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新入社員のオリエンテーションとは?企業で実施する目的や教える内容を解説

新入社員を対象としたオリエンテーションには、さまざまな目的があります。右も左も分からない新入社員の不安を少しでも軽減するためには、効果的なオリエンテーションの実施が必要です。
この記事では、新入社員を対象としたオリエンテーションの目的や、オリエンテーションで教えるべき内容について解説します。オリエンテーションの企画でお悩みの人事担当者の方や上司の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次[非表示]

  1. 1.【テンプレートプレゼント!】新人教育育成計画書
  2. 2.オリエンテーションとは
  3. 3.オリエンテーションとガイダンスの違い
  4. 4.オリエンテーションを行う目的
  5. 5.新入社員のオリエンテーションで教える内容例
  6. 6.オリエンテーション実施のタイミング
  7. 7.オリエンテーションの形式
  8. 8.オリエンテーションならアルーにお任せください
  9. 9.オリエンテーションと併せて実施したい研修例
  10. 10.まとめ

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オリエンテーションとは

オリエンテーションとは、入学や入社直後に行われる説明会のことを指します。
企業におけるオリエンテーションでは、新しい環境に適応し、仕事を始める際に必要となる基礎知識を伝えるのが一般的です。
後ほど詳しく解説しますが、新入社員を対象としたオリエンテーションにはさまざまな目的があります。例えば、オリエンテーションを機に自社理解を深めることができ、人間関係構築や社員間の意識統一にもつながるでしょう。新入社員に将来活躍してもらうための土台を作る基礎トレーニングとして、オリエンテーションは多くの企業で導入されています。


オリエンテーションとガイダンスの違い

オリエンテーションとよく似た言葉に、「ガイダンス」が挙げられます。
オリエンテーションとガイダンスはどちらも説明会を意味する単語ですが、両者は目的が異なることを理解しておきましょう。
ガイダンスは、特定の物事に対して基本的な知識がない人を対象とした説明がメインです。業務の大まかな流れや工程など、業務を進める上で必要となる基礎知識を知ってもらうことが主な目的となります。
一方でオリエンテーションは、社員や学生との交流を通じて、新しい環境に慣れてもらうことが目的です。
知識習得を目的とするのがガイダンス、環境適応を目的とするのがオリエンテーションと覚えておきましょう。


オリエンテーションを行う目的

オリエンテーションを実施する目的としては、大きく以下の3つが挙げられます。


  • 自社への理解を深めてもらう
  • 社員と企業の意識を統一する
  • 人間関係を構築する


効果的なオリエンテーションを実施するためには、オリエンテーションの目的を明確化しておくことが重要です。オリエンテーションを実施する目的を一つずつ詳しく解説します。



自社への理解を深めてもらう

オリエンテーションを実施する第一の目的は、自社への理解促進です。
例えばオリエンテーションでは、自社の体制や仕事を進める際の基本ルール、企業として共有している価値観などを説明します。こうした企業に関する基礎知識の習得を通じて、参加者は企業に対する理解を深めることができるのです。
こうした基礎知識は、業務に取り掛かる上で欠かせません。そのため、入社初日や入社式当日にオリエンテーションを実施して、自社理解を深めてもらう企業も多いです。


社員と企業の意識を統一する

社員と企業の意識統一も、オリエンテーションを実施する目的の一つです。
オリエンテーションでは、自社のルールや組織体制以外にも、企業理念や方針、MVVなどを説明することがあります。また、今後の研修スケジュールなどを説明して、新入社員にどういった成長を期待しているのかを理解してもらう企業も多いです。こうした説明を行えば、新入社員に「自社の一員である」という意識が芽生え、社員と企業の間で意識統一が進みます。
理念浸透については、以下のページでより詳しく解説しております。
【事例あり】理念浸透の方法と成功のコツ


人間関係を構築する

オリエンテーションを実施する目的として、人間関係の構築も挙げられます。
オリエンテーションを通じて新入社員同士が交流すれば、同期の間で横のつながりが形成されます。オリエンテーションという場でいち早くコミュニケーションを取ってもらうことで、新入社員がネットワークを形成することをサポートできるのです。
また、オリエンテーションには新入社員だけでなく、上司や先輩社員も参加することがあります。アイスブレイクや自己紹介などを通じて新入社員が上司や先輩社員と交流することができれば、オリエンテーションをきっかけに関係構築が進み、新入社員が組織へ馴染みやすくなるでしょう。



新入社員のオリエンテーションで教える内容例

新入社員を対象としたオリエンテーションの内容は、企業によってさまざまです。オリエンテーションのタイミングや目的によっても異なるため一概には言えませんが、以下のような内容を扱うのが一般的です。


  • ビジネスマナー
  • 企業理念
  • 社内の組織編成・制度・規則
  • コミュニケーションスキル
  • コンプライアンス


多くの場合、オリエンテーションでは企業理念や会社の概要、組織体制といった会社に関する基礎知識を扱います。このほか、コンプライアンスやビジネスマナーなどを新入社員研修に先駆けて教えるケースも少なくありません。ここからは、オリエンテーションで教える内容を詳しく解説します。

なお、新入社員を育成する際に心がけておきたいポイントや育成のコツについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
新入社員の教育時に知っておきたい大切なこと・心がけとは?育成のコツを解説


ビジネスマナー

オリエンテーションでは、ビジネスマナーを扱う場合が多いです。
例えば挨拶の仕方や敬語の使い方、身だしなみといった基礎的な内容を教えます。必要に応じてロールプレイングなども交えながら、ビジネスマナーの定着を図る企業が多いです。
また、電話対応やビジネス文書など、より実践的なビジネスマナーについて学んでもらう企業もあります。オリエンテーションでビジネスマナーを習得させておけば、配属後の仕事もスムーズに進むでしょう。

新入社員のビジネスマナーについて、以下のページでより詳しく解説しております。
新入社員に伝えるべきビジネスマナーの一覧と大切なこと


企業理念

オリエンテーションでは、企業理念について説明することも多いです。
企業理念についてオリエンテーションで説明することで、社員と会社の間での意識統一を図ることができます。会社のトップや経営層が直接企業理念を説明すれば、さらに新入社員へ効果的にメッセージを伝えることができるでしょう。

なお企業理念を浸透させる際には、オリエンテーション以外にもさまざまな施策が必要です。企業理念浸透の方法やコツは、以下のページで詳しく解説しています。
【事例あり】理念浸透の方法と成功のコツ


社内の組織編成・制度・規則

オリエンテーションでは、社内の組織編成や制度、規則について説明することも多いです。
例えば社内の組織編成に関しては、社内にどういった部署が存在し、それぞれがどのような役割を担っているのか説明します。それぞれの部署から選抜された先輩社員が説明を担当するケースも多いです。制度や規則に関しては、勤務時間や休暇日、保険などに関する説明がメインとなります。このほか、独自の社内制度を設けている企業では、その概要や使い方について説明することが必要です。


コミュニケーションスキル

オリエンテーションでは、コミュニケーションスキルについて説明する場合もあります。
配属後に実施するコミュニケーション研修のような踏み込んだ内容まで説明することは少ないですが、情報伝達の基礎的なスキルについて説明したり、周囲と打ち解けるためのワークに取り組んだりすることが多いです。
オリエンテーションでグループワークなどを実施することで、新入社員同士のつながりを形成するのに役立ち、アイスブレイクとしての役割も果たします。

新入社員のコミュニケーションスキルを伸ばすための研修の詳細は、以下のページからご確認ください。
新入社員向けコミュニケーション研修の内容|事例や成功させるコツを紹介


コンプライアンス

オリエンテーションの場を活用して、コンプライアンスについて理解を深めてもらう企業もあります。
昨今では、SNSへの投稿や不適切なインターネットの利用によって、一人の社員が企業へ大きな損害をもたらすケースが増えてきています。こうしたリスクを少しでも低減するためには、新入社員に対してコンプライアンスの理解を深めてもらうことが効果的です。
法令遵守の重要性や関連法令に関する知識、違反した場合のリスクなどを説明し、コンプライアンス意識を高めてもらいましょう。また、機密情報の取り扱い方に関するルールを共有するのも重要です。

新入社員に対してコンプライアンスを説明する重要性は、以下の記事でも詳しく解説しています。
新入社員研修でコンプライアンスを扱う重要性|テーマや効果的に行うポイント



オリエンテーション実施のタイミング

オリエンテーションを実施するタイミングとしては、以下の2つが考えられます。


  • 内定式後
  • 入社式当日


内定式後にオリエンテーションを実施すれば、入社前の早い段階で企業理解を深めることができます。ただし、オリエンテーションの日程を決めて内定者を集めた上で、出席できる先輩社員や経営層などのスケジュール調整を行う必要があり、手間がかかります。
入社式当日にオリエンテーションを実施すれば、入社式後にそのままオリエンテーションを続けて実施できるため、スケジュール調整の手間を減らすことができます。ただし、新入社員研修との兼ね合いで、新入社員のスケジュールが過密になりすぎないよう注意が必要です。



オリエンテーションの形式

オリエンテーションは、内容や目的に合わせてさまざまな形式で実施されます。代表的なオリエンテーションの形式は、以下の4つです。


  • ケーススタディ
  • ゲーム形式
  • 内定者懇親会
  • 集合研修

ここからは、オリエンテーションの形式について、それぞれのメリットなども交えながら一つずつ解説します。


ケーススタディ

ケーススタディは、実際の業務中に起こった事例を題材に、それぞれの場面に適した対応や対策を学ぶ方法です。
オリエンテーションの場合には、実際に発生したトラブルやヒヤリハットなどを挙げながら、参加者同士で原因や対策について話し合うといった方法が考えられます。
ケーススタディ形式でオリエンテーションを実施すれば、実務に直結する実践的なスキルや知識が鍛えられる点がメリットです。
一方ですべての内容をケーススタディで完結させるのは難しいため、必要に応じて後述するゲーム形式が集合研修などと組み合わせて実施しましょう。


ゲーム形式

ゲーム形式とは、レクリエーションなどを取り入れ、参加者に楽しみながら学んでもらうオリエンテーションの形式です。
オリエンテーションに活用できるゲームとしては、論理的思考力が鍛えられる人狼ゲームやNASAゲーム、コミュニケーション力が鍛えられる他己紹介ゲームや伝言ゲームなどが挙げられます。ゲーム形式でオリエンテーションを実施すれば、参加者の緊張をほぐし、新入社員同士のコミュニケーションを促進することができます。
アイスブレイクとして取り入れるなど、参加者のコミュニケーションを促進したい場合には、積極的に活用してみてください。

オリエンテーションでも取り入れやすいゲームは、以下のページで詳しく紹介しています。
コミュニケーション研修で使えるゲーム22選!効果的に実施するポイントも紹介


内定者懇親会

内定者懇親会も、オリエンテーションの形式の一つです。
内定者懇親会は、懇親会という名の通り、食事会や交流会といった形で実施されます。単なる食事会ではなく、コミュニケーションが取りやすくなるようバーベキューなどを実施する企業も多いです。
内定者懇親会を実施すれば、参加者同士が交流できるのはもちろん、先輩社員や上司とのコミュニケーションの場としても活用できます。懇親会のプログラムの一環として、前述したゲームを実施したり、グループワークを実施したりするのもよいでしょう。


集合研修

集合研修も、オリエンテーションの形式の一つです。
多くの場合、大きな会議室などに参加者を集め、先輩社員や外部講師が講義形式でオリエンテーションを進めます。企業体制や組織のルールなどについて理解してもらう場合には、集合研修形式が最も効率がよいです。多くの社員が一度に同じ内容を学べるため、新入社員の間で足並みを揃えることもできます。



オリエンテーションならアルーにお任せください

オリエンテーションの実施なら、ぜひアルーへお任せください。
アルーでは、人材育成を手掛けてきたノウハウを活かして、新入社員を効果的に教育するオリエンテーションを実施することができます。ここでは、アルーの実施するオリエンテーション施策の特長を2つご紹介いたします。


新入社員のマインドセットにアプローチ

アルーのオリエンテーション施策では、新入社員のマインドセットにアプローチすることができます
オリエンテーションでは、会社の方針やMVVを知識として教えるのが一般的です。しかし、会社の方針やMVVを知識として新入社員へ暗記させたとしても、それらを体現するような行動は新入社員に定着しません。
アルーの研修は、新入社員のマインドセットにアプローチして、行動変容につながる人間的な成長を引き出すことができます。会社の方針を深く理解するのはもちろん、社会人としての意識改革などを通じて、マインド面での変革を促すのが特長です。


大規模な人材育成にも対応可能

アルーでは、大規模な人材育成にも対応することができます。
対象者が数十人、数百人となるような大規模なオリエンテーションを実施する場合には、さまざまな課題が発生します。例えばクラス分けをして実施する場合には、クラスごとに内容の差が出てしまう可能性があるでしょう。オンラインで実施する場合にも、接続環境などオンライン特有の事情へ配慮しなければなりません。
アルーでは、クラスが複数に分かれる場合でも、足並みを揃えてムラなく均等にオリエンテーションを実施することができます。ご要望に応じてオンラインでのオリエンテーションもサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。



オリエンテーションと併せて実施したい研修例

オリエンテーションを実施する場合には、オリエンテーションと併せて新入社員研修を実施するのが効果的です。オリエンテーションと研修の双方を充実させることで、より効果的に新入社員のスキルセットやマインドセットを育成できるでしょう。
ここからは、オリエンテーションと併せてぜひ実施したい研修の具体例を紹介します。


ビジネスマナー研修

ビジネスマナー研修は、社会人としてふさわしいマナーを職場や顧客先で体現できるようになるための研修です。
新入社員の中には、ビジネスマナーの中身はもちろん、ビジネスマナーの重要性や必要性を理解できていない人も少なくありません。アルーのビジネスマナー研修では、ビジネスマナーが求められる背景や重要性から丁寧に説明し、徹底的な行動の定着を目指します。ロールプレイングを含むワークも豊富に盛り込まれているため、配属前にビジネスマナーを効果的に学んでもらうことが可能です。

アルーのビジネスマナー研修は、以下のページからさらに詳しくご覧いただけます。
ビジネスマナー研修

▼サービス資料をメールで受け取る

  『ビジネスマナー研修』資料ダウンロード 「ビジネスマナー研修」の資料をダウンロードいただけます。一人ひとりが会社の代表として相手に信頼感・安心感を与える必要があることを理解し、印象管理(身だしなみ、挨拶、表情、立ち居振舞い、言葉遣い)や実務マナー(名刺交換、電話応対、メール応対、訪問・来客・席次など)を身につけます。 アルー株式会社


社会人の基本研修

社会人の基本研修は、学生と社会人の違いを認識し、社会人として求められる振る舞いを定着させるための研修です。
新入社員の中には、モラル意識が薄かったり、無責任な行動をしてしまったりする人がいます。アルーの提供している社会人の基本研修を受講することで、「会社の代表」としてのモラルを持った行動を定着させることが可能です。
「100本ノック」と呼ばれるアルー独自の演習を通じて、相手に配慮した行動を身につけてもらいましょう。

社会人の基本研修についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
社会人の基本100本ノック(新入社員向け研修)

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  社会人の基本100本ノックサービス資料ダウンロード 「社会人の基本100本ノック」のサービス資料をダウンロードいただけます。社会人としてふさわしい考え方や振る舞い方を学びます。 アルー株式会社


企業理念浸透研修

企業理念浸透研修は、企業理念を効果的に組織へ浸透させるのに役立つ研修です。
企業理念を浸透させる際にありがちな課題として、「企業理念が押し付けだと思われてしまっている」という課題が挙げられます。
アルーの研修では、企業理念を自分ごととして捉えてもらうのが特長です。自分と企業理念のつながりという切り口でグループワークに取り組んでもらうため、自然と企業理念に沿った行動を定着させることができます。

アルーの企業理念浸透研修の詳細は、以下のページからご確認ください。

  『企業理念浸透紹介資料』ダウンロード 管理職や一般社員を対象とした、企業理念浸透研修の紹介資料です。理念を自分ごと化し、行動に反映することを目指します。 アルー株式会社



まとめ

オリエンテーションについて、目的や内容、実施形態などを解説しました。
入社したばかりで不安の大きい新入社員にとって、オリエンテーションは重要な存在です。オリエンテーションをきっかけに周囲とのコミュニケーションを促進できれば、新入社員のモチベーションを引き出し、離職率の低下やパフォーマンスの向上が実現します。また、企業理念を浸透させるためには、オリエンテーションで企業理念をしっかり説明することも非常に大切です。
なお、オリエンテーションと併せて、新入社員研修を充実させるのも忘れないようにしましょう。

アルーの提供している新入社員研修について知りたい方は、以下のページをご覧ください。
新入社員研修

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本記事をきっかけにオリエンテーションへの理解を深め、新入社員を効果的にサポートしていきましょう。

参考:内定者研修の案内に最適な連絡方法とタイミング!連絡内容やポイントを解説 | ピタリク | 人材採用サービスの比較&資料請求サイト 

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20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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