
近年、日系企業の海外駐在員数は減少傾向にあり、現地人材への権限委譲(現地化)を進める企業が増加しています。そうした海外拠点と日本本社の間で「見えない断絶」が生じているというご相談をよくいただきます。
日本本社からは「まずは理念を浸透させて、しっかりガバナンスを効かせたい」という方針が示される一方で、海外拠点からは「とはいえ現地の市場は変化が激しく、本社の承認を待っていてはスピード負けしてしまう。何かしなければ不戦敗になる」という切実な声が上がっています。
現地に権限を委譲しなければ競争から脱落する懸念がある一方で、任せすぎれば「ブラックボックス化」や「暴走」のリスクが伴う。実際に多くの企業様が、この「遠心力(現地化)」と「求心力(統制)」のバランス設計に頭を悩ませています。
本セミナーでは、経営コンサルティングのCDI、中国ビジネスの最前線を知る36Kr、グローバル人材育成のアルーの3社が結集し、このジレンマを解消するための「規律ある自律」の実現メソッドをご提案します。
「攻め」が不可欠とされるアジア・中国市場の現実、暴走を防ぐための制度設計である「ハード面(ゾーニング管理等)」と、日常の判断基準となる思考様式の共有という「ソフト面(理念の実務への落とし込み)」の両輪アプローチで、明日から実践できるノウハウをお届けします。
本セミナーシリーズでは、日系企業が海外市場において選ばれ続けるために、最前線の情報や課題と実践的な解決策を、3社共催でお届けします。各回で独立したテーマを扱いますので、ご関心のあるテーマに合わせてご参加いただけます
【第1部】ハード:攻めと守りのガバナンス(株式会社コーポレイトディレクション:CDI)
「非常駐時代の海外法人ガバナンス再設計~“守る”と“任せる”をどう切り分けるか~」
・ アジア/中国法人が置かれている環境と、あるべき日本本社からのガバナンスの変化
・事例をもとにした海外子会社ガバナンスのbefore→afte
・あるべきガバナンスに向け、日本本社/現地法人が取り組むべきこと
【第2部】ソフト:日本本社の理念浸透施策(アルー株式会社)
「スローガンで終わらせない『コンテキスト共有技術』 〜理念を日常の判断軸に落とし込む〜」
・現地総経理・幹部が真に理解すべき「日本本社の思考様式(なぜそこを気にするのか/なぜ承認が必 要なのか)」
・監視ではなく、現地トップの頭の中に本社の「判断軸(OS)」をインストールする技術
・忙しいマネジャーでも実践可能な、ルールではなく「背景(歴史・理念・代替案)」を共有する型
【第3部】市場環境:中国市場を攻める(36Kr Japan)
「中国現地のスピードに飲み込まれないための、攻めの生存戦略」
・アジア・中国市場の「異常な速度」と競争のリアル
・最初の壁を壊す:日本人の「突破力」で食い込む新規開拓アプローチ
・中国式を「自社の血肉」にして掴んだ成果例
【第4部】Q&A
マネージャー
外山 一成(そとやま かずなり)
東京外国語大学 中国語学科卒。経営コンサルタントとして、日本企業の中国進出・中国企業の日本進出など、日中企業の支援実績を有する。特にヘルスケア・食品関連のプロジェクト実績が豊富

36Kr Japan
パートナー
公文 信厚(くもんのぶあつ)
大学在籍中に北京大学へ留学。2019年に36Kr Japanに入社。日本におけるメディアの立ち上げや、日本経済新聞社との協業等に携わる。

アルー株式会社
グローバル戦略部 グループマネジャー
駒木根 利哉
アルーグループのグローバル戦略の立案・推進、国内外のパートナーとの協働、次世代リーダー育成ソリューションの展開に従事