研修講師に求められるスキルとは。講師の選び方や研修を成功させるポイント
「研修講師を選出したいが、どのような人物が適任なのだろう?」「研修講師に求められるスキルとは?」
こういった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。講師は研修の質を大きく左右する重要な存在であるため、研修講師に必要なスキルを備えた適任な人物を選出したいものです。
この記事では、研修講師に求められるスキルや講師の選び方、さらには研修を成功させるポイントについて解説します。
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研修講師とは
研修講師とは、企業や組織などで行われる研修やセミナーの講師を務める人のことです。講師の質によって研修全体の効果は大きく変わるため、研修を実施する際にとても重要な存在といえます。
研修講師には、社内講師と社外講師の2種類があります。社内講師と社外講師のそれぞれについて、細かく見ていきましょう。
社内講師のメリットとデメリット
社内講師とは、新人研修や階層別研修といった研修で講師を務める社内の人物のことを指します。経験が豊富なベテラン社員や管理職を中心に、人事部が講師に適任な人材を選出するパターンが多いです。
まずは社内講師のメリットとデメリットについて確認していきます。
メリット
社内講師は企業の中で活躍している社員が務めることが多いため、企業の文化や理念について深く理解しています。そのため、社内のカルチャーにあった研修が実施できるという点が第一のメリットです。業界知識など研修の前提となる知識も受講者と共有しているため、社員はスムーズに研修の内容を理解できるでしょう。
また、企業のニーズに合わせた研修ができる点もメリットです。社内講師は、企業の業務やビジネスに精通しているため、企業が求めている内容をレクチャーしやすいといえます。
最後に、外部への研修委託費用を削減できるためコストカットにもつながります。
デメリット
社内講師を講師に選抜する際のよくある課題として、内向きな視点に陥りやすいという点が挙げられます。社内で活躍している人材が講師を務める場合、どうしても外部の視点を持ちにくく、「自社のやり方が一番優れている」といったバイアスにとらわれてしまう可能性があります。
また、社内の限られた人材から選抜するため、適任な社員が見つかりにくいケースも少なくありません。講師を引き受けてくれる社員が見つかったとしても、研修プログラムを作るスキルや研修講師のデリバリースキルにはムラがあることが多いため、講義が何時間も続く座学になりがちです。そのため、受講者にとっても学びが持ち帰りやすくなるよう、社内講師を育成する研修を実施するといった対策が必要です。
社外講師のメリットとデメリット
社外講師とは、会社の外部へ委託する講師のことです。研修や講演を専門にしている講師に頼むケースが多く、最近では研修の外部委託を実施している企業も少なくありません。
社外講師に研修を頼むメリットとデメリットについて確認していきましょう。
メリット
社外講師に研修を頼む最大のメリットは、社内のノウハウにとらわれない最新技術を活かした研修を行えるという点です。研修を作る際には、インストラクショナルデザインという最適な教育効果を上げる研修設計の方法が存在しますが、ほとんどの社員はこのインストラクショナルデザインを知る機会はありません。社外講師は数多くの企業や組織で研修を行っているため、業種や業界にとらわれない幅広い知見を持っています。外部からのノウハウを持ち込めるため、研修内容の充実や受講者のスキルアップが期待できます。
また、中立的な立場から研修を行えるというメリットもあります。社員が話したほうが伝わりやすい研修がある一方で、外部のプロ講師が話した方が社員にとっても納得しやすい研修テーマも企業によっては存在します。そのような研修では、客観的な視点から自社の課題を見つめ直せるため、企業内の問題解決につながることも多いです。
デメリット
社外講師に研修を頼む際のデメリットとしては、企業の文化やニーズに合わない場合があるという点が挙げられます。社外講師は企業内部の文化やニーズに詳しくないことが多く、社員がどういった前提知識を持っているのかも把握しづらいです。事前に社内の状況を細かく共有するといった対策が求められます。
また、社内講師に依頼する場合と比較すると、金銭的なコストがかかるという点もデメリットです。講師の謝礼や交通費、宿泊費といった費用がかかるため、事前に予算を調整しておく必要があります。
社内講師の育成の仕方
社内講師に依頼する際のデメリットとして、研修の質にムラが生まれやすいという点を紹介しました。そこで効果を発揮するのが、社内講師の育成に向けた研修の実施です。
社内講師を育成する際に重要となるのが、以下の2点です。
- 研修の場だけでなく、研修実施後の定着や効果測定まで視野に入れられること
- バイアスにとらわれない研修を実施するため、講師自身の価値観に対する理解を深めること
こういった点を念頭におきながら、プレゼンテーションスキルやファシリテーションスキルといった基本的なスキルもバランスよく伸ばしていきましょう。
社内講師の選び方
社内から研修講師を選抜する場合は、研修に必要なノウハウや知見を持っている社員を選ぶとともに、コミュニケーションスキルや受講者との距離感といった要素にも注目するのが有効です。研修実施の際の、社内講師の選び方について解説します。
ノウハウや知見を持っている社員にする
研修の質を高めるためには、研修内容に関するノウハウや知見が欠かせません。社内講師を選抜する際には、まず研修の内容に関連する知識やノウハウが十分備わっているかという観点から選抜しましょう。
実際に選抜する際には、社員それぞれの経歴を見たり、上司や現場からの推薦によって選抜したりすることが多いです。特定の分野で優れた専門知識を持っている社員を選べば、企業内部での技能や知識の共有を促進することができます。
コミュニケーションスキルがある社員にする
社内講師は、従業員に向けて適切な情報を伝えることが求められます。研修受講者のニーズや気持ちをしっかりと汲み取った上で研修内容を効果的に伝えるためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。社内講師を選抜する際には、コミュニケーションスキルがある社員にすることも意識しましょう。
また、高いコミュニケーションスキルがあれば、聞き手の興味や関心を引くこともできます。そういった社員を社内講師に選ぶことで、受講者と講師との間での議論ややり取りがスムーズに進み、研修の質を高めることができるでしょう。
受講者との距離感が近い社員にする
社内講師を決定する際には、複数の社員が候補としてあがるかもしれません。そういった際にぜひ注目したい観点が、受講者との距離感です。ノウハウや知識、コミュニケーションスキルといった観点に加え、受講者との距離感が近い社員を選ぶようにすると、なおよいでしょう。
受講者との距離感が近い社員を選抜すれば、講師は従業員の抱える課題や悩みに共感し、適切なアドバイスを提供できるようになります。受講者からの信頼性も向上し、研修のモチベーションアップにもつながるでしょう。
研修講師に求められるスキル
研修講師には、様々なスキルが求められます。例えば受講者とのコミュニケーションを円滑にするためのコミュニケーションスキルは必要不可欠ですし、受講者とのやり取りを行うインタラクションスキルも求められます。また、高いファシリテーションスキルがあれば、研修中のディスカッションなどの質を高めることができるでしょう。
研修講師に求められるスキルを4つ、解説します。
コミュニケーションスキル
研修を受講する受講者には、様々なバックグラウンドや能力、経験を持った人がいます。そのため研修講師は、受講者一人ひとりの気持ちや考えていることを汲み取った、適切なコミュニケーションを取ることが必要です。
受講者と円滑なコミュニケーションをとるため、講師には高いコミュニケーション能力が求められます。高いコミュニケーション能力があれば、受講者とのやり取りが円滑になると同時に、受講者からのフィードバックや質問に素早く正確に答えることも可能です。
アルーのコミュニケーション研修については、以下のページからご確認いただけます。
インタラクションスキル
研修では、受講者が主体的に学び、アクティブに参加する姿勢が求められます。そのためには研修講師が受講者に積極的に質問を投げかけ、ディスカッションを促すことが必要です。
研修講師には、高いインタラクションスキルも求められます。インタラクションスキルとは、受講者との双方向的なコミュニケーションをとる能力のことです。インタラクションスキルがあれば、グループワークやロールプレイングといった演習もよりスムーズに進むようになります。
特に近年増えてきているオンライン研修においては、受講者はより受け身になりがちです。そこで、オンライン研修でインタラクティブなコミュニケーションを生み出すために有効なチャット活用術を動画でまとめました。
オンライン研修を企画している方はぜひご覧ください。
ファシリテーションスキル
研修の中では、学んだ内容について受講者同士で議論を深めるディスカッションや、受講者同士で協力して課題に取り組むグループワークが頻繁に取り入れられます。グループワークやディスカッションなど、受講者同士の円滑な協力を推進するのがファシリテーションスキルです。
ファシリテーションスキルも、研修講師に求められるスキルの一つです。受講者同士が何を考え、何を主張したいのかを常に意識しながら、受講者の学びを最大限に引き出すためのファシリテーション力が必要です。
企画構成力・実行スキル
研修講師は、研修の中で伝えたいことをリストアップした上で、それらが最大限受講者に伝わるような研修カリキュラムを考える必要があります。また、企画したカリキュラムをしっかりと遂行し、問題解決につなげる取り組みを一貫して行うことも重要です。
企画構成力や実行スキルも、研修講師として活躍する上では必要不可欠なスキルといえます。カリキュラムの工夫や設計能力はもちろん、時間配分や進行管理、トラブル対応能力といった実行スキルを身につけてもらうとよいでしょう。
社内の研修講師が研修内容を組み立てる時のポイント
研修講師を社内で選抜する場合、研修のカリキュラムを一から自社で組み立てる必要があります。それでは、社内の研修講師が研修内容を組み立てる際にはどういったポイントを意識するのがよいのでしょうか。
研修内容を考える際に意識したい4つのポイントを解説します。
自社や受講者の課題を明確にする
研修カリキュラムを考える上で最も参考となるのが、現場の抱えている課題です。自社や受講者にどのような課題があるのかを的確に把握すれば、現場のニーズに合った研修が実施でき、受講者のモチベーションも向上するでしょう。
研修講師が研修内容を組み立てる際には、自社や受講者が抱えている課題を明確にすることが重要です。企業内部でのアンケート調査や現場へのヒアリング、従業員との面談などを通じて、研修で解決したい課題を特定しておきましょう。
研修の目的や研修後の目標を先に伝える
受講者のモチベーションは、研修の教育効果に大きな影響を与えます。いくら研修の質が高くても、受講者のモチベーションが低ければ、「せっかく時間をかけて準備したのに話を聞いてもらえなかった」「ディスカッションで思うように意見が出なかった」といった課題が生じてしまいます。
研修を実施する際には、研修を実施する目的や、受講者が達成すべき目標を先に伝えておくことが重要です。研修の意義を理解できれば受講者のモチベーション向上につながるほか、研修の着地点やゴールが見えることによって受講者は筋道立てた学習が可能になります。
体験型学習を取り入れる
研修を実施する際にぜひ意識したいポイントとして、グループワークやOJTといった体験型学習を積極的に取り入れるというものがあります。もちろん座学型の研修で基礎知識をおさらいすることは大切です。しかし、座学で伝えられる知識の質や量には限界がある上、受講者の集中力も持続しにくいといったデメリットもあります。
例えば研修中にディスカッションを実施すれば、受講者はより学んだ内容の理解を深めることができますし、思いもよらぬ受講者どうしのつながりが生まれるかもしれません。また、何を座学で教え何をOJTで実践するのかを事前に決めておくなど、OJTとの連携も大切です。
研修後に振り返りやフォローを行う
研修を実施した後、「後は現場で活用してください」とまとめてしまうこともあるでしょう。しかし、せっかく研修でスキルや知識を新たに獲得しても、それをどう業務へ活かせるのかが伝わらないと、行動変容や業績改善には繋がりません。
研修を実施した後には、振り返りやフォローを欠かさずに実施しましょう。また、研修後に「研修内容を業務へ活かせそうか?」「研修の質に満足したか?」といった項目をアンケート調査すれば、受講者にとってはもちろん、講師側の改善点を見つけることにもつながります。
よく研修講師が直面する困る場面と対応の仕方
研修講師が直面しやすい困る場面として、
- 話が長い受講者がいる
- 時間が足りなくなる
- 講師だけが話す時間になってしまう
という3点が挙げられます。研修実施時に発生しやすい課題点について、その時の対応の仕方も含めて解説します。
話が長い受講者がいる
研修の中で、受講者に意見を求める場面もあるでしょう。そういった際に発生しがちなのが、「話が長い受講者がいる」という課題です。途中で話を切り上げてもらうのもよくないが、いつまでも時間があるわけではない……。こういった板挟みで頭を抱える研修講師も少なくありません。
話が長い受講者がいる場合には、ホワイトボードを活用するとよいでしょう。上手く意見をまとめられない素振りを示せば、本人も話の要点を絞って話してくれる可能性が高まります。また、途中でさりげなく「こういったことでよろしいでしょうか?」と話をまとめるのも効果的です。
時間が足りなくなる
先述した「話が長い受講者がいる」とも関連しますが、研修講師にとって大きな悩みのタネとなるのが、研修の実施時間です。研修中にディスカッションを実施する場合は特に、議論が白熱してしまい、想定していた時間をオーバーしてしまった、といったことも少なくないでしょう。
時間が足りなくなる場合は、タイムスケジュールをあらかじめ厳密に定め、それを受講者に周知するのが効果的です。例えばディスカッション前に、「ディスカッションの時間は10分ですので、ご協力お願いします」と強調しておく、ホワイトボードにディスカッションの終了時間をメモしておく、といった工夫が考えられます。また、議論のテーマや観点を絞ったり、持ち帰れそうな内容の目星をつけたりなど、あらかじめ優先順位をつけておくのも有効です。
講師だけが話す時間になってしまう
研修講師だけが話す時間が多くなってしまうのも問題です。特に全員参加型のディスカッションを行いたいのに、なかなか意見が出ないため結局講師だけが話してしまうといったことが良くあります。これではディスカッションを研修プログラムに取り入れた意味がなくなってしまいます。
研修中やディスカッション中に講師だけが話す時間が多くなる際には、質問タイムを設ける、発言権を渡す時間を設ける、といった対策が有効です。また、オンラインで研修を実施している際にはチャットを活用して意見を求めるなど、Web会議ツールの機能を活用するとよいでしょう。
▼オンライン研修で活用できるチャット術を動画でまとめました。
講師が実践できる研修成功のコツ・ポイント
成功する研修と、失敗する研修は何が違うのでしょうか。
研修成功のために必要なコツやポイントを講師がおさえているかどうかが、研修の成功を大きく左右します。研修の成功に欠かせない4つのコツ・ポイントについて、詳しく見ていきましょう。
専門用語や難しい言葉はなるべく使わない
研修実施時によくありがちな課題として、研修講師が専門用語や難しい言葉を多用してしまうケースがあります。前提知識がある場合は専門用語を使ったほうが便利な場合も多いですが、受講者全員がその専門用語を理解できるとは限りません。
研修内容を説明する際には、できる限り簡単な言葉で、受講者全員に内容が伝わるように意識するのがポイントです。また、「受講者も分かるだろう」といった講師側の思い込みを防ぐためにも、研修実施前に現場へのヒアリングを通じて前提知識を共有しておくとよいでしょう。
受講者の思考を深める問いかけをする
研修は、一方通行の取り組みではありません。講師側が一方的に内容を説明するのではなく、受講者側からも積極的に意見を引き出していく必要があります。
双方的な取り組みを促進する際には、「受講者の思考を深める問いかけができているか?」が重要なポイントとなります。誰もが分かるような明白な問いかけや、誰にも分からない難解なテーマは極力避け、研修での学びを最大限に引き出せるような問いかけを意識しましょう。
受講者の回答に対して根拠を考えさせる
受講者から意見が出た場合には、「どうしてそのように考えたのですか?」といったように、根拠を考えさせるのが効果的です。なぜそう考えたのかを引き出すことで、受講者のアウトプットの機会を確保することができます。また、受講者が自分自身の意見を今一度見つめ直すことで、学びの深化にもつながるでしょう。
ただし、受講者を問い詰めるようにはならないよう注意してください。意見の根拠を問いつつも、「あなたの意見を受け入れている」という姿勢をはっきりと示すのが大切です。
スキルを磨き続ける
研修講師には、多様なスキルが求められます。例えばプレゼンテーションスキルやファシリテーションスキル、話し方や説明の仕方、研修中の目線や表情などです。こういったスキルは一朝一夕で身につけるのは難しいため、常にスキルを磨き続ける姿勢を身につけましょう。
スキルを磨き続けるためには、先述した研修実施後のフォローアップが効果的です。研修実施後に受講者に対して研修の課題点をヒアリングすれば、講師自身のスキルアップにつながります。
▼研修アンケートの活かし方についてはこちらの資料に詳しく記載しています。
企業側が気を付けるべき研修成功のポイント
研修を社内講師に実施してもらう際には、すべてを講師任せにしないことが大切です。また、受講者との年齢差や研修の組み合わせ方など、いくつか注意するポイントがあります。
研修を成功させる上で、企業側が意識しておきたいポイントを3つ紹介します。
全てを講師任せにしない
研修を実施する講師には、研修実施中はもちろん、研修の前後期間にも大きな負担がかかります。カリキュラムの準備や研修後のフォローアップなど、講師がやるべきことは幅広いです。講師の負担を軽減するためにも、全てを講師任せにしないことが大切です。
社内講師に研修を依頼する際には、「この研修のゴールはどこか?」「企業はどういった課題を抱えているのか?」を明確に伝えると、講師はカリキュラムを立てやすくなります。また、なぜこの研修を実施するのかといった研修の意義についても触れることで、研修に盛り込む内容をさらに吟味できます。
新人研修は年齢差などにも考慮する
新人研修を社内講師に依頼する際には、年齢差について考慮するのがポイントです。新入社員と年齢があまりに離れた講師が担当すると、新入社員の認識や価値観との間にずれが生じてしまうことが少なくありません。新入社員の気持ちにしっかりと寄り添えるよう、目安としては「年齢差が20歳以内の社員」がおすすめです。
しかし、近ければ近いほどよいというものでもありません。あまりにも新入社員と年齢層が近いと、説得力が落ちてしまう可能性もあります。講師のタイプや現場での活躍も見ながら、最も新入社員の心に響くような研修ができる社員を選抜しましょう。
外部講師の研修と社内講師の研修を組み合わせる
研修を実施する際に企業側が意識しておきたいポイントの3つめは、外部講師の研修と社内講師の研修を組み合わせる、という点です。この記事の冒頭でも紹介したように、社内講師と社外講師にはそれぞれにメリットとデメリットが存在します。
特に社内講師に頼っている企業の場合、社外講師に依頼することによる新鮮さや社内にはない知識のインプットといったメリットを忘れがちです。社内講師と社外講師それぞれの欠点をうまくカバーしあえるよう、研修内容や研修対象の社員にあわせて両者を使い分けていきましょう。
研修を成功させるならアルーにお任せください
ただ単に形式的な研修を実施するのでは、思ったような効果があがりません。しっかりと行動変容につながる研修を実施するためには、多くの育成ノウハウが必要です。
研修の実施をご検討の場合は、ぜひアルーへおまかせください。アルーは、人材育成を長年手掛けてきた企業です。この記事の最後に、アルーのご用意している研修をご紹介いたします。
社内講師を育成する研修
研修実施時には、あらかじめ社内講師を育成するのが効果的です。事前に育成施策を実施して講師に必要なスキルを身につけてもらえば、より一層質の高い研修を実施できます。
アルーでは、社内講師を育成する研修を数多くご用意しています。例えば
- OJTの技術や心構えを学ぶ「OJTトレーナー研修」
- コーチングのスキルを学ぶ「コーチングスキル研修」
- ディスカッションの促進に欠かせない「ファシリテーション研修」
などです。これらの研修によって講師に必要なスキルをバランスよく学べば、優秀な社内講師を育成できます。
アルーが行う研修
グローバル人材育成を始めとした様々な人材育成を手掛けてきたアルーでは、社内講師の育成に限らず幅広い研修をご用意しております。
例えばアルーのご用意している階層別研修では、
- 入社後の基礎となるスキルを学ぶ「新入社員研修」
- 業務の主担当を任される時期である「若手社員研修」
- チームの主戦力となる「中堅・リーダー層研修」
- チームマネジメントなど、これまでと異なる能力が必要な「管理職研修」
といった複数の研修カリキュラムをご用意。長年の育成から得たノウハウを活用して、効果に直結する研修を実施させていただきます。
まとめ
研修の講師について、社内講師と社外講師のメリットやデメリット、社外講師の選び方や講師に求められるスキルなどについて幅広く解説しました。研修を社内講師に依頼する場合は、ファシリテーションスキルやプレゼンテーションスキルといった幅広い能力を事前に伸ばしてもらう必要があるとともに、企業側も適任な人材をしっかりと見極めることが必要です。
ぜひこの記事の内容を活用して研修の講師についての理解を深め、業績向上につながる効果的な研修を実施してください。
▼研修講師に求められるZoomチャット活用術をまとめました。