コンフォートゾーンとは?抜け出すメリット・方法を徹底解説
先の読めないVUCAの時代、ビジネスの現場で求められる能力は大きく変化しています。時代の変化に取り残されないように成長していくためには、コンフォートゾーンから抜け出すことが必要不可欠です。
この記事では、コンフォートゾーンの定義や抜け出すメリット、抜け出すためのプロセスを徹底的に解説します。社員がコンフォートゾーンを抜け出すのに役立つ研修も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
▼コンフォートゾーンを抜け出すためにおすすめの研修3選
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コンフォートゾーンとは?
コンフォートゾーンとは、個人が安心感や安定感を感じる行動範囲や思考の枠のことです。
ビジネスでは、例えばこれまで自分自身が長い間取り組んできた仕事領域や、長い間慣れ親しんできた部署やチームなどがコンフォートゾーンに該当します。コンフォートゾーンは自分がストレスを感じずに過ごせる居心地のよい環境ですが、いつまでもコンフォートゾーンから抜け出せずにいると、成長機会を逃してしまいかねません。
先の読めないVUCA時代において継続的に成長するためには、コンフォートゾーンから抜け出すことが必要です。
コンフォートゾーンに関連する2つのゾーン
コンフォートゾーンと関連する概念として、以下の2つが挙げられます。
- パニックゾーン
- ストレッチゾーン(ラーニングゾーン)
どちらも社員の成長を考える上で欠かせない概念です。コンフォートゾーンに関連する2つのゾーンについて詳しく解説します。
パニックゾーン
パニックゾーンは、過去の経験が全く通用しないゾーンのことです。 パニックゾーンは思考が追いつかず、何から手をつければよいのかもわからない危険な状態と言えます。正常な判断ができなくなるほどの強いストレスがかかることもあるため、パニックゾーンでは社員の成長が期待できません。 ビジネスでは、必要以上に高い目標設定や、過酷な状況での業務などがパニックゾーンに該当します。パニックゾーンに陥っている社員がいる場合には、外部からの強力なサポートが必要です。
ストレッチゾーン(ラーニングゾーン)
ストレッチゾーンとは、現状から少し背伸びをすれば達成できるゾーンのことです。「ラーニングゾーン」と呼ばれることもあります。
位置づけとしてはコンフォートゾーンに近いですが、コンフォートゾーンと異なり心理的な安全が得られるとは限りません。失敗することへの恐れや恥ずかしさに向き合う必要があります。ビジネスでは、新しい業務や出張先、初めての取引先などが該当します。
自分の経験よりも少しハイレベルな要求があるため、ストレッチゾーンでは適応するための努力が必要です。しかし、ストレッチゾーンでは適度な緊張感が生まれるため、パフォーマンスが向上することもあります。また、ストレッチゾーンは社員の成長にも最適です。
コンフォートゾーンから抜け出すメリット
コンフォートゾーンから抜け出すと、さまざまなメリットがあります。
コンフォートゾーンは負荷が少ない「安全地帯」であるため、慣れ親しんだ人間関係や同じスキルセットの中に安住しているようなものです。しかし、人が成長するためには、ある程度の負荷が欠かせません。適度なストレス状態であるストレッチゾーンに身を置くことで、新しい環境や仕事にも通用する幅広いスキルを獲得できるのです。
コンフォートゾーンを抜け出すことで得られるメリットを3つ解説します。
作業効率・生産性の向上が期待できる
コンフォートゾーンから抜け出すことができれば、作業効率や生産性の向上が期待できます。
コンフォートゾーンを抜け出すことは、何か新しいことへ挑戦することに直結します。社員が挑戦を続けるようになれば、それに見合った成長も期待できるため、企業全体の競争力が向上するでしょう。
また、社員が挑戦によって実力を伸ばせば、業務を効率的に行おうと工夫し始めます。その結果、作業効率が上がり、組織の生産性が改善する効果も期待できます。
組織の生産性を上げるアプローチについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
『生産性向上とは?企業ができる具体的な取り組み・補助金・成功事例を紹介』
適応力とスキルの向上が期待できる
社員がコンフォートゾーンから抜け出すことで、適応力とスキルの向上が期待できます。
コンフォートゾーンを離れて新しい挑戦に直面することで、新しいスキルや知識を獲得する機会が増えるでしょう。
その結果、社員が経験する場数が増え、場面に合わせた柔軟な適応力が身につくのです。メンバーの適応力が向上すれば、場面に合わせた臨機応変な対応ができるようになり、意思決定の質も改善します。
イノベーションと創造性が促進される
イノベーションと創造性が促進されることも、社員がコンフォートゾーンを抜け出すメリットです。
外部環境が激しく変化するVUCAの時代、競争力を確保するためにはイノベーションが欠かせません。コンフォートゾーンから抜け出せば、これまでの習慣や考えを変えるきっかけとなり、今までになかった視点で物事を見られるようになるでしょう。その結果、イノベーションにつながるような斬新な発想を生み出せるようになったり、職場の業務改善や企画提案に役立つアイディアを出しやすくなったりします。
VUCA時代に求められる創造力について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
『創造力がある人の特徴とは?想像力との違い・鍛える方法を徹底解説』
コンフォートゾーンにいることによるデメリット
コンフォートゾーンから抜け出すことにはさまざまなメリットがあることがわかりました。それでは、反対にコンフォートゾーンから抜け出せずにいると、どういったデメリットがあるのでしょうか。
ここからは、コンフォートゾーンにいることによって生まれるデメリットを解説します。
モチベーションの低下につながる
コンフォートゾーンに留まっていると、成長鈍化によるキャリア機会の損失や仕事に対するモチベーションの低下につながります。
コンフォートゾーンは、これまで慣れ親しんだ領域であるため、仕事をする際に経験すべきさまざまな刺激が得られません。成長実感も感じられないため、仕事の幅や深さが十分でなく、自身のキャリアチェンジのタイミングを逸してしまう可能性があります。
また、コンフォートゾーンにとどまってしまうと、社員のモチベーションが低下しやすくなります。仕事に対するモチベーションが低下すると、仕事の生産性が低下し、場合によっては離職や休職につながる可能性も考えられます。
企業競争力が停滞する
企業の競争力が停滞することも、社員がコンフォートゾーンに留まることのデメリットです。
現代のビジネス環境はイノベーションが欠かせない、極めて変化の激しい状況にあります。こうした中で現状維持を続けているだけでは、企業の競争力は向上せず、いつの間にか時代遅れになってしまうでしょう。
コンフォートゾーンから抜け出せない社員が増えると、社員が成長せず、新しいアイディアや革新的な取り組みが生まれません。こうした状況が続けば、現代のビジネス環境に必要な変化が生み出せずに競争力が停滞し、業績の悪化を招いてしまいます。
コンフォートゾーンから抜け出すための方法
コンフォートゾーンから抜け出すためには、以下の6つの方法を意識するとよいでしょう。
自分のスキル・立ち位置を把握する
- 目標と期限を設定し達成する
- 小さなアクションと修正を繰り返す
- アクティブな人と関係を持つ
- 挑戦しやすい社内環境を整備する
- 自分の殻を破れる研修やフォロー体制を整備する
まずは小さな行動から始めることで、自然とコンフォートゾーンから抜け出すことができます。また、社内環境やフォロー体制の整備など、会社側の取り組みも重要です。
コンフォートゾーンから抜け出すための方法を解説します。
自分のスキル・立ち位置を把握する
自分のスキルや立ち位置を客観的に見つめ直すことは、コンフォートゾーンから抜け出す第一歩です。過去の経験や成功、現在の役割を振り返り、自分がどのゾーンにいるかを確認しましょう。
自分が何を得意としているか、そしてどのスキルが不足しているかを理解することで、次に進むべきラーニングゾーンが見えてきます。これにより、成長のための具体的なステップを踏み出すことができます。
目標と期限を設定し達成する
コンフォートゾーンから抜け出すためには、まず目標と期限の設定を行いましょう。
それぞれのスキル領域において、自分がいつまでに何をできるようになりたいのかをリストアップしていきます。個別に目標と期限を設定することで、行動の具体的なイメージが固まり、目標を達成することでコンフォートゾーンから抜け出しやすくなるのです。また、自分が今何をやるべきなのか、どのようなスキルを身につけるべきなのかも明確になるため、具体的な行動に移すきっかけを得ることができます。
小さなアクションと修正を繰り返す
コンフォートゾーンから抜け出すためには、小さなアクションと修正を継続し何度も繰り返すように意識しましょう。
自分が身につけるべき行動をリストアップしたあと、いきなり大きなアクションを取ることは危険です。自分にストレスがかかりすぎる可能性がありますし、無理をすることでかえって周囲へ迷惑をかけてしまう場合もあります。
まずはストレスがかかりすぎない小さなアクションから実践し、徐々にコンフォートゾーンから抜け出してみてください。目標を分割しながら少しずつ行動すれば、行動のモチベーションを高く保ち続けることができるでしょう。
アクティブな人と関係を持つ
コンフォートゾーンから抜け出すためには、アクティブな人と関係を持つのもポイントです。
周囲に、何かと挑戦を重ねているアクティブで行動力のある人はいないでしょうか。こうしたポジティブな人と一緒に行動すると、「自分にもできそう」「自分も色々なことにトライしたい」といった気持ちが生まれやすく、自然とコンフォートゾーンを脱することができます。また、積極的に行動を重ねている身近な存在がいれば、その人をロールモデルとすることで、より効率的に実力を伸ばすことができるでしょう。
社内の人脈を広げていくには、ネットワーキング研修を実施するのがおすすめです。詳しくは以下のページをご覧ください。
ネットワーキング(若手社員・新入社員向け研修)
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失敗を恐れずに挑戦できる環境を整備する
社員をコンフォートゾーンから抜け出させるためには、挑戦しやすい社内環境を整備してみてください。
新しいことへ挑戦するときにはどうしても周囲の目が気になりますし、誰しも不安を感じやすいものです。実際、新しいことへ挑戦している人の足を引っ張る人が出てくる可能性もあります。
気にせず誰もが挑戦できる社内風土を整え、コンフォートゾーンから抜け出せる雰囲気作りを行いましょう。そのためには、管理職が積極的な声掛けを行うなど、トップダウンの取り組みが重要です。挑戦しやすい心理的安全性を確保して、新しい挑戦への心理的ハードルを下げましょう。
心理的安全性については、以下の記事で詳しく解説しています。
『心理的安全性とは?高める方法や人事が行うべき施策について』
自分の殻を破れる研修やフォロー体制を整備する
研修やフォロー体制を整備することも、社員にコンフォートゾーンを抜け出させるために役立ちます。
社員が慣れ親しんだ状況から離れるためには、馴染みのない環境に身を置き主体的に行動を促す機会を提供することが重要です。例えば、短期海外派遣研修や海外インターンシップ、越境学習などを用意するとよいでしょう。日本ではなく海外の地でフィールドワークをさせたり、自社以外の企業で働く経験を積んだりすると、コンフォートゾーンから抜け出しやすくなります。
研修制度を積極的に整えて、社員がスキルアップできる環境を整えましょう。社員が実力を伸ばせる環境を整えることで、コンフォートゾーンを抜け出すのに必要な挑戦への不安を和らげることができます。
コンフォートゾーンを抜け出せない理由
「コンフォートゾーンを抜け出せない理由」には、大きく以下の3つの要因が挙げられます。
1.恐怖や不安
人間の脳は未知の状況に対して、危険や不安を感じるようにプログラムされています。このため、コンフォートゾーンを抜け出し、未知の領域に足を踏み入れることには自然な抵抗感があります。以下の具体的な要因があります。
生存本能
脳は、安全で慣れた状況に留まることでリスクを回避しようとします。新しい挑戦や未知の経験に対しては、「失敗したらどうしよう」「危険かもしれない」といった感情が生じるため、現状維持を選びがちです。
過去の失敗経験
過去に何らかの失敗を経験すると、それが心理的トラウマとなり、新たな挑戦に対して消極的になることがあります。例えば、以前に人前で話すことに失敗した経験があれば、再度そのようなシチュエーションに対して不安を抱く可能性があります。
2.挑戦するメリットを感じられない
新しい挑戦をするには、リスクや労力を伴いますが、挑戦の結果に対して十分な見返りが期待できない場合、モチベーションが低くなります。具体的には以下の理由があります。
評価や報酬が得られない
新しい仕事やプロジェクトに挑戦しても、その成果が給与や昇進に反映されない場合、わざわざリスクを取る理由がなくなります。このように、挑戦のメリットが見えにくいと、人は安定した現状に留まろうとします。
メリットよりデメリットが大きいと感じる
挑戦が周囲からの反感や過剰な責任を伴う場合、たとえ成長できるチャンスがあっても、デメリットの方が大きいと感じ、挑戦を避ける傾向があります。
3.リソース不足
新しい挑戦をするには、時間やスキル、金銭的余裕などのリソースが必要です。しかし、これらが不足していると、挑戦そのものが難しくなります。具体的には以下の状況が挙げられます。
時間が足りない
現在の業務や生活に追われている場合、余裕がなく、新しいプロジェクトに取り組む時間を確保できないことがあります。
スキルや知識が不足している
新しい仕事や役割に必要なスキルや知識が不足していると、挑戦そのものがハードルとなり、足を踏み出すことができません。
金銭的・体力的な制約
資格取得や研修など、新しい挑戦には費用がかかる場合がありますが、経済的な余裕がないと難しいです。また、日々の疲労や体力不足によって、挑戦に対するエネルギーが残っていないことも考えられます。
これらの要因が組み合わさることで、コンフォートゾーンを抜け出すことが困難になり、新たな成長の機会が失われることが多いです。
社員がコンフォートゾーンから抜け出すための研修ならアルーにお任せください
社員がコンフォートゾーンから抜け出すためには研修の実施がおすすめです。コンフォートゾーンを抜け出すための研修の実施なら、ぜひアルーへお任せください。
人材育成を手掛けているアルーでは、コンフォートゾーンを抜け出すのに役立つ研修や、部下を成長させるのに役立つ管理職研修を豊富にご用意しています。ここからは、アルーが提供している研修の中から特におすすめのプログラムをご紹介します。
短期海外派遣研修
短期海外派遣研修は、海外現地において、外国人と協働することで経験を積んでもらう研修プログラムです。
本研修ではあえて海外のアウェイな環境に身を置くことで、現地でしか得ることのできないレアな修羅場体験を積むことができます。これまでの環境とは異なる難しい環境へ身を置いてもらうことで、コンフォートゾーンから抜け出し、社員としての実力を伸ばしてもらうことが可能です。グローバル人材を育成したい場合や、新しい環境へチャレンジする経験を積んでもらいたい場合には、ぜひ短期海外派遣研修をご活用ください。
アルーの短期海外研修の詳細は、以下のページからご確認いただけます。
短期海外派遣型研修
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海外トレーニー赴任支援
海外トレーニー赴任支援は、海外拠点でトレーニングを受けている社員のモニタリングとサポートを行うためのコーチングプログラムです。
海外赴任しているトレーニーの中には、実務処理に追われるばかりで、トレーニーとして期待されている経験を十分に積めていない人もいます。また、海外トレーニーの数が多く、それぞれの社員が現地で何を学んでいるのか把握しきれていないケースも多いです。
海外トレーニー赴任支援では、アルーが海外トレーニーとの定期面談を実施し、海外赴任期間中の学びを現地での活躍につなげる支援を行います。グローバルな環境でコンフォートゾーンから抜け出す支援を行うことで、海外での育成効果を最大化することができるプログラムです。
海外トレーニー赴任支援についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
海外トレーニー赴任支援
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グローバルリーダー育成
グローバルリーダー育成は、海外においてリーダーシップを発揮する人材を育成する研修プログラムです。
グローバルリーダーとして活躍するためには、グローバルな視座や異文化との関わり方など、幅広いスキルやマインドを身につける必要があります。アルーのグローバルリーダー育成では、係長や課長、部長といった階層ごとに、それぞれの役職で求められるグローバルリーダーとしてのスキルを徹底的に身につけることが可能です。豊富なグローバル経験を持った講師が、ユニークな経験談も交えながら効果的に指導いたします。
アルーのグローバルリーダー個別育成プログラムは、以下のページから詳しくご確認ください。
グローバルリーダー個別育成
考え抜く力を鍛えるビジネスコンバット研修
ビジネスコンバット研修は、最後まで考え抜く思考のタフネスさを養成する研修プログラムです。
ビジネスコンバットでは、「問題解決」「ビジネス文書作成」という2つのトピックに取り組みます。それぞれの課題において、講師からの直接フィードバックを受けながら、何度もブラッシュアップに取り組むのがビジネスコンバットの特徴です。講師から個別にフィードバックを受けることで質の高いアウトプットができるようになるとともに、粘り強さや思考の体力を身につけることができます。
考え抜く力や書き抜く力を獲得するビジネスコンバットトレーニングの詳細は、以下のページをご覧ください。
Business Combat Training 考え抜く力、書き抜く力
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部下育成力研修
部下育成力研修は、管理職が体系的に部下育成スキルを身につけるのに役立つ研修です。
最近の若手社員には、従来とは異なる傾向が見られます。そのため、「厳しい指導が響かない」「今までのようにマネジメントしてもうまくいかない」といった課題を感じる管理職も少なくありません。
アルーの部下育成力研修は、最新の若手社員の傾向を踏まえた研修プログラムになっているのが特徴です。部下がコンフォートゾーンを抜け出すために実施すべき効果的な働きかけの方法などを、豊富な演習を通じて効果的に身につけることができます。
アルーの部下育成力研修の詳細は、以下のページからご確認ください。
部下育成力研修
1on1ミーティング研修
1on1ミーティングは、実効性の高い1on1ミーティングを行うために上司として求められるスキルを獲得するための研修です。
部下がコンフォートゾーンを抜け出すための支援を行うためには、上司が1on1ミーティングを通じて部下へ積極的に働きかけるのが有効です。1on1ミーティングを効果的に行うためには、上司と部下の間の信頼関係が欠かせません。
アルーの1on1ミーティング研修では、部下と信頼関係を構築する方法や、1on1ミーティングの際に求められる心構えについて学ぶことができます。相手の話を傾聴する方法や、気づきを促す質問を投げかける方法など、実際の場面で役立つスキルを習得することが可能です。
1on1ミーティング研修についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
1on1ミーティングの基本(管理職研修)
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アルーでの事例
ここでは、海外現地研修でコンフォートゾーンを抜け出した事例を紹介します。
ご紹介する事例は、下記の2例です。
- 株式会社三菱UFJ銀行 ビジネス英会話研修事例
- 帝人株式会社 海外派遣研修 事例
株式会社三菱UFJ銀行 ビジネス英会話研修事例
株式会社三菱UFJ銀行様では、システム開発運用部の2人が「ALUGO(モバイル英会話トレーニング)」と「ALUGO BOOT CAMP(約2ヶ月のフィリピン滞在型トレーニング)」を受講しました。
研修以前の英語レベルとしては、日常会話ならネイティブとコミュニケーションが取れる、TOEICで高得点は獲得できるが会話は苦手という状態でした。
そこでビジネスレベルで使える英語力を身につけたいという思いから「ALUGO(モバイル英会話トレーニング)」と「ALUGO BOOT CAMP(約2ヶ月のフィリピン滞在型トレーニング)」を受講しました。
「ALUGO BOOT CAMP(約2ヶ月のフィリピン滞在型トレーニング)」は、2カ月間フィリピンに滞在し、一日中マンツーマンレッスンを受けることでビジネスレベルの英語スキルを身につけていく研修です。
これらのトレーニングを受講すると、緻密で精度の高いアセスメント「ALUGO LEVEL」で自分の現状の英語力と課題を可視化できます。
ALUGO LEVELは、LEVEL1(自分が知っている単語を用いた片言のコミュニケーションはできるが、純分な意思疎通は難しい)からLEVEL12(ビジネスの難しい局面において、どんな状態であっても局面を打開して大きな成果を上げるための効果的な英語コミュニケーション力を発揮できる)までの指標が設定されています。
システム開発運用部の2人は、受講後にALUGO LEVELがLEVEL1からLEVEL9、LEVEL3からLEVEL7にアップしたという成果を達成していただきました。
株式会社三菱UFJ銀行様の海外研修導入事例については、以下のページで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
【株式会社三菱UFJ銀行】ビジネス英会話研修導入事例
帝人株式会社 海外派遣研修 事例
帝人株式会社様では、中国、ベトナム、タイ、インドネシアの4ヶ国で海外派遣研修を実施しました。新入社員に対し早いうちから海外の文化や習慣を経験し、目線を外に向け、グローバルな可能性を追求するマインド醸成を図ることを目的としています。
現地ではワークショップやフィールドワーク、ディスカッションやプレゼンテーションといったカリキュラムを実施しました。研修のゴールとしては、一人前のビジネスパーソンとして行動できるようになること、現地の人の価値観を知った上でビジネス上のやりとりができるようになることが定められました。また、チームワークや積極性を養い、「自分の言葉で伝わるまで伝える」力を身につけることも重要なゴールと定められました。
実際に海外派遣研修を経験した社員からは「相手を受け入れることの大切さや、積極的に伝えようとするという態度・スタンスが豊かになった」「この経験があるからどんな仕事に携わることになっても、文化的背景の異なる方と関わっていく際にこれまでと異なる視点で物事を捉えようと努められる」との声をいただいています。
帝人株式会社様が実施した海外派遣研修については、以下で詳しくご紹介しています。
帝人株式会社様 海外派遣導入事例
まとめ
コンフォートゾーンの概要と、それを抜け出す方法について解説しました。
コンフォートゾーンは一見居心地のよい環境に思えますが、いつまでもコンフォートゾーンにいると成長できません。VUCA時代に必要なスキルやマインドをキャッチアップするためには、コンフォートゾーンを抜け出し、適度にストレスを感じる環境に身を置くのが効果的です。そのためには、会社側が積極的に社員のチャレンジを促したり、研修制度を整えたりするのがよいでしょう。
ぜひこの記事の内容を参考にコンフォートゾーンに対する理解を深め、社員がコンフォートゾーンから抜け出すためのサポートを実施してみてください。