企業が社会的信頼を築きグローバル市場で競争力を高めるためには、SDGs(持続可能な開発目標、2015年国連サミットで採択)の視点を取り入れたビジネスシナリオを構築することができるグローバル人材を育成し、企業としての社会的責任を果たしていくことが求められます。
そこで、当社はこのたび、プレイングマネジャーの方や、将来海外でプレイングマネジャーとして、現地での課題解決やナショナルスタッフをリードしていく方向けの海外派遣研修「社会課題解決プログラム」を開発いたしました。
本プログラムでは、実際に現地の組織(NPO等)から提示される社会課題の解決策をSDGsコンサルタントのアドバイスを受けながら、ビジネス視点で検討、提案までをおこなうことで、参加者の「社会課題解決のためのビジネス視点」を醸成します。また、ナショナルスタッフ役の現地メンバーと協働で課題解決に取り組み、現場でリードしていく経験を積みます。
当社は本プログラムの提供を通し、グローバル企業における人材の育成を支援していくことで、当社のVisionである「アジア人材育成No.1となる、 事業創造と人づくりで継続成長するグローバル企業」の実現へ向け事業の拡大に取り組んでまいります。
外国人メンバーとチームを組み、現地の組織(NPO等)から提示される社会課題について、農村でのニーズ調査、市場マーケット、街頭でのインタビュー、企業・商業施設への訪問、ビジネスパーソンへのインタビューなど、多角的に集めた情報をもとに課題を整理し、SDGsコンサルタントの支援を得ながら、提案を形にしていきます。最終日に課題提供者に課題解決の提案を発表します。
現地×SDGsを参考に取り組みテーマを設定します。社会課題×ビジネス×異文化の要素を踏まえ、現地の組織(NPO等)を選抜し、現場で人々が直面している課題・現実を語っていただきます。
【SDGs:持続可能な開発目標】
3すべての人に健康と福祉を
社会課題:高血圧・高血糖・高コレステロールが動脈硬化を引き起こし、心疾患が死因の第1位となっている。マレーシアにおける健康診断の受診率は約50%と低く、経済的状況、アクセスの問題、健康意識の不足などが要因として考えられる。
以下のような効果が得られます。
・ビジネスと社会課題解決の両立を踏まえた解決策を策定できるようになる
・海外でのリアルな社会課題の解決策を考え、サステイナブルなビジネスモデルの構築に取り組むことを通じて、視座、視野、視点の拡大を図ることができる
・外国人メンバーとチームで協働しながら提案を実現可能な形に落とし込むプロセスを通じて、実際のビジネスの場における対応力が身につく