証券業界向け研修

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研修の特徴・目的

こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

  • 優秀な人材の流出を防ぐための組織づくりを行いたい
  • 海外顧客獲得に向けたグローバル人材を育成したい
  • レガシーシステムから脱却するためのDX人材を育てたい
  • 顧客からの信頼獲得のために市場・ニーズの分析スキルを身につけたい

証券業界の現状と人材育成の傾向 ※1

2014年から始まったNISA制度の利用者は毎年増加しており、NISA口座での買付額は約24兆円にも上っています(2021年6月末時点)。また、iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者も2022年4月時点で約240万人となっており、こちらも毎年順調に加入者が増加しています。特にコロナ禍以降は、経済的不安や低金利環境を動機に個人顧客の間でも資産運用への意識が高まっている状況です。また、個人投資家の増加やNISA制度の浸透を受けて、証券業界ではネット証券が存在感を増しています。このような市場の動向は、これまで株式や投資信託などの金融商品は、「営業担当者から提案を受けたうえで購入するもの」でしたが、、「インターネットで自ら調べ、自ら購入するもの」へと、投資家の意識が変化していることを示しています。加えて近年加速する少子高齢化の影響を受け、証券業界では顧客の高齢化が深刻な問題となっています。

少子高齢化対策としての若年層の顧客の取り込み

証券業界は少子高齢化に伴う顧客の高齢化をうけ、若年世代の取り込みが課題となっています。特に証券会社の選び方として、40代以下はネット証券、50代以上は対面証券という傾向の違いもあり、多様な窓口を設けておく必要性が考えられます。2022年からは高校家庭科で金融教育が盛り込まれるなど、「貯蓄から投資へ」の機運は確実に高まっており、この機会を逃さないためには若年層の投資へのハードルを下げるサービスが必要になります。具体的には、スマートフォンからの各種取引や資産管理の手続きを可能にした、使いやすいインターフェースを持つモバイルアプリの提供などが挙げられます。

多様化する顧客ニーズに応えるための商品力の向上

インターネットの普及による非対面での取引を希望する消費者の増加といった消費者行動の変化への対応のほか、証券業界ではレガシーシステム ※2 が多く使用されていることからシステムの刷新が急がれています。2018年に経済産業省が調査した際、金融機関はこのレガシーシステム利用率が100%という、全業界の中でも特にDX推進が遅れている印象を与えました。レガシーシステムは導入から長期間経過しており、システムがブラックボックス化していると言われており、システムの老朽化から処理能力の限界がきたりすることでシステム障害が発生することが危惧されています。この状況から脱却し、いち早くDX化を進めるうえでDX人材の必要性が高まっています。

証券業界向け研修の特徴とポイント

人材の流出を防ぐための組織づくり

近年の投資商品での運用の必要性の高まりから、独立性・中立性を掲げるIFA ※3 のニーズが増加しており、それにともないIFA に転身する人材が増えています。対する証券会社はこの状況に危機感を募らせており、人材教育や人事制度の見直しをいち早く始めている企業もあります。このような業界の動向もあって、証券会社の管理職には人材流出を防ぐような組織づくり・体制づくりが強く求められており、特にメンバーの期待を把握するスキルや、やる気を引き出すモチベーションマネジメントスキルの向上などが重要視されています。

海外進出に伴うグローバル人材の育成

証券業界では国際的な取引が日常的に行われており、各国の市場の理解や取引が重要です。グローバル人材は多言語能力や異文化理解力を持ち、異なる市場へのアクセスを容易にすることから重要視されています。さらに、日本の少子高齢化が進むにつれ国内の市場規模は縮小していくことから、証券業界においても海外市場への進出は不可欠なものとなっています。海外の顧客を獲得するためには言語能力はもちろん、海外の証券取引に関する知識、国ごとの価値観や文化の違いなどを理解することで顧客に寄り添う姿勢をもつ人材が多く必要です。

新しいシステム運用に向けたDX人材の育成

レガシーシステムからの脱却において、DX人材の存在は欠かせません。特に、新たなシステムには未知のセキュリティリスクが存在する可能性があり、DX化によってさらにその潜在リスクは高まっている状況にあります。そのため、DXの推進と同時に、適切なセキュリティ対策も重要となります。また、これらのスキルを備えた人材を新たに獲得するのみならず、今いる社員のリスキリングも不可欠となります。

革新的アプローチにおけるダイバーシティの重要性

証券業界におけるダイバーシティの重要性はイノベーションの促進の点で強調されます。今後多様な顧客や市場と関わっていくうえでは、より広範な顧客ニーズや課題、異文化に対応するべき場面が生じます。そのような時に様々な背景や視点を持つ人々が社内にいることで、問題解決や新しいビジネスモデルの創出においてより創造的で革新的なアプローチを取ることができます。

多様な顧客ニーズに対応するための分析力・提案力の必要性

証券業界で働く上では、多様化する顧客ニーズを把握するための分析力に加えて、どの企業に将来性や拡大の見込みがあるのかを分析する能力や、世界で起きている出来事が株価にどんな影響を及ぼすのかを見通す洞察力も求められます。証券業界は顧客からの安心や信頼の獲得は非常に重要な要素となりますが、特に新入社員〜若手社員は顧客からの信頼をいち早く獲得するうえでもこれらのスキル向上は欠かせないものとなります。

よくある質問

Q. 証券業界では、どのような研修を実施することが多いでしょうか?

A. 管理職向けから一般職、専門人材まで様々な研修を実施しております。他社では管理職向けや現場リーダー向けに部下指導の研修を実施することが多くあります。

Q. 自社に合わせた研修カスタマイズはできますか?

A. 管理職向けから一般職、専門人材まで様々な研修を実施しております。他社では管理職向けや現場リーダー向けに部下指導の研修を実施することが多くあります。

Q. 証券業界出身の講師に研修を担当してもらうことは可能ですか?

A. 可能でございます。

Q.業種の特性上、マーケティングスキルの向上を重要視しているのですが、こういったメニューでの研修を実施してもらうことは可能ですか?

A. 可能でございます。貴社のご要望に応じて、弊社の担当者が最適な研修プログラムをご一緒に検討またはご提案し、研修の効果測定まで伴走いたします。

Q. 自社の海外支社で研修を実施したいのですが、研修は海外でも実施できますか?

A. はい、特にアジアでの実施が可能です。中国、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、インド、韓国、タイなどで実績があります。

おすすめプラン

※1 証券業界の現状分析と今後の展望について IFA転職 by ADVISER 20243/12(https://ifa-tenshoku.com/column/2318/
※2 レガシーシステム…導入から長い期間が経過した旧型のシステム

※3 IFA:“Independent Financial Advisor”の略で、銀行や証券会社のような組織には所属せずに、独立した立場から投資や資産運用のアドバイスをする職業

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