製造業・メーカー向け研修

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研修の特徴・目的

こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

  • 製造業特有のDXやGX等に対応する人材育成をしていきたい
  • Z世代を適切にマネジメントできる管理職やOJT担当者を育てたい

  • 海外事業をけん引する海外駐在員やナショナルスタッフを強化したい

  • 多様な人材をマネジメントするダイバーシティ推進を強化した

  • デジタルシフトに伴うリスキリングを効果的に行いたい

  • 社員のキャリアオーナーシップを活かした人事施策を進めたい

1.製造業界の現状と人材育成の傾向(※)

製造業界はテクノロジーの進歩やカーボンニュートラル(CN)の波に押され、大きな変換点を迎えています。特に、産業のデジタルシフトに伴い、ものづくりにおけるコアコンピタンスの外部化の進行やカーボンニュートラル(CN)目標を表明する国・地域が世界的に急増していることに伴うGXに向けた潮流による影響もあります。

製造業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の潮流

産業のデジタルシフトに伴って、ものづくり・製造プロセスそのもののデジタル化が急速に進んでいます。具体的なビジネス環境の変化としては、下記が挙げられるでしょう。 

●製造プロセスにおけるデータ活用の様々な取り組み

データ活用は製造業において、効率化や品質向上のカギを握ります。例えばリアルタイムでの機械や部品の状態監視等により、問題の早期発見と迅速な対応が可能になり、生産ラインの停止リスクを大幅に減少させます。また、製造プロセスでのデータ活用方法は多種多様で、特定の部門に限らず会社全体の生産性向上への貢献が期待できます。 

●ものづくりのアウトソース化・外部化

製造業界の構造変化を示す動向として、アウトソース化・外部化が進んでいます。製造プロセスのデジタル化に伴って製造受託が促進されたことや、製造において重要な顧客データを持つプレーヤーの製造業界への進出が相次いだことなどが、要因として考えられます。 

製造業におけるGX(グリーントランスフォーメーション)の潮流

地球温暖化対策を背景として、製造業では脱炭素・CO2排出量の削減といった取り組みが世界規模で重要視されています。このような時流において、エネルギーの使用や生産プロセスの変革が急速に進んでいるのです。

カーボンニュートラル目標に向けた世界的な取り組み

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの大部分を占めるCO2(二酸化炭素)の排出量を削減または実質ゼロにすることです。地球の温度が徐々に上がるなかで、各国は具体的なカーボンニュートラル目標を掲げるなどして、脱炭素の取り組みを強化しています。製造業においては、製造活動における再生可能エネルギーの導入、省エネルギーの徹底、CO2排出量の監視といった施策の実行が必要となります。 

●GX投資の活況

GXとは、化石燃料に頼らず、自然エネルギーなどのクリーンエネルギーを活用していくための改革の取り組みのことです。そしてGX投資とは、GXの取り組みに対して政府や企業などが資金を投じることを指します。環境への負荷を軽減し、持続可能な未来の実現に貢献するための施策です。

異常気象や自然災害などの原因となりうる大気中の温室効果ガスに対する世界規模の取り組みが進む中で、製造業界の変革が必要とされているからこそ、時流に伴った人材育成・研修体制を整えることが大切です。

製造業の人材育成においては、特にIT人材の不足が浮き彫りとなっており、その対策が急務です。現場にソリューションを導入あるいは現場で運用できるテック系人材の確保という点において、DX人材の育成やリスキリングの重要性は増し続けるでしょう。製造過程のなかで排出されるCO2排出量を監視する手段といったGX化のためにも、デジタル技術は不可欠な要素です。

(※1)

2.製造業界向け人材育成・研修の特徴とポイント

●急速に変化する労働環境で力を発揮する管理職の育成

製造業界では、管理職のマネジメントスキルに対する要求が大きくなっています。その理由として、急速に整備・改定が進む労働時間や労働環境の法制度や、「Z世代」に代表される新しい価値観を持つ若年層の出現、海外現地法人の外国籍社員マネジメントといったものが挙げられます。このような変化を現場で正しく捉え、適切なマネジメントを実行していくことが、これからの製造業界の管理職に求められているのです。

●グローバル人材の育成

市場のグローバル化に応じてグローバル人材の重要性が著しく増しています。特に海外市場における顧客とのコミュニケーションや、外国人社員と日本人社員の協働による高い相乗効果の創出といった観点において、グローバルな市場環境に適用できる柔軟性と理解力を持ち合わせた人材は、企業の競争力に直結する要素です。そのような人材を多く抱える組織となるためには、積極的なグローバル人材育成の取り組みが欠かせません。

●DX人材育成・リスキリングの促進

製品の生産過程の効率化や製品の品質向上、顧客ニーズの把握などにおいて、DX促進は至上命題です。業界を跨いで優秀なデジタル人材の奪い合いとなっている現状においては、技術者の育成のみでなく、従業員がスキル・知識を再習得することを支援する取り組みが重要です。

●多様な価値観を持つ人材をマネジメントするダイバーシティ推進

いわゆる団塊の世代が65歳に達して退職の時期を迎えたことや、少子高齢化の影響により、生産活動の中核をなす生産年齢人口は急速に減少しています。このように製造業を含む産業界全体で人材が不足すると予想されるなかで、ダイバーシティ推進の取り組みがますます重要性を増しています。国籍・性別・年齢などの区別なく、多様な人材を積極的に登用することで、深刻な人材の不足を補う戦略が必要です。

●Z世代の新入社員のキャリア・仕事観への対応

新人を早期に独り立ちさせ、現場での就業を通して仕事を覚えさせるOJT(On-the-Job Training)は、特に製造業で多用されがちな教育方法です。しかし、「背中を見て育て」や「習うより慣れろ」といった現場でのOJTではうまく育ちにくくなっています。というのも、Z世代の傾向として「組織よりも自分らしさを優先する」、「コスパ・タイパを重視して、無駄に感じる業務は倦厭しがちで、いかに自分の時間を使わずにパフォーマンスを発揮できるかを気にする傾向がある」、「とにかく働き続けてキャリアを開拓する」というような意識を持っている人は少なく、むしろ「仕事と家庭を両立した幸せ」に重きが置かれていることが多いなど、仕事に対する価値観が以前と変わってきています。そのため、新入社員や若手社員向けの教育のあり方を見直し、経験の浅い社員の早期戦力化を支援する取り組みが一層重要性を増しているのです。  

●「生成AI」の活用や「供給最適化」を実現するロジカルシンキングの重要性

生成AIによりこれまで人が行っていた業務を生成AIが担えるようになりました。一方で、生成AIへの問いの作り方や、生成AIが作ったアウトプットをレビューするスキルがより求められるようになっているため、ベースとなるロジカルシンキングの重要性が増しています。また、製造業界の特性上、調達、製造、販売、消費といったサプライチェーンが「長く太く」なりやすい特性があります。生産者から消費者へ届くまでの間に、いくつもの商流や物流があると、受発注や入出荷といった取引が繰り返されますが、そのような環境では問題やミスが発生しやすくなります。問題に対する原因や方策を考えるとき、何の脈絡もなく検討項目を羅列しても、なかなか効果的な解決策を掘り起こすことができません。また、思いつきで検討すべき項目を挙げた場合、重複による時間のロスや、取引に関する重要な項目が漏れてしまう可能性があります。そのため、人材育成担当者は従業員が論理的に考え、製造現場で発生した問題に対処するためのトレーニングを行う必要があります。

3.よくある質問

Q. 製造業界では、どのような研修を実施することが多いでしょうか?

A. 新入社員研修から管理職研修向けから一般職、専門人材、グローバル人材まで様々な研修を実施しております。最近のトレンドでは、海外駐在員育成、シニア社員向けのキャリア、リスキリング、女性活躍推進に関する他社では管理職向けや現場リーダー向けに部下指導の研修を実施することが多くあります。

Q. 自社に合わせた研修カスタマイズはできますか?

A. カスタマイズできます。貴社のご要望に応じて、演習のカスタマイズ、講義内容のカスタマイズ、ご希望の研修日数や研修時間に合わせたカスタマイズなどいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

Q. 製造業界出身の講師に研修を登壇してもらうことは可能ですか?

A. 可能でございます。

Q. 自社の海外の製造現場で研修を実施したいのですが、研修海外でも実施できますか?

A. はい、特にアジアでの実施が可能です。中国、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、インド、韓国、タイなどで実績があります。

4.おすすめプラン

※1(出所)経済産業省(製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性)を基に作成https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/pdf/014_04_00.pdf

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