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【事例あり】メンタルヘルス研修のテーマや目的 管理職や新人に適した内容とは

従業員の健康を維持するのは、企業の大切な役割の一つです。特にメンタルヘルス面でのケアは年々重要性が高まっており、人材育成の一環としてメンタルヘルス研修を実施する企業も増えてきています。
 
そこでこの記事では、メンタルヘルス研修の内容や目的について解説します。新人や若手、管理職向けにおすすめの内容も解説するので、是非参考にしてください。


	【人事担当者の皆様へ】新入社員が陥りがちな状況や悩みをご存じですか?




目次[非表示]

  1. 1.メンタルヘルス研修とは
  2. 2.メンタルヘルス研修の目的
  3. 3.メンタルヘルス研修で選ばれている内容・テーマ
  4. 4.メンタルヘルス研修が求められる背景
  5. 5.メンタルヘルス研修の効果を高めるポイント
  6. 6.メンタルヘルス研修を実施する方法
  7. 7.メンタルヘルスの不調を防ぐ研修以外の施策
  8. 8.アルーのメンタルヘルス研修事例
  9. 9.メンタルヘルス研修はアルーにお任せください


メンタルヘルス研修とは

メンタルヘルス研修とは、従業員の心理的な健康維持を支援し、精神的な負担を軽減することを目指す方法を身につける研修です。この研修では、従業員が自身と同僚の心の状態について深く理解し、必要なケアを提供できるようになることを目標としています。

具体的には、参加者はグループワーク、ケーススタディ、ロールプレイング、そして役者による演技など、多様な教育手法を通じて次のようなスキルを学びます。


  • メンタルヘルスの基本的な重要性
  • ストレスや不調の兆候を早期に察知する方法
  • 悩みを抱える同僚への適切なアプローチ方法
  • 効果的なコミュニケーションとケアのための簡易な思考法
  • 相談や苦情を効率的に受け付け、対応するプロセス


メンタルヘルス研修を受けることで、社員の精神的な不調に対処し、それを予防するための知識と技術を習得します。これにより、職場における心理的なストレスを減少させ、より積極的に業務に取り組む姿勢を育むことを目的としています。




メンタルヘルス研修の目的

メンタルヘルス研修を実施すれば、メンタルヘルスのトラブルを早期発見したり、従業員がストレスへ対処しやすくなったりするメリットがあります。さらに、離職率が低減するといった企業側のメリットも大きいです。
 
ここからは、メンタルヘルス研修を実施する目的を見ていきましょう。


メンタルヘルスのトラブルを早期発見する

メンタルヘルスの問題は、深刻化する前の早い段階で発見することが重要です。早めに問題を発見できれば周囲がサポートできることも増えますし、トラブルが発生する前に対処することができるでしょう。   メンタルヘルスのトラブルを早期発見できるようにするという点が、メンタルヘルス研修を実施する目的の一つです。メンタルヘルスについての理解を深めてもらうとともに、メンタルヘルスの問題の兆候をつかんでもらうことで、メンタルヘルスの早期発見につなげましょう。


従業員がストレスに対処しやすくなる

メンタルヘルスを維持するためには、適度な息抜きが欠かせません。メンタルヘルス研修では、メンタルヘルスに関する問題が発生した時の具体的な対処法についても学びます。   メンタルヘルス研修を実施する目的として、従業員がストレスに対処しやすくなるという点も挙げられます。メンタルヘルス研修で息抜きやストレス発散の方法を知れば、実際にストレスが溜まった場合にもスムーズに対処できるようになるでしょう。


離職率を低減させる

離職は、企業にとって大きなリスクです。メンタルヘルスを原因とする離職が発生してしまった場合、残されたメンバーだけで仕事を回すため現場に負担がかかります。また、離職してしまった人材を育成するのにかかったコストも無駄になってしまいます。   メンタルヘルス研修の目的として、離職率を低減させるというものもあります。 メンタルヘルスを増進してもらうことによって社員がストレスなく働ける環境を整えれば、離職を考える社員は少なくなり、結果的に企業全体としての生産性が向上するでしょう。 メンタルヘルス研修は従業員にとってメリットがあるだけでなく、企業にとってもメリットがあるのです。




メンタルヘルス研修で選ばれている内容・テーマ

メンタルヘルス研修は、社員の健康を増進し、企業の生産性を維持する上で重要な取り組みです。それでは、メンタルヘルス研修では具体的にどういった内容が扱われているのでしょうか。
 
メンタルヘルス研修は、新人や若手、管理職など階層別に行なわれるケースが多いです。メンタルヘルス研修で選ばれている内容やテーマをみていきましょう。


階層別メンタルヘルス研修

階層別研修の一環としてメンタルヘルス研修を実施する場合、受講者の階層によって内容を変える必要があります。
主に新人や若手を対象としたメンタルヘルス研修では、ストレスへの理解と対処について扱う場合が多いです。社会人としてよく直面する課題に対する対処法を学び、自分自身でストレスをコントロールできるようになってもらうことが目的となります。
 
一方で管理職では、部下のメンタル管理やハラスメント研修などがメインです。自分自身のメンタルに加え、部下のメンタルまでマネジメントできるような能力を育成していきます。以下で階層別に実施するメンタルヘルス研修の内容を詳しく解説します。


【新人・若手向け】ストレスへの理解と対処

新人や若手向けのメンタルヘルス研修では、ストレスへの理解と対処について扱います。新入社員が直面しがちな課題として、「学生時代には経験しなかったような責任感に対応しきれない」というものがあります。メンタルヘルス研修を通じてこうしたプレッシャーをはじめとするストレスへの対処方法を学んでもらい、社会人として安定的に活躍できるようなメンタルを構築してもらいましょう。
 
また、メンタルの不調には自分自身で早めに気づき、発散方法を持っておくのが大切です。自分の不調に早期に気づけるよう自己理解を深めてもらうとともに、不調の解決方法を習得してもらいましょう。

困難をしなやかに乗り越え回復するための力であるレジリエンスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
 『レジリエンス研修とは|目的や内容、成功させるポイント


【管理職向け】部下のメンタル管理

管理職は自分自身はもちろんのこと、部下のメンタルもマネジメントする必要があります。管理職向けの研修では、部下のメンタル管理がよく取り扱われます。
 
管理職として部下のメンタルを管理する際に大切なのは、部下と密なコミュニケーションを取ることです。日頃から細やかなやり取りを重ねていれば、部下のメンタルに不調が起こった時の些細な変化にも気づくことができます。
 
また、部下の不調に気付いた際のアプローチ方法も学んでもらいましょう。自分自身が直接支援するのに加え、互いに支援し合えるような職場の雰囲気作りも大切です。職場のコミュニケーションを活性化したり、心理的安全性を高めたりする方法を習得してもらうとよいでしょう。

心理的安全性に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
心理的安全性とは?高める方法や人事が行うべき施策について


【管理職向け】ハラスメント研修

社会問題にもなっているハラスメントは、発生前の先回りした対策が欠かせません。管理職に対して、ハラスメント研修を実施する企業も多いです。
 
ハラスメントを起こす社員は、自分自身が「ハラスメントをしている」という自覚がないケースもあります。こうした事態を防ぐためには、ハラスメントとはどういった行為で、何がハラスメントとみなされてしまうのかを明確に把握してもらう必要があります。
 
ハラスメント研修を通じてハラスメントに対する理解を深めてもらい、ハラスメントが発生しないような職場づくりを進めましょう。

ハラスメントについて学ぶハラスメント研修については、以下の記事をご覧ください。
【事例あり】効果のでるハラスメント研修とは?目的や内容を解説』 


ファーストエイド、ラインケア、セルフケアについて

メンタルヘルスを良好に維持するためには、ファーストエイド、ラインケア、セルフケアの3つの対策が求められます。
メンタルヘルスにおけるファーストエイドとは、主にメンタルヘルスの初期段階に対応するために考え出された、以下の5つの行動ステップです。



  1. 自傷・他害のリスクをチェックする
  2. 判断・批判をせずに話を聞く
  3. 安心と情報を与える
  4. 適切な専門家のもとへ行くよう伝える
  5. 自分で対応できる対処法を進める


他者のメンタルヘルスへ対応する際にはこのステップが役立つため、覚えておいてもらうとよいでしょう。特に最後の段階は「セルフケア」とも呼ばれます。セルフケアの手法について学んでもらえば、従業員が自分自身でストレスへ対処する力を向上できます。
 
また、ラインケアとは課長や部長などの管理者が従業員のメンタルヘルスをケアしようという考えのことです。ラインケアの概念についてもあわせて学んでもらうことで、全社的なメンタルヘルスの取り組みが促進されます。特に管理職におすすめの内容です。



メンタルヘルスの問題を再発させない方法

メンタルヘルスに関する問題は、ふとした時に再発しがちです。せっかくメンタルヘルスが回復して職場へ復帰したのに、問題が再発してしまい再度休職してしまうケースは少なくありません。
 
こうした状況へ対処するために、メンタルヘルスの問題を再発させない方法を学んでもらうのも有効です。例えば以下のようなポイントに注意するとよいと言われています。



  • 心のオンとオフを明確にして、ワークライフバランスを重視する
  • 職場や家族、友人など気軽に相談できる人を確保する
  • 睡眠や生活リズムを確保する
  • 「〜しなければならない」という思考から脱却し、「開き直る」よう心がける


 
再発防止の手法を学んでもらい、スムーズな職場復帰へつなげましょう。


コミュニケーション研修

職場のコミュニケーションを活性化させると、メンタルヘルスの問題が起こった際にも相談しやすい環境が確保できます。メンタルヘルスの問題にできる限り早く対処するためには、職場のコミュニケーションを活性化するのが有効です。
 
コミュニケーション研修では、心理的安全性の高い職場を実現するためのコミュニケーション手法について学んでもらいます。また、自己理解や相手の理解を深めることによって、相手と信頼関係を構築する手法を学ぶことが可能です。

アルーが行っているコミュニケーション研修については、以下のページで詳しく確認いただけます。
コミュニケーション研修




メンタルヘルス研修が求められる背景

カウンセリングを受ける男性

なぜ、メンタルヘルス研修を実施する企業が増えてきたのでしょうか。
 
また、メンタルヘルスケアは国が取り組む重点課題の一つだということが理由に挙げられます。労働安全衛生法法第 69 条においては、「事業者は、労働者に対する健康教育及び健康相談その他労働者の健康の保持増進を図るため必要な措置を継続的かつ計画的に講ずるよう努めなければならない。」と規定されています。
また、これを実現するため厚生労働省はメンタルヘルスケアに取り組んでいる事業者の割合を80%以上とすることを目標としており、企業による従業員のメンタルケアは政府が重点的に取り組んでいる課題だということがわかります。
 
ここからは、メンタルヘルスの定義などについてさらに詳しく見ていきましょう。


メンタルヘルスの定義

メンタルヘルスとは、体の健康以外の、心の健康状態のことを意味します。人間は誰しも「体が軽い」「力が湧いてくる」といったような体の感覚を持っていますが、同様に心も「心が軽い」「穏やかな気持ち」といったような、心の調子が存在します。この心の調子をうまくコントロールして、健やかでやる気の湧くような状態を維持するのがメンタルヘルスの取り組みです。
 
メンタルヘルスは、体の健康状態と同じくらい仕事への取り組みへ大きな影響を及ぼします。メンタルヘルスが維持されていれば、生産的で効率的な働きができるようになり、パフォーマンスが向上します。


メンタルヘルスの管理は経営課題である

先ほど解説したように、メンタルの状態は仕事のパフォーマンスへ大きな影響を与えます。どんなに優秀な社員でもメンタルが不調の時はパフォーマンスが低下しますし、メンタルの調子が良い社員は安定した成績をあげることができるでしょう。
 
こうした背景から、最近は従業員のメンタルヘルス管理を経営課題として捉える企業が増えてきています。従業員のメンタルは、会社のパフォーマンスに直結します。部長や課長といった管理職が中心となってメンバーのメンタルを管理することで、会社全体としてメンタルヘルスの増進に努めようという動きがあるのです。

また、企業のメンタルヘルスケア対策増進は国が取り組む重点課題の一つでもあります。まず、労働安全衛生法第 69 条においては下記のように規定されています。

事業者は、労働者に対する健康教育及び健康相談その他労働者の健康の保持増進を図るため必要な措置を継続的かつ計画的に講ずるよう努めなければならない。

また、これを実現するため厚生労働省はメンタルヘルスケアに取り組んでいる事業者の割合を80%以上とすることを目標としています。
そのため、従業員のメンタルヘルスを管理することは企業の重点課題の一つとして取り上げられることが多いのです。




メンタルヘルス研修の効果を高めるポイント

	カウンセリングを受ける女性

メンタルヘルス研修を実施する際には、まずメンタルヘルス研修の重要性を共有するのが大切です。また、働きやすい職場づくりを実現するためには長期的な取り組みが欠かせません。
 
メンタルヘルス研修の効果を高めるために気をつけておきたいポイントを解説します。


メンタルヘルス研修の重要性を共有する

研修全般に言えることですが、初めから研修内容の重要性を理解している社員は少ないです。「なぜ日常業務の時間を割いてまで研修に参加するのかわからない」「何の役に立つのかイメージが湧かない」と考える社員も多いでしょう。特にメンタルヘルス研修は比較的新しい取り組みでもあるため、社員の理解度が低い可能性があります。
 
メンタルヘルス研修を実施する際には、研修前に「なぜメンタルヘルス研修が重要なのか」を共有するようにしましょう。メンタルヘルスを改善するメリットを説明するとともに、メンタルヘルスの改善がパフォーマンス向上に直結する点を伝えるのが有効です。

研修内容の重要性を伝えるための方法やコツについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
意味がないと言われてしまう研修とは?効果のある研修をする10のコツ


働きやすい職場づくりに長期的に取り組む

研修を実施した後にありがちな失敗が、「研修を実施して終わりにしてしまう」というものです。研修で知識をインプットしてもらっただけでは、なかなか現場で実践できるようにはなりません。
 
メンタルヘルス研修を実施した後には、長期的なフォローアップを意識的に実施して、研修内容を現場で活かすためのサポートに力を入れましょう。
メンタルヘルスの向上につながる職場の雰囲気づくりは、一朝一夕で叶うものではありません。定期的に職場の状況をヒアリングしたり、アンケートを実施したりするなど、継続的な取り組みに力を入れてみてください。

行動変容に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
行動変容を促す社員研修のポイント|ステージ理論に沿った働きかけとは


関係者への働きかけを継続する

先ほどの項目とも重なりますが、メンタルヘルス向上のための職場づくりはそう簡単に終わるものではありません。長期的な目線を持って取り組むことに加え、関係者への働きかけを継続するのも大切です。
 
例えばメンタルヘルス研修に参加してもらった部署のリーダーへ職場の雰囲気づくりの状況をヒアリングする機会を設ける、といったことが考えられます。また、場合によっては産業医やカウンセラーなどの専門家と連携するのも有効です。




メンタルヘルス研修を実施する方法

メンタルヘルス研修を実施する際には、具体的にどういった方法が考えられるのでしょうか。
 
メンタルヘルスを向上させるために有効な取り組みとして、ストレスチェック管理があります。また、社内で対面研修やオンライン研修を実施したり、社外サービスを活用した研修を実施したりするのもおすすめです。メンタルヘルス研修を実施する方法を解説します。


ストレスチェック管理

メンタルヘルスを向上させるためには、まず自分自身のストレス状況について把握するのが大切です。自分自身がどれほどのストレスを抱えているかを確認し、ストレスのセルフマネジメントにつなげるのがストレスチェック管理です。
 
メンタルヘルス研修では、こうしたストレスチェックに取り組んでもらうのがよいでしょう。なお、ストレスチェックは単発的な取り組みではなく、定期的に行うことが重要です。ストレスチェックの結果を本人に伝えることで自分自身のメンタルヘルスに関する気づきを促し、メンタルヘルスの不調を未然に防ぎましょう。


社内での対面研修・オンライン研修

メンタルヘルス研修を実施する方法として、社内で対面研修やオンライン研修を実施するというものが考えられます。メンタルヘルスに対する基本的な知識をつけてもらったり、コミュニケーション手法について学んでもらったりして、メンタルヘルスに関する不調が発生しないような職場の雰囲気づくりを進めましょう。

ただし社内で研修を実施する場合には、社員に講師を依頼する必要があります。メンタルヘルスの知識を持つ社員がいない場合は、次に説明する社外サービスを利用する方法がおすすめです。

社内研修の内製化については、以下の記事で詳しく紹介しています。
社員研修を内製化するメリット・デメリット|成功のポイントや流れを解説


社外サービスを活用した対面研修・オンライン研修

メンタルヘルス研修を実施する方法として、社外サービスを活用するのも有効です。
最近では、メンタルヘルスに関する育成施策やメンタルヘルスの管理方法を学んでもらう研修を提供している企業が増えてきています。こうした外部研修を活用しながら、メンタルヘルスの増進に取り組みましょう。
 
社外サービスを利用する利点として、社内にはないノウハウを取り込めるという点が挙げられます。また、メンタルヘルスに対する深い知識を持つカウンセラーや講師へ依頼すれば、最新のトレンドや専門的な知識も交えながら質の高い研修を実施してもらえるでしょう。

研修の外部委託については、以下の記事で詳しく紹介しています。
研修は外部委託すべき?委託している割合や委託先選定のポイント




メンタルヘルスの不調を防ぐ研修以外の施策

メンタルヘルスの不調を予防し、職場の心の健康を支えるためには、研修だけでなく、組織全体の取り組みが重要です。以下の施策を通じて、職場におけるメンタルヘルスのケアとサポート体制を強化しましょう。


メンタルヘルス対策に関する方針を明示する

メンタルヘルスのケアには、労働者や管理監督者など、各個人が自らの役割を果たすことが肝要です。ある企業では、経営方針や理念にメンタルヘルスの重要性を盛り込むことで、従業員に周知し、理解と協力を得ると同時に、経営陣も巻き込んだ総合的なアプローチを実現しています。例えば、IT業界の小規模企業では、経営理念として「社員の心根に心身の健康を」と掲げ、それに基づいた施策を社内外に示しています。


メンタルヘルス対策に関する計画を策定する

メンタルヘルスの対策が持続的で計画的かつ組織的に行われるようにするためには、労使の協議を基に、現場の状況に即した取り組みが必要です。そのためには、衛生委員会などを活用し、メンタルヘルスの計画を策定することが有効です。倉庫業の中規模企業では、この計画を通じて、労働時間の短縮化など、社員の健康を第一に考えた取組が自然と行われるようになりました。


外部の専門職へ相談する

社員の健康管理を専門の視点からサポートするため、外部の専門家に相談することも一つの手段です。小規模な事業所では、産業保健スタッフを常備することが難しいため、保健師とのコンサルティング契約を結び、定期的な訪問と面談を通じて、心身の健康相談に応じています。また、メンタルヘルス不調者の発生に迅速に対応するため、産業保健総合支援センターのような機関を活用し、社内規程の整備や研修の実施など、具体的な対策を進めることが可能です。

このような施策を通じて、職場におけるメンタルヘルスの不調を未然に防ぎ、すべての社員が心身ともに健康に働き続けられる環境を整えることができます。それぞれの職場で実情に応じた施策を検討し、実践することが重要です。

メンタルヘルスの不調を防ぐ研修以外の施策については、厚生労働省の資料で詳しく紹介しています。
メンタルヘルス対策のポイント(厚生労働省)




アルーのメンタルヘルス研修事例

アルーでは、メンタルヘルス研修の実績が豊富にございます。
 
例えばコールセンターを運用するA社では、管理職が適切にメンバーのメンタル管理ができず、管理職自身もメンタルが強くないといった課題がありました。こうした課題を解決するため、アルーではコールセンター部門に所属する管理職を対象としたメンタルヘルス研修を実施しました。
 
研修ではチーム内でのメンバーの関係性に着目し、心理的安全性を高めるサイクルを学んでもらうとともに、1on1ミーティングにおけるメンバーとの効果的な関わりを習得してもらい、メンタル管理技術の向上を実現しました。




メンタルヘルス研修はアルーにお任せください

アルーは、人材育成を専門に手掛けてきた企業です。
メンタルヘルス研修はもちろん、階層別研修や新人研修、グローバル人材育成研修などで幅広い実績があります。
 
メンタルヘルスに関する研修の実施をご検討の場合は、ぜひアルーへお任せください。
アルーでは、決められたプログラムに沿うだけでなく、企業の課題や現状に合わせて柔軟にカスタマイズしたカリキュラムでの研修実施が可能です。ヒアリング段階から丁寧に伴走し、社員のメンタルヘルス増進に向けた効果的な育成施策を実施いたします。

アルーが行っているメンタルヘルス研修については、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
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