ポジティブなコミュニケーションがもたらす組織の成長
株式会社ストルアス様 導入事例

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株式会社ストルアスでは、「お客様の成功を目指す」ことを掲げられ、お客様が戦略的に取り組まれていることに、一緒に取り組んでいく組織を作る」という役割を担っています。

お客様を成功へ導くために、顧客の声に対して自分たちのソリューションを当てはめていくことを組織全体で目指しており、「お客様の要望に応える組織作り」のために、一人の人間だけが頑張るのではなく、営業・裏方の技術者・管理部門など、組織としてスピード感を持って顧客の需要に対応する体制を整えています。

 

そのお客様の要望に応える組織を作るための一環としてポジティブシンキング研修を企画しました。研修により、世の中の変化・お客様の変化に対しても会社全体としてよりポジティブに捉え、社内でもよりポジティブアイディアが増えるための取り組みとして、ポジティブシンキング研修を実施しました。ポジティブなコミュニケーションが組織としての成長を促した仕組みと、活発な意見の飛び交う研修を実現した方法をご紹介します。

課題

 

  • お客様を成功に導くミッションのために、変化の速い環境の中でもその変化をよりポジティブに受け容れ仕事に活かせるようにしたい
  • お客様のニーズも変わる中、組織内でもよりポジティブに情報交換し組織全体として顧客の声に応えていけるようにしたい
  • よりポジティブなことに目を向け個人としてもチームとしても前に進むようにしたい

 

成果

 

  • ポジティブシンキングという言葉が会社全体の共通言語になり、現場の各所で使われるようになった

  • メンバー間、マネージャー・メンバー間でもポジティブな側面にも目を向ける姿勢が定着した

  • 個々人でも更に向上させようとする取り組みがみられた

 

展望

 

  • ポジティブな雰囲気を継続させていく

  • 今後は更にステップアップさせる

 

会社名 株式会社ストルアス
従業員数 42名(2023年7月現在)
事業内容

金属・工業材料組織検査用試料準備装置及び

付帯関連消耗品の輸入販売






代表取締役社長
高木 佐登志





管理部部長
安田 健子

お客様の要望に応える組織を作るという役割

-御社の事業内容を教えてください

高木様(以下、敬称略):コンシューマービジネスではないため、特殊なビジネスになりますので、分かりやすく説明します。
金属の性能品質を調べる「組織観察」をする前段階として、金属を切ったり磨いたりといった加工をしたり、またその工程を支える技術を持った会社です。
組織観察とは、例えると顕微鏡で金属組織を調べることです。その際、材料の真の状態を観察するために、表面の悪い状態を取り除いて、金属表面を磨く必要があります。
一言で顕微鏡と言っても種類があり、それぞれの顕微鏡に合わせた金属の切断方法が存在します。弊社ではそれに合わせた加工を実現することができるため、お客様の組織観察のご要望に合わせて製品を提供し、お客様を成功へ導くための支援をしています。

-ご担当されている役割を教えてください

高木:1つ目に、「お客様の成功を目指す」、かつ日本法人として「日本の企業様が戦略的に取り組まれていることに、一緒に取り組んでいく組織を作る」という役割を担っています。
新しい半導体技術の向上や従来の製鉄業界の発展に関わる事業になりますので、お客様を成功へ導くために、顧客の声に対して自分たちのソリューションを当てはめていくことが組織全体で目指す姿だと考えています。
2つ目に、「お客様の要望に応える組織作り」について考えています。一人の人間だけが頑張るのではなく、営業・裏方の技術者・管理部門など、組織としてスピード感を持って顧客の需要に対応する体制を整えています。
3つ目に、デンマークに本社がありますので、「デンマークの戦略に合わせて日本の戦略を考えていく」役割があります。

安田様(以下、敬称略):管理部を担当しており、管理部はファイナンス・HR・サプライチェーン・総務・カスタマーサービスと、多岐に渡っています。
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ポジティブな方向に目を向けさせるための方法を思案していた

-研修の導入によって達成したい目的・ゴールを教えてください

安田:ポジティブな面に視線を向けることが、日頃起こるさまざまな問題に対するリカバリーの早さに繋がり、前に進んで行くことができると考えています。更には、個々人で、日々の仕事の中でそれを実施できるといいなと考えていました。

-アルーを何で知りましたか? また、アルーに決めた理由を教えてください

安田:グローバルHRビジネスパートナーに相談したところ、たくさんの研修を日本法人むけに提供している会社としてアルーを紹介してもらいました。アルー以外にも提案をいただいていましたが、HRビジネスパートナーからもアルーの方を薦められていました。

また、世の中が速いスピードで変わっていく、何が起こるかわからない状況の中で、メンバーが仕事の中でポジティブな方向に目を向けるためにはどうすればいいかと考えており、それを実現する企業を探していました。組織の抱えている問題を伝えて、それに対してご提案していただいた内容が自社の目指す姿にフィットしていたのがアルーでした。

チームの心理的安全性を高めた研修プログラム

-アルーのポジティブシンキング研修を実施してみての所感を教えてください

高木:社長の立場としては、安田との話し合いの中で、「メンバーのコミュニケーションがポジティブになることで組織としての効率が良くなっていく」という意見にたどり着き、早急に取り入れていきたいと思いました。
組織として成長していくために、メンバーのベーシックのマインドをポジティブに変えていくことは、最終的にはストルアスのグローバルな3つのコアバリューにも結びついていくと感じました。

受講者の立場としての所感は、参加者のレベル感に合わせて、対応していただいたと思います。百戦錬磨の講師が上手く議論をまとめており、質問とは異なる回答をしていたチームがあっても無理なく軌道修正してくださり、素晴らしい運営でした。また、説明の際には、業界の専門用語を使用せずに解り易く一般用語化してスムーズに進めてくれました。

研修の時間を短くしてほしいという要望であったにも関わらず、違和感のない有意義な研修で、参加者もポジティブなフィードバックをしてくれていました。

安田:研修の内容がとても盛りだくさんで、学びのない人は一人もいませんでした。
研修の最初に、「奥さんとのやり取りの中で問題があったときにこうやって改善した」という講師の方のプライベートな話からはじめてもらったことで、受講者たちは親近感を持ち、仕事のことだけでなく、プライベートなことも一緒に話していいんだ、と壁を下げていただいたように感じました。

他にも「講師の方に議論のとりまとめについて助けてもらった」など、講師に対する良いフィードバックがたくさんありました。

1回目の研修はオンラインで4時間を設定しており、参加前はメンバーから平日に4時間も時間を取るのかと文句があがっていました。しかし、研修が始まってみると、楽しく、ディスカッションもとても活発で、研修終了後にはあっという間の4時間で短かったという声が多かったことに驚かされました。2回目を終えたアンケートでも、3回目を求める声もあり、好評だったことがうかがえます。
また、コロナの影響でなかなかメンバー同士の交流の場を設けることができていなかったので、皆で一緒に学ぶ時間を持てたことがとても良かったと思います。メンバーの繋がりが改善され、コミュニケーションがしやすくなり、チームワークが良くなりました。

高木:研修の内容について打合せの際に、「ワークショップで隣の人と意見し合う」という内容を見たとき、うまくいくのか不安に感じていました。しかし実際やってみると、皆がすぐに、自然と話し始めていたことに驚きました。研修のテーマがフィットしていたことや、何を話してもいいという雰囲気を講師の方が作ってくれたおかげで、その不安は杞憂に終わりました。
講師が家族の話からはじめてくれたことは、「チームの心理的安全性を高める」というマネジメントの観点からも勉強になりました。

安田:マニュアル・テキストなどの事前準備の打合せの際も、きっちりコミュニケーションを取ってもらい、使いやすいものを準備していただけたことが良かったと思います。
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「ポジティブシンキング」という共通言語による組織としての成長

-ポジティブシンキング研修の実施により、どのような効果がありましたか?

安田:研修を終えて気づいたことは、「ポジティブシンキング」というワードが会社全体で使われるようになったことが一番大きな成果だと思っています。「研修で学んだことを思い出してみようよ」という意味合いで、「ポジティブシンキング」という言葉が社内で共通言語化されており、皆で一緒に学んだことなので共通認識となり、マネージャーとメンバーの会話・メンバー同士の会話の中で、ポジティブに考えようという取り組みが行われるようになりました。

また、個々人でも、日々の中で応用する取り組みが見られ、目標としていたメンバーの姿へ近づいたと思います。研修で学んだことを仕事でやってみようとした話や、実際にやってみたという話も聞いています。
定着させていくことが大事だとうかがいましたので、2回目も行っていただき、学び直した人もいれば、継続している人はさらに定着させていったと思っています。

高木:定着していくことが大事で、学んだことを実践しようと努力しているメンバーがいたらコメントしたり、メンションしたりなど、広めていく必要があるのだと改めて意識しました。

研修以前では、日々の仕事に一生懸命に邁進しているメンバーが多かったため、社内でのディスカッションや、改善活動の時間を取るということに慣れていませんでした。研修によって、それを打ち破るような学びをメンバーが理解してくれたことが良かったと思います。

更なる成長のための、戦略に合わせたトレーニングの継続と発展

-今後はどのようなことを実現していきたいですか?

高木:ポジティブシンキングは、初めての取り組みでしたが、成果が出たと感じています。今後は、自社のコミュケーションの現状レベルや組織課題から、弊社の戦略に合わせて人材育成を一緒に作っていくことが必要になると考えています。

また、次のビジョンに向けてマインドチェンジしていきたいです。そのために、「将来的にこうあるべきというビジョン」や、ストルアスという会社として「お客様の要望に応えるというミッション」に向けて、メンバーの目線を変えていきたいです。

安田:今回のポジティブシンキング研修では、思っていた以上の結果を出していただきました。
今後については、こういったトレーニングを継続していきたいと考えておりますので、これから会社が向かっていく方向にリンクさせながら、引き続きお力添えをいただければと思っています。
2回研修を実施し、メンバーが一緒に学ぶことの楽しさを実感しており、3回目の研修も参加したいという声があがっています。今後も気持ちを継続させるトレーニングを行えたらと考えています。

今後、トレーニングを考える際に、一緒にミーティングに参加いただくとか、ビジョンに結び付けるにはどうしたらいいかを考える際に、どういうものが使えるのかをご提案いただくなど、情報共有やディスカッションの場があると助かります。


-アルーはどのような存在ですか?

安田:「頼れる存在」ができたと実感しています。

高木:同じように「頼れる存在」だと思っていて、アルーの研修では、メンバーにロールモデルを見せてくれたので非常にわかりやすかったんだと思います。「ポジティブシンキング」を言葉で説明することはできるし理解もできますが、そのロールモデルを見せていただいたことがメンバーの深い理解に繋がったと考えています。

-もしアルーを他の人事部に勧めるなら、一押しのポイントはどこですか?

安田:弊社がやりたいことをしっかり理解してくれて、それにフィットしたプログラムを作ってくださったところを、一番推薦します。
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アルー営業担当からの一言

アルー株式会社
グローバルHRコンサルティング部
根本 一

今回ポジティブシンキング研修をご支援させていただきましたが、ストルアス様の社内でポジティブシンキングという言葉が浸透しているとお聞きし、有意義な研修になったと感じています。今回の研修では受講者の方同士がオープンにコミュニケーションをとれるよう、グループワークの設計や講師の関わり方にこだわりました。結果、受講者の方同士が、普段ではなかなか話さない内容や切り口でコミュニケーションを取ることができたとのお声もいただくことができました。今後はストルアス様の事業戦略に沿ったビジネススキル面でもご支援させていただければと思っております。

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