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【事例あり】VR研修とは?効果やメリット・デメリットを紹介

VR研修は、仮想空間で疑似体験ができるため、これまでにない研修プログラムが実施できるとして多くの企業から注目を集めています。
本記事では、VR研修の概要や効果やメリット・デメリット、向いている研修内容を詳しく解説します。
また、VR研修を導入している企業の事例も紹介するので、研修方法の一つとしてぜひ参考にしてください。


▼VR以外にもある!ユニークな研修3選




目次[非表示]

  1. 1.VR研修とは?
  2. 2.VR研修の効果・メリット
  3. 3.VR研修を導入するデメリット
  4. 4.VR研修に向いている内容
  5. 5.VR研修は実写型とCG型の2種類
  6. 6.VR研修の導入事例
  7. 7.VRとAR・MRとの違い
  8. 8.まとめ


VR研修とは?

VR研修とはVR技術を活用し、専用ゴーグルを装着して仮想空間の中で実施する研修のことです。
CGや実写映像を使用した仮想空間で研修現場や研修内容を再現し、受講者が疑似体験することでリアリティのある研修を実施できます。
VR技術を研修に取り入れると従来は行えなかった研修コンテンツや研修テーマを実施でき、早期のスキル向上や研修の効率化につながります。
また、ゲームのような没入感があることから、通常の座学研修よりも受講者が能動的に楽しく学べる点も特徴です。
研修にかかる人件費や施設利用費などの削減も期待できるため、新たな研修方法として注目を集めています。



VR研修の効果・メリット

VR研修の代表的な効果やメリットは以下の7つです。


  • j人件費・教材費などのコスト削減ができる
  • 場所や時間に関係なく研修できる
  • 危険な状況を想定した訓練ができる
  • 言語に関係なく研修できる
  • 同じ研修を何度もできる
  • 参加者の意欲が高まる
  • 没入感があり、自分ごと化を促進できる


ここでは、それぞれの効果・メリットを詳しく解説するので、具体的にどのような効果やメリットがあるのかを押さえておきましょう。


人件費・教材費などのコスト削減ができる

VR研修で使用する研修用の映像は一度作成すれば何度も使用できるため、コストが削減できるメリットがあります。
従来型の研修の場合、受講者側の移動費や講師の人件費等もコストとして計上されます。しかし、VR研修は一度撮影さえしてしまえば、基本的に機材以外のコストはかかりません。また、移動や施設準備も実際に行う必要がなく、すべて仮想空間上で完結するので交通費や研修会場費も削減できます。
VR研修であれば一度作成した教材を何度でも使用でき、移動や施設費も不要なためコスト削減につながるでしょう。


場所や時間に関係なく研修できる

VR研修の実施場所は仮想空間ですが、研修実施場所を仮想空間上に設けることで場所や時間にとらわれることなく、世界のどこからでもアクセスできるようになります。
そのため、従来の研修のように会議場やホールを借りたり屋外研修に使うスペースなどを用意したりする必要がなくなり、自社のオフィス内で実施することが可能です。
また、夜間に行う必要がある研修の場合もVR空間の設定を夜にすれば日中でも実施できるようになり、時間の制約がなくなります。
VR研修を採用すれば社員のペースや都合に合わせて研修を受けてもらえるため、効率的な学習を促すことが可能です。


危険な状況を想定した訓練ができる

現実には行うことが難しいような危険な状況を想定した訓練も、VR研修であれば体験することが可能です。
企業や職種によっては、危険な作業や事故の発生を想定した訓練が必要なケースがありますが、社員にケガや病気のリスクを負わせてまで実施するわけにはいきません。
VR研修の場合は仮想空間での訓練となるため、どれほど危険な状況を設定しても実際に社員がケガをしてしまうことはなくなり、安心して訓練できます。
また、仮想空間とはいえ見た目は現実と同等のリアリティがあるため、実際の状況を想定した精度の高い研修も実現できるでしょう。


言語に関係なく研修できる

VR研修は仮想空間での体験を通して学んでもらう研修であるため、言語依存度の低い研修なら国ごとの言語に関係なく実施できます。
グローバル化の進む現代の企業では、海外支社に赴任したり外資系企業で働いたりする社員が増えており、さまざまな国籍の社員が共に働くケースも多くなりました。
そのため、研修の内容も各国の言語に対応させる必要があります。
VR研修であればすべて仮想空間で体験できるため、言語の違いに関係なくスキル習得を目指しやすくなります。
また、言語が変わることで研修内容の意味合いが異なって伝わることを防ぐことも可能です。


同じ研修を何度でもできる

VR研修は、一度研修用の映像を作成すれば同じ内容の研修を何度でも実施可能です。
従来型の研修の場合、同内容の研修を複数回実施するとなると人員や場所を準備しなければならず、手間もコストもかかります。
一方、VR研修であれば仮想空間で行われるため、一度作成したVRがあれば新たに人や場所を用意しなくても何回でも同じ研修を実施できます。


参加者の意欲が高まる

VR研修はゲーム感覚で学べる楽しさがあるため、参加者の意欲が高まりやすいこともメリットです。
ただ単純に講義を聞くだけの研修や、一方的にビデオを見せられる研修は退屈しがちであり、研修への参加意欲が低下しやすいケースが散見されます。
VR研修の場合はゲーム感覚で実体験に近い学びを促せるため、理解度や習熟度のスピードアップが期待でき、学習意欲を高められるでしょう。


没入感があり、自分ごと化を促進できる

VR研修は仮想空間でリアリティのある体験ができるため、研修内容への没入感があって自分の行動として捉えやすく、理解度や習熟度の大幅促進につながる点がメリットです。
一般的に、座ったまま講義を聞いているだけだったり、一方的にビデオを見せられていたりする場合、受講生は受け身になりがちです。能動的に考えたり行動しようとしたりしにくいため、理解度や習熟度がそれほど伸びない可能性があります。
一方、VR研修は仮想空間内で没入して研修を行うので受講生が能動的に考え、行動できる点が魅力的なポイントです。



VR研修を導入するデメリット

一方、VR研修の導入で考えられるデメリットは以下の3つが挙げられます。


  • 導入費用が高い
  • 理解度・効果測定が難しい
  • VRで気持ち悪くなる可能性がある


VR研修の導入を検討する際は、メリットとともにどのようなデメリットがあるかを理解し、自社ではメリットがデメリットを上回るかを検討することが大切です。


導入費用が高い

VR研修のデメリットとして、研修用コンテンツの準備にかかる導入費用が高いことが挙げられます。
VR研修の導入には、専用ゴーグルやカメラなどのハードウェア購入と、研修用VRコンテンツの開発の費用がかかります。
たとえば、専用ゴーグルは安価なものであれば一台数万円程ですが、性能の良いものだと一台数十万円することもあります。
安価なものだったとしても企業によっては何台か用意する必要があり、膨大な費用がかかることも少なくありません。
また、研修用のコンテンツ開発は自社に専門技術を持った人材がいない場合は外注する必要があり、さらに外注費がかかります。
VR研修は導入したあとのコストは大きく削減できますが、導入する際に高い費用がかかってしまうことがデメリットといえます。


理解度・効果測定が難しい

VR研修は映像体験型学習という性質のため、理解度や効果を確認テストなどで測定することが難しい現状にあります。「VRでの体感を通して何をどのように得たのか」「どういったことを理解できたのか」など体感を通しての習得については、従来の確認テストなどでは測定できないこともあり、受講後の理解度を正確に測ることが難しいのです。
また、VR研修で学んだことが業務にどれだけ活かせているかも、測定には長期間を要します。
以上のことから、VR研修は実施後の理解度や効果を測定できず、「ただ受講しただけ」となりやすい点がデメリットです。


VRで気持ち悪くなる可能性がある

VR研修では、VRゴーグルをつけて映像を見ているうちに「VR酔い」が起きてしまう場合があります。
VR酔いは乗り物酔いのような症状と同じであり、吐き気やめまいなどを引き起こすことが特徴です。
主な原因としては、VRゴーグルで映像を見ているうちに視覚と身体感覚との間にズレが生じ、脳が正常に判断できなくなることが挙げられます。
VR酔いは、遊園地やゲームセンターなどでゴーグルをかけるアトラクションに乗ると酔ってしまう人や、乗り物酔いしやすい人がなりやすいといわれています。
そのため、VR研修には参加が難しい受講者がいる可能性があることも考慮しておかなければなりません。



VR研修に向いている内容

VR研修では仮想空間での体験を通じて、従来型の研修よりもリアリティのある学びを得られます。場面やシチュエーションの創造が必要なテーマを扱う研修などをVR研修で行えば、さらに高い効果が期待できるでしょう。
ここでは、VR研修に向いている内容を6つ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


ダイバーシティ研修

VR研修は、多様性を尊重するダイバーシティの考え方を身につける研修に最適です。
VRのダイバーシティ研修ではLGBTQや障害を持つ人など、一般に「マイノリティ」と呼ばれる人たちの視点になって動きます。
VRを活用することで、それまで他人だったマイノリティの視点を自分の体験として学べます。
また、座学で受動的に話を聞くのと違い、短い時間でマイノリティの感覚をつかむことも可能です。
このようにリアリティのあるVR研修は、LGBTQ研修やハラスメント研修など、相手の立場に対する理解度を高めるケーススタディに活用できるでしょう。


コミュニケーション研修

VR研修は、コーチング研修やクレーム対応研修、プレゼンテーション研修など、反復練習が必要とされるコミュニケーション研修に向いています。
たとえば、取引先との商談や効果的なプレゼンテーション、クレーマーへの対応などは、繰り返しシミュレーションして慣れていくことが重要です。
しかし、このようなコミュニケーション研修には指導人員が複数必要であり、何度もシミュレーションをするとなると人的リソースを割かなければなりません。
VR研修であれば、一度作成したプログラムを繰り返し使用するだけで効率的にコミュニケーション研修を実施できます。


海外拠点や地方拠点の見学

VR研修は、企業の海外拠点や地方拠点など、すぐには行けない遠隔地の見学にも向いています。
地方や海外に支社・支店を有する企業では、本社に在籍している社員に拠点の様子を見学させることが多くあります。
しかし、社員全員を出張させるにはコストも時間もかかって現実的ではなく、写真やVTRだけではリアリティが伝わりにくいです。
一方、VRであれば自分が海外や地方の拠点にいるかのような体験ができ、リアリティをもって見学することが可能です。
また、海外や地方の拠点がどのような雰囲気でビジネスを行っているかも肌身で学ぶことができるので、日々の業務に活かしやすくなるでしょう。


技術が必要な研修

VR研修は、実践しながら技術を習得する研修にも向いています。
技術を習得する研修として、機械の操作や医療現場における手術、航空機の操縦、自動車の整備などが挙げられます。
こうした内容の研修は、ミスをすると事故やケガの危険性があるため、現実では実践しにくい内容です。
VRの仮想空間であれば、たとえミスしたとしても何回でもやり直すことができ、必要なスキルを安全に習得しやすいといえます。


防災研修

VR研修は、火災の消火訓練や地震の避難訓練、救急対応など、危険な状況での行動を想定した研修にも最適です。
火災や地震に対する防災訓練において、リアリティのある状況を準備することは困難です。
消防署の協力のもと安全な煙で火災現場類似の状況を用意してもらったり、起震車を購入したりといった方法もありますが、いずれも手間やコストがかかります。
VRの仮想空間を使用すれば火災や地震などの状況をバーチャルに創出し、リアリティのある状況の中で危険に対処する方法を学べます。


同じ質が求められる研修

VR研修は接客業務や製造業務など、社員のスキルに同じクオリティが求められる研修にも向いています。
接客をはじめとする顧客サービスや、製造および品質管理などの業務は、常に一定のクオリティをクリアする必要があるため、社員のスキルや理解度にばらつきがあるのは好ましくありません。
しかし、「人対人」でシミュレーションした場合、研修内容にムラができやすく、全社員が同じクオリティのスキルを身につけるのは困難です。
VR研修の場合、全社員に同内容の研修を提供し、標準化された方法を仮想空間でシミュレーションすることにより、実体験として身につけやすくなります。



VR研修は実写型とCG型の2種類

次に、VR研修の種類について解説します。VR研修には、大きく分けて「実写型」と「CG型」の2種類があります。
実写型が写真や動画を活用してVR空間を作成するのに対し、CG型は3DCGでVR空間を作成するなどの違いがあります。
VR研修では、研修内容によって実写型とCG型を使い分けるとより効果的な研修を実施することが可能です。
以下では、実写型とCG型の特徴などを具体的に解説します。


実写型

実写型のVR研修は、360度カメラで撮影した写真や動画を使用して作成された仮想空間の中で行う研修です。
CGを作成する必要がないため、低コストでありながら臨場感のある空間を演出できるのがメリットです。
実写型のVR研修は、事故対応や避難訓練など、危険な状況を想定した研修に向いています。
たとえば、交通事故や鉄道事故などへの対応や火災・地震発生時の避難訓練などは、CGよりも実際の写真や映像に囲まれたほうがよりリアルに感じられ、現実に近い訓練ができるでしょう。
また、スーパーのレジや品出し業務なども実際のレジや商品を見ながら練習できるので、習得スピードアップの効果もあります。


フルCG型

フルCG型のVR研修は、映像のすべてに3DCGを用いて、ゲームの中にいるような仮想空間で行う研修です。
さまざまなシチュエーションを創出できるので、自由度の高いVR研修を行えるのがメリットです。
たとえば、さまざまなタイプの顧客やクレーム対応を想定した接客業のVR研修などに向いています。
CG型仮想空間での顧客は年齢や性別、性格やクレームの内容などを自由に設定できるので、短時間で複数のパターンの接客を学べます。
また、ダイバーシティ教育やハラスメント研修におけるさまざまなパターンを共有し、相手の立場に立ってものを考える訓練にも有効です。



VR研修の導入事例

VR研修の効果やメリットは、実際の導入事例を見ることでも詳しく知ることが可能です。
以下では、次の6社の導入事例について紹介します。


  • ウォルマート
  • セコム株式会社
  • 株式会社ファミリーマート
  • 株式会社松屋フーズ
  • イオンリテール株式会社
  • 株式会社エー・ピーカンパニー【塚田農場】


各企業がVR研修を導入したきっかけや研修実施後の効果などを紹介するので、自社に導入する際の参考にしてみてください。


ウォルマート

世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」のVR研修導入事例です。
ウォルマートでは、対話型の360度映像を使用したVR空間で研修を実施し、食材のスライスから商品補充まで45以上のプログラムを学んでもらっています。
VR研修を実施した結果、研修への満足度が30%向上し、70%の従業員が高いパフォーマンスを示すことができました。
参考:VRが研修を変える!ウォルマートのVR研修導入事例についてくわしく解説


セコム株式会社

警備保障大手のセコム株式会社では、ゲームにおける探索やスコアリングの要素を取り入れた「ゲーミフィケーション」を社員のVR研修プログラムに採用しています。
ゲーミフィケーションではVR空間内で巡回警備・点検などを行い、その正確さや時間などを点数で評価します。
スコア向上のため、ゲームを楽しむ感覚で繰り返し学べる点が特徴です。
また、実空間の映像を使用してリアルな状況を再現することで、現場の異常を即座に発見する感覚を磨けているようです。
参考:VR技術を活用した研修プログラムにおいて「ゲーミフィケーション」を取り入れた新たなアプリケーションを開発


株式会社ファミリーマート

コンビニチェーン大手の株式会社ファミリーマートでは、2023年3月より順次VRによる店舗オペレーション研修を取り入れています。
VRであれば、場所や時間を選ばずストアスタッフ自ら自己学習を行える点がメリットです。
また、ファミリーマートが導入したVR研修は、すべてのコンテンツが多言語(日本語、英語、中国語などの10ヶ国語)に対応しており、増加している外国籍スタッフの教育にも対応しています。
2020年度入社の新入社員の店舗研修においてVR研修を導入したところ、人が教育する場合と比べて約3分の1の時間での習得が可能となり、1人あたりの教育時間が合計約60時間削減されています。
参考:コンビニエンスストア初!ストアスタッフ研修にVRを導入~ストアスタッフのスキルアップおよび教育の効率化を促進~


株式会社松屋フーズ

「松屋」などの飲食店をチェーン展開する株式会社松屋フーズでは、アルバイトスタッフ向け接客トレーニングにVR研修を導入しています。
従来型のOJTでは、アルバイトが初めての高校生や日本語が不慣れな外国籍スタッフなど、トレーニーの属性によってはトレーニングがスムーズに進まない課題がありました。
そこで、判定機能があるゲーム感覚で接客を学べるVR研修を導入し、お茶やトレーを運ぶ動作、「いらっしゃいませ」などのあいさつの声の大きさに対し、基準をクリアしていないと次に進めない機能を搭載しました。
体感を通しての習得については、従来の確認テストなどでは測定できないこともあり、受講後の理解度を正確に測ることが難しい現状があります。しかし、直感的に学べるVRで体感した結果、ゲーム感覚で取り組んでいるうちに自然と接客スキルが上達していくスタッフが増加しました。
参考:OJTをVRで!接客に続き、調理・券売機操作・トラブル対応までVR化~店長の負担が6分の1に!「eラーニング×VR」の成果とは~


イオンリテール株式会社

イオンリテール株式会社では、2022年4月に国内小売業で初となる全店舗におけるVR研修を導入する取り組みを開始しました。
場所や教育担当者の数などの制約にとらわれず実務トレーニングが可能になることから、教育担当者の負担を減らしつつ実務レベルを向上させる狙いがあります。
2020年、一部の店舗の約5,000名を対象にレジ操作や接客対応などのVR研修を実施したところ、約9割のスタッフが「テキストや動画での学習より作業手順の理解が深まった」「自信を持って売場に立てるようになった」などと回答しており、楽しくスキルを身につけられると実証された事例です。
参考:イオンリテールが全店舗でVR研修を採用 「わかる」から「できる」への転換促す


株式会社エー・ピーカンパニー【塚田農場】

居酒屋「塚田農場」を全国展開する株式会社エー・ピーカンパニーのVR研修導入事例です。
アルバイトスタッフに宮崎や鹿児島の地鶏や生産野菜の生産者を知り、6次産業モデルをより一層理解してもらうためにVR研修を導入しました。
また、VR研修ではこれまでの現地研修をベースに、アルバイトスタッフが訪れることが難しかった産地の養鶏場や加工センターを仮想空間で疑似体験を促しています。
その結果、「素材の価値」を消費者に伝える役割をより一層深く認識してもらうことができ、日々の接客業務に活かされています。
参考:VR(仮想現実)で5000⼈に農場体験。国内初のVRを活⽤したアルバイト向け研修プログラム2017年7⽉ローンチ



VRとAR・MRとの違い

VRと似た言葉で「AR」「MR」があります。
AR、MRは、VRとともに注目を集めているテクノロジーですがVRとは別物であり、用途も異なります。
ARは「拡張現実」とも呼ばれており、現実世界を拡張するように仮想世界を重ねて表示されることが多いです。
たとえば、スマートフォンアプリをかざすとアニメーションが現れるといったようなイメージです。
一方、MRは「複合現実」とも呼ばれており、現実世界と仮想現実を組み合わせて一つの世界観を創造する技術です。
VRと同じ仮想空間をベースとしつつ、ARのように現実世界の要素を組み込むこともできるため、VRやARよりも一歩進んだ技術であるといえます。



まとめ

VR研修は、仮想空間でさまざまなプログラムを疑似体験できることから没入感があり、ゲーム感覚で楽しんでいるうちにスキルも身につけられる点が大きなメリットです。
また、従来型の研修では実現が難しい危険を想定した研修や遠隔地の見学などの実施もできるようになります。
このような利点から多くの企業で導入が開始されているVR研修ですが、初期費用がかかるなどの難点があることには注意が必要です。
自社で実施したい研修内容や予測できる効果と予算のバランスを考慮した上で、導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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