に把握できなくなり、報告や連絡の目的が達成できないのです。
報告や連絡の際は、自分の考えを一方的に伝えるのではなく、相手の意見や状況も十分に把握することが大切です。積極的な傾聴を心がけることで、お互いの立場を理解した上で、適切なコミュニケーションが可能になるのです。
相手の話を聞いたあと、自分の理解を確認する
報告や連絡をする際は、相手の話を丁寧に聞いたあと、自分がその内容を正しく理解できているかどうかを確認してもらいましょう。わからないことは質問し、わかったことは確認することが重要です。
また、相手の話を聞くだけでは、自分の受け取り方に偏りが生じる可能性があります。例えば、相手が説明した内容の一部しか聞き取れていない、または聞き取った内容を勘違いしている、といったケースが考えられます。
そのため、相手の話を聞いたあとに「〇〇という理解でよろしいでしょうか?」と確認することで、次のようなメリットが期待できます。
- 相手の意図を正しく捉えることができる
- 後々の誤解を防ぐことができる
- 相手とスムーズなコミュニケーションが可能になる
このように、自分の理解を確認することは、円滑な報告・連絡を行う上で欠かせません。相手の話を聞いたあと、自分の理解を確認することで、不明点や誤解を早期に解消できます。さらに、仕事を効率的に進められ、相手が安心することも可能です。相手の話をしっかりと受け止め、自分なりの解釈を添えて確認することが重要なポイントとなります。
自分からフィードバックをもらい、改善したことを報告する
報告や連絡を行ったあとは、自分の仕事に対する改善点やアドバイスを自らもらいに行き、実践してもらうことが重要です。
フィードバックを受けることで、以下のようなメリットがあります。
- 自分の伝え方や報告内容の改善点がわかる
- 相手の理解度を確認できる
- 相手の要望や疑問点を把握できる
例えば、以下のように質問すると、フィードバックを引き出すことができます。
「ネクストアクションは明確になりましたか?」 「他に報告した方がよいことはありますか?」
フィードバックを受けて改善点が見つかれば、次回の報告時にそれを活かせます。そして、改善した点についても報告してもらいましょう。
「前回は〇〇がわかりにくかったので、今回は△△のように工夫しました」
自分からフィードバックを受けにいってもらうことで、自発的に報告スキルを高める意識を持たせることができます。報告者自身が改善意識を持ち、相手との対話を大切にすることが重要です。
連絡・報告を適切に行うには研修の実施がおすすめ
連絡や報告は、組織内のコミュニケーションを円滑にするために非常に重要な要素です。連絡不足や報告ミスから大きな問題が発生することも少なくありません。
そのため、連絡や報告の重要性を理解し、適切な方法を身につけるための研修を実施することをおすすめします。
特に、演習を中心とした実践的な研修であれば、実務に活かせるレベルまで到達することが可能です。また、eラーニングを活用すれば、効率的に研修を実施できます。
連絡・報告に関するおすすめの研修内容
ビジネスシーンにおいて、適切な報告と連絡を行うためには以下の研修を実施することをおすすめします。
- 報連相研修
- 問題を整理して報告・相談する研修
- プロフェッショナルスタンス研修
- ロジカルシンキング研修
- 問題解決力研修
- 定量思考研修
- コミュニケーション研修
以上の研修を組み合わせることで、報告と連絡を適切に行う能力が身につくでしょう。
ここからは、上記の研修概要について解説していきます。
報連相研修
報連相研修は、ビジネスシーンで重要な「報告」「連絡」「相談」の違いを理解し、適切に実践できるようになることを目的とした研修です。参加者一人ひとりが「報告」「連絡」「相談」の違いを正しく理解し、適切に実践できるようになることを目指します。
ロールプレイングなどの演習を通じて実践的なスキルを習得することで、実務にも活かしやすいため、演習も組み込まれている報連相研修を選びましょう。上司への報告方法や同僚への連絡方法など、具体的なシーンを想定した演習を行うことで、理解が深まり、即実践につなげられます。
具体的な演習内容としては、以下のようなものがあります。
- 報告・連絡・相談の違いを説明する
- 報告すべき内容を整理し、報告する
- 相手に合わせて報告の仕方を変える
- 相手の質問に的確に答える
- ロールプレイを通して実践する
このように、さまざまな角度から「報連相」を体得できる内容が用意されています。
アルーが提供している報連相研修は、以下のページからご確認ください。
プロフェッショナルスタンスコミュニケーション ホウ・レン・ソウ7つ道具編
▼サービス資料をメールで受け取る
問題を整理して報告・相談する研修
問題を整理して報告・相談する能力は、業務効率化や問題解決に欠かせません。特に、問題解決に慣れていない新入社員は、まずこの能力の習得を目指しましょう。
研修を実施することで、問題の本質と原因の特定、報告の優先順位づけ、相談の仕方を身につけることができます。
主に以下のような課題を抱えている企業におすすめです。
- 何が問題なのかを具体的に理解できない
- 自分の仕事の進め方で、どこに問題があったのかを把握できない
- 問題の原因を考えない、または自分から報告・相談しない
研修を受けることで、自分の仕事の進め方を洗い出し、問題がない箇所とある箇所を把握、対策を考え、自分から報告・相談できるようになります。
アルーが提供している「問題を整理して報告・相談する」ための研修は、以下のページをご覧ください。
問題を整理して報告・相談する(新入社員向け研修)
▼サービス資料をメールで受け取る
プロフェッショナルスタンス研修
プロフェッショナルスタンス研修は、社会人として備えるべき姿勢や考え方を身につける研修です。
プロフェッショナルとは、顧客の利益を最優先し、高い倫理観に基づいて行動する人材です。そのためには、自己研鑽と協調性が不可欠です。
本研修では、ロールプレイングやグループディスカッションを通じて、プロフェッショナルスタンスを体得します。優れた先輩社員の事例研究では、理想的な姿勢を学ぶことができるでしょう。
アルーが実施しているプロフェッショナルスタンス研修について、詳しくは以下のページをご覧ください。
プロフェッショナルスタンス(新入社員向け研修)
▼サービス資料をメールで受け取る
プロフェッショナルスタンスを身につけることで、組織の一員として高い能力を発揮できるようになります。さらに、自身のキャリアも積極的に形成していくことが可能です。
ロジカルシンキング研修
ロジカルシンキング研修は、論理的に物事を整理し、構造化する力を身につけることを目的とした研修です。報告や連絡を適切に行うためには、以下の3ステップが重要です。
論点を明確化(問題の本質、目的を明らかにする)
論理構造化(前提、根拠、結論の流れを作る)
全体像を可視化(図解等で全体像を示す)
このようなプロセスを経ることで、報告・連絡が論理的になり、相手にも理解されやすくなるのです。
アルーが実施しているロジカルシンキング研修について、詳しくは以下のページをご覧ください。
ロジカルシンキング研修
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問題解決力研修
ビジネスにおいて問題が発生した際に、適切な解決策を導き出すことは非常に重要です。そこで、問題解決力を高める研修が有効となります。
問題解決力研修では、まず問題の本質を見極めることから始め、問題の背景にある原因を特定し、その原因を取り除くにはどうすればよいかを考えます。
単に表面的な対処に終始するのではなく、根本原因に目を向けることが重要です。
次に、複数の解決案を出し合い、それぞれのメリット・デメリットを検討します。解決案は一つに絞らず、複数の選択肢を用意することが大切です。
最後に、解決案を実行に移す際のリスクを洗い出し、対策を講じます。これにより、スムーズな実行が可能となります。
以上のように、問題の本質を見極め、複数の解決策を検討し、リスク対策を行うことで、適切な問題解決が図れます。研修では、実際の事例を用いた演習を行うことで、問題解決力の向上を目指します。
アルーが実施している問題解決力研修について、詳しくは以下のページをご覧ください。
問題解決力研修
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定量思考研修
ビジネスシーンにおいて、定量的な視点を持つことは必要不可欠です。報告や連絡の際に、数値データを効果的に活用できれば、より説得力をもって伝えることができます。
定量思考研修では、次のようなポイントを学びます。
- ビジネスにおける数値の意味と重要性
- 数値データの収集
- 分析方法
- データを基にした問題発見力の向上
- 数値を用いた論理的な説明の仕方
このように、定量思考研修では、データに基づいた問題発見・解決力を養成することができます。ビジネスにおける報告や提案の質が大きく向上するでしょう。
アルーが実施している定量思考研修について、詳しくは以下のページをご覧ください。
定量思考100本ノック
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コミュニケーション研修
報連相に関するコミュニケーションスキルは、ビジネスにおいて極めて重要です。
特に部下から上司への報告では、状況を正しく伝えられなければ適切な判断ができません。また、上司から部下への指示・連絡では、意図が正しく伝わらなければ無駄な作業が発生する可能性があります。
コミュニケーション研修を受講することで、組織内のコミュニケーションが円滑になり、業務の効率化やミスの削減などが期待できます。
コミュニケーション研修では、話し手と聞き手の双方のスキルを高められます。 話し手側のスキルとしては、 以下のものが挙げられます。
- 話の内容を明確に整理する
- 相手の立場に立って話す
- 的確な言葉遣いで話す
一方で聞き手側のスキルとしては、 以下のものが挙げられます。
- 積極的に聞く態度を示す
- 質問して確認する
このように、コミュニケーション研修では実践を通して、状況に応じた適切なコミュニケーションを行えるようになります。報告や連絡の場面でも、自分の意図を正確に相手に伝えられ、相手の発言もよく理解できるようになるでしょう。
報連相は上司・部下間などの上下関係があるコミュニケーションが中心です。一方的な伝達ではなく、お互いの立場を理解し合うことが大切です。
コミュニケーション研修によって組織内のコミュニケーションが活性化され、業務の効率化やミスの削減につながることが期待できます。
アルーが提供しているコミュニケーション研修について、詳しくは以下のページをご覧ください。
コミュニケーション研修
報連相研修ならアルーにお任せください
報連相研修ならアルーにお任せください。アルーの報連相研修は、演習を中心に構成されているため、受講者は実践を通して「報告」「連絡」「相談」のスキルを体得できます。連絡・報告のための研修はもちろん、コミュニケーション力向上やロジカルシンキングスキル習得など、自社の課題に合わせたカスタマイズが可能です。また、eラーニングでの受講も可能なため、場所や時間を選ばず柔軟に学習できます。
さらに、研修前後にサーベイを実施することで、受講者一人ひとりの成長度を可視化します。自身の伸びしろを認識でき、モチベーション向上にもつながるのです。
報連相力の向上を通じ、業務品質の向上やコミュニケーション活性化をサポートいたします。
報連相研修の詳細は、以下のページでご覧いただけます。
プロフェッショナルスタンスコミュニケーション ホウ・レン・ソウ7つ道具編
▼サービス資料をメールで受け取る
ここからは、アルーが提供している報連相研修の特徴を詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
演習中心の設計で「できる」レベルに到達可能
アルーの報連相研修は、座学に加え、さまざまなビジネスシーンを想定した実践演習を数多く取り入れています。
<演習例>
- ロールプレイング形式で報告練習
- グループディスカッションを通じた問題発見
- 解決力養成
このように、アルーの報連相研修は「できる」レベルに到達するための環境が整っています。
さらに、良い報連相の事例と悪い事例を比較検討したり、報告書の作成とプレゼンテーションも行ったりと、総合的に報連相力を鍛えられる内容です。
研修の最後には、全員に実際に報告を行ってもらい、講師からフィードバックを受ける場を設けています。そこで自身の課題が発見でき、更なるスキルアップにつなげられるでしょう。
このように、アルーの報連相研修は、実践的な演習を通じて、現場で実践できるレベルの報連相力を身につけられるよう設計されています。
eラーニングによる研修が可能
当社の報連相研修では、eラーニングによる受講も可能です。
eラーニングのメリットは以下の通りです。
- 時間や場所を選ばずに受講できる
- 自分のペースで学習できる
- 繰り返し受講が可能
一方、デメリットとしては以下が考えられます。
- 対面の研修に比べ、質問がしにくい
- 集中力が途切れやすい
当社のeラーニングでは、これらのデメリットを解消するため、以下の工夫を行っています。
重要ポイントを視覚的に理解できるよう工夫したアニメーション
一定区間ごとに理解度を確認する小テスト
このように、アルーのeラーニングでは「いつでも・どこでも・繰り返し」受講できるメリットを最大限に活かしつつ、対面に近い学習体験を提供しています。
アルーが提供するeラーニングについて、詳しくは以下のページをご覧ください。
eラーニング教材 報告・連絡・相談
サーベイを利用して成長の可視化を実現
アルーでは、受講者の成長を可視化するためのサーベイ「Compath」を提供しています。研修での学びを踏まえたアクションプランの振り返りをしくみ化することで、職場での実践・定着プロセスにおける課題を把握できます。
このようなサーベイを実施することで、受講者自身が自分の現状を客観的に把握できます。また、研修の効果を数値化して可視化することができるため、受講者のモチベーション向上にもつながります。
さらに、アルーでは研修後にフォローアップ研修を実施しています。そこでもサーベイを行うことで、人事担当者や上司も受講者の変化や今の課題を把握できるでしょう。一過性のスキルアップにとどまらず、継続的な成長を実現しているのです。
アルーが提供しているサーベイ「Compath」について詳しくは以下のページでご覧いただけます。
Compath
▼サービス資料をメールで受け取る
報連相に関する研修事例
最後に、アルーが実施した報連相に関する研修成功事例を紹介します。
- 株式会社NTTドコモ 新入社員研修
- 第一生命保険株式会社 新入社員研修
- 情報通信業A社 実践演習を交えた報連相研修
報連相研修を実施しようと考えている人事担当者様はぜひ参考にしてください。
株式会社NTTドコモ 新入社員研修
株式会社NTTドコモ様では、新入社員に対する報連相スキル習得を目的として入社時研修の一環で実践的な「報連相研修」を実施しています。
オンライン研修としてご提供した本研修では、オンラインの特性を踏まえながら内容を調整し、2日間に渡るプログラムを構成しました。
報連相については、2日目のプログラムの中で個別指導を行い、スキルを定着させています。本事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
株式会社NTTドコモ 新入社員研修 導入事例
第一生命保険株式会社 新入社員研修
第一生命保険株式会社様では、新入社員の挑戦を促すしくみや働きかけを取り入れたいといった課題のもと、新入社員研修を実施しました。
この研修では、報告・連絡・相談の違いを明確に理解させ、場面に応じた適切な報連相ができるようになることを目指しています。また、報告の順序や資料作成、言葉遣いなど、報連相に必要なビジネスマナーを身につけてもらった事例です。
アルーでは、全2週間に渡る研修プログラムのうち、2. 5日間のオンライン研修のパートを支援しております。
本事例では、学んだことを理解するだけでなく、「できる段階」まで引き上げることを重視して研修を実施しました。オンラインとオフラインを違和感なく組み合わせつつ、報連相を始めとした社会人としての基本スキルを効果的に学んでもらった研修事例です。
本事例は、以下のページでさらに詳しく紹介しています。
「つながり」「たくましさ」「しなやかさ」を備えた新入社員への育成(第一生命保険株式会社導入事例)
▼事例資料をメールで受け取る
情報通信業A社 実践演習を交えた報連相研修
情報通信業A社では、現場配属後の新入社員が相談のタイミングや手段、内容について適切に実施できていないことが課題でした。相手が忙しいことを気にして相談をためらったり、相手の業務状況が見えずいつ相談したらよいかわからなかったりといった状況に陥ってしまったのです。
そこで、アルーはビジネスコミュニケーション研修を実施し、以下のようなプログラムをご提供しました。
プログラム |
内容 |
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1日目 |
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2日目 |
プロフェッショナルの仕事の基準を学ぶ |
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まとめ
ビジネスシーンにおいて、報告と連絡を適切に行うことは非常に重要です。報告と連絡の違いを認識し、それぞれのタイミングや方法を身につけることで、業務の効率化や円滑なコミュニケーションが期待できます。
報告と連絡を適切に行うためには、以下のようなポイントに留意する必要があります。
- 相手と目的をすり合わせてから本題に入る
- 用件を伝え、結論から簡潔に話す
- 相手に依頼したいネクストアクションまで伝える
- 悪いニュースはすぐに報告する
また、これらのスキルを社員に身につけてもらうためには、報連相研修などの研修を開催することをおすすめします。
アルーでは、演習中心の設計で実践的なスキルを身につけられる報連相研修を提供しています。eラーニングによる研修も可能で、サーベイを活用して成長を可視化することができます。ぜひ、報告と連絡のスキルアップにお役立てください。
アルーが提供している報連相研修は、以下のページで詳しくご覧いただけます。
プロフェッショナルスタンスコミュニケーション ホウ・レン・ソウ7つ道具編
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