『自己成長力支援サービス』
2023年度年間レポート

調査レポートの詳細はこちら

2023年度データの分析結果まとめ

新入社員の1年間の成長プロセス

7月から1月にかけて「自己成長力」の足踏み期間があることがわかりました。自己成長力を高めることで、能力的成長をより早期に高く伸ばすことができるでしょう。

モチベーションの観点からみた新入社員育成の1年間

「フォロー対象者」の出現率は減少したものの、落ち込みが継続してしまう人が増えている傾向にあります。落ち込みが目立つ秋~冬に新入社員の不調を長引かせないためのフォローが重要です。

OJTの実施状況の観点からみた新入社員育成の1年間

OJTの実施状況に対する新入社員-トレーナー間での認識ギャップが浮き彫りになりました。各自のもっている期待や前提、状況を踏まえたOJTのあり方・進め方について丁寧なフォローが重要です。
 

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

新入社員の1年間の成長プロセスの全体像

新入社員の1年間の成長プロセスの全体像(2022年度までのデータから)

ひとり立ちに向けて、新入社員は3つの成長ステージを辿ります。

以下は、2022年度までに、自己成長力支援サービスをご利用いただいた企業・受講者の毎月の回答データをもとに、アルーが作成した新入社員の成長モデルです。

新入社員の1年間の成長プロセスの全体像

各ステージでの成長のポイントが異なるため、新入社員の継続成長を実現するためには、1年間をかけた中期的な育成プランの設計・実行が欠かせません。

新入社員の精神的成長が育まれるプロセス

「精神的成長」は、昨年度と同様に配属直後の組織適応期で大きく伸びており、その後も順調に右肩上がりで伸びています。

新入社員の精神的成長の推移

「自己成長力」は、戦力化・充実期の前期まで緩やかに下降していました。この足踏み期間をいかに短縮できるかが、能力的成長を伸ばす鍵となります。

新入社員の自己成長力の推移

「能力的成長」は、組織適応期の後期から業務適応期にかけた伸び悩みを解消できると、一年間を通じて成長角度をキープし続けることができるのではないかと思われます。

新入社員の能力的成長の推移

各成長ステージにおける新入社員の声 ー 意識して取り組んだこと ー

	新入社員の意識して取り組んだこと(組織適応期~業務適応期)
	新入社員の意識して取り組んだこと(戦力化・充実期)

各成長ステージにおける新入社員の声 ー 困ったこと、悩んだこと ー

新入社員の困ったこと・悩んだこと(組織適応期~業務適応期)
新入社員の困ったこと・悩んだこと(戦力化・充実期)

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

モチベーションの観点からみた新入社員育成の1年間

自己成長力支援サービスにおける「フォロー対象者」の考え方

以下2項目に対する新入社員の回答結果(5段階)をもとに区分しています。

  • 「できるようになったこと」が増えたなど、自分自身の成長を感じていますか?(成長実感)
  • 会社で働くことを楽しめていますか?(働きがい)
自己成長力支援サービスにおけるフォロー対象者の考え方

フォロー対象者の出現割合の年間推移

昨年度と比べてフォロー対象者が増える時期が早まりました。11月以降にフォロー対象者が増えています。

フォロー対象者の出現割合の年間推移

フォロー対象者と判定されたことのある新入社員の割合は、「3人に1人」から「5人に1人」に減りました。

フォロー対象者と判定されたことがある新入社員の割合

一方で、継続的にフォロー対象者と判定される新入社員の割合は増えました。

複数回フォロー対象者と判定された新入社員の割合

落ち込みが継続してしまうと、受け身な姿勢につながったり、エンゲージメントの低下から早期退職につながってしまう場合もあるため、落ち込みを立て直すフォローが必要です。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

OJTの実施状況の観点からみた新入社員育成の1年間

トレーナー自身は、時間経過とともに新入社員に対する関わり方が徐々に良くなっていると認識しています。

トレーナー自身の新入社員への関わり方への認識

一方で、新入社員のトレーナーに対する評価は、トレーナー側の自己評価とは真逆の傾向が見て取れます。OJTの実施状況に対する認識ギャップがあるのです。

新入社員のトレーナーに対する評価

また、新入社員とトレーナーの間で認識のギャップがあり、新入社員はトレーナーを高く評価していますが、トレーナーの自己評価が低いことがわかります。

	トレーナーの自己評価と新入社員からの評価のギャップ

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

分析結果を踏まえたアルーからの提案

精神的成長は順調に伸びつつも、自己成長力の足踏み期間が長かったことが分かっています。夏~秋にかけて自己成長力を高めることで、
能力的成長を早めることができるのではないでしょうか。

フォローアップ研修の実施時期に応じて、研修テーマの焦点や比重を変える必要があります。

組織適応期後期からの自己成長力の足踏みを解消するスキル付与や精神面のフォローを行うことで、より効果的に新入社員の自律的・継続的な成長を促すことができると考えられます。

新入社員の成長プロセスを踏まえた提案

自己成長力を構成する要素のうち、特に「働きがい」が秋以降下がり続けている点が課題です。
夏に入る前に、本人へのフォローを行ったり、周囲からの関わり方を見直したりすることが必要かもしれません。

自己成長力の詳細分析

新入社員育成の年間施策例について詳しくは、下記資料でご覧ください。

新入社員の年間計画の提案

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

自己成長力支援サービスの概要紹介

自己成長力支援サービス 目的と機能

新入社員の仕事を通じた成長サイクルを回すため育成成果の可視化サーベイ / 個別指導支援ツールです。

自己成長力支援サービスの目的と機能

出典:『サーベイ・フィードバック入門』(中原 淳)

自己成長力支援サービス 利用の流れ

以下のStep1からStep5までの流れを1年間繰り返すことで、新入社員の自律的・継続的な成長を促進します。

自己成長力支援サービスの利用の流れ

自己成長力支援サービス 測定項目の全体像

精神的成長と自己成長力を土台にして、新入社員の能力的成長(社会人の基本スキル)が育まれます。

自己成長力支援サービスの測定項目の全体像

自己成長力支援サービス 研究実績

IEEEロゴ

◆IEEE TALE 2020(IEEE International Conference on Teaching, Assessment, and Learning for Engineering)

 

  • 2020年12月8日発表
  • Design of a Self-Development Support System for Workplace Learning
  • 合田美子(熊本大学)
  • 須藤賢太郎ら(アルー株式会社)

 

SN Social Sciencesイメージ画像

◆SN Social Sciences

 

  • 2022年8月2日発表
  • Development and validation of a five-level developmental model for new graduate employees
  • 合田美子(熊本大学)
  • 須藤賢太郎(アルー株式会社)

 

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

調査概要

2023年6月から2024年3月までの期間中に、当社『自己成長力支援サービス』をご利用いただいた2,171ペアの2023年度新入社員およびトレーナーの回答データです。

15,409件の回答データの内訳(所属企業の従業員規模・業界)については、以下の通りです。

自己成長力支援サービス年間レポート2023のデータ内訳

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポートは以下よりダウンロードできます。

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート

『自己成長力支援サービス』2023年度年間レポート
ダウンロードはこちらから

その他の調査レポート

アルー株式会社について

2003年の創立以来、大手企業を中心に1,493社以上の人材育成・研修をご支援してきました。
受講者の行動変容に繋がる育成プログラムを開発し、「育成の成果」を見える化するサーベイのご提供も行っています。
これからも、お客さまの目指す姿に寄り添い、意義ある学びの場を提供し続けます。

アルーが選ばれる理由

  1. 安定した多人数・多クラスでの研修開催が可能

綿密な打ち合わせと連携により、会場が異なる開催となっても、安定した進行と受講者へ同質の学びの提供が可能です。クラス間で学びや気づきにバラつきが出ないよう、事前及び各開催日毎に講師とのすり合わせを実施しています。

  1. 豊富な研修カスタマイズ実績

お客さまに意義ある学びの場を提供するために、カスタマイズを積極的に実施しています。カスタマイズ専門部署に15名以上が在籍し、多くの研修でカスタマイズを実施しています。

  1. 育成の成果にこだわるプログラム・サーベイ

アルーの研修は、「わかる」だけでなく「できる」に到達することを研修の目的としています。「100本ノック」と呼ばれるケーススタディ演習や、研修後の職場での実践を促すサーベイなど、受講者の行動変容に繋がるプログラムやサーベイをご用意しています。

おすすめの新入社員向け研修プログラム

貴社の人材育成プログラムを見直してみませんか?
アルーにご相談ください

人材育成・研修に関するお役立ち資料はこちらから
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください
メガメニュー格納セクション
お問い合わせ
ページトップへ戻る