製造業界G社様では、組織の活性化やイノベーション創出に向けて、ダイバーシティ&インクルージョンを実現できる組織風土醸成を目指していた。その過程で、年上部下に対するマネジメントに苦慮している管理職が一定数存在しており、人事部として組織課題に手を打つ必要があった。
状況整理を行うと、管理職も部下もお互いに遠慮して踏み込めず、相互理解が進んでいないという状況になっており、この状況に対して、自分の想い込みで行動を抑制してしまい、コミュニケーションにおいて心理的な壁があるという課題を設定した。
上記課題に対して、管理職に対して、年上部下との心理的な壁を自覚し、乗り越えるための第一歩を踏み出すことをコンセプトに研修を設計することを決定した。
・管理職が自身の信念や価値観を自覚し、矛盾があることを受け容れ、向き合おうとしている
・上記変化により、部下との向き合い方が変わる
誰もが「無意識の思い込み」を持っているものであり、「無意識の思い込み」を通して物事を見ていること・自分と違う見方が存在することに気づかせる設計とした
年上部下をマネジメントする場面でのケース演習・ロールプレイングを通じて、自身の考え方・
捉え方の癖や、いつもやりがちなコミュニケーション(発信・受信)に気づき、他の選択肢もあることに気づかせる設計とした
研修中だけではなく、職場でも無意識の思い込み・癖に気づかせるために、研修後の定期的な振り返りの機会を担保する設計とした