『AI親友論』から考える個人、組織、リーダーのあり方とはセミナー

2045年に訪れると言われるシンギュラリティ(注 技術的特異点。AIが人間の知能を凌駕する時点のこと)。Chat GPTなどの、大規模言語モデルを応用した自然言語で様々なやりとりができるツールの登場により、その到来によりリアリティを感じるようになった方も多いのではないでしょうか。これまで人類が体験したことのない時代に向けて、AIとの付き合い方の検討が必要とされています。

そのような中、『AI親友論』という大変興味深いタイトルの本が出版されました。著者は、西田幾多郎・田邊元らを始めとした京都学派を生み出し、日本の哲学研究をリードする京都大学文学研究科哲学専修を率いている出口康夫教授。「AIと親友になることができるか」という問いを追求する出口教授の思索を紐解くと、そもそも「わたし」とは何かという根本的な問いから始まり、仲間とは何か、組織とは何か、そして、リーダーはどうあるべきかといった議論につながっていきます。

本セミナーでは、京都大学文学研究科哲学専修から出口教授と五十嵐特定講師をゲストにお迎えし、アルー株式会社のエグゼクティブコンサルタントで京都大学経営管理大学院客員准教授でもある中村俊介が、『AI親友論』を紐解きながら、人や組織のあり方について探求していきます。

▼『AI 親友論』(徳間書店)の詳細
https://www.amazon.co.jp/dp/4198656606/


【こんな方におすすめ】

・AIと人間の共存に興味がある
・これからの人と組織のあり方について捉えなおしてみたい
・京都大学哲学専修の最近の取り組みに興味がある


【セミナー概要】

日時:2023年08月22日(火)10:30~12:00(日本時間 GMT+9) 

対象:セミナー内容に興味を持たれた方

参加費:無料

配信形式:Webセミナー(Zoom Webinar)

申込期限:08月21日(月)00:00まで(日本時間 GMT+9)

セミナーURL送付:08月21日(月)中に送付します

参加方法:メールでご案内するZoomのURLから参加ください

備考:本セミナーは、個人でのお申込の方もご参加いただけます。

【登壇者情報】

出口教授プロフィール写真



京都大学大学院文学研究科哲学専修 教授
出口 康夫

 

二“人”の犬と共に京都に暮らす哲学者。京都大学大学院文学研究科哲学専修教授。京都哲学研究所代表理事。京都大学文学部卒、同大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は数理哲学、分析アジア哲学。近年「われわれとしての自己(Self-as-WE)」をキーワードに思索を展開している。近著に『AI 親友論』(徳間書店)など。

▼『AI 親友論』(徳間書店)の詳細 https://www.amazon.co.jp/dp/4198656606/


	五十嵐涼介1
京都大学文学研究科哲学専修 特定講師
五十嵐 涼介

京都大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は論理学史、論理学・情報の哲学。日本学術振興会特別研究員PDを経て、哲学を実社会に活かす株式会社AaaS Bridgeを創業。現在は西田幾多郎・田邊元らを始めとした京都学派を生み、近年数多くの産学連携研究を手がける京都大学文学研究科哲学専修にて特定講師を務める。

	中村俊介
アルー株式会社 エグゼクティブコンサルタント
京都大学経営管理大学院 客員准教授
中村 俊介

東京大学文学部社会心理学専修課程卒。株式会社損害保険ジャパンに入社。その後創業初期のアルー株式会社に入社し、営業マネージャー、納品責任者、インド現地法人代表などを歴任。現在はエグゼクティブコンサルタントとして企業のリーダー育成を手掛けるほか、京都大学経営管理大学院「パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座」の客員准教授を務める。