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「よい研修会社の選び方は?」研修会社が正直にお答えします

「研修を外注したいが、どの会社に委託すればよいのかわからない……」
こうしたお悩みを持つ担当者の方も多いのではないでしょうか。研修を外注する際には、効果的な研修を実施してくれる研修会社をしっかりと見極めることが大切です。
この記事では、よい研修会社の選び方を、研修会社としての正直な意見も交えながら徹底的に解説します。研修を外注するメリットやデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。


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研修会社の選び方10のポイント



目次[非表示]

  1. 1.研修会社の選び方
  2. 2.研修会社に社員教育を外部委託している企業は多い
  3. 3.研修会社を利用するメリット
  4. 4.研修会社を利用するデメリット
  5. 5.社員研修ならアルーにお任せください
  6. 6.まとめ


研修会社の選び方

研修会社を選ぶ際には、必要なカリキュラムが整っているかどうか、また研修内容をカスタマイズできるかどうかをチェックしましょう。また、研修担当者に十分な研修実績があるか、研修後のフォロー体制が整っているかどうかも重要なポイントです。
研修会社を選ぶ際に意識したいポイントを解説します。
なお、大手企業における研修先の選定方法は、以下のページから詳しくご覧ください。
【事例あり】大手企業が実施すべき研修の内容と外注先選定のポイント


必要なカリキュラムを用意している

研修会社を選定する際には、必要なカリキュラムが用意されているかどうかを確認しましょう
研修会社によっては、ビジネスマナーやマネジメントなど、一般的なカリキュラムしか用意されていない場合があります。また、同じテーマの研修でも、扱う内容は研修会社によって千差万別です。例えば同じビジネスマナー研修でも、講義メインか、実践とフィードバックが含まれているかなど、カリキュラムに違いが出ます。事前にカリキュラムの内容を確認した上で、必要な内容が揃っている研修会社を選定しましょう。
研修テーマによりますが、講義のみより、講義とケーススタディ、ワークショップなどを組み合わせたカリキュラムの方が研修効果が出やすい傾向にあります。学んだ内容を実践する場がカリキュラムに組み込まれているかを確認しましょう。その際には、教材のサンプルを見て確認すると効果的です。自社が受講者に伝えたいことと齟齬がないか、受講者の主体的な学びを引き出す工夫が施されているか、などの観点でチェックしてみてください。


自社に合わせて研修がカスタマイズできるか

教材がカスタマイズできるかどうかも、研修会社を選ぶ上で重要なポイントです
研修会社の中には、決められたプログラムに沿った研修のみを提供しているところもあります。しかし、研修の効果を最大限に引き出すためには、自社のニーズに合わせたカスタマイズが必要です。
研修会社の中には、研修前にヒアリングを実施している研修会社もあります。そうした企業では、予算や時間などに合わせて柔軟に研修内容をカスタマイズしてもらえるでしょう。
また、研修プログラムが研修会社独自のものなのかも合わせて確認しましょう。研修内容に提携会社の教材などが含まれている場合、研修内容をカスタマイズできない可能性が高いです。


研修カスタマイズは教材開発の知見がある人が担当しているか

研修をカスタマイズできる場合、担当者に教材開発の知見があるかどうかを確認しましょう
担当者に教材開発の知見がない場合、「カスタマイズした結果、教材のページを行き来する形になって混乱を招いてしまった」「内容を盛り込みすぎて、本当に伝えたいメッセージがかすんでしまった」といった失敗につながりかねません。担当者に教材開発の知見があれば、研修のゴール達成を意識した教材開発をしてもらえます。重要なメッセージの見せ方や受講者への問いの立て方など、教材開発の基礎を抑えたカスタマイズができるかどうかがチェックポイントです。
一般的に、教材カスタマイズ専門の部署がある研修会社の方がカスタマイズの質は高い傾向にあります。講師や営業担当がカスタマイズを実施する場合、教材開発の基礎が不十分になる可能性があります。


講師の質が高いか、豊富な講師ラインナップがいるか

講師の質と講師のラインナップも、研修会社を選ぶ際に大切なポイントです
具体的には、まず講師の研修経験を確認しましょう。経験豊富な講師の場合、参加者にとって分かりやすい説明を心がけていたり、参加者のやる気を引き出すコツを知っていたりします。口コミなどで多くの企業から信頼を獲得している講師であれば、安心して任せられるでしょう。研修会社や講師によっては、講師との事前面談ができることもあります。事前に講師と打ち合わせができないか、研修会社に要望してみてもよいでしょう。
また、研修会社によって講師のラインナップや数も異なります。研修会社の社員のみが講師を担当している会社もあれば、外部講師と提携している研修会社もあります。できるだけ幅広い講師ネットワークを持っている研修会社がおすすめです。講師のスキルや経験年数、人柄など、希望する条件に合致した講師を紹介してもらいやすくなります。
研修講師に求められるスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
研修講師に求められるスキルとは。講師の選び方や研修を成功させるポイント


自社に近い規模・業種などで実績がある

自社に近い規模や業種で実績があるかどうかも、研修会社を選ぶ際のポイントです
例えば大企業の場合、研修を複数クラスに分けて実施することが多いでしょう。しかし、複数クラスに分けて研修を実施するためには、研修運営のノウハウが必要です。大規模な研修の実績がない研修会社の場合、「クラス間で講義の内容や質に差がでてしまった」「講師同士の連携がうまくいかなかった」といった失敗を招く可能性があります。
同様に、自社に近い業種での実績がない場合も注意が必要です。研修会社のWebサイトなどを確認しながら、自社に近い企業での研修実績があるかどうかをチェックしましょう。


研修後のフォローがしっかりしている

研修会社を選ぶ際のポイントとして、研修後のフォロー体制も重要です
研修は、一度実施しただけではなかなか現場での行動変容に結びつきません。研修終了後も継続的にフォローを行い、振り返りを実施することで初めて研修による行動変容が生まれます。
研修会社の中には、現場での実践をサポートするためのチェックシートを用意していたり、管理職を巻き込んだフォロープログラムを用意したりしているところもあります。こうした研修会社であれば、研修後のフォローも安心して任せられるでしょう。


オンライン対応の可否

オンライン対応の可否もチェックが必要です。
研修をオンラインで実施すれば、参加者と運営双方の負担をおさえながら、効率的に研修を実施できます。オンライン研修の実績が豊富な研修会社であれば、「ネットがつながらない」「受講者が受け身の姿勢になり誰も発言しない」といったオンライン研修にありがちなトラブルを防ぐことができます。
また、オンラインとオフラインを組み合わせた研修の実績があるかどうかを確認するのもおすすめです。オンライン研修とオフライン研修にはそれぞれメリットとデメリットがあります。そのため、どちらか一方で完結させるよりは、両者をうまく組み合わせたほうが、研修の効果を最大化できるケースが多いです。研修カリキュラムなどを見ながら、柔軟に運営できるかを確かめましょう。
オンライン研修の実施方法やメリット、成功事例は以下の記事で詳しく解説しています。
オンライン研修とは?効果的な実施方法やメリット、成功事例を解説


複数クラスで実施する際にクラスによって差が出ないか

研修を複数クラスに分けて実施する場合は、クラスによって内容や質に差がでないかどうかもチェックしましょう。
多くの研修会社では、クラスが増えるにつれて研修講師の質が低下する傾向にあります。研修会社の派遣する講師の層が高ければ、こうした質の低下は起こりません。複数クラスに分かれる場合は、講師の質や講師同士の連携体制を重点的に確認しておきましょう。


研修会社の営業は伴走してくれるか

研修会社の営業が伴走してくれるかどうかも、研修会社を選ぶ際に重要なポイントです。
営業、研修教材の開発担当、講師がそれぞれ異なる場合、「営業段階では柔軟にカスタマイズできると言っていたのに、実際にはほとんどカスタマイズできなかった」「営業担当に伝えた要望を講師が把握していなかった」といったトラブルが発生しがちです。分業することで教材開発や講義の質は向上しますが、一方で連携不足によるトラブルも起こりやすくなります。
分業体制の研修会社に依頼する場合、営業担当者がどこまで伴走してくれるかを確認しましょう。研修当日や研修後の振り返りまで営業担当が実施してくれる研修会社であれば、責任を持って研修運営を行ってもらえるでしょう。


費用対効果

研修会社を選ぶ際には、費用対効果も意識しましょう
例えば、研修のカスタマイズを行う際には追加費用が必要な研修会社もあります。講師の指名や研修実施期間によっても、費用は変動するでしょう。
ただし、「費用を意識しすぎるあまり研修の質が落ちてしまった」という事態にならないよう注意してください。あくまでも研修の質とのバランスを考えながら、費用対効果を最大化できる研修会社を選択するのが大切です。


研修会社の選び方10のポイント


研修会社に社員教育を外部委託している企業は多い

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研修会社に社員教育を外部委託している企業は多いです。多くの企業では、内製の研修と外部委託を併用しています。ここからは、日本企業における研修の外部委託の状況について見ていきましょう。


中小企業の約30%、大企業は約半数が外部委託をしている

2021年に労働政策研究・研修機構が講評した人材育成と能力開発の現状と課題に関する調査(企業調査)によると、中小企業のおよそ30%が研修を外部委託しています。最近では国からの補助金の支給対象が拡大しているため、外部委託を実施する中小企業は今後も増えるでしょう。
さらに、経団連が2020年に公表した人材育成に関するアンケート調査結果では、経団連に加盟する大手企業のうち48.6%が研修の外部委託を実施していることが明らかになっています。中小企業に比べて予算が潤沢で、大人数を教育する必要がある大企業では、研修の外部委託を積極的に検討する傾向があるといえるでしょう。
研修を外部委託するべきかについては、以下の記事で詳しく解説しております。
研修は外部委託すべき?委託している割合や委託先選定のポイント


内製と外部委託を併用することもおすすめ

研修を実施する際には、内製と外部委託を併用することもおすすめです。
実際、研修の外部委託を実施している企業であっても、内製の研修も併用して実施しているケースが多いです。「ITスキルやビジネススキルなどの汎用性が高いものは外注」「商品知識や業務に使う専門知識は内製」といった形で、内製と外部委託を併用するパターンがほとんどです。
内製と外部委託をうまく使い分ければ、コストを最小限に抑えながら、研修の効果を最大化できます。
社員研修を内製化するメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
社員研修を内製化するメリット・デメリット|成功のポイントや流れを解説


研修会社の選び方10のポイント


研修会社を利用するメリット

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研修を外部へ委託するメリットとしては、研修の質の向上が見込める点や、研修運営にかかる負担を軽減できる点が挙げられます。また、最近では国からの助成金が使えるケースも多いです。
人材育成に研修会社を利用するメリットを解説します。


質の高い研修を受けることができる

研修を外注すれば、質の高い研修を受けることができます
研修を受託している会社は、人材育成を専門としている、いわば研修のプロフェッショナルです。研修を実施する際に気をつけるべきポイントをおさえていますし、ノウハウも数多く蓄積されています。研修を外注すれば、こうしたノウハウを活用した質の高い研修が期待できるでしょう。講師のユニークなエピソードなども交えながら、専門知識を参加者にわかりやすく伝えてくれます。


研修に関する手間を削減できる

研修を外注すれば、研修を実施する手間を大幅に削減できます
研修を内製する際には、社内講師の依頼や関係者の日程調整、会場確保などが必要です。教材の作成やプログラム構成などにも時間がかかります。
研修を外注すれば、こうした手間を省くことが可能です。人事部や講師役の社員は、外注で浮いた時間を、より生産性の高いコア業務に回すことができます。
研修を効率化させる方法や、外注のメリットは以下の記事で詳しく解説しています。
社内研修を効率化させるためには?方法や外注のメリットをご紹介


助成金が使える場合もある

最近では、研修の外部委託の際に活用できる助成金も充実してきています。具体的には、以下のような助成金が活用できるでしょう。


  • 人材開発支援助成金(厚生労働省)
  • オンラインスキルアップ助成金(東京都)


助成金を活用すれば、研修を外注する際にネックとなりがちなコストの問題を解消できます。特に、人材開発支援助成金は複数コースが用意されており、さまざまなケースで活用可能です。


研修会社の選び方10のポイント


研修会社を利用するデメリット

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研修会社を利用するメリットを解説しましたが、研修会社を利用することにはコスト面や内容面でデメリットも存在します。研修会社を利用するデメリットを2つ解説します。


コストがかかる

研修を外注するデメリットとして、コストがかかる点が挙げられます。
研修を外注する際には、当然ながらコストが必要です。質の高い研修を実施しようと思えば、その分高額な費用がかかります。予算次第では、満足できるレベルの研修を外注できないこともあるでしょう。
なお前述した通り、最近では研修の外注の際に使える補助金が拡大しています。研修を外注する際にはこうした補助金を積極的に活用して、コストを削減するのがおすすめです。


自社独自のノウハウは伝えられない

研修を外注するデメリットとして、自社独自のノウハウは伝えられない点も挙げられます。
例えば自社独自の商品知識や、あまりにも専門性の高い知識は、外注できません。研修会社による研修では、ビジネスマナーやITスキル、マネジメントスキルなど、汎用性の高い内容がメインとなります。自社独自の知識を伝えたい場合には、内製パートと外注パートに分けて実施するといった工夫が必要です。


研修会社の選び方10のポイント


社員研修ならアルーにお任せください

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社内研修なら、ぜひアルーへお任せください。弊社アルーの提供する研修は、お客様のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。また、これまでに大人数の研修も数多く実施してまいりました。
この記事の最後に、アルーの提供している研修の特徴をご紹介します。


自社に合わせたカリキュラムをご提案します

アルーでは、自社に合わせたカリキュラムをご提案します。
どんなに優れた研修カリキュラムでも、すべての企業に有効であるとは限りません。ビジネス環境が激しく変化するVUCAの時代では、ニーズに合わせて個別最適化した研修カリキュラムが必要です。
アルーでは研修の企画段階から丁寧にヒアリングするため、お客様の企業のニーズに沿ったカリキュラムを作成することが可能です。予算や研修期間に合わせた内容や構成の変更はもちろん、「厳しめに」「明るめに」といった細かな研修の雰囲気の調整にも対応いたします。


大人数での研修の開催実績が豊富です

アルーでは、大人数での研修開催実績が豊富です。
大人数での研修開催が少ない研修会社の場合、講師の質がクラスによってばらけてしまうことがあります。その結果、クラス間で理解度や満足度にムラが生まれてしまう可能性があるでしょう。
アルーでは、大人数での研修を数多く実施してきたため、大規模な研修の運営ノウハウが豊富です。高いスキルを持った講師をすべてのクラスに派遣することはもちろんのこと、講師間の連携や情報共有も徹底的に行い、大規模な研修にありがちな失敗を防ぎます。


育成の成果を分かりやすく可視化します

アルーでは、育成の成果を分かりやすく可視化するためのツール「compath」を提供しています。
compathを活用すれば、研修前後でどのような変化があったのか、誰にどの程度の成長が見られたのかをひと目で把握できます。また、研修の効果分析を簡単に行うことが可能です。育成効果が視覚的に把握できるため、経営層や上司に研修の効果を共有する際もスムーズです。
行動変容を可視化するツールであるcompathの詳細は、以下のページからご覧ください。
compath(行動変容にこだわる職場学習支援システム)

▼サービス資料をダウンロードする

  『compathのご紹介』資料ダウンロード 行動変容にこだわる職場学習支援システムのご紹介資料です。 アルー株式会社


eラーニング・オンラインにも対応しています

アルーではeラーニングやオンライン研修にも対応しています。
特にeラーニングに関しては、自社製のLMSである「etudes」を提供しています。etudesは、誰でも簡単に操作できる分かりやすいUIが特徴の学習ツールです。受講者側は、現在受講しているコースの一覧が視覚的に表示されます。教材管理側も直感的に操作できるUIを採用しているため、eラーニングが初めての場合であっても非常に使いやすいです。
アルーの提供しているLMSである「etudes」の詳細は、以下のページからご確認ください。
etudes(エチュード)


研修会社の選び方10のポイント


まとめ

研修会社の選び方や、研修を外注するメリットやデメリットを解説しました。
研修会社を選ぶ際には、カスタマイズの可否やカリキュラムの質などに着目しながら、効果を最大化してくれる会社を選ぶことが大切です。その際には、研修後のフォロー体制やこれまでの研修実績なども確認するとよいでしょう。
アルーでは、ニーズに合わせてカスタマイズできるテーマ別研修や階層別研修などを数多くご用意しています。アルーへのお問い合わせは、以下のリンクからお気軽にお寄せください。
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ぜひこの記事の内容を参考に最適な研修会社を選定し、効果的な人材育成を進めていきましょう。


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