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創造力がある人の特徴とは?想像力との違い・鍛える方法を徹底解説

創造力は、ビジネスのさまざまな場面で役に立つ能力です。クリエイティブな仕事だけでなく、営業やマーケティング、企画や技術など、幅広い業務で求められます。
この記事では、創造力の定義や創造力が必要とされる理由、鍛える方法などを詳しく解説します。社員の創造力を伸ばしたいと考えている人事や教育担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


▼創造力向上に役立つ研修3選



目次[非表示]

  1. 1.仕事で必要な創造力とは
  2. 2.ビジネスにおいて創造力が必要な理由
  3. 3.創造力がある人の特徴
  4. 4.社員が創造力を鍛えことによるメリット
  5. 5.企業ができる社員の創造力を鍛える方法
  6. 6.社員の創造力を鍛える施策ならアルーにお任せください
  7. 7.まとめ


仕事で必要な創造力とは

創造力とは、柔軟で自由な発想を活かして、新たなアイディアや解決策を作り上げるスキルのことです。創造力の高い人材は、既存の知識や情報を組み合わせ、独自の視点や考え方を取り入れながら、新しい価値を生み出すことができます。
こうした力は、クリエイティブな職業だけでなく、各業界でプロフェッショナルとして活躍するために必要不可欠なスキルの一つです。環境の変化が激しい昨今では、革新的なイノベーションにつながるアイディアを創出できる、創造力の高い人材のニーズが高まっています。


創造力と想像力の違い

創造力と同じ読み方をする言葉に、「想像力」があります。両者はしばしば混同されがちですが、まったく異なる概念のため注意が必要です。
想像力とは、既存の知識や経験をもとに新しいイメージを脳内で描く能力のことを指します。一方でこの記事で詳しく解説する創造力とは、脳内で膨らませたイメージをもとに、新しいアイディアや解決策を生み出す力のことです。両者の違いを表形式で整理すると、以下のようになります。


創造力

想像力

定義

新しいアイディアや解決策を生み出す力

新しいイメージを脳内で描く力

使う場面

  • 新商品の開発
  • 問題解決のための手段を考える
  • 物語を読んでその世界を頭の中に描く
  • 明日の打ち合わせでの発言内容を事前に思い描く



ビジネスにおいて創造力が必要な理由

ビジネスにおいて、創造力はさまざまな場面で求められます。
例えば高い創造力を持っている人は、新しいビジネスチャンスを発見することが多いです。既存の事象や情報から新しい発想を生み出す力に優れているため、新しいサービスや商品を思いつくきっかけを得やすくなります。
また、創造力は問題解決の際にも役立つ能力です。従来の方法では解決に行き詰まるような問題でも、創造力があれば新しい視点や手法を見つけ、突破口を開けることがあります。


創造力がある人の特徴

創造力がある人は、以下のような特徴を持っています。


  • 拡散思考と収束思考の両方を行っている
  • 物事への興味・関心が高い
  • 多角的な視点を持っている
  • 積極的に行動できる
  • インプット・アウトプットが得意


創造力の高い人の特徴を理解すれば、社員の創造力を伸ばすのに役立つでしょう。創造力がある人の代表的な特徴を5つ解説します。


拡散思考と収束思考の両方を行っている

創造力が高い人は、拡散思考と収束思考の両方を持っています
拡散思考と収束思考は、心理学者のジョイ・ギルフォードが提唱した概念です。
拡散思考とは、既存の概念や常識にとらわれず、自由に新しい方法を無数に生み出していく思考を指します。反対に収束思考とは、積み重なった論理から一つの結論や最適解へと着地する思考です。

創造力の高い人は、この両方を持ち合わせており、状況に応じて二つを柔軟に使い分けることができます。拡散思考でアイディアの新規性を生み出し、収束思考によってアイディアを洗練させるというプロセスを繰り返すため、新規性と価値を両立する発想ができるのです。


物事への興味・関心が高い

創造力の高い人材は、一般的に物事に対して高い興味や関心を持っています。
新しいアイディアや視点を持つことへの好奇心が強く、自分の知らない情報に接した場合は積極的にそれを吸収しようとします。常に新たな知識を得ることに高い関心を持っているため、触れる情報の絶対量が人よりも多いです。
豊富な知識や経験を持っていると、これらに着想を得た斬新なアイディアが生まれやすくなります。また、こうした知識や経験の組み合わせ方も無数にあるため、既存の知識を柔軟に組み合わせることもできます。


多角的な視点を持っている

多角的な視点を持っていることも、創造力が高い人材の特徴の一つです。
人間は、ある物事に直面した際に、一通りの見方しかできなくなってしまうことが少なくありません。しかし、創造力の高い人は一つの事象や問題に対して多種多様な角度から考察できます。
一つの物事に対して多くの解釈を生み出すため、新しい発見やアイディアにつながるきっかけを得やすいのです。視点の切り替えによって、創造的で斬新な解決策が生まれることも少なくありません。


積極的に行動できる

創造力の高い社員は、積極的に行動できるという特徴もあります。
創造力を発揮するためには、ただ単に自分の中でイメージを膨らませるだけでは不十分です。新しい価値を実際に創造していくため、自分の中にあるイメージを形にする行動力が求められます。創造力の高い人材は、ときに周囲を巻き込みながら行動を重ね、新しい価値を実際の形にすることが得意です。


インプット・アウトプットが得意

創造力のある社員は、情報のインプットとアウトプットも得意です。
情報のインプットは、創造的な思考を育む際に求められます。創造力の高い人材は、多角的な視点から物事を捉えながら、幅広い情報をインプットすることができます。
また、情報のアウトプットは、自らの生み出したアイディアや解決策を他者へ伝え、協力を仰ぐのに必要です。創造力の高い人材は、生み出したアイディアを積極的に周囲へアウトプットして、価値創造に向けて協働を重ねていきます。


社員が創造力を鍛えことによるメリット

社員が創造力を鍛えることには、さまざまなメリットがあります。創造力を鍛えることで得られる代表的なメリットは、以下の四つです。


  • 競争力の強化
  • イノベーションの促進
  • 問題解決能力の向上
  • 自己成長とモチベーションの向上


創造力を鍛えるメリットについて、一つずつ詳しく解説します。


競争力の強化

創造力を高めることで、会社全体の競争力が強化されるというメリットがあります。
高い創造力を持った社員は、新しいアイディアや斬新な解決策を生み出しやすいです。その結果、会社の中のさまざまな場面で業務効率化や問題解決が促進され、競争力が向上します。
また、斬新で自由な発想ができる社員が多いと、他社との差別化もしやすいです。他には真似できない新しい発想が生まれやすくなるため、競争優位性を確保できます。


イノベーションの促進

創造力を高めると、イノベーションが促進されるメリットもあります。
創造力とは新しいアイディアや解決策を生み出す力です。これは、企業にとってイノベーションを起こす重要な要素となります。
特に、IT化やグローバル化の進展によって変化が激しくなっている昨今では、非連続的なイノベーションの価値がますます高まっています。創造力の高い社員を増やすことは、社内にこうしたイノベーションを起こす貴重な人材を増やすことに直結するのです。


問題解決能力の向上

問題解決能力が向上することも、社員の創造力を高めるメリットです。
創造力が高まると、多角的な視点から物事を見ることができるようになります。その結果、社員は一つの答えに固執することなく、多くの方法や可能性を試すようになるでしょう。その結果、新しい視点や手法で問題に取り組むことができるようになり、これまでは解決できなかった問題が解決できるようになります。

なお、問題解決力には、創造力をはじめとしたさまざまな要素が関わっています。
問題解決力を鍛える方法やメリットをさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
問題解決力とは|トレーニング方法・鍛えるメリット・基本の3ステップ


自己成長とモチベーションの向上

創造力を磨くことは、自己成長やモチベーションの向上につながります。
創造力を磨く際には、新しい視点や思考法を身につけることが必要です。このプロセスが、自己の可能性を広げ、自己実現を促進します。創造力を高めることで、「今まではできなかった仕事ができるようになったな」と感じることが増え、モチベーションが向上するでしょう。また、これまで以上に高いパフォーマンスを発揮することで、さらにモチベーションが向上するという好循環も期待できます。


企業ができる社員の創造力を鍛える方法

社員の創造力を鍛えるためには、以下のような施策を実施するとよいでしょう。


  • 仮想思考研修を実施する
  • 創造性ワークショップ研修を実施する
  • デザイン思考研修を実施する
  • ビジネスモデルイノベーション研修を実施する
  • eラーニングを活用して新たなスキルや知識を吸収してもらう
  • 部署間交流の活発化を促す
  • 自己啓発支援制度を導入する


どれか一つだけの方法にこだわるのではなく、必要に応じてこれらを組み合わせ、柔軟に施策を進めていくことが重要です。社員の創造力を鍛えるために、企業ができる方法を解説します。


仮説思考研修を実施する

社員の創造力を鍛える方法として、仮説思考研修の実施が挙げられます。
仮説思考とは、論点に対する仮説から物事を思考する方法のことです。仮説思考では、答えるべき問い(論点)に対して現時点で最も確からしい答え(仮説)を立て、それを検証するプロセスを経て解決策を導き出す思考法を指します。
例えば営業の場面で、「顧客は費用対効果を改善したいと考えているのではないだろうか」といった仮説を立て、商談の中で仮説の検証を進めるのが仮説思考の一例です。
こうした仮説思考が定着すると、アイディアの引き出しが増えたり、手元の情報から発想を膨らませる力が身についたりしていきます。仮説思考について学ぶ研修を実施して、創造力を発揮するトレーニングを積んでもらいましょう。

仮説思考研修のプログラムについてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
仮説思考研修

▼サービス資料をメールで受け取る

  『仮説思考研修』資料ダウンロード 「仮説思考研修」の資料をダウンロードいただけます。アルーの仮説思考研修では、仮説検証サイクルや情報を得るコツ、スピーディーに仮説を検証する方法などを学び、社員の仮説思考スキル向上を目指します。 アルー株式会社


創造性ワークショップ研修を実施する

創造性ワークショップ研修を実施するのも、社員の創造力を伸ばす方法の一つです。
創造性ワークショップでは既成概念にとらわれないアイディアを発想する方法を学びます。そのため、創造的な思考法を身につけることができるのです。研修の中では、二つの概念を組み合わせて新しいアイディアを創出する方法や、自分が今までとらわれていた発想の「型」から脱却する方法を学んでもらい、自由で柔軟な発想につなげましょう。

アルーでは、社員の創造力を磨く創造性ワークショップを実施しています。
アルーの創造性ワークショップ研修は、以下のページから詳しくご確認ください。
IDEA HACKS! 創造性ワークショップ

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  IDEA HACKS! 創造性ワークショップサービス資料ダウンロード 既成概念にとらわれないアイデアを発想し、創造的な問題解決を行うための「IDEA HACKS! 創造性ワークショップ」のサービス資料をダウンロードいただけます。 アルー株式会社


デザイン思考研修を実施する

デザイン思考研修を実施するのも、社員の創造力を磨く方法の一つです。
デザイン思考研修では、昨今の激しい市場変化やデジタル変革推進に対応するための「アジャイル思考」や、価値あるアイディアを生み出すために欠かせない「データ分析思考」などを学ぶことができます。研修を通じてこうした思考法を学ぶことで、ビジネスの幅広い場面で役立つ汎用性の高い創造力を身につけることが可能です。対象とする社員の職種に応じて、マーケティングや営業などの具体的な場面で役立つ思考法を扱うのもよいでしょう。

アルーでは、eラーニング形式でデザイン思考研修を提供しています。アルーのデザイン思考研修は、以下のページからご覧ください。
e-ラーニング教材 新しい価値創造のためのデザイン思考研修


ビジネスモデルイノベーション研修を実施する

ビジネスモデルイノベーション研修を実施することも、創造力を高める方法の一つです。
ビジネスモデルイノベーション研修は、イノベーションにつながるようなビジネスモデル思考を鍛える研修です。「ビジネスモデルキャンバス」「パーソナルモデルキャンバス」という二つのキャンバスを利用して、ビジネスモデルの創出につながる柔軟な発想力を磨くことができます。
ビジネスモデルイノベーション研修は、ビジネスモデルを描けるようになるだけでなく、仕事の新しい意義づけや動機づけを行うのにも役立つ研修です。

アルーが提供しているビジネスモデルイノベーション研修の詳細は、以下のページをご覧ください。
ビジネスモデルイノベーションワークショップ

▼サービス資料をメールで受け取る

  Business Model Innovation Workshopサービス資料ダウンロード ビジネスモデルキャンバスを用いて、個人のキャリアプランニングに活用し、当事者意識をもって自分自身のキャリアプランを描いていくワークショップ「Business Model Innovation Workshop」のサービス資料をダウンロードいただけます。 アルー株式会社


eラーニングを活用して新たなスキルや知識を吸収してもらう

社員の創造力を高めるためには、eラーニングを活用して新しいスキルや知識を吸収してもらうのもよいでしょう。
創造力を鍛えるためには、新しい知識や視点を持つことが重要です。eラーニングは、情報のインプットに優れた研修方法で、場所や時間を問わずスキマ時間でこまめに情報を吸収できます。eラーニングを活用して自分の興味のある分野や必要なスキルを学んでもらうようにすれば、新しいアイディアにつながる発想が得やすくなり、創造力の強化につながるでしょう。

eラーニングの概要や、企業研修で活用するメリットやデメリットは、以下のページでさらに詳しく解説しています。
【簡単解説】eラーニングとは?企業研修で活用するメリット・デメリット


部署間交流の活発化を促す

部署間交流の活発化を促すことも、社員の創造力を磨く方法の一つです。
部署間の交流を活発化することで、異なる視点や考え方と触れ合うことができ、新しい創造力を育むきっかけになります。また、業務分野や専門性が異なる部署同士の交流は、未開拓なアイディアや斬新な解決策が生まれやすい環境が整うのも魅力です。
具体的には、例えば部署横断のプロジェクトチームを発足させるのがよいでしょう。また、ランチタイムにおける部署間交流の機会を作るのも手です。

職場内のコミュニケーションについてより詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。
職場のコミュニケーションの重要性と活性化のための具体例8選


自己啓発支援制度を導入する

自己啓発支援制度を導入することも、社員の創造力を磨くために役立つ方法の一つです。
創造力を高めるには、セミナーや外部講座へ参加して、人の話を聞いたり外部と交流したりすることが有効です。自己啓発支援制度を充実させれば、社員が主体的な学びを進めることができます。社員が自己啓発によって外部と接点を持つことで、新しい発想を得やすい環境が整い、創造力が高まるのです。

自己啓発支援制度の具体的な内容や企業事例は、以下のページで詳しく解説しています。
自己啓発とは?自己啓発支援の方法や具体例・実施企業事例をご紹介


社員の創造力を鍛える施策ならアルーにお任せください

社員の創造力を鍛えるための施策なら、ぜひアルーへお任せください
人材育成を手掛けているアルーでは、創造力を磨くための育成施策を数多くご用意しています。eラーニングや研修を通じた創造力の育成はもちろん、部署横断的な交流や上司を巻き込んだ施策もサポートすることが可能です。
また、アルーの研修プログラムには、アウトプットの機会が豊富に含まれています。さまざまな場面を想定した演習を積むため、実際のビジネスの場面に直結する、実践的な創造力を磨くことが可能です。

アルーが提供している創造性ワークショップ研修についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
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まとめ

創造力について、概要や鍛えるメリット、鍛える方法などを解説しました。
ビジネスの変化が激しくなっている最近では、イノベーションが企業の競争力向上の源泉だと言われています。こうしたイノベーションを生み出す土壌を整えるためには、社員の創造力を磨くことが欠かせません。
そのためには、社員同士の交流を促進したり、創造性ワークショップ研修を実施したりするなど、企業側の積極的なアプローチが重要です。

アルーが提供している創造性ワークショップ研修は、以下のページからご確認いただけます。
IDEA HACKS! 創造性ワークショップ

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