
問題行動を起こす部下への対応で管理職が消耗するチームを立て直す進め方
チームでKPT(Keep-Problem-Try)法や1on1がうまく回らない背景には、Problem(問題)を率直に出せない空気や、難しい部下に管理職が向き合えず疲弊している状況があります。振り返り手法そのものより、管理職が部下とどう向き合えるかがこれらの制度の定着を大きく左右します。
本記事では製造業の事例をもとに、無断欠勤や上司への苦情など問題行動を起こす社員への管理職の対応レベルを、事例演習を通じて引き上げた具体的な打ち手を紹介します。
業種は異なっても、特定社員の問題行動に管理職の時間が奪われ、他メンバーの育成やチーム運営が滞る課題は共通します。自社の状況に置き換えながら読み進めてみてください。
この記事でわかること
- 問題行動対応で管理職が疲弊する構造と、「管理職の力量問題」と捉えると再発する理由
- 管理職・本人・組織の3面で整理し、まず管理職の対応力を上げる打ち手の方向性
- 指導スタイルの引き出しを増やす学習設計(事例演習と対話)の具体像
- 講義偏重・スクリプト依存・管理職の孤立など、つまずきやすい失敗と対処
- 製造業で実際に行われた4時間の研修設計と受講後の到達点
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この記事の監修者

アルー株式会社
代表取締役社長
落合文四郎
1977年、大阪府生まれ。 2001年、東京大学大学院理学系研究科修了後、株式会社ボストン コンサルティング グループ入社。 2003年10月、株式会社エデュ・ファクトリーを設立し、代表取締役社長に就任。 2006年4月、アルー株式会社に社名変更。京都大学博士(経営科学)。
問題行動を起こす社員への対応で管理職が疲弊する構造
問題行動を起こす社員への対応は、管理職の時間と気力を静かに、しかし確実に奪います。しかも「困った部下がいる」という個別事象ではなく、いくつかの経路が重なって管理職の疲弊を作り出しているケースが多く見られます。まずはこの構造を、人事の視点で分解します。
問題行動が管理職の時間を奪う3つの経路
問題行動が管理職を疲弊させる経路は、大きく次の三つに整理できます。
第一に、対応そのものの時間コストです。体調不良時の無断欠席が起これば当日の業務再配分が発生し、評価への苦情には面談・記録・関係部門への説明といった一連の対応が連なります。1件あたりの拘束時間が長く、しかも急に発生するため、他のメンバー育成やチーム運営に振り分けるはずだった時間が押し出されていきます。
第二に、対応の再現性が低いことです。管理職ごとに指導スタイルが固定化していると、自分の得意な対応パターンが通用しない部下が出た瞬間に「打つ手がない」状態に陥ります。同じ社員でも場面が変われば効果的な関わり方は変わるため、引き出しが少ないほど消耗が早くなります。
第三に、組織で受け止める仕組みの弱さです。問題行動対応を管理職個人の力量問題として扱っていると、管理職は「自分でなんとかしなければ」と抱え込みます。人事部門との連携経路が明確でない、相談してもスクリプトを渡されて終わる、といった状態では、管理職はさらに孤立します。
この三つが重なると、管理職本人のパフォーマンスが落ちるだけでなく、周囲のメンバーへの目配りが減り、チーム全体の心理的安全性まで下がっていきます。KPT(Keep-Problem-Try)法のような振り返り手法を導入しても、この状態のチームではProblem(問題)が本音で出てきません。
「管理職の力量問題」と捉えると再発する理由
問題行動対応がうまくいかないとき、「あの管理職の対応スキルが足りない」という結論に着地させると、施策は個人へのスキル研修に偏りがちです。ところが、スキル研修だけでは解決しないケースがほとんどです。
理由は二つあります。ひとつは、問題行動の発生要因が管理職側だけではなく、問題行動を起こす本人側の状態と組織環境にも分散しているためです。管理職側の対応スキルを上げても、本人側の状態(体調・キャリア観・評価納得感)や組織環境(業務量・情報共有・支援体制)を放置していれば、別の管理職のもとで同じ問題が再燃します。
もうひとつは、力量問題として扱われた管理職本人が支援を求めにくくなるためです。「自分の力不足」と認識した管理職は、人事や上位者に相談することをためらい、対応をひとりで抱え込みます。結果として、対応の質が個人差に大きく左右され、組織としての学習が進みません。
打ち手の方向性:管理職・本人・組織の3面で整理し、まず管理職の対応力を上げる
問題行動対応の再発を防ぐには、状況を3面で整理してから優先順位をつけるアプローチが有効です。
3面で状況を整理する枠組み
問題行動が発生している状況は、次の3つの面から見て働きかけを整理します。
面 | 見るべき内容 | 主な働きかけの担い手 |
|---|---|---|
①管理職側 | 対応スタイルの傾向、部下への指導スタイルの引き出し、抱え込み傾向 | 人事(育成施策)+ 上位管理職 |
②問題行動を起こす社員本人 | 体調・生活面、キャリア観、評価納得感、対人関係 | 直属管理職 + 人事(必要に応じ外部支援) |
③組織・環境 | 業務量、情報共有、評価運用、相談経路の明確さ | 人事 + 経営 |
この3面をひとつの表で並べて可視化すること自体に価値があります。管理職から「困った部下がいる」と相談を受けたとき、いきなり本人への対応策を議論するのではなく、「今、3面のどこがどうなっているか」を管理職と人事で一緒に埋めていくと、原因の分散が見えてきます。
なぜ管理職側の対応力を先に上げるのか
3面すべてに手を打つのが理想ですが、同時並行では時間もリソースも足りません。問題行動発生時の影響を最小限に抑えるために、まず管理職側の対応レベルを上げることを優先します。
この優先順位には理由があります。本人側への働きかけ(キャリア面談・体調配慮・評価すり合わせ)や組織環境の見直し(業務量調整・相談経路の整備)は、効果が出るまでに時間がかかります。一方、管理職側の対応レベルは、問題行動が発生したその瞬間の影響範囲を左右します。管理職の対応が変われば、問題行動が周囲に波及するのを止められる可能性が上がります。
つまり、3面すべてを見据えながらも、時間軸で最も早く効く場所から手を打つという判断です。管理職への研修を「個人の力量アップ」ではなく「組織対応の第一段目」と位置づけるところに、この設計の要があります。
問題行動が起きにくいチームづくりの前提となる心理的安全性については以下の記事をご参照ください。
指導スタイルの引き出しを増やす学習設計
管理職側の対応力を上げると決めた後の焦点は、「何をどう学ぶか」です。ここで選択を誤ると、講義で正解を教える形になったり、対応スクリプトを配って終わる形になり、現場で使えません。事例演習と対話で自分の指導スタイルと向き合う設計がおすすめです。
学習設計の入口は自分の指導スタイルの傾向を可視化すること
学習設計の入口は、自分がこれまで取ってきた対応の傾向を可視化することです。管理職の多くは、自分がどのような指導スタイルを取っているかを言語化できていません。無意識のうちに得意なパターンを繰り返しており、通用しない部下が出て初めて「打つ手がない」と気づきます。
可視化の具体的な進め方は、過去に対応した難しい部下のケースを振り返り、「自分はどういう時にどんな対応を選んできたか」「その対応が効いた場面/効かなかった場面はどこか」を洗い出すことです。ここで大事なのは、正解不正解の判定ではなく、傾向の把握です。
傾向が見えると、次に「取ってこなかった対応=これから増やせる引き出し」が見えてきます。この「新しい引き出し(対応パターン)を増やす」という言い方が、管理職本人にとっても抵抗が少なく、学習への動機づけにつながります。
事例演習で「取ってこなかった対応」に気づく
アルーが支援した事例では、職場で実際に起こりうる問題行動を題材にした事例演習を3本組み込みました。それぞれの狙いは次のとおりです。
事例演習 | 扱う問題行動のタイプ | 気づかせたいこと |
|---|---|---|
3つのケースを通して意図されているのは、難易度と対応の型が異なるケースを並べることで、自分の得意領域と苦手領域を炙り出すことです。得意な対応だけで3つのケースを乗り切ろうとすると、どこかで無理が出ます。その無理が出た瞬間が、新しい引き出しを増やすチャンスになります。
対話で新しい引き出しを得る設計
事例演習は、講師が正解を示す形ではなく、受講者同士の対話で進めます。同じケースに対して、他の受講者がどう対応しようとしているかを聞くと、「自分にはなかった発想」が具体的な言葉で出てきます。ここが、スクリプト配布との決定的な違いです。
対話設計のポイントは、次のとおりです。
- 正解があることを前提としない:どの対応がベストかを議論するのではなく、「どういう見立てで、どう関わろうとしているか」を出し合う
- メンタルモデルに触れる:「なぜその対応を選ぼうとしたか」を掘り下げることで、自分のメンタルモデルに気づく
- 講師は評価者ではなく触媒:部下育成・マネジメントを専門とする講師が、対話を止めず・広げすぎず、気づきを言語化する手助けをする
この設計にすることで、管理職は「教わった知識」ではなく「自分で発見した引き出し」を持ち帰ることになります。現場で使える度合いが大きく変わります。
アルーは事例演習と対話を軸とした「管理職研修」を提供しています。詳しくは以下のページをご覧ください。
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つまずきやすいポイントと対処
事前課題の設計
事例演習と対話という方向性が決まっても、設計の細部でつまずくと現場で効果が出ません。よくある失敗と、その対処を整理します。
よくある6つのつまずきと対処
つまずき | 何が起きるか | 対処 |
|---|---|---|
①講義でスキルを一方的に教える | 知識としては理解するが、現場で自分の指導スタイルを変えられない | 職場で起こりうる事例を扱い、受講者自身のメンタルモデルと向き合う演習設計にする |
②対応の「正解スクリプト」を配って終わる | 想定外の場面で使えず、管理職がさらに自信を失う | 受講者同士の対話から、これまで取ってこなかった対応に気づく |
③管理職個人の力量問題として押し付ける | 管理職が抱え込み、相談行動が減る | 人事部門との連携経路を設計に組み込み、組織で対応する前提を明示する |
④研修講師の専門性が浅い | 難しい問いに講師が答えられず、管理職の不安が払拭されない | 部下育成・マネジメントを専門とする講師をアサインする |
⑤研修効果を実施回数だけで評価する | 現場での活用度が把握できず、次の設計に活かせない | 実務での活用イメージ・改善点/啓発点の明確化など、受講者の到達度で可視化する |
⑥対話が建前で終わる | 本音の指導スタイルや悩みが出ないまま演習が進み、気づきが浅く現場で使えない | 匿名性を担保した小グループ設計、講師が本音を引き出す問いかけを行う、心理的安全性を確保した場づくりを設計に組み込む |
Before/After:固定的スタイルから引き出しが増えた状態へ
事例演習と対話を軸とした設計を通ると、管理職の指導スタイルは次のように変わります。
観点 | Before(固定的スタイル) | After(引き出しが増えた状態) |
|---|---|---|
難しい部下への向き合い方 | 自分の得意な対応(例:詰問・指示)一辺倒 | 相手の状況に応じて2〜3の対応を使い分けられる |
通用しない場面での反応 | 「打つ手がない」と抱え込む | 「これは今の自分に無い引き出し」と切り分けて相談できる |
人事・上位者との関係 | 相談すると評価が下がると感じ、抱える | 3面整理を共通言語として組織対応を求める |
問題行動発生時の初動 | 対応に時間がかかり、周囲に波及する | 影響範囲を絞る初動を短時間で選べる |
チーム運営への時間配分 | 問題行動を起こす社員への対応で他メンバー育成の時間を圧迫 | 対応の型ができ、他メンバーへの目配りが戻る |
このBefore/Afterは、管理職本人の感覚だけでなく、周囲のメンバーの体感にも表れます。「上司が特定の人にかかりきりで自分たちに時間を割いてくれない」という不満が減れば、チーム全体の心理的安全性の底上げにもつながります。
製造業の事例:管理職研修で問題行動への対応レベルを引き上げた設計
ここまで述べてきた設計思想が、実際にどのように形になったかを、製造業の事例で示します。
製造業の課長層における問題行動対応力の向上
アルーが支援した製造業では、課長層を対象に施策を実施しました。
体調不良時の無断欠席、自らの評価への不満から上司に苦情を言うといった問題行動を起こす社員への対応に、管理職の時間が取られていました。管理職ごとに指導スタイルが固定化しており、通用しない部下が出た際に打つ手がなくなる状況で、対応が個人の力量問題として抱え込まれる傾向がありました。
まず状況を「管理職・問題行動を起こす社員本人・組織環境」の3面で整理し、問題行動発生時の影響を最小限に抑えるため、管理職側の対応レベルを上げることを優先する方針を決めました。そのうえで、課長層を対象に4時間の研修を実施しました。研修は「イントロダクション → 管理職の役割認識 → コミュニケーションの取り方 → 事例演習3本(①何度も納期を守らないメンバー ②自身の考えを押し付けるメンバー ③一線を越えた言動を取っているメンバー)→ まとめと振り返り」という構成で、講義中心ではなく職場で起こりうる事例を扱い、受講者同士の対話から自身が取ってこなかった対応に気づかせる設計としました。人事部門と連携し、部下育成・マネジメントを専門とする講師をアサインすることで、管理職の不安を払拭する体制も組み込みました。
受講後アンケートで、約9割の受講者が研修を通じて職場で活用できる学びを得たと回答し、同じく約9割が今後の実務における改善点や啓発点が明確になったと回答しました。学習到達は、「学習内容を実務で実践する具体的イメージを持てたか」「今後の実務における改善点・啓発点が明確になったか」の2軸で可視化しました。
効果的だった要素は次の3点です。
- 講義で一方的に教えず、職場で起こりうる事例で自身のメンタルモデルと向き合えたこと
- 受講者同士の対話から、取ってこなかった対応(新しい引き出し)に気づけたこと
- 人事部門と連携し、部下育成・マネジメントを専門とする講師をアサインして管理職の不安を払拭したこと
この事例の設計を自社に置き換えて管理職研修での活用を検討したい方は、以下の詳細資料を最初の一歩としてご活用ください。
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自社で取り組む際の第一歩
事例をそのまま模倣しても、自社の管理職には効きません。設計思想を借りつつ、自社の状況に合わせて具体化する必要があります。人事として着手できる第一歩を二つ挙げます。
3面整理を人事側で先に済ませる
管理職から「困った部下がいる」と相談されたときに、いきなり研修設計に入るのではなく、まず人事側で3面整理を試してみることをおすすめします。今、社内で顕在化している問題行動を数件ピックアップし、「管理職・本人・組織環境」で状況を書き出してみると、自社では特にどの面が薄いかが見えてきます。
管理職側の対応力アップを優先すべきか、本人側への働きかけや組織環境の見直しを先にすべきかは、この整理次第で判断が分かれます。この事例では管理職側優先という判断でしたが、組織環境側の脆弱さが大きければ、管理職研修と並行してそちらにも手を打つ必要があります。
事例演習の題材を自社の事象から選ぶ
研修を検討する段階では、事例演習の題材を自社で実際に起こっている(あるいは起こりうる)問題行動から選ぶことが重要です。他社事例をそのまま持ち込むと、受講者が「うちでは起きない」と距離を置いてしまい、メンタルモデルと向き合う効果が薄れます。
題材の抽出は、人事と現場管理職の代表者で1〜2時間ワークショップを開くだけでも進められます。「最近対応に困った部下の事象」を匿名化してリストアップし、そこから研修で扱えるものを選ぶという進め方です。この共同作業自体が、人事と管理職の間の共通言語を作る効果も持ちます。
まとめ
問題行動を起こす部下への対応で管理職が消耗するチームを立て直すには、次の5点が要点になります。
- 問題行動対応で管理職が疲弊するのは、対応時間の重さ・引き出しの少なさ・組織で受け止める仕組みの弱さが重なった構造的な現象である
- 「管理職の力量問題」として個人に押し付けると、管理職が抱え込み、相談行動が減って再発する
- 状況は「管理職・本人・組織環境」の3面で整理し、時間軸で最も早く効く場所(多くの場合は管理職の対応力)から手を打つ
- 学習設計は、講義でもスクリプトでもなく、事例演習と対話で「自分が取ってこなかった対応=新しい引き出し」に気づく形にする
- 効果は実施回数ではなく、「実務での活用イメージ」「改善点・啓発点の明確化」など受講者の到達度で可視化する
唯一の正解があるわけではなく、自社の3面のバランス・管理職層の傾向・題材にできる問題行動によって、最適な設計は変わります。自社の状況に合わせた具体的な設計を検討したい方は、以下から個別にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q | 問題行動を起こす社員への対応の研修は、講義で正解を教える形と事例演習で気づかせる形のどちらが定着しますか |
|---|---|
A | 現場で実際に指導スタイルを変えられるかを基準にすると、事例演習と対話の形が定着しやすい傾向があります。講義で知識を得ても、自分の指導スタイルの癖と向き合う機会がなければ、現場では従来のパターンに戻ります。事例演習で「自分が取ってこなかった対応」に自ら気づいた学びは、次に難しい部下と接した瞬間に想起されやすくなります。ただし、管理職の役割認識やコミュニケーションの基本知識はインプットが必要なので、講義と演習の組み合わせで設計します。 |
Q | 管理職の指導スタイルの引き出しを増やすとは、具体的にどう設計すればよいですか |
|---|---|
A | 二段階で設計します。第一段階は、過去の対応を振り返り「自分がどういう傾向で対応してきたか」を可視化する段階です。ここで正解不正解の判定はしません。第二段階は、難易度と対応の型が異なる事例演習を複数用意し、自分の得意領域だけでは乗り切れない場面で他の受講者の発想に触れる段階です。事例で挙げた製造業では業務遂行面・対人関係面・職場秩序を脅かす言動の3タイプを題材にしました。自社で設計する場合は、実際に起こっている問題行動から2〜3タイプを選ぶと現場適用度が上がります。 |
Q | 問題行動対応を「管理職の力量問題」にせず、組織で支える設計にどう落とせばよいですか |
|---|---|
A | 3つの工夫が有効です。ひとつは、状況整理の枠組みを「3面(管理職・本人・組織環境)」で共通言語化し、管理職と人事が同じフレームで話せるようにすることです。2つめは、研修設計の段階で人事部門との連携経路(誰にいつ相談するか)を明示し、管理職が抱え込む前に組織対応に切り替える判断基準を持つことです。3つめは、講師に部下育成・マネジメントの専門家をアサインし、「管理職ひとりで解く問題ではない」というメッセージを伝えることです。 |
Q | 研修効果を「実務で活かせるイメージが持てたか」以外にどう可視化すればよいですか |
|---|---|
A | 研修直後の可視化としては、事例で挙げた製造業が用いた「実務での活用イメージ」「改善点・啓発点の明確化」の2軸が効果的です。中長期の可視化としては、①受講者本人による3〜6か月後の行動変容セルフレビュー ②周囲メンバーからの360度観点でのフィードバック ③問題行動発生の頻度と影響度の変化、といった指標が考えられます。ただし、指標を増やしすぎると測定コストが受講者・人事双方に重くのしかかるため、自社で最も重要な観点に2〜3個絞ることをおすすめします。 |


