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コンセンサスゲームとは?お題の一覧や目的、研修で取り入れるコツを紹介

組織のコミュニケーションを円滑にし、チームワークを高めるためのゲームとして、コンセンサスゲームが注目されています。
コンセンサスゲームとは、参加者全員が合意形成を目指すことを通じて、お互いの意見を聞き、理解し合うことの大切さを学ぶゲームのことです。
本記事では、コンセンサスゲームの概要や代表的なお題、実施目的、進め方、成功させるためのコツなどを詳しく解説します。組織の研修などにコンセンサスゲームを取り入れる際の参考にしていただければ幸いです。

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目次[非表示]

  1. 1.コンセンサスゲームとは
  2. 2.コンセンサスゲームのお題一覧
  3. 3.コンセンサスゲームを実施する目的
  4. 4.コンセンサスゲームを実施するメリット
  5. 5.コンセンサスゲームの進め方
  6. 6.コンセンサスゲームを成功させるポイント
  7. 7.ゲームを取り入れた研修ならアルーにお任せください
  8. 8.まとめ


コンセンサスゲームとは


コンセンサスゲームとは、グループで話し合いをしながら課題に取り組み、全員の合意形成を目指すゲームのことです。架空のシチュエーションが与えられ、限られた時間内で判断を下す必要があります。
コンセンサスゲームの特徴は以下の通りです。

  • 個人の意見をまとめる
  • 他者の意見を聞く
  • 全員が納得できる結論を導く
  • 多数決ではなくコンセンサス(合意形成)を目指す

このようにコンセンサスゲームは、お互いの意見を尊重しながら合意形成を図るトレーニングとして活用されています。多数決での結論ではなく、「自分の意見を伝える」「相手の意見を受け入れる」ことに重点を置き、全員が納得できる結論に至ることを目的としています。人材採用や社内研修でも取り入れられることが多く、チームビルディングに効果的なゲームと言えるでしょう。


チームビルディングで使えるゲーム15選


コンセンサスゲームのお題一覧


はじめに、企業研修などでよく使われるコンセンサスゲームのお題一覧を紹介します。どのゲームも5〜6人程度の少人数ででき、参加人数が少なければ1時間程度で終わるゲームです。

  • 砂漠からの脱出
  • 雪山での遭難
  • NASAゲーム
  • 船長の決断
  • 聖夜のケーキ店
  • 無人島での出来事

以下の項目で、それぞれのお題について紹介していきます。


砂漠からの脱出

砂漠からの脱出は、研修や採用選考時のグループワーク(4〜6名)でチームビルディングの要素を学べるコンセンサスゲームです。参加者は、飛行機での旅行中に砂漠へ不時着したという設定でゲームは進んでいきます。
このお題では、砂漠から生還するために最も重要なアイテムをいくつか選ぶ必要があります。まずは個人で考えたあと、グループで意見をまとめ、アイテムの優先順位を決めていきます。 砂漠という過酷な状況の中、限られたアイテムをどう活用するかを考えることで、論理的思考力やコミュニケーション力を鍛えることができるでしょう。最後は専門家の正解と照らし合わせ、誤差が少ないチームが優勝となります。


雪山での遭難

雪山での遭難は、乗っている飛行機が雪山に墜落したという設定で、生存に必要な持ち物をグループで話し合い、優先順位を決めるコンセンサスゲームです。
雪山という過酷な環境下では、限られた持ち物で如何に生存確率を高めるかが問われます。個人の知識や経験、役割分担などを話し合い、チームとしての意思決定プロセスを体験できるお題といえます。最終的に決めた優先順位とその理由を発表し合うことで、論理的思考力や意見をまとめる力、チームワークやコミュニケーション能力も養えるでしょう。砂漠からの脱出と比べて優先順位をつけるアイテム数が少なく、設定が比較的イメージしやすいことから、難易度は雪山の遭難の方が低いと言えます。初めてコンセンサスゲームを取り入れる際におすすめのゲームです。


NASAゲーム

NASAゲームは、宇宙飛行士が月面に不時着した設定で行うコンセンサスゲームです。与えられた課題に対してチームで話し合い、全員が納得した結論を導き出す、合意形成を学ぶことのできるコンセンサスゲームです。与えられた15個のアイテムを、生存に必要な順に並び替えるのがゲームの目的となります。
プレイヤーは各自でアイテムの重要度を考えたあと、グループで意見をまとめます。NASAの示す正解順位と比較し、個人とグループの正解との差を見ることで、意思決定プロセスを振り返ることができるゲームとなっています。
他者が納得できるように自分の意見を考え、伝えることで論理的思考力やコミュニケーションスキルが培われるゲームです。


船長の決断

「船長の決断」は、沈没しつつある船から10人分の救命ボートで脱出するシナリオのコンセンサスゲームです。参加者は船長となり、限られた情報をもとに誰を救命ボートに乗せるかを決めます。
妊婦や子供連れの母親、けが人など、倫理的ジレンマを含む登場人物が設定されています。船長として、限られた時間内に誰を救命ボートに乗せるのかをチームで議論し、全員が納得できる結論を出すことが求められます。
このゲームでは、危機的状況下で適切な判断を下す力が問われます。参加者は、情報が不足する中で優先順位をつけ、リーダーシップを発揮しながら意思決定を行わなければなりません。
「船長の決断」は、危機管理能力の向上を目的としたコンセンサスゲームであるため、非常時に冷静かつ的確に対応する力を養うことができるでしょう。ゲームを通じて、参加者はリスク管理の重要性や、判断力・実行力の必要性を実感できます。


聖夜のケーキ店

聖夜のケーキ店はクリスマスイブのケーキ店を舞台にしたコンセンサスゲームです。善悪が入り組んだ複雑なシチュエーションの中で、チームとしてベストな対応は何だったのかを議論してもらいます。他のコンセンサスゲームには専門家による正式な答えが存在するものがありますが、聖夜のケーキ店は、「正式な答えがない」ゲームの一つです。
聖夜のケーキ店は、店長と店員といったキャラクターが事前に指定されており、ストーリーの結末も決められています。良かれと思って、本社の命令よりも多い数のクリスマスケーキを売ろうとした店長と、売れ残りが給料から天引きされることを懸念する店員という立場を俯瞰で見て、「誰が最も悪かったのか」を話し合うゲームです。
価値観や考え方が違うメンバーの中で、全員が納得する結論を導き出すにはどうすべきかを、ビジネスシーンでも起こりがちな複雑なシチュエーションを通して考えることができます。


無人島での出来事

無人島での出来事は、嵐により無人島に流れ着いた5人の登場人物を題材としたコンセンサスゲームです。
とある事件が起きた中で、最も許せないメンバーを決めていく必要があります。 しかし、このゲームには明確な答えがないため、個人の価値観や意見を共有し、チームとしての意見を見出していくことが求められます。 無人島という極限状態の中で起きた出来事について、登場人物の行動をさまざまな角度から捉え、議論を重ねていきます。このゲームは、組織の中での自分の役割を見つけ出すきっかけや、自分の価値観を見つめ直すきっかけになるでしょう。

チームビルディングで使えるゲーム15選


コンセンサスゲームを実施する目的


コンセンサスゲームを実施する主な目的は、コンセンサスを得るまでのプロセスを体験し、そこから学びを得ることにあります。
コンセンサスゲームでは、与えられたお題について各自が意見をまとめ、それを持ち寄って議論を行います。当然、最初は意見の相違があるでしょう。しかし、建設的な議論を重ねることで、お互いの考えを理解し、折り合いをつけ、最終的にはチームとしての意見を形成していきます。このプロセスを通じて、参加者は合意形成の難しさと大切さを実感します。また、コンセンサスゲームを実施することで、ビジネスシーンで欠かせない以下のスキルが養われます。

  • 自分の意見を明確に伝える力
  • 他者の意見を真摯に聞く姿勢
  • 意見の違いを乗り越えて合意へと導くスキル

このように、コンセンサスゲームには、合意形成力やコミュニケーション力の向上、チームの結束力強化など、多様な学びの機会があるため、社内で実施していく価値があると言えるでしょう。
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監修者からひと言

コンセンサスゲームを実施する目的は、コンセンサスを得るまでのプロセスを体験することです。人事としては、受講者一人ひとりがチームで動く際や交渉する際にどういうコミュニケーションを取る傾向があるのかを把握できるというメリットがあります。コンセンサスゲームを採用プロセスに取り入れ、自社で求めている人材かを見極める企業もあるでしょう。採用人数が多く、かつ書類選考も多い場合は、選考過程にコンセンサスゲームを取り入れることも検討してみましょう。

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コンセンサスゲームを実施するメリット

コンセンサスゲームを実施するメリット



ここからは、コンセンサスゲームを実施するメリットについて解説していきます。

  • チームビルディングに役に立つ
  • コミュニケーションスキルが向上する
  • 論理的思考力が向上する
  • リーダーシップスキルが向上する

上記のように、ゲームを通してビジネスに必要なスキルが向上します。以下の項目で一つひとつ確認していきましょう。


チームビルディングに役に立つ

コンセンサスゲームは、チームビルディング形成に非常に効果的です。コンセンサスゲームでは、チームのメンバー同士がディスカッションをしながら結論を導き出すため、メンバー同士のコミュニケーションが必要となります。成果をあげるためには、どのように課題に向き合えばよいか、どう周りとコミュニケーションをとればよいかを工夫する過程で、お互いを理解し合えるようになるのです。
また、ゲームに取り組む中で、その人の考え方や性格などを把握でき、メンバー間の人間関係の構築にも役立ちます。共通の目標に向かって協力する意欲も高まり、モチベーションの向上にもつながります。
チームの結束力が高まることで仕事の効率も上がるため、組織の一体感を高め、生産性を上げたい企業や団体にとって、コンセンサスゲームは最適な研修ツールと言えるでしょう。

チームビルディングについてより詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
チームビルディングとは?目的やプロセス、具体的な手法を解説


コミュニケーションスキルが向上する

コンセンサスゲームを通じて、参加者のコミュニケーションスキルが向上することも大きなメリットです。ディスカッションでは、自分の考えを相手に理解してもらう必要があるため、ビジネスで必要なコミュニケーションスキルである、わかりやすく説明する力と相手の話を傾聴する力が身につきます。コンセンサスゲームに取り組むことで、言語的・非言語的コミュニケーションスキルが総合的に高まるのです。日常の業務でも、活発な議論を行い、よりよい意思決定ができるようになるでしょう。
コミュニケーションスキルについてより詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
仕事に活きるコミュニケーション能力とは?鍛える方法や高い人の共通点


論理的思考力が向上する

コンセンサスゲームに取り組むことで、論理的思考力を鍛えることができます。論理的思考力とは、物事を筋道立てて考え、結論を導き出す力のことです。このゲームでは、限られた情報の中から最適解を見つけ出し、全員を納得させるために、情報を整理・分析し、仮説を立て、仮説を検証し、結論を導き出すというプロセスを踏みます。また、複数人で合意形成を行うためには、前後の話の文脈一致や整合性について考える必要もあるでしょう。そのため、コンセンサスゲームに取り組むことで、論理的思考力を向上させることができるのです。
論理的思考力については、以下のページでより詳しく解説しております。
ロジカルシンキングとは?メリットや基本的な考え方・鍛え方について紹介


リーダーシップスキルが向上する

コンセンサスゲームでは、メンバー全員の意見をまとめ、最適な結論を導き出す必要があります。その過程で、リーダーシップスキルに必要な意見をまとめる力、合意形成力、適切な判断力、責任感などが養われます。これらのスキルは、実際のビジネスシーンでも求められる重要な能力です。コンセンサスゲームを実施することで、一人ひとりがチームを上手くまとめるように努めることが求められます。そのため、リーダーシップを発揮する経験を積むことができるでしょう。
リーダーシップスキルについてより詳しく知りたい方は、以下のページでご覧ください。
リーダーシップとは?5つの種類やある人の特徴、身につける方法を解説


監修者からひと言

コンセンサスゲームを実施するメリットの1つは、ビジネス経験がない学生でも理解しやすく、チームビルディングに役立つことです。ゲームの内容がビジネス寄りになっていないコンセンサスゲームが多くあるため、内定者やインターン生向けのチームビルディングとして効果的です。


チームビルディングで使えるゲーム15選


コンセンサスゲームの進め方


次に、コンセンサスゲームの進め方を紹介していきます。

  1. チーム分けとゲーム説明
  2. 自分の意見をまとめる
  3. グループで意見をまとめる
  4. グループの意見を発表する

以下の項目で、進め方を解説していきますので、実施時の参考にしてください。


1.チーム分けとゲーム説明

はじめに、参加者を3〜6名程度のグループに分けます。グループ分けの方法はいくつか考えられます。ランダムにくじ引きなどで分ける方法、普段はあまり一緒に仕事をしない社員同士で構成する方法、役職や年齢、性別などができるだけ多様になるよう分ける方法などがあります。
職場のコミュニケーションを活発にしたい場合は、普段の業務の中であまり接点がない社員同士でチームを組むのがおすすめです。一方、チーム力を高めたい場合は、部署別やプロジェクトチーム別に組むのが効果的でしょう。
チームに分かれたら、ファシリテーターがコンセンサスゲームのお題や進め方などを説明します。


2.自分の意見をまとめる

次に、参加者に自分の意見をまとめてもらう時間を設けます。この段階で、以下の点を参加者に促しましょう。
与えられたお題をしっかりと読み込み、状況を正しく理解すること
設定された制限時間内に自分の意見をまとめること
論理的に考え、根拠を明確にしておくこと
自分の意見に至った理由や背景まで説明できるようにしておくこと
各自が納得のいく意見をまとめられたら、次のグループでの意見交換へ移行します。自身の考えをしっかり主張しつつ、他者の意見にも柔軟に耳を傾ける姿勢を持つよう、企画者から参加者へ事前に伝えておくことが重要です。


3.グループで意見をまとめる

次に、グループディスカッションを行ってもらいます。この段階では、メンバーそれぞれの考えを発表させ、お互いの意見をよく聞き合った上で、グループとしての見解をまとめてもらうのがポイントです。話をまとめる人、発言を促す人など、人それぞれの個性が見えるのもこの段階の特徴です。
議論の際は、個人の考え方の違いを認め合い、多様な意見を尊重するよう伝えます。意見が割れる部分は根拠を問いながら深く議論し、最終的に全員が納得する結論を目指すよう促してください。
メンバーの個性を引き出しつつ、時間内に結論を出せるようリードしていきましょう。


4.グループの意見を発表する

各グループで意見をまとめたら、グループの代表者に全体の場でグループの意見を発表してもらいましょう。グループの意見に至った根拠や理由もしっかりと説明するよう促します。発表後は、他のグループからの質問に答えたり、意見交換をしたりする時間を設けます。この際、自分たちの意見に固執せず、他グループの意見のよい点は積極的に取り入れるよう助言しましょう。
最終的に全体で意見をすり合わせ、ベストな答えを導き出すことを目指します。グループディスカッションでまとめた意見を発表する際は、理由をしっかり説明できるように準備するよう伝えておくことが重要です。また、ほかのチームの発表で参考になるような考えや異なる価値観があったらメモをするよう勧めると、効果的な振り返りにつながります。

チームビルディングで使えるゲーム15選

コンセンサスゲームを成功させるポイント

コンセンサスゲームを成功させるポイント


最後に、コンセンサスゲームを成功させるポイントを解説していきます。

  • 人の意見を否定しない
  • 多数決だけで意見を決めない
  • 直感で判断しない

ポイントを押さえた上でゲームを実施し、トラブルを防ぎ、実施後の効果を最大化していくことができます。


人の意見を否定しない

コンセンサスゲームでは、参加者の意見を否定せず肯定的に受け止める姿勢を示すことが大切です。批判する態度は建設的な議論の妨げになります。 主催者は模範となるべく、参加者の発言をよく聞き、「なるほど、そういう視点もあるのですね」と相槌を打ち、意見を尊重しましょう。自分の意見を言う前に、相手の意見のよい点を述べるのも効果的です。
意見を否定されると、発言者だけでなく周囲の参加者も意見を出しにくくなるため、率先して肯定的な態度を示すことが重要です。
コンセンサスゲームの目的は意見を戦わせることではありません。自分と異なる意見でも、まずは相手の考えを尊重し受け止めましょう。その上で自分の考えを丁寧に述べることで、建設的な議論を促進できます。

建設的な議論を促進するためには、人の意見を否定せず、傾聴することをグランドルールとして設定することがおすすめです。
相手の話を深く理解しながら聞く傾聴力については、以下のページでより詳しく解説しております。
傾聴力とは?高める方法とコミュニケーションで活かすコツを解説


多数決だけで意見を決めない

コンセンサスゲームでは、多数決だけで意見をまとめるのは適切ではありません。なぜなら、多数決は少数意見を切り捨ててしまうことだからです。一見すると多数決は民主的に見えますが、実は多様性を損ねてしまう危険性があるのです。
コンセンサスゲームでは、一人ひとりの意見を丁寧に聞くことが大切です。参加者全員が納得した上での結論でないと、コンセンサスゲームの意味がありません。少数意見も大切にし、なぜそう考えたのか理由や背景を聞いて、最も正しいと思われるものを話し合いにより決めていくことが重要です。


直感で判断しない

コンセンサスゲームの目的は、直感ではなく論理的に考えることです。
直感で判断すると、感情に流されたり客観性に欠けたりします。また、一部の意見に引きずられたり、重要なポイントを見落としたり、十分な議論をせずに結論を出したりする問題が生じがちです。
参加者には、客観的な事実の確認、複数の選択肢の比較検討、全員の意見を聞くことを心がけるよう伝えましょう。直感に頼らず論理的に考えることで、最適な意思決定ができます。
また、グループの結論が直感的に正しいと全員が感じていても、なぜその結論に至ったのか理由を明確にするよう促してください。個人の意見がグループの意見にどう反映されたのか、メンバー間でどのようなやり取りがあってその結論に至ったのかといった合意形成のプロセスを参加者自身の言葉で説明できるように促しましょう。


監修者からひと言

コンセンサスゲームを成功させるには、コンセンサスゲームを実施する目的を定めることが重要です。たとえば、相反する立場に立った際にどう合意形成をするかというネゴシエーション時の現状を知ることを目的とする場合は、受講者が簡単にコンセンサスを取れないような難易度にしてみましょう。一方で、チームビルディングを目的にコンセンサスゲームを実施する場合は、コンセンサスを取る難易度が高すぎるとチーム内に軋轢が生じ、チームビルディングとは真逆の効果を生む可能性があります。そのため、コンセンサスゲームを取り入れる目的から、妥当なコンセンサスゲームの難易度の選定をしていくことが成功のポイントの1つになります。


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ゲームを取り入れた研修ならアルーにお任せください


アルーでは、ビジネスゲームを取り入れた研修をご用意しています。ゲームを通じて楽しみながら「経営」や「戦略」を考え、体感し、ビジネスに対する意識を高めることが可能です。研修例として、以下のようなものがあります。

  • コンビニ経営ゲーム
  • SDGsゲーム

ここからは、アルーが提供・実施しているゲーム形式の研修を紹介します。


コンビニ経営ゲーム

アルーでは、ゲームを取り入れた研修プログラムの一つとして、「コンビニ経営ゲーム」を提供しています。研修を通して、チームビルディングとビジネス理解を促します。
チームごとにコンビニを経営している設定で、チーム間で競いながら、高い企業価値をもったコンビニチェーンを育てていくゲーム研修です。このゲームでは、参加者が10名程度のグループに分かれ、各グループが架空のコンビニチェーンのオーナーとなります。


各チームは、他社の状況を見ながら、自社の戦略を検討し、限られた打ち手の中から決定していくことが求められます。また、他社と交渉をしながら、高い企業価値を生み出すことも可能です。
このゲームを通して、参加者は外部環境分析の重要性、自社の現状把握と将来像構築の重要性、Win-Win関係構築の重要性、チームでの意思決定など、ビジネスに不可欠なスキルを実践的に学ぶことができます。
ゲームのあと、講義とディスカッションを行い、ゲームの振り返りを実施していきます。
本研修に関して詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
『新人向けコンビニ経営ゲームご紹介資料』ダウンロード


SDGsゲーム

SDGsゲームは、SDGsについてゲーム形式で楽しく、かつ実践的に学べるゲーム形式の研修です。楽しく学べるSGDs研修を実施したい、SDGs研修と組織変革や新規事業開発を結び付けたいと考える企業に最適の研修です。
SDGsゲームの特徴は以下の通りです。

  • 世界の現状と課題についての理解が深まる
  • SDGsの17の目標とその関連性について考える機会となる
  • 自分にできるアクションを見つけ、行動に移すきっかけとなる
  • チームで協力することの大切さを実感できる

ゲームを通じて、世界の課題を自分ごと化し、持続可能な社会の実現に向けて何ができるのかを考えるきっかけとなります。
「物事にはつながりがある」「工夫をすることでさまざまな価値観を持つ人と協力し合える」といったSDGsならではのメッセージを体感できるゲームです。
アルーが提供するSDGsゲームに関して、以下のページで詳しくご覧ください。
SDGsゲーム&研修カスタマイズのご紹介資料


チームビルディングで使えるゲーム15選


まとめ

コンセンサスゲームは、チームのコミュニケーションや意思決定のスキルを向上させるのに非常に有効なゲームです。チームビルディングの面ではチームの一体感が高まり、コミュニケーションスキルの面では自分の意見を伝える力や他社の意見を聴く力が向上します。また、論理的思考力やリーダーシップスキルも身につけることができます。
研修でゲームを成功させるには、人の意見を否定せず建設的な議論を心がけ、多数決だけに頼らずに全員の意見を尊重することが重要です。なぜそう考えたのか理由や背景を聞いて、最も正しいと思われるものを話し合いにより決めていきましょう。
社員研修にコンセンサスゲームを取り入れることで、組織の生産性向上や問題解決力の強化が期待できます。ゲームを実施して学んだスキルを実践に移し、よりよいチームワークを目指しましょう。


アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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