catch-img

SDGs研修:ゲーム形式で効果的に学ぶ方法と事例紹介

企業の取り組みとして、もはや当たり前のものとなったSDGs。SDGsへの取り組みを実行すれば、企業のブランディングの向上や業績改善、社会問題への貢献といった様々なメリットがあります。

SDGsに対する理解を深めるために行われるのが、社員を対象としたSDGs研修です。SDGs研修を実施する目的や、ゲーム形式での効果的な研修例を紹介します。


【人事担当者の皆様へ】SDGs研修での学びを実践してもらう秘訣をご存じですか?

SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料



目次[非表示]

  1. 1.SDGs研修を実施する企業が増加中
  2. 2.SDGs研修を実施する目的
  3. 3.SDGs研修の具体的な内容
  4. 4.SDGs研修に効果的な研修方法
  5. 5.SDGs研修を実施する上でのポイント
  6. 6.SDGs研修の選び方
  7. 7.ゲームを取り入れたSDGs研修事例
  8. 8.SDGs研修はアルーにお任せください


SDGs研修を実施する企業が増加中

最近では、企業全体としてSDGsに取り組む企業が増えてきています。冒頭でも紹介した通り、SDGsに取り組めば企業ブランディングの向上や業績の改善、社会問題への貢献といった様々なメリットがあります。

企業のコンプライアンスに対する世間の目はますます厳しくなってきています。国や投資家はもちろん、消費者からもSDGsに取り組んでいる企業かどうかチェックされています。SDGsの取り組みへ力を入れるための第一歩として、SDGs研修で社員にSDGsの内容や重要性を理解してもらおうとする企業が増えています。


SDGsとは?

SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことです。2015年に国連が全会一致で採択したもので、「気候変動に具体的な対策を」「貧困をなくす」「産業と技術革新の基盤をつくる」といった17つの項目が含まれ、それらを達成するために必要な169個のターゲットが設定されています。

欧米では、SDGsへの取り組みと企業の収益は両立すべきものとして認識されています。日本でも経団連の「企業行動憲章」がSDGsを前面に押し出す形で改定が進むなど、SDGsに対する取り組みは急速に注目が集まっています。


ESGとの違いとは?

SDGsとよく混同される言葉に、「ESG」があります。ESGとは、以下の頭文字をとった略語です。


  • Environment(環境)
  • Social(社会)
  • Governance(ガバナンス)


これらは企業が成長していくために欠かせない3つの観点を表しており、ESGを重視する企業も増えてきています。投資家の中にもESGへの取り組みを重視する人は多いです。

SDGsは国や企業などが持続可能な世界を実現するために必要な目標であるのに対し、ESGは企業経営における視点であるという点が最大の違いです。企業がESGに配慮しながら経営を進めれば、結果的にSDGsが達成されるという関係があります。


企業がSDGsに取り組むべき理由

企業がSDGsに取り組むメリットとして、ブランドイメージの向上や社会的信用の向上があります。環境問題が世界的に意識されるようになっている今、SDGsへの取り組みに力を入れていることをアピールできれば投資家や消費者からの評価を高めることが可能です。経営戦略の一つとして、SDGsへの取り組みに力を入れる企業は少なくありません。

さらに、自社の取り組みに社会的意義が生まれるため、社員のモチベーションが向上したり、資金調達において有利になったりする可能性もあります。他社や自治体などと連携する機会も作れるため、ビジネスチャンスを広げることもできるでしょう。


SDGs研修を実施する目的

SDGsに関する研修を実施している企業は多いですが、どうしてSDGs研修を実施するのでしょうか。

SDGs研修の目的として、SDGsの理解促進や意識の定着が挙げられます。また、自社のブランドイメージの向上や競争力の強化を目的としてSDGs研修に取り組む企業も多いです。SDGs研修を実施する目的を解説します。


SDGsについて正しく理解してもらう

SDGs研修を実施する目的として、社員にSDGsについて正しく理解してもらうという点が挙げられます。SDGs研修を実施すれば、SDGsを達成するために自社に求められる具体的な役割やゴールが見えてくるでしょう。SDGsの概念が正しく理解できれば、効果的なSDGsへの取り組みにつながります。

SDGsを正しく理解できていないと、意図せずに『SDGsウォッシュ』と呼ばれる、実態が伴わない状態に陥ることがあります。SDGsウォッシュはステークホルダーからの信頼を大きく損なうリスクもあるため、こうした事態を防ぐためにもSDGsに対する正しい理解を促進することが大切なのです。


従業員にSDGsの意識を定着させる

SDGsという言葉自体は知っていても、それに取り組む重要性や意義を理解していない社員は少なくありません。また、SDGsを自分ごととして捉えておらず、SDGs推進のため具体的に何を行えばよいのかわかっていない社員も多いでしょう。

SDGs研修を実施する目的として、社員のSDGsに対する意識を向上させる点が挙げられます。SDGs研修を通じて、自社でできる具体的なSDGsへの取り組みを紹介すれば、現場での実践につながり、社員がよりSDGsを身近な物事として捉えられるようになるでしょう。


自社ブランドイメージの向上

最近では、SDGsに対する取り組みが企業のブランドイメージや社会的な信用を大きく左右します。特に情報開示の要求が厳しくなっている昨今では、日頃からSDGsへ取り組んでおかなければブランドイメージの維持は難しいといえるでしょう。

自社のブランドイメージの向上も、SDGs研修を実施する目的の一つです。SDGs研修を通じてSDGsの取り組みが社内へ浸透すれば、自社の社会的な評価も高まります。消費者からのイメージも向上するため、業績改善や売上向上といった効果が見込めます。


ビジネスチャンスと競争力の強化

SDGsは、全世界共通のゴールです。他社や海外の企業もSDGsに対する取り組みを強化しており、SDGsに対する取り組みで手を組む機会も増えてきています。自社がSDGsへ取り組めば、他社や自治体と連携できる可能性が広がるでしょう。

SDGs研修へ取り組む目的として、ビジネスチャンスと競争力の強化も挙げられます。SDGs研修を通じて社内にSDGsへ取り組む文化を醸成すれば、SDGsという枠組みを通じてビジネスチャンスは大きく増えるでしょう。また、自社のビジネスをSDGsの観点から捉えなおすことによって、ビジネスの新たな可能性に気づく場合もあります。


SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


SDGs研修の具体的な内容

	研修をする女性

SDGs研修を実施する際には、まずSDGsが掲げる全17目標を理解してもらうことが大切です。また、グローバルな課題と自社の課題の理解や、SDGsをビジネスに結びつける方法についても学んでもらうとよいでしょう。

ここからは、SDGs研修で扱う具体的な内容を解説します。


SDGsの全17目標の理解

SDGsでは、持続可能な開発を実現するための以下のようなゴールが全部で17個設定されています。


  • 貧困をなくす
  • 飢餓をゼロに
  • 全ての人に健康と福祉を
  • エネルギーをみんなに、クリーンに
  • 産業と技術革新の基盤を作る
  • 気候変動に具体的な対策を


SDGs研修では、まずこうしたSDGsの具体的な内容について理解してもらいましょう。SDGsが掲げている具体的な目標がわかれば、それに向けて自社でどういった取り組みができるのかも見えてきます。それぞれの目標の内容と、その実現に向けた具体的なターゲットについて扱うのがおすすめです。


グローバルな課題と自社の課題の理解

SDGsは、国連で採択された全世界共通の目標です。SDGsを自分ごととして捉えるためには、全世界がSDGsのゴールを達成するために必要な課題から、自社の課題に落とし込む必要があります。

SDGs研修では、グローバルな課題と自社の課題の理解を深めてもらいましょう。まずは全世界がSDGsを達成する上で、どのような妨げが存在するのかを説明します。その後、それらに対して自社でできるアプローチは何なのかを考えてもらうのが大切です。


SDGsをビジネスに結び付ける方法

企業としてSDGsを考える上では、自社のビジネスとSDGsの取り組みをリンクさせる必要があります。実際に行なっている企業活動とSDGsへの取り組みを紐づければ、形だけのものではない本質的なアプローチが実現できるでしょう。

SDGs研修では、SDGsをビジネスに結びつける方法も扱うのがおすすめです。単にSDGsへの取り組みを進めるだけではなく、その取り組みがどう自社のビジネスと両立するのか、どういった点でビジネスに貢献するのか、といった内容まで踏み込んで考えてもらえば、SDGsに取り組む意識をより一層高めることができます。


SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


SDGs研修に効果的な研修方法

SDGs研修を行う際には、どういった研修方法が効果的なのでしょうか。

講義形式での対面研修やオンライン研修など一般的な研修形態のほか、ワークショップ形式での研修やゲーム要素を取り入れた研修の実施もおすすめです。SDGs研修を効果的に実施する方法を解説します。


講義形式の対面研修

講義形式の対面研修は、研修会場へ集まってもらって実施する研修です。対面形式で、講師がSDGsに関する知識などを説明し、SDGsに対する理解を深めてもらいます。

対面形式で実施するため、講師は参加する社員の反応を見ながら内容を調整しやすい特徴があります。SDGsを実践する上で基本となる知識を効率的に説明できるため、SDGsに関するインプットが進む効果があるでしょう。一方で研修会場の準備や交通費の管理など、後述するオンライン研修などと比較すると研修を運営するコストはやや高いです。


オンライン研修・eラーニング研修

オンライン研修は、ZoomやMicrosoft Teamsといったビデオ会議ツールなどを活用して、オンライン上で実施する研修です。対面形式での講義と比べると研修実施コストを大きく削減できる特徴があります。

ビデオ会議ツールの中にはブレイクアウトセッションの機能がついているものもあります。少人数でのディスカッションを効果的に進められるため、SDGsに関するディスカッションを通じて理解を深められる効果があります。

オンライン研修のやり方やポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
オンライン研修のやり方やメリット・デメリットをわかりやすく解説

また、eラーニングで動画教材を配信する方法もおすすめです。こちらは、社員がいつでもどこでも学習を進められるため、それぞれの進度にあった学習ができるメリットがあります。


ワークショップ形式の研修

講義などのインプットを中心とした研修だけでは、知識の定着や受講者の行動変容が起こりにくい傾向にあります。SDGs研修を実施する際には、ワークショップ形式での研修の実施もおすすめです。

グループ学習などを通じて実践するワークショップ形式の場合、SDGsに関する実践的な知識が身につきやすいという特徴があります。主体的にSDGsへの理解を深めることによって、SDGsを自分ごととして捉えられるようになる効果があるでしょう。


SDGsが学べるカードゲーム

SDGs研修を実施する際には、ゲーム要素を取り入れて楽しく学んでもらうのも効果的です。

2030 SDGs

一般社団法人 イマココラボでは、カードゲーム「2030 SDGs」を提供しています。SDGsの本質を理解し、自分ごととして捉えられるようになるゲームです。
カードゲーム「2030 SDGs」の紹介 | 一般社団法人イマココラボ

▼「2030 SDGs」を用いた研修ついて詳しくは下記資料をご覧ください。

  『SDGsゲーム&研修カスタマイズのご紹介資料』資料ダウンロード セルフケアのためのレジリエンス研修のサービス資料をダウンロードいただけます。新入社員など、ストレスフルな状況に不慣れな社員におすすめの研修です。 アルー株式会社


SDGsアウトサイドインカードゲーム

SDGsビジネス研究所でも「SDGsアウトサイドインカードゲーム」というカードゲームを展開しています。こちらは会社の財産やノウハウ、プロモーションという3種類のカードを組み合わせ、いかにSDGsを実現するかを考えるゲームです。

カードゲーム紹介


SDGs de 地方創生

「SDGs de 地方創生」は、特定非営利活動法人イシュープラスデザインと株式会社プロジェクトデザインが共同で開発したカードゲームです。このゲームでは、参加者が地域の行政担当者や住民の役割を体験しながら、SDGsの考え方を地域の活性化にどう役立てるかを学べます。

SDGsの目標を達成するためには、国や行政だけでなく、地方自治体や住民一人ひとりの取り組みが重要です。最近では、自治体が中心となって地域でSDGsの活動を進める例が増えています。

このゲームを通じて、参加者同士が話し合いながら、SDGsと地域活性化のつながりや、地域の関係者が協力することの大切さを学べます。そのため、特に地域の行政担当者や、地域活性化に取り組む企業の研修におすすめです。

所要時間:3〜6時間

参加人数:6〜48名


THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)

「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」は、金沢工業大学SDGs推進センターが開発したSDGsのカードゲームです。SDGsに関連するトレードオフの理解を深め、その解決策を探ります。

トレードオフとは、「一方を選ぶことで他方を犠牲にする」というジレンマを指します。例えば、工業の発展が進むと同時に、環境への負荷が増えるような状況です。このゲームでは、こうしたトレードオフの問題が描かれたカードと、それを解決するためのリソースカードを使って、プレイヤーが対策を考えます。

SDGsの実現を目指す中でも、必ずしもすべての目標が調和するわけではなく、さまざまな課題の間でトレードオフが生じることがあります。

ゲームを通じて、プレイヤーはトレードオフの問題に対処し、社会課題の解決に向けた具体的なアプローチを学ぶことができます。

所要時間:1〜5時間

適正人数:1チーム3〜4名


The Action!〜SDGsカードゲーム〜

「The Action!~SDGsカードゲーム~」は、損害保険ジャパン株式会社と株式会社プロジェクトデザインが共同で制作したカードゲームです。

このゲームでは、「社会的課題が解決されないままの未来」をシミュレーションし、なぜSDGsが必要であり、社会的課題の解決が求められるのかを体感しながら理解できます。それにより、課題解決に向けた具体的な行動を考えるきっかけを得られます。

SDGsの基本的な知識を深めたい方や、企業や組織内でSDGsの意識を高めたい方に特に適しています。

プレイ時間:5〜3時間

推奨人数:15〜30名程度


こういったゲームを研修でも活用すれば、SDGsを楽しく学べるだけでなく、SDGsをより身近な物事として捉えられるようになるでしょう。


SDGs研修を実施する上でのポイント

	指名する女性.

効果的なSDGs研修を実施するためには、まずSDGsの重要性や概念に対する理解と共感を促進するのが効果的です。また、研修のゴールを明確に設定したり、他の研修プログラムと組み合わせて実施したりするのもよいでしょう。

SDGs研修を成功させるために意識しておきたいポイントを3つ解説します。


SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


「理解と共感」を大切にする

SDGsの重要性はマネジメント層を中心に徐々に認識されてきていますが、なかなか社員レベルでは浸透していません。そのため、SDGs研修を実施する際にはSDGsという概念に対する理解や、重要性に対する共感を大切にするのがポイントです。

SDGsに限らず、ダイバーシティや働き方改革といったトレンドを扱う研修は、表面的な取り組みで終わってしまうケースが少なくありません。長期的に現場レベルで浸透する効果の高い施策を打ち出すためには、社員自身が取り組みの重要性や効果を認識するのが大切です。SDGsと日常業務の関連性などにも触れながら、SDGsを自分ごととして捉えられるように意識してみましょう。


研修のゴールを明確にする

何がゴールなのか決めずに研修を実施してしまうと、「結局何が達成できたのか分からなかった」「SDGsの意味はわかったが、現場で活かせそうにない」といった感想をもたれてしまいます。SDGs研修を実施する際には、研修のゴールを明確に定めましょう。

研修のゴールとしては、例えば以下のようなものが考えられます。


  • 自分の組織のSDGsへ取り組む方針を決める
  • SDGsへ取り組む方法や手順を学ぶ
  • SDGsを担当業務へ活用できるようになる


こういったゴールから逆算して、研修カリキュラムを考えるのがおすすめです。また、研修開始時に研修全体のゴールを説明するのも忘れないようにしましょう。


他の研修プログラムと組み合わせる

SDGs研修を実施する際に、他の研修プログラムと組み合わせるのも効果的です。例えば、ビジョンプランニング研修や事業開発研修でSGDsを取り上げれば、より広い視野が身についたり、新たな視点から自社の事業やサービスを創造することができます。

また、管理職では戦略策定ワークショップとSGDs研修を組み合わせるのが効果的です。SGDsを通じて市場のニーズを見つめ直せば、自然とSGDsに対する理解も深まるでしょう。

新入社員の場合は、企業理念を自分の言葉で語れるようにするワークの中で、自社理解の観点としてSGDsを取り上げるのが有効です。また、グローバル人材育成の場合は異文化体験や仮説検証ワークの際のテーマとしてSDGsを設定すれば、視座を高めることができます。


SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


SDGs研修の選び方

SDGs研修は外注することで、より質の高い研修にすることができます。外注先を選ぶ際には、自社の研修目的や社員のSDGsへの理解度に合わせたプログラムを選び、研修後のフォロー体制も確認する必要があります。SDGs研修の選び方を解説します。


自社の研修目的に合った研修を選ぶ

自社がSDGs研修を行う目的を明確に設定し、その目的に沿った研修プログラムを選ぶようにしましょう。
SDGs研修を行う目的としてよく伺うのは、以下の4点です。


  • SDGsの必要性や基礎知識を知ってもらう
  • 自社のSDGsに関する方針を理解してもらう
  • SDGsが行動に落とし込まれている状態になる
  • SDGsを意識したビジネス構想ができるようになる


SDGsの必要性や基礎知識について学んでもらうのであれば、eラーニングなども取り入れて全社員に均等な学びを提供するとよいでしょう。
自社のSDGsの方針を理解してもらう場合には、プログラム内に経営者からの言葉を組み込むなど、自社独自の要素を追加できる研修プログラムがおすすめです。

SDGsへの理解は十分だが行動が起こせていないという場合には、受講者自身が頭と手を動かすプログラムを取り入れることが重要です。SDGsを意識した行動指針を考えてもらったり、自社ビジネスにSDGsを活かす案を考案してもらったりといったワークを取り入れるとよいでしょう。


社員のSDGsへの理解度に合った研修を選ぶ

啓蒙が必要なのか、それとも行動に落とし込むことが求められるのかなど、社員の知識レベルによって内容を変えることも重要です。
理解度の低い社員が多ければ、eラーニングと集合研修を組み合わせたブレンディッドラーニングを採用するのがおすすめです。SDGsに関する基礎知識はeラーニングで習得し、アクションへの落とし込みは集合研修でグループワークとして実施するとよいでしょう。
既にSDGsの知識は十分あるという場合は、SDGsと自社ビジネスや自分がどうかかわっているのかについて深く考えられるよう、グループワーク中心の集合研修を行うのがおすすめです。

基礎知識や必要性を認識していないのにアクションに落とし込もうとしたり、既に知っている知識を何度も教えたりしても効果は上がりづらいです。自社の社員の状況を把握し、研修プログラムを選ぶようにしましょう。


研修の効果測定や研修後フォローがある研修を選ぶ

SDGs研修は「やって終わり」「啓蒙して終わり」になりがちです。そのため、研修後の行動変容まで見据えた研修後フォローや効果測定が重要です。

研修後の理解度テストや職場での行動変容を可視化するシステムの導入を検討しましょう。
アルーでは、行動変容にこだわる職場学習支援システム「compath」を提供しています。
詳しくは以下のページをご覧ください。
compath(行動変容にこだわる職場学習支援システム)

▼サービス資料をダウンロードする

  『compathのご紹介』資料ダウンロード 行動変容にこだわる職場学習支援システムのご紹介資料です。 アルー株式会社


SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


ゲームを取り入れたSDGs研修事例

アルーでは、ゲームを取り入れたSDGs研修を行っています。
先ほど紹介した「2030 SDGs」というカードゲームを使用し、「社会とのつながり」や「自社・事業・自分の価値観」を捉え直し、具体的行動まで落とし込むことを目標としています。
研修の内容は下記のような流れで進みます。


  • イントロダクション(25分)
  • 「2030 SDGs」の実施(25分)
  • ゲームの振り返り(60分)
  • SDGsの取組み事例の紹介(30分)
  • 私たちの行動宣言(210分)


SDGsについて説明を受けた後、「2030 SDGs」に取り組んでもらいます。ゲームを通して気づいたことをグループで共有し合い、会社として取り組むべきSDGsについて提案書を作成します。ゲームで得た学びを自社の課題に落とし込むところまで研修内で行なえる点が特徴です。


SDGs研修の費用

アルーでは貴社の実情にそくした研修を実施できるよう受講人数、クラス、カスタマイズに応じた柔軟な料金体系をご用意しています。

詳しくは以下のページをご覧ください。

アルーの料金メニュー


SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


SDGs研修はアルーにお任せください

アルーは、人材研修を専門に手掛けている企業です。階層別研修や新人研修のほか、SDGsに関連する研修カリキュラムも豊富にご用意しております。SDGs研修を実施する際は、ぜひアルーへお任せください。

アルーでは、この記事で解説したようなSDGsに関連するゲームを取り入れた研修カスタマイズプランのご提供が可能です。ゲームを通じてSDGsを身近に捉えられるようになり、SDGsへの取り組みが進んだという声をいただいた実績もございます。SDGsの研修をご検討の際は、アルーへお気軽にご相談ください。

SG・SDGsビジネスシミュレーション(2024)研修サービス資料


アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
お問い合わせ
無料資料請求
メガメニュー格納セクション

おすすめセミナー

人気記事ランキング

タグ一覧

お問い合わせ
ページトップへ戻る