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MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を浸透させる方法と成功事例

MVVは、会社の方針を統一し、社内へ一体感を醸成する上で重要な指針です。しかし、「せっかくMVVを定めたのに、社内へ周知できていない」「MVVが形骸化してしまっている」などの課題を感じている方も多いでしょう。せっかく策定したMVVが社内へ浸透しないのは、どうしてなのでしょうか。
この記事では、MVVが社内へ浸透しない原因やMVVを浸透させるためのポイントを解説します。MVV浸透に成功した事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。


【人事担当者の皆様へ】海外拠点での理念浸透のコツをまとめました。


	企業理念浸透



目次[非表示]

  1. 1.MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは
  2. 2.MVVが浸透しない原因
    1. 2.1.MVVが現状に合っていない
    2. 2.2.MVVの内容がわかりづらい
    3. 2.3.例外的な言動を認めている
    4. 2.4.MVVと人事制度が紐づいていない
    5. 2.5.MVVを浸透させる施策を行っていない
    6. 2.6.浸透施策が単発で終わっている
  3. 3.MVVを浸透させる方法
    1. 3.1.経営層から発信をする
    2. 3.2.社員一人ひとりがMVVについて話す機会を設ける
    3. 3.3.「MVVの伝道者」を育成する
    4. 3.4.自社サイトへの掲載
    5. 3.5.名刺や社員証に組み込む
    6. 3.6.人事評価の項目に組み込む
    7. 3.7.1on1ミーティングで浸透させる
  4. 4.MVVを浸透させるための5つのポイント
    1. 4.1.組織の状況に応じて施策を考える
    2. 4.2.社員の状態に応じて優先施策を考える
    3. 4.3.中長期にわたって継続的に発信する
    4. 4.4.まずはリーダーや管理職に浸透させる
    5. 4.5.社員がMVVを理解するための機会を作る
  5. 5.MVVの浸透に成功した施策事例
    1. 5.1.ミズノ株式会社様
    2. 5.2.東急株式会社様
    3. 5.3.大手食品メーカー
  6. 6.MVVの浸透に効果的なワークショップ
    1. 6.1.海外拠点長向け自拠点のMVV策定研修事例
    2. 6.2.海外現地法人のMVV策定事例
  7. 7.MVV浸透のための施策ならアルーにお任せください


MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは

MVVとは、企業の方針を定める以下の3つの要素の総称です。

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは


  • M(ミッション)……企業が存在する意義や目的
  • V(ビジョン)……企業が目指す姿や理想とする社会、企業の中・長期的な目標
  • V(バリュー)……企業の行動指針や行動基準


MVVはもともと、経営学者のピーター・F・ドラッカー氏が企業の経営理念を構成する3つの要素として提唱したものです。今では国内外を問わず幅広い企業でMVVが策定され、企業にとっての羅針盤の役割を果たしています。

MVVの具体的な内容や大手企業の実例は、以下の記事でも詳しく解説しています。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?わかりやすく解説


    企業理念浸透


MVVが浸透しない原因

MVVを策定している企業は多いですが、なかなか社内へ浸透しないという課題を抱えている企業も少なくありません。では、せっかく策定したMVVが社内へ十分に浸透しないのはどうしてなのでしょうか。


  • MVVが現状に合っていない
  • MVVの内容がわかりづらい
  • 例外的な言動を認めている
  • MVVと人事制度が紐づいていない
  • MVVを浸透させる施策を行っていない
  • 浸透施策が単発で終わっている


MVVが浸透しない原因を以下の項目で詳しく解説します。


MVVが現状に合っていない

MVVが浸透しない原因として挙げられるのが、MVVの内容が現状に合っていないことです。
一般的に、MVV(企業理念)は企業の創業時に策定されることが多いです。しかし、グローバル化やIT化の進展によって変化の激しさが増している現代のビジネス環境では、創業時のMVVがそのまま通用するとは限りません。また創業から時間が経過すれば、自社の事業内容も変化するでしょう。こうした変化にMVVが対応できていない場合、MVVに対する社員からの理解が得られず、MVVが形骸化してしまいます。


MVVの内容がわかりづらい

MVVの内容がわかりづらいことも、MVVが浸透しない原因の一つです。
MVVは「あれもこれも」と要素をつめこんでしまうと、どれが一番大切なのか分からなくなってしまいます。また、「世界中の人を幸せにする」などの抽象的な内容にしてしまうと、どう行動すれば良いかが分かりません。
MVVの内容が分かりづらいと、結果としてMVVを意識する機会が減り、MVVが社内へ浸透しなくなってしまうのです。


例外的な言動を認めている

例外的な言動を認めてしまっているケースもMVVが浸透しない原因です。
経営理念や行動指針などを作っても、明文化・共有した行動の基準以下の行いを放置しておくと、それが新しい企業基準に成り代わる可能性があります。
例えばMVVに沿った行動をしない社員に対して、「あの人は特別だから」「今は忙しいから」などと理由をつけて、MVVに沿っていない行動を黙認してしまうことがあったとします。そうすると、いつのまにかMVVは「守らなくてもよいもの」に変化していき、意図しない企業風土が醸成されかねないのです。
極力、例外的な言動は認めず、日頃からMVVを意識した行動を定着させることが重要です。


MVVと人事制度が紐づいていない

MVVと人事制度が紐づいていない場合も、MVVは浸透しにくいです。
MVVを意識した行動を定着させるためには、日常からMVVを意識した行動を継続できるしくみ作りが欠かせません。こうしたしくみがない場合、どうしても目の前の仕事をこなすことで精一杯になってしまい、MVVを意識する機会は減ってくるでしょう。
人事評価に「MVVに沿った行動ができているか」の項目を盛り込んだり、MVVに沿った行動ができているか定期的に評価面談で確認したりするなど、MVVと人事制度を紐づける必要があります。


MVVを浸透させる施策を行っていない

MVVが浸透しない場合、そもそもMVVを浸透させるための施策が十分に実施できていないケースもあります。
MVVを浸透させるためには、まずMVVの内容を社員へ周知することが大切です。社内報でお知らせするのはもちろんのこと、朝礼や全社集会などで積極的にMVVの内容をアナウンスしましょう。新入社員研修や管理職研修など、研修を活用してMVVを浸透させることも効果的です。
MVVを浸透させる為には、ワークショップを取り入れた研修がおすすめです。ワークショップを使った研修については、以下の記事で詳しく解説しています。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を浸透させるワークショップ事例


浸透施策が単発で終わっている

MVVの浸透施策が単発で終わってしまっている場合も、MVVが浸透しない環境につながります。
MVVに沿った行動を定着させるには時間がかかるため、MVV浸透のための施策は年単位で考えることが大切です。複数年度にまたがって研修を実施する、毎年アナウンスを実施するなど、継続的な取り組みを意識しましょう。「MVV策定時にアナウンスしたから問題ない」などと、施策を単発で終わらせないよう注意してください。


    企業理念浸透


MVVを浸透させる方法

	資料を見て話し合う

では、MVVを浸透させるには具体的にどのような方法が効果的なのでしょうか。


  • 経営層から発信をする
  • 社員一人ひとりがMVVについて話す機会を設ける
  • 「MVVの伝道者」を育成する
  • 自社サイトへの掲載
  • 名刺や社員証に組み込む
  • 人事評価の項目に組み込む
  • 1on1ミーティングで浸透させる


以下の項目で、上記の「MVVを浸透させる方法」を詳しく解説します。


経営層から発信をする

MVVを浸透させる方法として、経営層が積極的に発信することが挙げられます。
例えば社長がMVVの内容や策定の背景を説明するビデオメッセージを用意し、研修などで活用しましょう。全社集会や朝礼など多くの社員が集まる場所では、社長を始めとした経営層が直接メッセージを発信することもおすすめです。
経営層から「MVVの意義や策定した背景」を届けることによって、社員はMVVに共感しやすくなります。単にMVVを文章で共有するよりも、効果的に伝えることができるでしょう。


社員一人ひとりがMVVについて話す機会を設ける

MVVを浸透させるためには、社員一人ひとりがMVVについて話す機会を設けることも効果的です。一方的な伝達にならないよう、「話す機会」を作り出すことが重要と言えます。
人は本来的に、「自分自身の自由を守ろう」という意識が働く傾向があります。方針や、あるべき姿を一方的に伝えると、警戒心が強まり、受け入れられないことが多いのです。
MVVの内容を伝達したら、社員がその内容について話す時間を設けましょう。ワークショップなどの機会を定期的に設けることをおすすめします。自分の言葉でMVVを語ってもらうことで、MVVの内容や意義、自分との関わりを腹落ちさせることができるでしょう。

MVV浸透のためのワークショップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を浸透させるワークショップ事例


「MVVの伝道者」を育成する

MVVを浸透させる方法として、「MVVの伝道者」を育成することが挙げられます。
経営トップと思いや危機意識を共有し、形骸化しないためのしくみを作った上で、継続的にフォローしていく「理念の伝道者」を育成しましょう。
まずは、伝道者本人が行動指針を体現できるように知識やスキルを身につけてもらいます。その後、伝道者としての役割を認識し、部下や同僚に行動指針を定着させるためのコミュニケーションスキルの習得、継続的にサポートできる体制を生み出すことが重要です。


自社サイトへの掲載

MVVを浸透させる方法として、自社サイトへMVVの内容を掲載することも効果的です。
自社サイトは、企業の顔とも言える重要な存在です。取引先の情報をチェックする際もまずはウェブサイトをチェックすることが多いでしょう。就職活動の際にも、ウェブサイトの内容が企業選定に影響を与えることも少なくありません。
自社サイトにMVVを掲載すれば、MVVを効果的に周知できます。入社前にMVVの内容を確認できるようになるので、新入社員にMVVを効率的に浸透できる点もメリットです。


名刺や社員証に組み込む

名刺や社員証に組み込むことも、MVVを浸透させる有効な手法です。
名刺や社員証に組み込むことで、日常業務の場面でMVVに触れる機会を増やせるため、MVVを意識した行動が定着しやすくなります。
また、MVVに対して取引先からの共感が得られれば、信頼関係の構築にもつながるでしょう。名刺や社員証に組み込むためにも、MVVには端的でわかりやすく、印象に残るようなフレーズをおすすめします。


人事評価の項目に組み込む

MVVを浸透させるには、人事評価にMVVの要素を組み込むようにしましょう。
継続的にMVVを意識するしくみを作ることで、MVVに沿った行動が定着しやすくなります。具体的には、人事評価の項目として「MVVに沿った行動ができているか」などを盛り込むことをおすすめします。
人事評価に組み込む際には、社員の具体的な行動基準を示したバリューが特に参考となります。ルーブリックなどを用意して、バリューに示されている行動ができているかを確認できるしくみを作りましょう。


1on1ミーティングで浸透させる

1on1ミーティングで浸透させることも、MVVを効果的に運用する上で有効な手法です。
1on1ミーティングは、上司と部下が普段の業務で気になることを共有し、上司がフィードバックを提供する貴重な場です。1on1ミーティングを活用して、MVVに沿った行動ができているか、部下はMVVについてどのような考えを持っているのかを確認していきましょう。上司が定期的にフィードバックを提供し、どのような行動がMVVに沿っていて、何を改めればさらに良くなるのかを伝えることをおすすめします。

1on1ミーティングの実施のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
1on1とは?目的や意味がないと言われる理由、効果を高めるポイントを紹介!


    企業理念浸透


MVVを浸透させるための5つのポイント

MVVを浸透させるためには、組織の状況に応じて施策を変えたり、社員の状態に応じて優先する施策を考えたりすることが大切です。


  • 組織の状況に応じて施策を考える
  • 社員の状態に応じて優先施策を考える
  • 中長期にわたって継続的に発信する
  • まずはリーダーや管理職に浸透させる
  • 社員がMVVを理解するための機会を作る


MVVを浸透させるために意識しておきたい5つの重要なポイントを詳しく解説します。


組織の状況に応じて施策を考える

MVVを浸透させる際には、組織の状況に応じて施策を変えるようにしましょう。MVVが浸透するプロセスは、大きく以下の4つの段階にわけることができます。


  • STEP1……MVVを頭で理解する
  • STEP2……MVVを理解した上で、必要性に共感している
  • STEP3……MVVに共感した上で、自らMVVに沿った行動を行う
  • STEP4……MVVに沿った行動を、主体的かつ継続的に行う


①理念浸透のためのポイント

例えばMVVの内容が十分に周知されていない状態で、いきなりMVVに沿った行動を定着させる施策を実施しても効果が上がりません。MVVを浸透させるためには、自社の状況を見ながら打ち手を変えていきましょう。


社員の状態に応じて優先施策を考える

MVVを浸透させる際には、社員の状態にあわせて優先する施策を考えましょう。
MVVに対する社員の状態は、「イメージ度」と「共感度」の2つの軸で分類できます。イメージ度が高い社員はMVVの内容をよく把握できており、共感度の高い社員はMVVの必要性をしっかりと理解できている状態です。

②理念浸透のためのポイント

MVVを浸透させる際には、イメージ度と共感度の2つの軸に沿って社員をプロットし、状態を可視化しましょう。ボリュームゾーンがどこにあるかを見極めながら、適切な施策を選択することが大切です。


中長期にわたって継続的に発信する

中長期にわたって継続的に発信することも、MVVを浸透させるポイントです。
MVVに沿った行動を定着させるには時間がかかります。研修などを実施した直後はMVVに沿った行動ができるようになっても、時間が経てば忘れてしまうケースも少なくありません。
MVVを浸透させる際には、経営層などが中心となり、中長期にわたり継続的に発信することが大切です。定期研修でMVVを思い返してもらうようにしたり、複数年にわたって施策を実施し続けたりして、継続的な取り組みを行いましょう。


まずはリーダーや管理職に浸透させる

MVVを浸透させるポイントとして、まずはリーダーや管理職に浸透させると効果的です。
リーダーや管理職にMVVを理解してもらえれば、現場の社員にとって手本となる行動が取れるようになります。現場社員はその手本を見ながら、MVVに沿った行動を定着できるのです。
また、1on1ミーティングなどを通じてMVVを浸透させる際にも、リーダーや管理職への浸透に力を入れておくことが大切です。リーダーや管理職がMVVをよく理解すれば、現場社員へ的確なフィードバックが提供できるようになります。


社員がMVVを理解するための機会を作る

MVVを浸透させるには、社員がMVVを理解する機会を作りましょう。
MVVが浸透しない場合、そもそも社員がMVVの内容を十分に知らなかったり、知っていても理解できていなかったりするケースが少なくありません。
MVVを浸透させるための研修を実施したり、ワークショップに取り組んだりして、MVVに対する理解を高める機会を作りましょう。メッセージビデオなどを作成し、経営層にMVVを語ってもらうこともおすすめです。

MVV浸透に使えるワークショップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を浸透させるワークショップ事例


    企業理念浸透


MVVの浸透に成功した施策事例

	握手する女性

人材育成のプロフェッショナルであるアルーでは、MVV浸透に向けたさまざまな施策を支援してまいりました。ここではその中から特に参考となる事例として、


  • ミズノ株式会社様
  • 東急株式会社様
  • 大手食品メーカー様


の3社の成功事例を紹介します。
MVVの浸透に向けた具体的な施策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


ミズノ株式会社様

グローバル事業の強化を経営戦略の一つとして掲げているミズノ株式会社様では、海外子会社と日本本社間のコミュニケーション不足が課題となっていました。
そこで、理念浸透プログラムである「Global One HR Conference」を実施し、コミュニケーションの改善を図っています。
本プログラムは3日間の構成でしたが、カンファレンスの前日にも「Day0」として社員へコミュニケーションを取ってもらうしくみを取り入れることで、リラックスした雰囲気での意見交換を後押ししています。理念浸透に向け、拠点間のコミュニケーションの促進に成功した研修事例です。

本事例の詳細は、以下のページから詳しくご覧いただけます。
グローバル事業強化の要として、 本社と海外現法のHRが One Team となるための Global HR Conference ミズノ株式会社様 導入事例

▼事例資料ダウンロードはこちら

  『ミズノ株式会社Global One HR Conference導入事例』資料ダウンロード ミズノ株式会社様にアルーがご支援した、本社と海外現法のHRが One Team となるための Global One HR Conferenceをご紹介します。 アルー株式会社


東急株式会社様

経営人材育成の一環として経営理念の社内浸透に取り組んでいる東急株式会社様では、各グループ会社の部長や部長候補者を対象として約4ヶ月の理念浸透研修を実施しました。
東急としてのアイデンティティを理解してもらうため、「東急グループのDNA」について学んでもらう多角的なアプローチを展開。東急のMVVを理解してもらうだけにとどまらず、東急グループと自分自身の関わりについて今一度見つめ直してもらい、企業MVVを個人の行動へ転換することを促進しました。

以下のインタビュー記事で、本事例の詳細をご覧いただけます。
経営人材の鍵は、矛盾を両立するインサイドアウトのリーダーシップ(東急株式会社導入事例)


大手食品メーカー

MVVの社内全体への浸透がうまくいっていないとお悩みだった大手日系食品メーカーのA社では、日本人である支社長と現地の外国人社員の間にどのようにMVVを浸透させるかが課題でした。そこで、理念浸透の目的を「新中期経営計画に沿った、自発的な発想と行動が生まれる組織に変革すること」とし、以下のステップでプランを策定しました。


  1. MVVの策定
  2. 新中期経営計画の共創
  3. 部門間の役割認識統一
  4. アクションプラン策定
  5. 浸透プラン策定
  6. 浸透スキル習得
  7. 中期経営計画の浸透と体現
  8. 実行スキル習得&他部門ネットワーキング


はじめに現地社員の管理職クラスまでを育成し、現地の外国人社員リーダークラス以下には7ステップ目の「中期経営計画の浸透と体現」から参加させました。策定プランを段階的に進めることで、効果的にMVV浸透を実施できました。
海外に支社をおき事業を行っている企業では、外国人の社員へどのように自社のMVVを浸透させ、社員の意識を変えていくかが重要となってきます。国によって文化が異なるため、それぞれの国の文化に適した進め方が求められます。


    企業理念浸透


MVVの浸透に効果的なワークショップ

MVVを浸透させるためには、ワークショップの実施が効果的です。
参加者が主体的に学ぶワークショップを準備することで、社員の自律的な学びを促進できます。
以下の項目で実際にアルーが行ったMVVの浸透に効果的なワークショップを2つ紹介します。

MVVの浸透に効果的なワークショップの事例は、以下の記事でも詳しく紹介していますので、参考にしてください。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を浸透させるワークショップ事例


海外拠点長向け自拠点のMVV策定研修事例

海外拠点向けに、自社グループのMVVを理解・咀嚼するために行った事例です。
進め方は、個人ワークで以下の論点について個人で考えてもらいました。


  • グループ共通のミッション・ビジョンについて、どの部分に共感しているか
  • グループ共通のミッション・ビジョンを、自社の新規入社者に伝えてみるとしたらどのような言葉にするか


考えた内容をグループワークで共有し、課題で取り組んで思ったこと・感じたことを共有します。講師が考えに対してフィードバックを行い、その後に最初に書いた物をブラッシュアップするという内容の研修です。


海外現地法人のMVV策定事例

製造業のA社では、タイの現地法人においてMVVの普及を促進したいという課題がありました。そこで、アルーでは海外拠点向けのMVV浸透を支援しています。
プログラムでは、まずタイ支社の経営陣へグループワークに取り組んでもらい、経営陣の方向性を統一しました。その後、タイ支社としてのミッションやビジョンの明確化、ジョブディスクリプションの改訂に取り組んでもらっています。
KJ法などのフレームワークも活用しながら、タイ支社におけるミッションやバリューの効果的な策定を支援した事例です。


    企業理念浸透


MVV浸透のための施策ならアルーにお任せください

MVVの浸透なら、ぜひアルーへお任せください。
アルーは、新入社員研修や階層別研修、テーマ別研修などの人材育成に幅広く取り組んでいる企業です。MVV浸透に向けた施策も、これまでにさまざまな業界で数多く支援した実績がございます。
特に、MVVについては海外拠点でのMVV浸透が課題となることが多いです。

アルーのご用意している海外拠点における理念浸透プログラムは、以下のページから詳しくご覧いただけます。
海外理念浸透プログラム

ぜひこの記事の内容を参考に、MVV浸透に向けた施策を効果的に進めていきましょう。


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