ファシリテーション研修の目的や得られるスキルを詳しく紹介
ファシリテーションを効果的に進められる人材を育成するため、昨今ファシリテーション研修に注目が集まっています。ファシリテーション研修では、対人関係のスキルや合意形成のスキルなど、幅広いスキルを磨くことができるのが特徴です。ファシリテーション研修を実施する目的や、ファシリテーション研修で得られるスキルについて解説します。
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ファシリテーションの定義
ファシリテーションは、会議やディスカッションの場において、参加者同士のコミュニケーションが円滑に進むように働きかけるさまざまな取り組みを指します。単なる司会進行と混同されがちですが、積極的に議論の内容にも踏み込んでサポートしていく点が大きな違いです。
ファシリテーションの具体的な例としては、
- 参加者同士がコミュニケーションを取りやすいように場のレイアウトを考える
- 参加者の意見を引き出すため積極的に話を回す
- 議論されている内容を整理して、ホワイトボードなどにわかりやすく書き出す
といったものが挙げられます。
ファシリテーションに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
『ファシリテーションとは?必要なスキルや手法、事例をわかりやすく紹介』
ファシリテーションが必要とされる場面
ファシリテーションはビジネスの場に限らず、地域活動や学校でのディスカッション、グループ学習などさまざまな場面で活用されています。多くの人が集まる議論の場において場を回すファシリテーターは、幅広く必要とされる存在なのです。
ここからはビジネスの世界を中心に、具体的にファシリテーションが必要とされる場面について見ていきましょう。
会議・Web会議
ファシリテーションが必要とされる場面の一つに、対面で行われる会議やオンラインで行われるWeb会議が挙げられます。参加者同士のコミュニケーションを促進し、議論を整理していく役割を担っているファシリテーターは、会議の質を左右する重要な存在です。しっかりと会議の結論が出せるよう、合意形成をサポートすることが求められます。
また、Web会議においては、対面での会議とはまた異なるアプローチが必要です。WEBツールで議論の内容を可視化したり、大人数の場合には、グループを分けて少人数でのコミュニケーションが取れるブレイクアウトセッションを積極的に活用するなど、工夫が重要となるでしょう。
ワークショップ
ワークショップとは、参加者の主体性を重視した、体験型の講座やグループ学習などのことです。参加者同士が議題について意見を交わすディスカッションや、課題解決に向けた話し合いなどが多く設定されます。ワークショップも、ファシリテーションが役立つ場面の一例です。
ワークショップでは、その場で交わされた議論の内容が、ワークショップ全体の学びの質を大きく左右します。ファシリテーターは事前にワークショップの内容をしっかりと把握した上で、積極的に場を回すなど、参加者の主体的な学びを引き出すことが重要です。
ファシリテーション研修を行う目的
ファシリテーションは、近年になって急速に注目を浴びている概念です。ファシリテーションを行うためには、参加者からの意見を引き出すための雰囲気作りの能力や、進行している議論を論理的にまとめる構造化の能力など、幅広いスキルが求められます。このため、ファシリテーションの能力を向上させるためには、研修などでファシリテーションを実践してもらうことが一番の近道です。
ファシリテーション研修を実施すれば、参加者にファシリテーターとして必要な知識や能力を効率的に身につけてもらうことができます。最近では社内で優秀なファシリテーターを育成するため、自社でファシリテーション研修を実施したり、外部にファシリテーション研修を委託したりしている企業も多くあります。
ファシリテーション研修で社員が身につけられるスキル
優秀なファシリテーターを育成するためには、ファシリテーション研修を行い、ファシリテーションに必要な能力の底上げをすることが必要です。それでは、ファシリテーション研修を実施することで具体的にどのような能力が磨かれるのでしょうか。
ファシリテーション研修によって、社員が身につけられるスキルについてそれぞれ解説します。
場のデザインスキル
ファシリテーションを行う上では、発言しやすい場の雰囲気作りが求められます。会議やディスカッションに参加する社員は、多かれ少なかれ誰しもが緊張しているものです。ファシリテーターは、例えば、
- 議論が円滑に進むよう、グループの人数を調整する
- 椅子の配置を工夫して、意見交換しやすくする
- アイスブレイクを行い、緊張感を取り除く
といった工夫を通して、参加者がコミュニケーションを取りやすくなるような場を形成していきます。
ファシリテーション研修を実施すれば、こういった場のデザインスキルが磨かれます。こういった場の雰囲気作りの能力は、ファシリテーション以外でも役立つ重要な能力です。
対人関係のスキル
ファシリテーションを行うためには、ファシリテーター自身が参加者と積極的にコミュニケーションを取る必要があります。ファシリテーション研修でファシリテーターとしての能力を磨かせることができれば、対人関係のスキルも向上させることが可能です。
具体的には、「いつどのような質問をすれば参加者からの話が効果的に引き出せるのか」といった質問力や、「参加者の話に対するあいづちの打ち方」といった聴く力などを高めることが期待できます。社員の対人関係のスキルを向上させることができれば、普段の職場でのコミュニケーションも円滑に進むようになるなど、副次的な効果もあるでしょう。
構造化のスキル
会議やディスカッションが白熱してくると、議論が込み入ってくることがあります。そのような場合、ファシリテーターは積極的にホワイトボードや付箋などに出された意見を整理して、参加者が議論の状況をよく理解できるようにサポートすることが大切です。
議論の流れを把握して的確に情報を整理するには、情報を構造化するスキルが欠かせません。ファシリテーション研修を実施すれば、社員は構造化のスキルも磨くことができます。「賛成と反対」「理想と現状」といった対立軸を用意した上で、わかりやすく情報をまとめるように心がけさせましょう。
合意形成スキル
会議を実施するからには、ある一定の結論を導き出すことが求められます。参加者の間で意見の対立があった場合には、上手く両者の意見を整理して合意形成を促すのがファシリテーターの役割です。
ファシリテーション研修によって、社員に合意形成のスキルを会得させることもできます。双方がお互いにできる限り納得できるような方法を模索できるようになるため、営業や他部門との折衝といった場面でも役に立つでしょう。
ファシリテーションスキルに関しては、以下の記事で紹介しています。
『ファシリテーションスキルとは?必要な4つのスキルと向上させるコツ』
研修でより効率的にスキルを身につけてもらう方法
ファシリテーションに必要なスキルは多岐にわたるため、ファシリテーション研修を実施する際にはいくつかのポイントが存在します。
具体的には、ケース演習や模擬会議など実践的な内容を取り入れたり、研修で学ばせた知識の振り返り機会を設けたりするのが有効です。
ケース演習で学ぶ
ケース演習とは、実際に起った事例をもとにして実施する演習を指します。ファシリテーションのスキルを磨かせる際には、ケース演習で基本的な知識を学んでもらうことが大切です。
ファシリテーション研修における具体的なケース演習の例としては、例えば以下のようなものが考えられます。
- 売上を向上させるための施策を考える会議におけるファシリテーション
- 新入社員との初めてのミーティングでのファシリテーション
- 営業力向上を目指した研修内のディスカッションにおけるファシリテーション
ファシリテーションは、実施する場面によって、臨機応変な対応が求められます。それぞれの事例に基づいた演習を行わせることが大切です。
模擬会議形式で現在のレベルを知る
先述したケース演習とも関連しますが、ファシリテーション研修には実践の場を多く設けることがポイントです。ファシリテーション研修の際には、模擬会議でファシリテーションを実施、現在のレベルを把握させるように努めましょう。
特に、ファシリテーションを行う際に重要なコミュニケーションスキルや合意形成スキルなどは、社員の間で大きな差がある場合も少なくありません。現在のレベルを社員一人ひとりに正確に把握させれば、ファシリテーションスキルを向上させるためにどのような知識や能力を身につけるべきかも見えてきます。場合によっては模擬会議形式での演習を複数回重ねるなど、力を入れましょう。
得た知識をもとに改善する
ファシリテーション研修で一通りファシリテーションに関する知識を学んでもらったら、社員一人ひとりが得られた知識を用いてファシリテーションの能力を改善する段階に入ります。実践で得られた知識を改めて整理し、ファシリテーションにどう活かせるかを考えさせましょう。
ファシリテーションの能力を向上させるためには「場数を踏む」のが非常に重要だと言われています。得られた知識をそのままにしておいては、なかなか現場で活用できるようにはなりません。積極的にそれぞれの現場で、ファシリテーションを実践してもらうことがポイントです。
ファシリテーション研修の種類
ファシリテーションの対象となる会議やディスカッションの内容は、参加する社員の階層によっても変わります。そのため、ファシリテーション研修を実施する際には、参加者を内定者や新入社員、管理職などに分けて実施することが効果的です。
ファシリテーション研修における社員の階層の分け方の例と、それぞれの階層で必要となる研修内容について紹介します。
内定者向け
内定者向け研修においてファシリテーションを取り扱う際は、ファシリテーションの基本事項に焦点を当てた説明を行うとよいでしょう。学生はまだファシリテーションといった概念に馴染みがない場合も多く、会議やディスカッションの場を上手くイメージできないかもしれません。ファシリテーションの概念そのものや目的についてなど、基本に絞った説明を行うのがおすすめです。
新入社員向け
ファシリテーション研修を実施する際には、入社した直後の新入社員を対象とすることも考えられます。
今後の社内外での会議やミーティングをより効果的なものに向上させるため、新入社員の段階でファシリテーションスキルを身につけておくことはとても重要です。
また、新入社員研修などでグループワークなどを使う場合には、事前にファシリテーションの研修をしておくことで、グループワークもスムーズに進むようになるでしょう。
若手社員向け
若手社員とは一般的に、入社後3年〜5年目前後の社員のことを指します。徐々に自立して業務をこなせるようになってくるこのタイミングは、社員それぞれの将来のキャリアを大きく左右する重要な時期でもあります。
若手社員を対象としたファシリテーション研修は、優秀なファシリテーターを育てる上で非常に有効です。入社後3年〜5年前後の早い段階でファシリテーションに関する基礎知識を身につけてもらえば、早い段階で実践を積むことができるため、今後の社内外での会議等でスキルを磨くことができます。徐々に実践的な内容も交えながら、ファシリテーションの能力を伸ばしてもらいましょう。
中堅社員向け
中堅社員とは一般的に、入社後5年〜10年程度の社員のことを指します。プレイヤーから管理職への移行期間であることも多く、若手社員向け研修とはまた違った意義を持つ研修です。
中堅社員社員向けにファシリテーション研修を実施するのも効果的です。中堅社員は仕事を進める上でも若手社員と管理職の間をつなぐ潤滑油のような存在となっている場合が多く、幅広い層が参加する会議でのファシリテーターを担う場面も少なくありません。実践的な内容を多く盛り込むとともに、雰囲気作りの具体的な方法やコミュニケーションスキルなどを中心に教えることが有効です。
管理職向け
管理職向けのファシリテーション研修を実施する際には、伸ばしてほしいスキルを絞って、部門間の合意の場面、メンバーへのミッション共有の場面など実務に近いケースを扱うなどの工夫をするとよいでしょう。特に、管理職は組織の最終的な意思決定権を持っていることも多いです。管理職向けのファシリテーション研修を実施する際には、合意形成の能力や意見を整理する能力を中心に取り上げるなど、「現場で使える」ファシリテーション研修を実施するように心がけてみてください。
アルーのファシリテーション研修のプログラム例
アルーが企業向けに提供しているファシリテーション研修のプログラム例をご紹介します。
アルーのファシリテーション研修では、集団による場を効率的に運営するスキルを習得することで、会議などの場で成果を最大化できるようになります。
ファシリテーション研修で学ぶ内容
アルーのファシリテーション研修では主に、ファシリテーションの原則と6つのポイントを学びます。
- ファシリテーションの原則
- ファシリテーションに必要な6つのポイント(全体設計、場作り、議論整理、問題対応、合意形成、行動計画)
おすすめの受講対象者
以下のような課題を持った社員に最適です。
- そもそも何のために会議を行うのかが明確でないまま、会議を進めてしまう
- 会議を開催するのに場の全体設計ができておらず、非効率な会議を行ってしまう
- 会議の進行役として、参加者の多様な意見を引き出すことができない
- 会議の進行役として、場に出てきた情報を分かりやすく整理することができない
- 今後に向けて合意度の高い結論を導くことができない
プログラム例
アルーのファシリテーション研修には、講師派遣型プログラムとeラーニングプログラムの2種類があります。
講師派遣型のファシリテーション研修のプログラム例
1日間の研修でワークを中心に学びます。お客様の要望に応じて研修時間の変更、内容の変更などカスタマイズが可能です。
<1日研修のプログラム例>
- イントロダクション
- ワーク1:会議の実践
- 講義:ファシリテーションの6つのポイント、メンバーの感情への配慮の必要性
- ワーク2:会議の全体設計を行う
- ワーク3:場の雰囲気を作る
- ワーク4:議論の内容を構造化する
- ワーク5:問題場面への対応
- シミュレーション:行動計画の策定
- まとめ
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eラーニングのファシリテーション研修のプログラム例
合計145分間のeラーニングプログラムをご用意しています。各ステップごとに分けて受講することが可能なため、スキマ時間での学習にも最適です。
<eラーニングのプログラム例>
- イントロダクション
- Step1:会議前の全体設計のポイントを学ぶ動画で確認①
- Step1:会議前の全体設計のポイントを学ぶ演習で実践①
- Step2:実用的な場作りの方法を知る動画で確認②
- Step2:実用的な場作りの方法を知る知識の確認②
- Step3:会議での議論を整理するポイントを学ぶ動画で確認③
- Step3:会議での議論を整理するポイントを学ぶ演習で実践③
- Step4:会議中に起こりがちな問題への対応方法を学ぶ動画で確認④
- Step4:会議中に起こりがちな問題への対応方法を学ぶ演習で実践④
- Step5:参加者が合意できる案の出し方を学ぶ動画で確認⑤
- Step5:参加者が合意できる案の出し方を学ぶ演習で実践⑤
- Step6:決定事項を行動に移すためのポイントを学ぶ動画で確認⑥
- Step6:決定事項を行動に移すためのポイントを学ぶ演習で実践⑥
- アンケート
アルーのファシリテーションに関するeラーニング教材について詳しくは以下のページをご覧ください。
ファシリテーション研修の委託先の選び方
ファシリテーション研修を外部に委託する場合、どの業者に依頼するのかが成功のカギになります。
ここからは、ファシリテーション研修の外部委託先を選定する際に意識したいポイントについて解説します。
自社に合わせてファシリテーション研修をカスタマイズできるかどうか
ファシリテーション研修を導入する際に気をつけたいポイントとして、研修内容をカスタマイズできるかどうかが挙げられます。
ファシリテーション研修を行っている企業のなかには、決められたプログラムのみを提供しているところもあります。
しかし、限られた時間と予算を最大限に活用するためには、自社の課題やニーズに合わせたカスタマイズが可能な研修会社を選ぶことが重要です。
研修実施前に、自社の課題に合った研修が実施できるかどうかを細かくチェックしましょう。
具体的なチェックポイントは次の2つです。
- プログラムはその会社独自のものか
- カスタマイズできる場合、誰がカスタマイズするのか
プログラムに提携企業の教材などが含まれていると、研修提供会社側ではカスタマイズができない可能性が高いです。
また、カスタマイズができる場合でも、誰がカスタマイズを担当するのかまで確認しましょう。教材設計について知識と経験のあるカスタマイズ専門担当が担当する方が、カスタマイズの質は良くなる傾向にあります。
アルーでは、お客様に合わせて研修のカスタマイズが可能です。たとえば、研修内容を自分事として感じてもらいたい場合には、実際に取り組んでいる業務に近いケーススタディをご用意します。また、思考力を鍛えたい場合には、あえて実際の業務から遠い題材を用いて学習を進めていくこともあります。
アルーが長年蓄積した知見を踏まえ、最適な研修内容をご提案します。
ファシリテーション研修のカリキュラム内容と講師の質
ファシリテーション研修のカリキュラム内容と講師の質も意識しておきたいポイントです。
上述でもお伝えしたように、研修プログラムの内容や質は研修会社によってさまざまです。
ファシリテーション研修を外部委託する際には、「研修会社のカリキュラムが想定通りか」「講師の質が高いかどうか」などを確認しましょう。
特に講師の質を確かめたい場合には、講師の研修実績に注目することがポイントです。
実績数だけでなく、講師と顔合わせをして、打ち合わせ時の講師の場の作り方、進め方を見てみましょう。
アルーでは、様々な業界、職種のバックグラウンドを持つ講師を多数ご紹介できます。お客様の業界、研修受講者の属性に合わせて最適な講師をご提案します。
振り返りや受講状況の可視化が可能かどうか
ファシリテーション研修を実施する際のよくある課題として、「研修を実施しただけで、効果測定ができなかった」というものがあります。
研修実施後のフォローアップを行わないと、研修によってどれほど行動変容が起こり、業務が改善したのかということが把握しきれません。
外部委託先を選ぶ際には、研修内容の振り返りや受講状況の可視化が可能かどうかも確認しておくと良いでしょう。
たとえば、研修終了後のアンケートや確認テストを提供している企業などは、フォローアップも充実しており安心して任せられる企業だといえます。
また、誰が何を学んだのかを可視化できるようなシステムを導入している企業も、学習内容をひと目で把握できるためおすすめです。
アルーでは、研修終了後のアンケートやお客様への振り返りミーティングを実施しています。実施した研修の改善点の洗い出しから、次回の研修への改善策まで提案いたします。また、独自の学習管理システムであるetudesを用いることによって学習内容を管理することもできます。
etudesについて詳しくは以下のページをご覧ください。
etudes(エチュード)|LMS・クラウド型eラーニングシステム
ファシリテーション研修に向いている人材像
どのような社員を対象としてファシリテーション研修を行うとよいか迷う場合には、ファシリテーションに向いている人材を選抜することがおすすめです。以下では、ファシリテーションに向いている人材像を紹介します。研修対象者を決定するための参考にしてみてください。
社内での信頼が厚い
社内で信頼されていないメンバーが場を仕切っても、その場にいる他のメンバーは前向きになってくれないことも多いでしょう。社内での信頼が厚く、ファシリテートを行っても、「この方が仕切ってくれるなら安心だ」と思われるような社員を研修の対象とすると効果的です。
場に対して客観的かつ中庸に接することができる
ある部署やメンバーだけに肩入れしてファシリテートを行ってしまうと、会議の結論が偏ってしまいます。各部門の意見や多様な考え、少数意見を尊重でき、中立に向き合える社員を対象とするとよいでしょう。
自身のアイデアを思い浮かべられる
ただ場の話をまとめるだけでは、参加者の意見を整理しただけで、会議の結論が不明確であったり、目的に沿った結論にならないケースがあります。参加者の意見を踏まえて、自身のアイデアを自発的に盛り込むことで、会議の目的を達成したり、前に進めることができる社員がファシリテートに向いています。
会議の裏方に徹することができる
原則、ファシリテーターは参加者同士のコミュニケーションが円滑に進むように働きかけることが役割であり、自分の意見をしゃべりすぎてはいけません。あくまで会議の裏方として、参加者の支援に回ることができる社員を研修の対象とするとよいでしょう。
ファシリテーション研修ならアルー株式会社にお任せください
ファシリテーション研修で取り扱う内容は多いため、なかなか自社で研修を実施するリソースが確保できない場合もあるでしょう。そのような際におすすめしたいのが、人材育成を専門としている会社が実施しているファシリテーション研修の活用です。
アルー株式会社は、さまざまな業種・業界での人材育成を手掛けている企業です。アルーの提供しているファシリテーション研修では、ファシリテーションの原則から、ファシリテーションに必要な6つのポイントまで、幅広いスキルを身につけることができます。ファシリテーション研修を実施する際は、ぜひアルーのご利用をご検討ください。
▼アルーのファシリテーション研修について詳しくはこちらのページをご覧ください。
まとめ
ファシリテーション研修を行う目的や、ファシリテーション研修によって身につく具体的なスキルについて解説しました。ファシリテーションに求められる能力はコミュニケーション能力から論理的思考能力まで非常に幅広いため、実践的な演習を数多くこなすことが大切です。
ファシリテーション研修を実施する際には、ケース演習や模擬会議の実施など、ファシリテーションを実践できる場を多く盛り込めば、より一層学習効果を高めることができます。ぜひこの記事で解説したポイントを意識して、効果的なファシリテーション研修を実施しましょう。
社員にファシリテーションスキルを獲得してもらいたいなら、アルー株式会社のファシリテーション研修をご検討ください。ぜひ一度、アルー株式会社まで、お問い合わせをお待ちしております。
▼アルーのファシリテーション研修について詳しくはこちらのページをご覧ください。