ロジカルシンキングを学べるゲーム・アプリ7選。ゲームで学ぶメリットもご紹介
筋道だった考えを立てる上で、ビジネスの場において欠かせない能力であるロジカルシンキング。最近では人材育成においてもロジカルシンキングを意識する企業が増えてきています。
中でも一躍注目を浴びているのが、ロジカルシンキングを学ぶことができるアプリやゲームです。楽しくロジカルシンキングの能力を身につけることができるアプリやゲーム、ゲームで学ぶメリットについて紹介します。
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【例題ドリルプレゼント!】ロジカルシンキング例題10選
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ロジカルシンキングとは
ロジカルシンキングとは、「論理的思考」と訳され、複雑な物事を素早く分析し、結論に向けて筋道だった考えを構築する能力のことです。
ロジカルシンキングの能力を高めれば、合理的な意思決定ができるようになる、会議の場でも周囲の人を納得させられるようなプレゼンテーションができるようになる、といった様々な効果が期待できます。最近では階層別研修などの中でロジカルシンキングに特化したプログラムを実施することで、社員のロジカルシンキングの能力を高めようとする企業も多いです。
ロジカルシンキングの基本の考え方
ロジカルシンキングの基本の考え方は、「ピラミッド構造を作ること」です。
ピラミッド構造とは、話の流れを論理的に組み立てるための手法です。
最初に結論(メインメッセージ)を置き、その下には結論を裏付ける根拠(サブメッセージ)を入れ、主張の正しさをしめす情報や根拠を更に加えていくことで、論理的な思考をすることができます。
ピラミッド構造を作る際には、
- グルーピング
- メッセージ
- 根拠づけ
- MECE
の4つのルールを意識して行うと、抜けもれなく、結論に至るまでのプロセスを分かりやすく伝えられます。話を論理的に展開できるため、他者に説明をする際にも役立ちます。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
『ロジカルシンキングとは?メリットや基本的な考え方・鍛え方について紹介』
ロジカルシンキングのフレームワーク
ロジカルシンキングをおこなう上では、効果的に論理展開を行っていくための枠組みであるフレームワークが存在します。
例えば、上記でお伝えしたようなピラミッド構造を作るための「ピラミッドストラクチャー」や、漏れなく重複なく情報を整理するためのMECEを行う時に必要な「3C」「5W2H」など、多くのフレームワークがロジカルシンキングで使われます。
フレームワークに従って情報を整理することによって、問題を客観的かつ効率的に分析することができ、問題の本質を見抜くことができるでしょう。ロジカルシンキングを習得する上では、まずはフレームワークに沿って情報を整理し、考える癖をつけることが大切です。
フレームワークを理解し、使いこなせるようになるには、反復練習が必要です。日常生活やロールプレイングでフレームワークを使った思考方法を試していくことが重要になるでしょう。
ロジカルシンキングのフレームワークに関しては、以下の記事で紹介していますので、ご確認ください。
『ロジカルシンキングのフレームワーク11選。思考方法や活用方法を解説』
ロジカルシンキングをゲーム感覚で学ぶメリット
社員に高いロジカルシンキングの能力を身につけてもらうためには、座学での研修やロールプレイなどで演習を行う方法があります。
その中でも、ゲームを使ってロジカルシンキングを学ぶことができるものがおすすめです。ゲームで学ぶことで、ロジカルシンキングを実際に使い、楽しんで学ぶことができます。
数ある手法の中でも、ロジカルシンキングをゲーム感覚で学んでもらうことのメリットについて見ていきましょう。
楽しんで学ぶことができる
ロジカルシンキングをゲームで学んでもらう第一のメリットとして、楽しく学ぶことができるという点が挙げられます。もちろん座学での研修を実施すれば、体系的な知識を短時間で身につけてもらうことが可能です。しかし、研修対象となる社員の中には「座学へのモチベーションが沸かない」「研修よりも業務を優先しよう」と考える人も少なくありません。
ゲーム感覚で楽しく学んでもらえば、社員自身の「学びたい」というモチベーションを引き出すことができます。楽しみながら身につけられるため、学習効果が格段に高まるのです。
社員同士のコミュニケーションができる
ロジカルシンキングを学ぶためのゲームの中には、社員同士の協力など、コミュニケーションを必要とするものがほとんどです。ゲーム内で協力しながら戦略を考えるといったコミュニケーションができ、社員間のつながりが生まれることもあります。
普段顔を合わせることの少ない社員ともゲームを通じた接点を持てば、社員同士でコミュニケーションを取る機会を設けられる点もメリットの一つです。
体験・失敗を通した学習で定着しやすい
高いロジカルシンキング能力を身につけるためには、実践や失敗を繰り返しながら継続的に学習する必要があります。
日常生活や業務の中で意図的に失敗を経験することは難しいですが、ゲームであれば体験や失敗を通して学習することができます。
ゲームでロジカルシンキングを学ぶことで、体験や失敗を通して何がいけなかったのかを考えるきっかけになりますし、実際に業務の中で似たような状況になった時に、学んだことを思い出しやすくなります。ロジカルシンキングを学ぶ上で必要不可欠な実践や反復をおこなうことで、ロジカルシンキングの能力が確実に定着するのです。
ロジカルシンキングを実践形式で学べるゲーム・アプリ7選はこちら
ロジカルシンキングを学べるゲーム5選
ロジカルシンキングを高める上では、ゲーム形式で学んでもらうことが非常に効果的であるとわかりました。それでは、実際にロジカルシンキングを学んでもらう上ではどのようなゲームが活用できるのでしょうか。
ここからは、ロジカルシンキングを学ぶ上でおすすめなゲームを5つ厳選してご紹介します。
ロジカルシンキングを実践形式で学べるゲーム・アプリ7選はこちら
ビブリオバトル
ビブリオバトルとは、京都大学から広まった輪読会や読書会のことです。従来の読書にゲーム要素を取り入れた点が特徴で、大学だけでなく多くの企業で活用されています。
参加者は、自分自身が面白いと思った本をそれぞれ持ち寄ります。その後、各自が3分や5分など一定時間内でその本の面白さを紹介し、それぞれについてディスカッションを実施します。最終的に「どの本が一番読みたくなったか?」と投票をとり、最も多くの票を集めた本がチャンプ本となります。
ビブリオバトルでは、「自分の思いを論理的に伝える」「分かりやすく、理論に基づいて会話をする」「本の内容を汲み取り、相手に分かりやすく伝える」といった、ロジカルシンキングの能力を実践的に身につけることができます。
一般社団法人ビブリオバトル協会では、ビブリオバトルの公式サイトも運用しています。
人狼ゲーム
人狼ゲームは、数名〜10名前後で行われることが多い推理ゲームです。参加者それぞれに「村人」「騎士」といった役職を割り振りますが、参加者の中には「人狼」が紛れ込んでいます。
一晩が経過するごとに、狼によって参加者は一人ずつ襲撃されてしまいます。ディスカッションによって狼を特定し、村の全滅を防ぐことができれば村人の勝利です。
人狼ゲームでも、「自分の考えを相手に分かりやすく伝える」「起こった事象に対して論理的に整理をし、人狼が誰か特定する」「前提を間違えずに論理的に考える」など、ロジカルシンキングの考え方を鍛えることができます。
また、自分の役職や自分の発言に信頼性を持ってもらえるような話し方や、話の組み立て方も学ぶことができるでしょう。
マーダーミステリー
マーダーミステリーは、物語の登場人物を個人で割り振り、実際に物語の主人公としてロールプレイを行い、物語の真相(犯人)を突き止めることが目的のTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)です。
マーダーミステリーは、6人から20人でおこなうことが多く、人狼よりも大規模に実施できるのが特徴です。対面だけでなく、最近ではオンライン上でも開催できます。
犯人を突き止めるためには、。時には自分が嘘をつかなければならない場面や、他者を犯人に仕立て上げる場面もあるでしょう。そこで、根拠を他者に説得するためのロジカルシンキングを学ぶことができます。
コリドール
コリドールとは、2〜4名の参加者がそれぞれコマと壁を動かし、ゴールへの到達を目指すボードゲームです。フランスが起源となっており、20分程度で終了する比較的手軽なゲームとなっています。
壁の設置の方法やコマの動かし方にはルールが定められているため、コリドールで勝利するためには論理的な思考能力が欠かせません。近年は論理的思考能力を高められるゲームとして徐々に注目を集めています。
ナンバーワン・ベーカリー
ナンバーワン・ベーカリーとは、株式会社IOTメーカーズから発売されている起業体験型のボードゲームです。「儲かるパン屋を作ろう!」というコンセプトのもと、経営やマーケティングの知識を活用しながら勝利を目指します。
ゲームを通じて、売上や費用、利益、キャッシュフローといった経営に必要不可欠な知識はもちろん、論理的思考能力を鍛えることができるのが特徴です。企業の研修や商工会議所といった場ではもちろん、高校や学習塾といった教育機関などでも活用されています。
ナンバーワン・ベーカリー 通常版 | IoT Makers Official Shop
ロジカルシンキングを実践形式で学べるゲーム・アプリ7選はこちら
ロジカルシンキングを学べるアプリ2選
ゲーム形式でロジカルシンキングを学ぶことには、社員間のコミュニケーションを引き出せるなど、様々なメリットがあります。しかし、複数人が同時に参加しなければならないゲームでは、どうしても一人での学習が難しいという欠点があります。スキマ時間を活用して、一人でも手軽にロジカルシンキングを高めることができるアプリを2つ紹介します。
DNB
DNBは、メンタリストDaiGoが制作・監修した脳トレゲームです。「15分でIQがアップする」というテーマのもと開発されたDNBでは、ついついハマってしまうような簡単な脳トレを体験できます。
DNBでは、問題の難易度や問題数を自分で設定できる点が特徴です。「手軽にロジカルシンキング能力を磨きたい」「論理力を極めたい」という方が、気軽に問題を解くことができるため、移動時間やすき間時間を使ってロジカルシンキングを鍛えたい方におすすめです。
ロジカルシンキングを実践形式で学べるゲーム・アプリ7選はこちら
Xmind
Xmindは、香港発のマインドマッピングツールです。Xmindを用いれば、一人ひとりが出したアイディアを、組織関係図やロジックチャート、魚の骨に見立てたフィッシュボーンチャートなど様々な図表に落とし込むことができます。スプレッドシート機能なども備えており、簡単なデータ管理にも幅広く活用できるのが特徴です。
電車の通勤中や会議の待ち時間といったスキマ時間でXmindを活用すれば、自分の頭の中にあるアイディアを上手く整理できるようになります。ビジュアル化することで自身の思考を明確化できるため、ロジカルシンキングの能力向上にも役立つツールです。
Xmind: マインドマップ & ブレインストーミング - Google Play のアプリ
ロジカルシンキング研修ならアルー株式会社にお任せください
アルー株式会社は、グローバル人材の育成を中心に人材育成を手掛けてきた企業です。ロジカルシンキングの研修はもちろん、新人研修を始めとした階層別研修など幅広い研修実施の実績があります。
ロジカルシンキングの能力を伸ばしてもらうためには、座学で知識を伝えるだけでは不十分です。ディスカッションやロールプレイングなど実践的な演習を通じて、しっかりと知識を定着させていく必要があります。
アルー株式会社では、実践的なワークを数多く含んだ研修プログラムをご用意しております。ロジカルシンキングの研修実施をご検討の場合は、ぜひアルー株式会社へお任せください。
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