銀行業界向け研修

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研修の特徴・目的

こんなお悩みや課題をお持ちの方へ

  • DX等の新技術に対応する人材育成をしていきたい

  • 保険業界特有のコミュニケーションスキルを持つ人材を育てたい

  • 海外企業とのM&Aに向けたグローバル人材の育成をしたい

  • 社内の変革に対して柔軟に思考できる管理職を育てたい

銀行業界の現状と人材育成の傾向※1

日本の金融業界の中で銀行・金融機関は、収益性をいかに高められるか、という課題を抱えています。欧米に比べて日本の銀行の利益率は低く、特に地方銀行の場合は顕著です。日本の地方銀行は2016年にマイナス金利政策が導入されて以来、預金金利が引き下げられない中で貸し出し金利も低下した結果、収益が低下しています。また、IT企業が金融ビジネスを展開するなど金融業界以外からの参入により競合企業が増え、顧客が分散してしまっているという課題もあります。このような状況を改善するためにコスト削減や収益力の向上を目指し、DX化の流れが加速しています。ただ、顧客との直接的な接触機会が減少する一方で個別のニーズに応えるパーソナライズされたサービスも求められています。

コスト削減や収益力の向上へ向けたDX化の推進

現在国内の銀行業界の中でも、DX化の推進状況に差が出ている状況です。金融庁が2022年6月に発表した「金融機関のITガバナンス等に関する調査結果レポート」によると、メガバンクはデジタルサービスを展開できる程度の「DX サービス化段階」 ※2 に到達しつつあるといえる一方、多くの地方銀行はいまだ「DX 始動段階」にある状況です。さらに、「DX サービス化段階」に到達しつつある金融業界の中で比較的DX化が進んでいるメガバンクも、マーケティングの裾野を広げるほどインパクトのある活用をできていません。今後DX化を有効に進めるためには、経営陣によるリーダーシップ、新たな挑戦を許容する企業文化の養成、DX人材の育成などが重要なポイントになるでしょう。

他社との差別化を図るための新事業の展開

現在メガバンクは投資銀行業務や海外業務に活路を見出しつつ、グループ会社と連携した総合金融力を強化する方向にあります。一方、地域金融機関においては、地域の振興施策と平仄を合わせた中小企業融資、事業承継支援等を強化しています。2021年5月27日には改正銀行法が成立し、銀行本体および子会社において人材派遣・紹介、広告業、データ分析やシステム販売などの新しいビジネス機会の創出が可能となりました。今後はそうした機会を活用し、競争力を向上させ、差別化したサービスを展開し、収益拡大につなげられるかという各行の創意工夫が試されることになります。

銀行業界向け研修の特徴とポイント

変革に強い管理職人材の必要性

銀行業界は昨今のビジネスモデルの変化により、資産運用の相談やM&Aのアドバイスなど、業務の範囲が広がるといった影響を受けています。それらに対応するため、管理職は新たなビジネスモデルや技術の導入、組織文化の変革をリードする必要があります。特に、デジタル化や移り変わる顧客のニーズに応えようとする変革型のリーダーシップやマネジメント力を備えた管理職人材が必要とされています。

海外進出に伴うグローバル人材育成の必要性 ※3

この20年、金融ビジネスのグローバル展開に伴って多くの金融機関の海外売上比率は飛躍的に上昇しました。しかし、グローバル金融機関の株価と時価総額を見てみると、全方位的に事業を展開している金融機関が必ずしも大きく成長しているわけではありません。銀行業界では特にリージョナル志向(海外売上比率が30%以上で、母国と特定の地域にフォーカスして事業展開する機関)の時価総額が大きく伸びています。このことから、広範な地域を対象にするのではなく特定の地域の文化や経済、顧客のニーズを深く理解し、それに基づいたサービスを提供できる人材が求められます。

「2025年の崖」 ※4 を回避するためのDX人材の確保

「2025年の崖」とは、経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」において日本国内の企業が市場で勝ち抜くためにはDXの推進が必要不可欠であり、競争力が低下した場合の想定として、2025年から年間で現在の約3倍、約12兆円もの経済損失が発生するとされた予測のことです。この課題に対応するために、DX人材の確保が重要となっています。特に銀行業界ではレガシーシステムを運用できるエンジニアが減っていくことに加え、ベンダーによるサービス停止のリスクもあるため、早急な対応が求められています。

新たなチャレンジを促進するための組織風土の形成

収益力の向上において、差別化されたサービスの創出は大きなポイントとなることが考えられます。このような新事業の展開には、多様な視点を持つチームの存在が必要不可欠です。様々な観点で事業を検討することで、より広範な顧客ニーズに対応し、創造的なアイデアや革新的なソリューションを生み出す可能性が高まりイノベーションの促進が可能となります。

顧客からの信頼獲得のためのコミュニケーションスキルの重要性

銀行員として働く上では、どのような顧客とどのような場面・状況で接する場合でも、信頼関係を構築する必要があります。顧客の話をよく聞いたり、顧客にとって最適な提案をしたりして、安心して相談できる銀行員と感じてもらうためには、コミュニケーション能力が欠かせません。特に銀行業界は顧客と接する機会が多いほか、顧客の年齢層も幅広いため高いコミュニケーションスキルが求められます。

よくある質問

Q. 銀行業界では、どのような研修を実施することが多いでしょうか?

A. 管理職向けから一般職、専門人材まで様々な研修を実施しております。他社では管理職向けや現場リーダー向けに部下指導の研修を実施することが多くあります。

Q. 自社に合わせた研修カスタマイズはできますか?

A. カスタマイズできます。貴社のご要望に応じて、演習のカスタマイズ、講義内容のカスタマイズなどいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

Q. 銀行業界出身の講師に研修を登壇してもらうことは可能ですか?

A. 可能でございます。

Q.業種の特性上、コミュニケーションスキルの向上を重要視しているのですが、こういったメニューでの研修を実施してもらうことは可能ですか?

A. 可能でございます。貴社のご要望に応じて、弊社の担当者が最適な研修プログラムをご一緒に検討またはご提案し、研修の効果測定まで伴走いたします。

Q. 自社の海外支社で研修を実施したいのですが、研修は海外でも実施できますか?

A. はい、特にアジアでの実施が可能です。中国、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、インド、韓国、タイなどで実績があります。

おすすめプラン

※1 【2023年】日本の金融業界が抱える課題と展望|進むDX化の事例も紹介(https://hipro-job.jp/and_hipro/article/A000000487/)
※2 金融機関のITガバナンス等に関する調査結果レポート(金融庁)(https://www.fsa.go.jp/news/r3/20220630/it02.pdf)
※3 金融機関のグローバル展開パターンを分析し、成功の要諦とシナジーの生み方を読み解く
(https://financialservicesblog.accenture.com/analyzing-the-global-expansion-patterns-of-financial-institutions-antd-deciphering-the-essentials-of-success-and-how-to-create-synergies?lang=ja_JP)
※4 DXレポート~IT システム「2025 年の崖」の克服と DX の本格的な展開~(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_03.pdf)

 

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