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企業向け英語研修の成功事例7選【メーカー、金融など】

企業向けの英語研修では、集中して学ぶ時間が取れない、海外赴任までの短期間で行わなければならないなどの課題がよくみられます。

英語研修を設計したものの、自社の状況に合わなかったためにあまり効果が得られなかった、という失敗例も少なくありません。

この記事では、企業向けの英語研修の成功事例を挙げながら、英語研修が成功するポイントについて解説していきます。

【人事担当者の皆様へ】ビジネス英語学習の成功の秘訣をご存じですか?

英語力別おすすめ英語学習方法

目次[非表示]

  1. 1.英語研修の成功ポイント
  2. 2.英語上級者×集中学習の時間が取れる
  3. 3.英語初~中級・英語実務あり×集中学習の時間が取れる
  4. 4.英語初~中級・英語実務なし×集中学習の時間が取れる
  5. 5.英語上級×集中学習の時間が取れない
  6. 6.英語初~中級×集中学習の時間が取れない
  7. 7.まとめ

英語研修の成功ポイント

英語研修を成功させるためには、受講者が元々もっている英語力と、学習に集中できる時間を捻出できるかを基に研修を設計することが必要です。

受講者の英語力レベルと集中学習の時間が取れるか否かで、取り入れる研修を選ぼう。

英語研修を行う際には、まず、受講者の英語力レベルでコースを分けることが大切です。英語力レベルを基に初級・中級・上級に分け、中級の場合は英語実務があるかどうかでも分けましょう。英語力レベルの定義は、この後の見出しでご紹介しておりますので、参考にしてください。

次に、集中学習の時間が取れる否かを考えましょう。1年間30分~1時間を定期的に学び続けるより、2か月間集中して学習する方が学習効果の成功率は高くなっています。そのため、時間が取れる場合は、集中して英語学習を行いましょう。

とはいえ、通常業務などに追われていて集中学習の時間を取れないケースもあるでしょう。その場合は、受講者の希望するレッスン体系にしたり、自己啓発支援制度を作ったりすることが大切です。

今回の事例では、以下のように振り分けを行っています。


集中学習の時間が取れる

集中学習の時間が取れない
英語上級
事例A社(メーカー)
事例F社(コンサル)
英語中級(英語実務あり)

事例B社(衣料品)

事例C社(金融)


英語中級(英語実務なし)

英語初級

事例D社(石油)

事例E社(製薬)

事例G社(金融

英語上級者×集中学習の時間が取れる

受講者が英語上級レベルかつ、集中学習の時間が取れる場合は、まず各自で分散学習を行い、短期集中学習でしっかり身に付けてからさらに復習の分散学習を行うのが効果的です。

ここでは、A社(大手メーカー)での事例から具体的に説明していきます。

英語力別おすすめ英語学習方法

駐在員赴任前後の語学力強化

A社の研修の目的は、海外駐在が決定した赴任者のビジネス英語力強化です。赴任前後の多忙な時期と、業務の閑散期に併せて研修を設計しました。

赴任前の業務多忙な時期と、海外拠点に赴任後すぐの慌ただしい時期は月20時間程度の分散学習と自習を行うこととし、赴任直前の業務閑散期を集中学習する時間に充てました。

研修の結果、相手の配慮があれば会話できるものの、自然な会話は難しいレベルの受講生が、海外赴任できるレベルまで英語力が向上し、ビジネスの一般的な場面で最低限のポイントを抑えてコミュニケーションができるところまで達しました。

英語初~中級・英語実務あり×集中学習の時間が取れる

英語研修で発言する男性

英語が初級以上中級以下レベルであるものの、英語の実務経験があり、研修で集中学習の時間が取れる場合には、次の大手衣料メーカーB社と金融事業のC社の事例を参考にしてください。

役員の語学力強化

B社の研修では、役員が海外拠点へビジョンや企業理念を伝える際、現地従業員と英語を使用したコミュニケーションができることを目的としています。

役員の業務が滞らないように配慮しつつ、短期でレベル向上を図れるように1日8時間の集中学習を2週間の短期で行い、毎週6〜15時間の分散学習での研修を6週間実施した後、2週間の集中学習を行いました。

研修の結果としては、ビジネスの場で自然な会話が難しい受講者もビジネスの一般的な場面で、相手との関係性を良好に保ったままで主張する、相手の意見を引き出すことができるレベルに達しました。

海外企業と英語でやり取りを行う国内スタッフの学習

C社の研修の目的は、海外現地法人と英語で実務を行う日本勤務社員のスピーキング力向上です。

1ヶ月間業務を行いながら分散学習を行った後、2ヶ月間は業務を離れて合計320時間徹底的にスピーキング力を強化しました。さらに、次の1ヶ月間で習得した英語力が衰退しないように業務をしながらの分散学習を実施しています。

C社では、受講者の語学レベルをTOEICスコア別にA〜Dに分けました。最もレベルが下になるAでは、TOEICスコアが450〜550のレベルでしたが研修後は780前後まで向上しました。一方語学レベルDでTOEICスコア750以上の上級者のグループは900以上、ビジネス上難しい局面においても対応できる実力を身に付けました。

英語力別おすすめ英語学習方法

英語初~中級・英語実務なし×集中学習の時間が取れる

英語力が初級から中級レベルで、海外での実務経験がないが、集中学習の時間が取れるという場合には、3〜4週間まとめて集中学習の期間をとったD社(石油)のケースと業務を行いながら週10時間ペースで集中学習を行ったE社(製薬)のケースをぜひ参考にしてください。

3~4週間の短期集中学習

D社では、語学力が低〜中程度のグローバル人材プールの底上げとして研修を行いました。

3~4週間の間に計120時間の英語レッスンを行った結果、研修の初めでは片言でなんとかコミュニケーションをとるレベルだった受講生が最低でも日常的なコミュニケーションは問題なく取れるようになりました。もともと英語レベルが高く、コミュニケーションを取ることができていた受講者も、研修後はビジネスの難しい局面にも対応できるほどの語学力向上効果が見られています。

業務を行いながら集中学習

E社では、マネジメントや中間管理職に外国人が多くなり、英語で業務する機会が増加したことから日本人の英語力を強化することを目的として英語研修を実施しました。

日常の業務を行いながら、毎週約10時間の英会話集中レッスンと、宿題と復習などの自習を毎日分散学習するという学習計画で行われました。

週10時間を8週間、合計で約80時間を集中学習に充てた結果、TOEICスコアでいうと平均で約100〜200点上昇しました。

英語力別おすすめ英語学習方法

英語上級×集中学習の時間が取れない

受講者が英語上級者ながら、業務が忙しく集中学習のための時間が取れない場合は、分散学習をそれぞれの受講者に合わせてカスタマイズしたF社(外資戦略コンサル)の事例をご参照ください。

業務を行いながら分散学習

F社では、英語でプロジェクトを進めるために英語力を強化することが必要でした。

そのため、語学力テストのスコアアップよりも、現場ですぐに使用できるビジネス英語力の向上を目指してカリキュラムやフォローをカスタマイズしたことが特徴です。例えば、研修内で扱うトピックはコンサルティング業界によくある話題を用いて担当業務にあわせてレッスンを作成しました。また、学習スタイルのアンケートを実施し、レッスン中も受講目的や学習スタイルに併せてレッスン内容を継続的にカスタマイズするなど、受講生のニーズにあわせたレッスンを提供いたしました。受講生にあわせた宿題と、提出された宿題に対する毎日の個別フィードバックもご用意しております。

英語力別おすすめ英語学習方法

英語初~中級×集中学習の時間が取れない

オンライン英語研修を受ける男性

英語力が初級から中級で、英語研修に集中学習の時間が取れない場合は、自己啓発支援制度の1つとしてビジネス英語研修を用意したG社(金融)の事例をご参照ください。

自己啓発支援型での分散学習

G社では、海外駐在員を目指している社員のために、自己啓発支援制度の1つとしてビジネス英語研修を用意しました。

基本的に受講者それぞれのタイミングに合わせた学習になりますが、月最低16時間以上は学習時間を確保することをルールとし、16時間未満になった場合は翌月以降の継続は不可としました。

毎月最低16時間以上の分散学習を続けた結果、5か月以上8か月以下の継続で受講者の5割に英語レベルの向上が見られました。さらに9か月以上の継続では、8割の受講者の英語レベルが向上したという結果でした。

しかし、同社の社員で4週間100時間の集中学習を行った結果、英語で日常的なコミュニケーションも難しいレベルから海外赴任に問題ないレベルへ向上したことから、やはり集中学習の方が効果が高いことも明らかです。

また、英語力が向上しなかった社員の特徴として、復習時間が足りないこと、月末にまとめて学習する傾向にあることが分かりました。

そこで、分散学習でも効果が得られるよう、ルールに毎週4時間以上の学習時間を確保すること、月最低4時間復習することなどを追加しました。また、学習の計画立てや復習を行いやすいように、宿題の追加やアプリでの学習促進、英会話コーチの追加などの改善も行なっています。

英語力別おすすめ英語学習方法

まとめ

英語研修を成功させる鍵は、受講者の現状のスキルレベルと、学習に割ける時間を正確に把握し、それに最適化した研修プログラムを設計することにあります。本記事で紹介した事例の通り、短期集中型や実務直結型のプログラムを柔軟に組み合わせることで、多忙な社員でも着実な成果を上げることが可能です。自社の課題や目的に合致した研修を取り入れ、グローバルに活躍できる組織作りを一歩先へ進めていきましょう。

アルー株式会社
アルー株式会社
20年以上、企業向けに人材育成コンサルティングや研修を提供してきた。新入社員・管理職といった階層別研修や、海外駐在員やグローバルリーダーなどのグローバル人材育成、DX人材育成に強みを持つ。その実績は取引企業総数1400社以上、海外現地法人取引社数400社以上に及ぶ。京都大学経営管理大学院との産学連携など、独自の研究活動も精力的に行っている。
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