インターネット業界は約4兆円の市場規模を持つ巨大市場である。市場のプレイヤーは主に下記のサービス系と通販系に大別することができる。
- サービス系・・・検索エンジンやオンラインゲームのほか、ネット銀行などの金融サービスを提供するプレーヤー等
- 通販系・・・楽天やアマゾンに代表される、EC(Electronic Commerce の略, 電子商取引) を展開するプレーヤー等
インターネット業界の特筆すべき特徴として、スマートフォン(以降スマホ)への移行があげられる。スマホの普及に伴ってスマホでのインターネット利用が上昇し、ネット通販やSNS、動画視聴など、インターネットの主役がスマホへ変わっており、この波に乗るために「スマホ完結型」サービスをいかに展開して顧客を囲い込んでいくか、という業界内の競争が激しさを増している。なお、他業界と同様に人材不足はインターネット業界においても叫ばれており、2020年には約37万人が不足、2030年には約79万人が不足すると予測され、業界における人材の不足は今後ますます深刻化すると考えられている。(※1)
インターネット業界において、メンバーを統括して組織力を最大化できる管理職へのニーズは以前大きいです。特に前述した「スマホ完結型」サービスの増加にも繋がる点で、リモートワークの普及も深く関係しています。ウェブデザイナーやエンジニアなど、インターネット業界における多くの職種はリモートワークとの親和性が高いことから、チームメンバーがオンラインで協業するスタイルで活動する企業も増えています。そのように実際に対面してコミュニケーションが取れない中でも、進捗管理やディレクションをスムーズに実施して事業を前に進めていくためには、経験豊富な管理職の存在が不可欠です。
ビッグデータやクラウドコンピューティングなど、様々なトレンドが短期間のうちに市場に流入する変動の激しいインターネット業界においては、外国語で執筆された最新の論文から学んだり、あるいは外国の大学で教鞭をとる専門家にインタビューしてトレンドの本質を掴むなど、正しい情報を素早く握るためのアクションが非常に重要となります。そのために、言語や環境に縛られることなく、プロアクティブに情報収集と整理のために行動できるグローバル人材の争奪戦が繰り広げられています。このような状況下で優秀な人材を確保するために、給与を大幅アップする、あるいは社内の人材向けにグローバル研修の豊富なラインナップを用意するなど、多くの企業が様々な取り組みを通して、人材を確保あるいは育成するために奔走しています。
DXやリスキリングにおいて特筆するべきは「アジャイル開発」という新しい開発手法の対等です。従来の主な開発手法は「ウォーターフォール開発」と呼ばれ、仮にA製品を開発するとした場合、A製品のすべての要件を予めしっかり固めてから開発を行う、という段階的な進め方がこれまでの「ウォーターフォール開発」でした。しかし近年多く取り入れられるようになった「アジャイル開発」では、A製品のうち最も重要なA機能のみ素早く開発して素早くリリースする、といったかたちで機能単位の小さい開発サイクルを繰り返すことで、リリースまでの期間を短縮し、また開発サイクルにおける効率や柔軟性を高める、という進め方となります。このように、アジャイル開発に代表される多くの新しい手法や仕組みが数多く現れる中で、組織として素早いキャッチアップを進めていくためには、従来のやり方に縛られないDX人材の育成、あるいはリスキリング(学び直し)の促進が不可欠です。
前述した通り、深刻な人材不足に陥っているインターネット業界においては、女性活躍の推進は必要不可欠です。人的資本として女性が活躍しやすい環境を作ることで、女性だけでなく男性も働きやすい環境へ昇華することができ、結果として組織全体の生産性や従業員満足度の向上が期待できます。そのためには、女性活躍の推進を得意とする外部の研修会社の力を借りるなどして、効率的かつ効果的なプログラムを設計ないし展開していくのが肝要です。
インターネット業界の会社で勤務して間もない新入社員や若手社員が最初にぶつかる壁としては、業界特有の知見やナレッジに関する知識不足が想定されます。というのも、インターネット業界においては、たとえば SEO や UI/UXなど、業界特有の施策や方法論が多くあり、このような知見を正しく有していなければ業務の遂行に苦労する場面が多くあります。そのために、キャッチアップ力を身につけるための研修や、新人の早期戦力化を実現するためのプログラムなど、新人が最大限の成果を出すための「基礎体力」の獲得を支援する取り組みが重要です。
Q. ソフトウェア業界では、どのような研修を実施することが多いでしょうか?
A. 管理職向けから一般職、専門人材まで様々な研修を実施しております。他社では管理職向けや現場リーダー向けに部下指導の研修を実施することが多くあります。
Q. 自社に合わせた研修カスタマイズはできますか?
A. カスタマイズできます。貴社のご要望に応じて、演習のカスタマイズ、講義内容のカスタマイズなどいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
Q. ソフトウェア業界出身の講師に登壇してもらうことは可能ですか?