「パラドキシカル・リーダーシップ」が拓く人材開発・組織開発の新たな可能性
「リーダーは一貫して、一貫しないことが重要である」
この言葉を聞いて、どんな印象をお持ちになるでしょうか。

過去のリーダーシップ論、経営理論では、一貫性の重要性が強調されることが多くありました。
この前提には、AとBという二つの対立する要素があった場合にそのどちらかを選ばなければならないという「二者択一」(either/or)の考え方があります。
しかし昨今の事業環境では、AとBを選択するというより、どう「両立」(both/and)するかという観点で扱わなければならない、矛盾する要素を同時にはらんだ「パラドキシカル」な課題が多く存在します。

・短期的な経済的利益と長期的な環境への配慮を、いかに同時に実現するか
・既存事業を維持・発展させながら、いかに新規事業にも積極的にチャレンジするか
・組織の戦略実行能力を高めながら、いかに多様性や個人の自律的キャリア形成も実現するか

これらの課題に向き合うには、「二者択一」(either/or)ではなく、「両立」(both/and)の問いを持って課題と向き合っていく「パラドキシカル・リーダーシップ」が必要です。
この分野は、近年経営学においてさまざまな研究が始まっており、当社も京都大学経営管理大学院の関口教授と「パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座」を創設し、研究に取り組んでいます。

本セミナーでは、京都大学でも客員准教授として教鞭をとる当社の中村俊介が、パラドキシカル・リーダーシップの理論的背景や、その考え方を活用したリーダー育成や組織開発の事例をご紹介し、このコンセプトがこれからの人材開発・組織開発にどんな可能性を拓いていくのかをお伝えします。

参考:『経営学の新潮流 矛盾を両立するパラドキシカル・リーダーシップとは』 (アルー株式会社HPより https://service.alue.co.jp/blog/interview/001)



 

機関誌「Alue Insight」Webにて、パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座に関連した記事を公開しています。

ぜひ、ご覧ください。

 

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パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座

【こんな方におすすめ】

・リーダー育成のテーマをどう設定するかを検討している
・階層別研修の体系について検討している


【セミナー概要】

日時:2023年03月22日(水)14:00~15:00(日本時間 GMT+9)

対象:人事部門・教育部門など研修企画・実施に関わる方

参加費:無料

配信形式:Webセミナー(Zoom Webinar)

申込期限:03月20日(月)00:00まで(日本時間 GMT+9)

セミナーURL送付:03月20日(月)中に送付します

参加方法:メールでご案内するZoomのURLから参加ください

備考:研修を事業とされている企業などの同業他社様、「個人」の方のお申込みはご遠慮いただいております。

【登壇者情報】

中村俊介さん



京都大学経営管理大学院 客員准教授
アルー株式会社
エグゼクティブコンサルタント
中村 俊介

東京大学文学部社会心理学専修課程卒。
株式会社損害保険ジャパンに入社。
その後創業初期のアルー株式会社に入社し、営業マネージャー、納品責任者、インド現地法人代表などを歴任。
現在はエグゼクティブコンサルタントとして企業のリーダー育成を手掛けるほか、京都大学経営管理大学院「パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座」の客員准教授を務める。